ロクなことにはならない。
私ごとですがようやくAK-12がMOD3になりました。
モジュールも記憶の欠片も何もかもが足りない………
ある日、ミレニアムの特異現象捜査部の明星ヒマリは散歩というサボりでミレニアムをブラブラしていた。
そんな彼女は今、ピンチに陥っていた。
(マズイですね……カツアゲに合うのは初めてです……)
(銃はありますが……というかこんな治安の良いところになんでスケバンがいるのでしょうね……)
「ほら、有り金出せよ」
「跳んでみろよ」
「車椅子で跳べると思ってるんですか?これだから……「ああ!!?」……」
車椅子のヒマリ一人ではスケバン二人をあしらうことは難しい。
MI6の車椅子でもない限りはこの状況の打破は無理である。
「早く出せよ!!」
そう言ってスケバンの一人がヒマリに掴みかかろうとしたところで……
「AN-94、しばき回しなさい」
「了解」
そうヒマリの後ろで声がしたと思えば綺麗なクリーム色の髪が飛んできた。
その少女はスケバンの一人の顎を銃のストックで突き上げ、異様な射速の二点バーストを顔に叩き込む。
二点バーストを叩き込まれたのを見たもう一人のスケバンは手元のSMGを構えるが……
左手にナイフを構えスケバンを盾にして、右手に
「悪いことは言わないから逃げなさい。貴女じゃ逆立ちしても勝てないわよ。ジュピターぐらい引っ張ってきなさい」
そう言いながら後ろからカッカッと靴音を立てて今度は銀髪の少女……いや、女性がやって来た。
黒色の戦闘服をまとった女性である。
そして、何よりも異質なのは目が閉じてあることである。
何故か目を閉じているのに、足元の障害物を避けてスケバンに近づいてくる。
「弱者をいたぶる趣味はないの。今なら殺さないであげるわ。だから大人しく尻尾巻いて逃げなさい」
(コイツは私達のことを舐めきってるな…一丁前に目を瞑りやがって……!)
だがスケバンの心中は女性の思うようにはならなかった。
「わかったよ……」
スケバンは構えていた銃を降ろした………
「なんてなァ!」
だが今度は銀髪の女性の方に構え直した。
「ッッッ!!!」
それを見てスケバンが動く前に動いたのがAN-94。
彼女はすかさずナイフをスケバンに刺し、拳銃のもう一人へと発砲。
まるでタガの外れた獣のように彼女は攻撃をした。
一応無力化が確認できたところで銀髪の女性が片手で静止した。
そのサインを見るとAN-94はさっきまでの暴れようが嘘のようにピタリと動きを止めた。
「すみませんがそこの人。医者を呼べますか?」
「ええ……わかりました」
ヒマリは戸惑いながらも電話を書けてミレニアムの病院へとスケバン二人を搬送してもらった。
片方は喉からの出血、もう片方はバイタルからの出血。
重傷も重傷である。
まぁ、後日談だが、スケバン二人は命はとりとめたらしい。
さすがミレニアムだわ。
「大丈夫ですか?」
救急車を見送った後ヒマリに声がかけられた。
「ええ、大丈夫です…ありがとうございました」
「いえいえ、ところで……ここはどこですか?」
「おや……キヴォトスを知らないのですか?」
「ええ、聞いたこともない地名です。ねぇAN-94」
AN-94はふるふると首を横に振る。
めっちゃ可愛いこの大型犬。
「長くなりそうですね……どうぞ着いてきてください。ゆっくり話せるところに行きましょう」
これは随分オカルトな話か?と思ったヒマリは二人をミレニアムの部室へと案内していった。
その際、目を瞑りながら一切迷いを感じさせない歩行にヒマリは少し引いていたらしい。
◇◆◇◆◇
「改めましてありがとうございました。私は特異現象捜査部部長兼ヴェリタス部長の超天才清楚系病弱美少女ハッカーの明星ヒマリです」
字面がとても強そうである。
「部員の和泉元エイミです。部長がお世話になりました」
痴女。
いくら体質とは言えその胸でその服装はアレである。
「反逆小隊隊長のAK-12よ。よろしく」
反逆小隊の目を閉じてる方のヤベー奴。
「反逆小隊のAN-94だ」
反逆小隊の目を開けている方のヤベー奴。
「部長、この二人って……」
「ええ、間違いなく戦術人形ですね」
「ということは先生に連絡を……」
コソコソと二人が話し合う。
だがまぁ、第三世代戦術人形のAK-12の優秀な聴覚モジュールはその内緒話でさえ拾える。
その会話からAK-12は色々考える。
いかにも戦術人形に慣れてない……もしくは戦術人形を知らないような反応。
そして、先生という謎の人物。
確実にここは自身の知っている場所ではなく、ヘタすれば変える手段もないのかもしれない。
そう彼女の優秀な思考モジュールは弾き出した。
「お二人は戦術人形と呼ばれる人たちですか?」
「ええ、そうよ」
「ではこの人をご存知で……?」
ヒマリが一枚の写真を差し出す。
それは先生の写真であった。
「指揮官だ」
「の、ようね。よれたスーツを着ているけど…いつもの赤の制服じゃないのね」
なおこのときもAK-12は目を瞑っている。
傍から見れば異様な光景にほかならない。
横のわんこは珍しくAK-12以外に興味を示している。
「やはり知っているようですね。この人は先生。先生はキヴォトスの外からやって来ましたので、貴女方もそうなんでしょう?」
「そうよ。にしてもこの人が聖職者……随分おかしな人事ね。サイガとエロ本の取引をしてその本をデスクの引き出しの右の一番下の二重底にしまっていた人とは思えないわ」
すっと爆弾を落としていく。
「へぇ…面白いことを聞きました」
「部長」
「分かってますよエイミ。決してセミナーの会計にこの情報を流すとかそんなことはしませんよ」
なお後日、セミナーの会計に右の引き出しの二重底を暴かれ領収書やエ駄死本を見つけられた先生がいたとかいないとか……
「とりあえず事情の説明がいるようですね…」
割愛ッ!
◇◆◇◆◇
「ふぅむ……なるほど…よく分かったわ。このキヴォトスにいる先生がまだ帰れてないのなら私達もしばらくこちらでぶらぶらしてもいいわね……」
色々聞き終わったあとAK-12はそんな結論を出した。
基本AN-94はAK-12に対しては全肯定botのためここで反逆小隊(ハーフ)の行動は決まったことになる。
「ではエイミ。特異現象捜査部の部室の空き部屋を貸してあげなさい。いくらブラブラすると言っても拠点は必要でしょう」
「裏があるわね」
「そうですよ。貸す代わりに特異現象捜査部やヴェリタスの活動の手助けをしてもらいますよ。AK-12さん。あなた随分頭が切れるでしょう?」
「そうよ。私は第三世代戦術人形よ。あのペルシカが作ったM4なんかよりよっぽど優秀な人形よ」
「うわどこか部長と同じ匂いがする……」
エイミが少し引いた顔になった。
それと確か最近エンジニア部に入った人もペルシカとか言う名前だったはずという記憶を呼び起こした。
「ほぅ…その第三世代戦術人形がなにかはわかりませんが……私だって全知の称号を持つ超天才清楚系病弱澄み切った純正のミネラルウォーターの如き美少女の明星ヒマリです。貴女には負けませんよ」
「むっ。AK-12はすごいぞ。その全知が何か知らないがAK-12には敵わないぞ」
それに噛みついたのはAN-94。
となると二対一の構図。
ヒマリに取っては若干不利。
「エイミ!貴女からも何か言ってください!」
「ええ〜…めんどくさい。先生に連絡取ってくるね〜」
ヒマリは増援を求めたがサラリとかわされ電話という体で逃げられた。
エイミはさっさとスマホを持って部室を出ていった。
そして終わらない不毛な自慢合戦。
やれこんな事ができる。やれこんなことした。
喧嘩するほど仲が良い。随分気の合う二人である。
「まぁ、貴女がいくら有能でもウチのヴェリタスのセキュリティの突破は不可能ですね」
「ではそのヴェリタスとやらのセキュリティを突破するわ。所詮は学生の作ったおもちゃ。ちゃっちゃと潰してあげるわ」
AK-12のスペックでは肉弾戦より電子戦に強い。
AN-94はその逆である。
そんなAK-12は自信のモジュールからヴェリタスのプロテクトに向けてアタックを開始した。
ヒマリもモニターを眺めて損傷率などを見ている。
随分平和である。
「以外に削られていますね」
モニターに映し出されてる残りのプロテクトを示すバーは残り七割を切った所。
これにはヒマリも驚いている。
大体九割を切ることはないバーが七割を切っているのだ。
驚くのも無理はない。
そんな間にもバーはゴリゴリ削られて残りのプロテクトは60%と画面に映された。
「少し本気を出しましょうか」
ヒマリも端末を操作し始めた。
するとバーの動きも少しは緩くなり、押し出すときも出てきた。
◇◆◇◆◇
同時刻……ヴェリタスでは………
「やばいよこれ!60%切った!いったいどこからの攻撃!?」
「コタマ!盗聴は後にしなさい!」
「マキはどこ行った!呼び戻しなさい!」
今日も一日平和だな〜とのんびりしていたヴェリタスを叩き起こすハッキング。
あのコユキですら突破できなかった天下無双の己のプロテクトを破り得るかもしれない攻撃。
コレだけでヴェリタスはパニックとも言える騒ぎになっていた。
「ヒマリ部長も動いているわ!押し返しているよ!」
よしよしと少し安心しても気は一切抜けない。
少なくともコユキ並の火力を誇る攻撃かもしれないという事実はヴェリタスには大きなプレッシャーである。
このプロテクトが完全に壊されればデータをぶっこ抜かれかねない。
まさに水際である。
ちなみにその外側のプロテクトはヴェリタス自身もハッカーには効果が薄いと踏んでいるのか突破されも焦っていなかった。
「こらヴェリタス!何やってるの!?会議ぐらい出なさい!」
しばらく攻防を繰り返しているとフトモモがやって来た。
が…それどころではない。
「なんか失礼したわね……」
すっとイシヘンジンは帰っていった。
◇◆◇◆◇
(押されてるわね)
AK-12は驚いていた。
ただの学生の作ったプロテクトに苦戦するとは……
あのM4ですら自信からすれば型落ちである第三世代戦術人形である自身の攻撃を防ぐとは冗談でも思わなかった。
「まだやってるの?部長」
「ええい!うるさいですよエイミ!過去一の攻撃です!コユキが甘く思えます!」
「ええ……」
などと
奴が変に焚きつけなければそんなことにはならなかったことを考えると普通に戦犯である。
「どうだAK-12?」
「以外にやるわね。ヴェリタスとやらは…」
「そうか……でもAK-12ならやれるぞ」
「こうなれば仕方ない。大人げないと思って使いわなかったけど…使わざるを得ないわね………」
「………深度演算モード」
そう言うとAK-12はついぞ開けることのなかった目を開けた。
中には深紫の眼球があった。
不気味とも言えるその紫の目はぼんやりと光っていた。
「30切ったよ部長!」
繋いだ通信からヴェリタスの悲痛とも言える声が響く。
「まだです!最後のプロテクトがあります!」
ゴリゴリとプロテクトは削られて行き、残り10%を切り、切り、切り……切れない。
ピタッと残り10%で止まった。
「AK-12が破れない……」
「おお、止まった」
外野の二人はその事実に驚いてる。
そして10%で攻防をしている時とある人物が焦ったようすで入ってきた。
”ストップ!”
先生である。
”ヒマリもAK-12もやめなさいな!”
そう言うとAK-12は目を瞑り、ヒマリも端末から手を離した。
さすがは我らが先生である。
「あら指揮官。久しぶりね」
「いらっしゃい。先生」
”はいはい。二人もどうしたの?エイミから事情を聞いて飛んできたんだけど?今ヴェリタスはユウカとスプリングフィールドが事情聞きに行っているけど”
するとヒマリとAK-12は下手な口笛を吹き始めた。
間違っても自身の腕試しとは言えないようである。
「まぁ、かくかくしかじかなんだよ。先生」
”なるほど、これこれうまうまということだね。……ハァ…ヒマリにはユウカからのお説教が待っているから私からは特に何もないけど、AK-12。AK-12には私からなにかしなければならないね……そうだ、あの海であったことをAN-94に言うね”
「し、指揮官!それはやめなさい!」
”いや、けじめは大事だね。AN-94、よく聞いてくれ。AK-12は……「あーあーあーあー!!!」”
「指揮官。私はAK-12をサポートしなければならない。そのためにもAK-12については知って置かなければならないんだ。だから教えてくれ」
「AN-94!世の中には知らなくても良いこともありますよ!!」
AK-12はキャラが崩れたように騒ぎ出した。
これをみてエイミは再び思った。
「ウチの部長とAK-12さんは似てるな」
と。
☆特異現象捜査部(ブルアカ)
主にオカルトの調査をしている部活。
詳しいことはブルアカをやろう!
☆ヴェリタス(ブルアカ)
車椅子、ママ、盗聴魔、落書き、エナドリ中毒からなる部活。
作者はキャンプハレを見てブルアカを始めた。
☆反逆小隊(ドルフロ)
変人、わんこ、堅物、サイコパスからなる小隊。
ストーリー中ではそこに復讐爆撃魔やまな板が所属していたときもある。
下手に語ると真面目にネタバレになるため詳しくはドルフロをやろう!
☆反逆小隊のヤベー方(ドルフロ)
どっちだ……?
なお残りの二人も十分ヤベー模様。
はい。
なんか絶妙に駄文。
まぁ、SSは練習中なのでね、もう少しうまくなったら書き直すかもしれません。
ちなみにAK-12で真っ先に思いついたネタが束縛系のR-18だったのはナイショ。
このキャラこんな口調じゃないとか、こんなキャラじゃないとかそんなご指摘お待ちしてます。
なおあまり強く言わないでくれると嬉しいです。
コメント、出してほしい人形や生徒、出してほしい人形と生徒の組み合わせとか待ってます。
次回は筆が乗り次第。
ここから評価!
お金には忠実に、それ以外のことは適当に
ぶっちゃけブルアカとドルフロやっている?
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両方やっている!
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ブルアカはやっている!
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ドルフロはやっている!
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昔両方やっていた!
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昔ブルアカやっていた!
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昔ドルフロやっていた!
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両方やっていない!