いいネタがなかったから投稿できなかったんです。
ということでいいネタおねがい、やくめでしょ(ふんたー並感)
※:この話から始まる長編SSは『416と例の日』までを読んだ上で読んでもらえると話がわかりやすくなります。
セクシーフォックスと未来予知
「やぁ先生。当番に来たよ」
ある日のシャーレ。
先生が仕事という名の戦場にペンを片手に立ち向かおうといったところで当番の生徒が現れた。
”ああ、待ってたよ。セイア”
「お待ちしていました」
乗り込んできたのは百合園セイア。
トリニティの
が、しかし少し様子がおかしい。
いつものあのストライカーとは思えない服装を着ているが、つばの付いた帽子を被り、帽子を突き破るようにある大きい狐耳にはイヤーマフみたいなものがついており、目には見たとこシューティンググラスをつけている。
そして手にはいつものステアーのハンドガンではなく上下二連散弾銃。
シマエナガくんも小さな帽子とシューティンググラス、ヘッドホンをつけている。
まるでというか確実にシャーレ当番をブッチして今からクレー射撃をしてくるような装備である。
あまりにも場違いな服装に先生とスプリングフィールドは思わず二度見した。
しかしセイアは何事もないように散弾銃を机に立てかけ書類の山からおもむろに書類をとり仕事を始めた。
「どうしたんだい?」
”い、いや……”
「コーヒー入れてきますね……セイアさんはどうします?」
「私もコーヒーで頼むよ。たまには違うものも飲みたいしね」
先生とスプリングフィールドは素早く目配せからのコミュニケーションを試みた。
(スプリングフィールド!お願いだから訊いてよ!)
(無理ですよ!あそこまで堂々とされては訊けませんよ!)
(え!?なにこれ私達がおかしいの!?それともドッキリか何か!?)
(パッと見た感じカメラらしきものはないようですけど……というか先生が訊いて下さいよ!先生のほうが付き合いが長いのでしょう!?)
(無理無理無理!親しき中にも礼儀ありって言うでしょ!)
すぱぱと目配せをするが訊けそうにない。
そんな二人はおいておいてスプリングフィールドがコーヒーを淹れて戻ってきたタイミングでセイアが口を開けた。
「おっと先生。その採決済の書類たちを持ち上げたほうがいいよ」
”え?”
「ほら早く」
謎の助言とともに先生は採決済の箱を持ち上げるとその瞬間、コードにつまずいたスプリングフィールドがコーヒーを珍しくこぼした。
「すみません先生!書類が!」
”大丈夫だよ。セイア、布巾取ってくれるかい?”
「そう言われると思ってだね。ほら」
すっとセイアがいつの間にかシャーレオフィスの片隅から持ってきていた布巾を渡した。
先生もいつの間にという風に驚いたがとりあえず服に飛んだ分のコーヒーを拭きだした。
スプリングフィールドも同様に机や床を拭きだした。
なんとかコーヒーを拭き取り、先生の服装も着替えたところで先生たちは気付いた。
コーヒーがこぼれたところにはちょうど
そして
そんなセイアを見て先生は一つの可能性に思い当たった。
”もしかして、セイア。また予知夢を見るようになったのかい?”
そう、とある一件からセイアは予知夢を見れなくなったはずだが……
今日のセイアの言動を見る限り明らかに未来が見えていないとおかしい。
勘がいい程度の話ではない、と先生は思った。
「先生、さては私が予知夢を見たと思ったようだね……」
”そうじゃないのかい?”
「いやはや、先生ともあろう人が……これぐらいのトリックは見破ってほしいね……」
”トリック?”
「ヒントも出していたじゃないか……ほら」
余裕綽々。その言葉が似合う笑いを浮かべセイアは自身の持ってきた銃を持ち上げた。
そしてシャーレのオフィスに入ってから外していたシューティンググラスをかけ直した。
”クレー射撃の用品だよね……”
「そうさ。そこまで言ってもわからないのかい?」
セイアが両手を上げて言った。
わからせたい笑顔である。
「あぁ〜……私はわかりましたよ。先生」
悩む先生を横目にスプリングフィールドは笑みを浮かべて言った。
セイアのウザったらしい笑み程ではないがこちらも少々先生を煽っている。
「先生。
そうスプリングフィールドが言うと聞き慣れた堀◯由衣ボイスから
『お見通しだよ!』
高◯奏音ボイスに声を変えて一言。
”あぁ〜あ!わかったわかった!”
それで先生もわかったようで思わず大声を上げて喜んだ。
「では答えを聞こうじゃないか」
セイアがそう言うと先生とスプリングフィールドは声を合わせて、
『マルティニ・ヘンリー!』
そう言った。
「そう。そうさ。彼女の予言を元に私が動いたのさ」
セイアも満足げな顔でそういった。
そして先生たちも色々合点が言った。
”なるほど……セイアがクレー射撃の格好をしているのはティニーの前職だね。それに絶妙にズレた予言も……一気にスッキリしたよ”
「ですね」
二人して仕事の手を止め喜び合う。
その様子を見てセイアは自身の手元の書類を戻してここからが本題だと言わんばかりに言った。
「さて、先生。いままでは前座さ。ここからが本題なんだが……もちろん先生は生徒のお願いは訊いてくれるかい?」
”できる限りならね”
「その言葉訊けて嬉しいよ。ということで最近ティニーことマルティニ・ヘンリーがトリニティにクレー射撃場をオープンしたんだ」
その後もセイアの話を聞くと、どうやらマルティニ・ヘンリーはキヴォトスに来てからセイアと知り合い、その縁でトリニティ学園の一角を借りてそこにクレー射撃場を作ったらしい。
クレー射撃という物自体キヴォトスにはないものでそこに付け込んで始めたこのビジネスはある程度の成功を収め、インストラクター役に数名の戦術人形を雇い繁盛していらしい。
そこまでは、そこまでは良かったが……
なんでも”クレー射撃は外の世界では淑女のスポーツです”という売り文句はお金持ちのお嬢様が多いトリニティ生に刺さった、いや刺さりすぎたらしく、いろいろあってクレー射撃の腕が社交界の立場へと影響しだしたらしい。
クレー射撃が下手で派閥のトップを引きずり降ろされた、みたいな話もあるらしく、今クレー射撃はただのスポーツではなく、一種の武器と化したわけである。
むしろ政治工作がうまくてもクレー射撃ができなければその人はダメ…みたいな風潮もあるらしい。
一部じゃマルティニ・ヘンリーがこの人は上手いと言えばその人はティーパーティーホストをも凌ぐ名声を得られるため、あの桐藤ナギサもマルティニ・ヘンリーの前では頭が上がらないとかなんとかなんとか……
最近マルティニ・ヘンリーの像が立ったらしい………
「で、だね。それでティニーは頭を抱えているようなんだ……このままじゃ利休ルート?だと……」
さっきまでのドッキリとは違い一気に雰囲気が重くなった。
セイアもさっきまでのからかう態度は形を潜め、重く言葉を紡ぐ。
「というわけなんだ先生……どうか力になってくれないだろうか?私としてもティニーは大事な友だちなんだ。お願いだ……」
ペコリとセイアが頭を下げた。
生徒にここまでされて断る先生じゃない、先生は、
「わかった。やってみるよ」
もちろん承諾した。
◇◆◇◆◇
〜次回予告〜
やめて!黄金のマルティニ・ヘンリー像が立てば、
悪しきトリカスたちの手によってマルティニ・ヘンリーは切腹になっちゃう!
お願い!死なないでマルティニ・ヘンリー!
あんたが今ここで倒れたら、指揮官との約束はどうなっちゃうの?
時間はまだ残ってる。ここをなんとかすれば、平穏な日常が手に入るんだから!
次回「マルティニ・ヘンリー死す」デュエルスタンバイ!
☆トロイカ体制
世界史を勉強した読者に取っては聞き馴染みのある言葉。
いわゆる三頭政治のことで3つの派閥の長が共同して政治をしているティーパーティーもこれに当てはまると思う。
トロイカ体制(原作)ソヴィエト連邦でレーニンの死後に生じたスターリン、ジノヴィエフ、カーメネフの三人による集団指導体制のこと。
ちなみに組んだ目的は当時力のあったトロツキーの引きずり下ろし。
☆スプリングフィールドの声優さん(ドルフロ、ブルアカ)
ミネ団長と同じ。
☆マルティニ・ヘンリーの予言(ドルフロ)
絶妙にずれる。
外れたときの言い訳は「バタフライ効果で世界線に歪みが生じたに過ぎない」。
個人的にこの娘、予言ができるセリカみたいな感じ。
立ち絵だけ見るとラピット小隊にいそう(耳のみ)
☆利休ルート
気になる人は「千利休 生涯」で検索。
決してリクルートの類義語ではない。
ましてや裏金が流れるルートでもない。
☆次回予告
例のアレ。
次回はもう少し早く出したい。(出せるとは言っていない)
マルティニ・ヘンリーは戦い方のせいでバカでかい弾を一発撃っているようなモーションに見える。
このキャラこんな口調じゃないとか、こんなキャラじゃないとかそんなご指摘お待ちしてます。
なおあまり強く言わないでくれると嬉しいです。
コメント、出してほしい人形や生徒、出してほしい人形と生徒の組み合わせとか待ってます。
次回は筆が乗り次第。
だけどなる早で書きます。
ここから評価!
お見通しよ!
ぶっちゃけブルアカとドルフロやっている?
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両方やっている!
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ブルアカはやっている!
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ドルフロはやっている!
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昔両方やっていた!
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昔ブルアカやっていた!
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昔ドルフロやっていた!
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両方やっていない!