シャーレの五条先生   作:未来跳躍

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スイーツ部イベント面白い。もっと早くにブルアカを知りたかったと思えるほどでした。


じゅじゅさんぽ 肆

放課後スイーツ団は今日も元気!!

 

am9:00 シャーレオフィス

 

カズサ「先生、おはよう」

 

五条「カズサ、おはよう。どうしたの、朝から?」

 

カズサ「ふふ、たまたま近くを通ったものだから、ちょっとね」

 

自然な動きで五条の隣に座るカズサ

 

五条「そう言えば、ライブの後すごかったらしいじゃん」

 

カズサ「あ、あーあれね……。あれ本当に大変だったんだよ」

 

五条「まさか芸能事務所からスカウトされるなんてねー。あのライブを見れば当然と言えば当然なんだろうけど、まあこれもGPG(グレートプロデューサー五条)の特訓のおかげかな?」

 

カズサ「こっちからすれば、とんだ災難だったんだよ。私たちは入選してセムラを貰うだけのはずだったのに」

 

五条「アッハッハッハ!いやー見たかったなー。みんながたくさんの人たちにスカウトされてたところ」

 

カズサ「あー先生ったら、そんなイジワル言うんだー。ていうか、先生はこんなに頑張った可愛い生徒に何かご褒美とか無いわけ?」

 

五条「……へえ。それじゃあそんな可愛い生徒のカズサは、一体何が欲しいの?」

 

カズサ「え、えっと、それじゃあ……先生は今日一日、私と――」

 

ヨシミ「私と、何?」

 

カズサ「きゃあっ!よ、ヨシミ!?」

 

ナツ「私たちもいるよ」

 

アイリ「あはは……。ごめんね、カズサちゃん」

 

カズサ「み、みんなまで!?どうしてここに!?」

 

アイリ「カズサちゃんを見つけて……ついてきちゃった」

 

ヨシミ「先生、最初から気づいてたでしょ?」

 

五条「まあね」

 

カズサ「うぅ~……私を見つけたって、何時からついて来てたの?」

 

ナツ「そうだね。結構前からだけど、強いて言うならカズサがウキウキと鼻歌歌いながらスキップしてるところからかな。あの伝説のキャスパリーグが上機嫌にスキップする映像を撮ったから、先生も――」

 

ダッシュで逃げるナツと鬼の形相で追いかけるカズサ

 

アイリ「待って、カズサちゃん!」

 

カズサ「離してアイリ!」

 

ヨシミ「ていうか、一人だけ抜け駆けしようとしてたあんたが悪いんでしょ」

 

ナツ「そうだそうだ」

 

カズサ「よし、分かったわ。とりあえず、あんたたちが敵だということがね」

 

ヨシミ「上等よ。返り討ちにしてあげるわ!」

 

アイリ「あわわ、みんな落ち着いてー……」

 

レイサ「先生、おはようございまーすゥッ!!」

 

カズサ「あっ」

 

レイサ「あーっ!!杏山カズサ、とうとう本性を見せましたね!このスーパースター宇沢レイサ、正義を実現するためにあなたに決闘を申し込みます!この挑戦状を受け取ってください!」

 

カズサ「って言いながらこっちに突っ込んでくるなー!」

 

ナツ「とつげきー!」

 

ヨシミ「なんかめちゃくちゃだけど、まあいいか」

 

ガシャーン、ドカーン

 

アイリ「せ、先生、どうしましょう……」

 

五条「アッハッハッハ!面白いから放っといていいんじゃない?」

 

アイリ「そ、そんな~」

 

五条「あっ、それ新作?僕も食べていい?」

 

アイリ「あ、どうぞ」

 

五条「いやー平和だねー。あ、そうだ。僕はこれからちょっと出かけるから」

 

アイリ「えっ!?」

 

五条「すぐ戻るから、あとよろしくー」

 

アイリ「せ、先生ー!」

 

結局、この後当番に来たハスミによって事態は収拾した。その後、騒ぎを起こした四人はハスミに説教されるのだった。ちなみ、五条は何食わぬ顔で平然と戻ってきた。

 

アビドス対策委員会と五条の素顔

 

対策委員会部室

 

セリカ「先生の素顔が見たい!!」

 

アヤネ「ど、どうしたの?セリカちゃん」

 

セリカ「みんな気にならないの?先生の素顔!」

 

ノノミ「確かに先生はいつも目隠ししてますよねー」

 

シロコ「ん、確かに気になる。また尾行する?」

 

セリカ「それは絶対却下!」

 

ホシノ「うへ~、こうなったらやることは一つじゃない?」

 

アヤネ「え?何ですか、ホシノ先輩」

 

ホシノ「そんなの簡単だよ。それはね――」

 

シャーレオフィス

 

ホシノ「というわけで、先生の素顔を見せて?」

 

五条「……ずいぶん直球で来たね」

 

アヤネ「ご、ごめんなさい。忙しい中……」

 

五条「アハハ、全然気にしてないよ。仕事なんて後でもできるんだから」

 

シロコ「ん、ということは見せてくれるの?」

 

セリカ「というか、何で目元を隠してるのよ」

 

五条「うーん、僕も別に隠したくて隠してるわけじゃないからねー。ただ、こうしてる方が楽だからしてるだけ」

 

ノノミ「どういうことなんですか?」

 

五条「まあ簡単に言うと、僕の眼は特別でね、こうして隠しておかないとすぐに目が疲れるんだよね」

 

ホシノ「へー、そうなんだー」

 

セリカ「相変わらず規格外なことをサラッと言うわね」

 

シロコ「つまり、素顔は見せても問題ないということ」

 

五条「うん、そうだよ」

 

ホシノ「先生!早くおじさんたちに見せてよー!」

 

五条「えー、嫌だー」

 

セリカ「なんでよ!?」

 

五条「それだとつまんないじゃーん。ということで、第一回チキチキアビドス対策委員会大試練を開始しまーす!」

 

五人「「「「「え?」」」」」

 

五条「ルールは簡単!今から僕の出す試練を行い、総合得点が合格点を超えれば合格!さあみんな、体育館に移動するよ」

 

シャーレ体育館

 

五条「よーし、みんな着替えたね」

 

セリカ「何でこんなことに」

 

ホシノ「うへー、何で私たちにピッタリな体操服があるのー?」

 

アヤネ「と、ところで試練と言いましたが、一体何をやるんですか?」

 

五条「ふっふっふっ、それはこちら!玉入れでーす!」

 

ノノミ「玉入れですか?」

 

五条「そう!制限時間内に玉をあの籠に入れるだけ。玉を10個入れれば合格だよ。ルールはそれだけ」

 

セリカ「何よ、どんなものが来るのかと思ったけど、簡単じゃない」

 

五条「それでは、よーいスタート!」

 

セリカ「さてと、それじゃさっさと終わらせるわよ!」

 

ニュイーンと機械音と共に籠から足が生えた。そのまま籠は走って逃げ回り始めた。

 

セリカ・アヤネ「「え……えーっ!?」」

 

ホシノ「おー、最近の玉入れの籠は自分で動くんだね。おじさん知らなかったよー」

 

ノノミ「まあ、可愛いですね☆」

 

シロコ「最新の技術はすごい」

 

セリカ「そんなわけあるかー!!ちょっと、あれどういうことよ!?」

 

五条「どうも何も、ただの『玉入れ君ZZ』だけど?エンジニア部が作ったんだ」

 

セリカ「あんなの反則でしょ!反則!」

 

五条「文句を言うのは勝手だけど、時間が無くなるよー」

 

セリカ「ぐぬぬ……」

 

シロコ「セリカ、こっちに集中して」

 

アヤネ「でも、あんなに動き回られたら、玉なんか入りませんよ」

 

ノノミ「確かにそうですね。どうしましょう……」

 

ホシノ「……難しく考えなくていいんじゃない」

 

シロコ「ホシノ先輩?」

 

ホシノ「先生が言ってたでしょ。玉をあの籠に入れる、ルールは“それ”だけだって」

 

アヤネ「ということは……」

 

ホシノ「そ、逃げ回るなら逃げられないようにすればいい」

 

ノノミ「なるほど、それは簡単ですねー☆」

 

シロコ「ん、分かりやすい」

 

セリカ「ああ、もう!やっぱりこうなる」

 

アヤネ「援護します!」

 

ホシノ「よーし、それじゃあいくよー!」

 

戦闘後

 

五条「はーい終了ー!合格ー!」

 

セリカ「つ、疲れた……」

 

アヤネ「まさか攻撃した瞬間、変形して襲い掛かってくるとは思いませんでした」

 

セリカ「なんで玉入れの籠が、ミサイルやらガトリングをぶっ放してくるのよ!」

 

ホシノ「いやー、久々に体を動かしたねー」

 

シロコ「ん、楽しかった」

 

ノノミ「はい、ワクワクしました!」

 

五条「いやーみんな強くなったねー。先生は嬉しいよー」

 

シロコ「あっ、先生」

 

セリカ「そうだ!先生、分かってるでしょうね!約束!」

 

五条「もちろん、分かってるよ」

 

五条は目隠しに指をかけて下ろす

 

五人「「「「「うわぁ……」」」」」

 

ノノミ「せ、先生、すごく綺麗ですね」

 

アヤネ「はい、すごいです」

 

セリカ「それが先生の眼、キラキラしててまるでドール人形みたい」

 

ホシノ「うへ~、顔が眩しい~」

 

五条「ふふん、まあね。なんたって僕は、GLG(グッドルッキングガイ)だからね」

 

シロコ「ん、先生はカッコいい。顔だけではない、私たちの自慢の先生」

 

ノノミ「はい、そうです!」

 

ホシノ「私もそう思うよ」

 

アヤネ「そうですね」

 

セリカ「ま、変なところはあるけどね」

 

五条「お、なになに?そんなに褒めてくれるなんて、嬉しいから今日は僕の奢りでご馳走しちゃおうかな」

 

五人「「「「「わーい!」」」」」

 

こうして、アビドス対策委員会との一日が終わった。後日、五条の素顔が噂になってキヴォトスで大きな騒動が起きたのはまた別のお話。

 

植物トリオの何気ない雑談

 

虎杖「ただいまー」

 

釘崎「あ、帰ってきたんだ」

 

伏黒「実家の遺品整理に行ってたんだろ」

 

虎杖「うん、整理すると色々と出てきてなー。また行かないといけないんだよな」

 

釘崎「ふーん、そうなの」

 

伏黒「お前の場合、家もどうするか考えとけよ。残すにしても売るにしても色々と面倒だからな」

 

虎杖「うげー。あっ、そういえば仙台に帰ったら小沢とバッタリ出くわしてさー」

 

釘崎・伏黒(ピクッ)

 

釘崎「へ、へー、優子そっちに帰ってたのね」

 

虎杖「おぉ、小沢の婆ちゃんが老人ホームに移るらしくてさ。その手伝いだとよ」

 

釘崎「優子も大変そうね」

 

虎杖「あぁ、でも……小沢が無事で本当に良かった」

 

伏黒「虎杖……」

 

虎杖「小沢と会った時、無事だって知ってたはずなのに、心の底から安心したんだよなー」

 

釘崎「東京があんなことになったのに、優子からの連絡が来てて無茶苦茶ホッとしたの覚えてるわ」

 

虎杖「だから、小沢には幸せになってほしいと思うんだ」

 

釘崎・伏黒(こいつも大人になってんだな)

 

釘崎「……虎杖、あんたなんか変な物でも食べた?」

 

虎杖「いや、なんでだよ!」

 

釘崎「急に真面目な顔で真っ当なことを言うから」

 

虎杖「釘崎は俺が真面目なことを言ったら、変なもの食べたって思うの?」

 

伏黒「まあ妥当だな」

 

虎杖「二人ともひでえ……っていうか、そういう伏黒も五条先生のことで大変なんじゃないの?」

 

伏黒「五条先生というか、五条家のことは乙骨先輩がしているから俺はそんなに大変じゃない。禪院家もなくなったしな」

 

釘崎「正直、未だに死んだって思えないのよね。あの教師」

 

虎杖「先生のことだから、どこか別の世界で転生してたりして」

 

伏黒「そんなわけないだろ」

 

三人「「「……」」」

 

虎杖「でもさ、やっぱり先生には……俺たちの成長する姿見てほしかったな」

 

釘崎「そうね……」

 

伏黒「……ああ」

 

虎杖「クリスマスもやってないし、年越しも一緒に過ごしてさ」

 

釘崎「初詣行って、お年玉くれるように強請ったりして」

 

虎杖「ホント、まだまだ教えてもらうことたくさんあったのに……」

 

伏黒「……あの時ああだったら、こうだったら言っても仕方ねえだろ。あの人なら、そんなこと考えてる暇あるなら自分のことでも考えろって言うだろ」

 

虎杖「そうだな」

 

釘崎「そうね、あんたがカッコつけて言ってるのはなんかムカつくけど」

 

伏黒「うるせえよ」

 

虎杖「そうだな、俺たちも大人に……って、そうだ」

 

釘崎「何よ、急に?」

 

虎杖「そういえば、二人はあの時いなかったんだけどな。実は五条先生って……ものすごくデカいんだぜ」

 

釘崎「はあ!?あの教師がデカいのはとっくに知ってるわよ!」

 

虎杖「いやそうじゃなくて、五条先生の五条先生がものすごくデカいんだよ」

 

釘崎・伏黒「「……」」

 

虎杖「俺、修行の間に先生と風呂に入ったんだけどさ。その時のアレがものすごい大きかったんだよ!いやー、アレはマジでびっくりしたよなー。俺、驚いて先生に『先生って外人!?』って聞いちゃったよ!」

 

伏黒「はぁ……」

 

釘崎「虎杖、ちょっとそこに立って」

 

虎杖「うん、どうしたんだよ?」

 

釘崎「いいから!そこに足を広げて立ちなさい」

 

虎杖「?」

 

釘崎「ちょっとその天井になんか書いてあるでしょ」

 

虎杖「えぇ、そう?」(顔を上に向ける)

 

その瞬間、釘崎の目が鋭くなり、足に最大の呪力を込めて、それを爆発させる。振り上げられた釘崎のつま先は虎杖の股間に命中する。

 

チーン

 

虎杖「はぅあっ!?」

 

ドサッと倒れる虎杖

 

釘崎「フー、スッキリした。やっぱ、コイツ全然大人になってなかったわね」

 

伏黒「ああ、そうだな」

 

虎杖「あが、あがが……」

 

釘崎「さてと、部屋にもーどろ」

 

伏黒「俺も帰るか」

 

虎杖「ま、待って……家入さんのところに連れてって……」

 

伏黒「自分で治せるだろ」

 

虎杖「いや、痛みで反転回せない……お願い、助けて……」

 

釘崎・伏黒「「自業自得だバカ!」」

 

この後、二人に置いて行かれた虎杖は、泣きながら自分の息子を直すのだった。めでたしめでたし。

 

虎杖「めでたくな~い!」




次回はメインストーリーを出したいと思いますが、全然進んでいないのでまたミニストーリーになるかもしれません。
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