なお作者はブルアカもやり込むほどはやってなく(なんなら容量の問題で消しちゃった)デカグラマトンについても甚だ理解不足なので先生たちの辻褄があってねーぞとかいうごもっともなご指摘は聞かないことにします。
一応ウィキとかピクシブで調べながら書いてはいます。
「みんな、退きなさい。ここは私が抑えるから」
「アホ言うな!ありゃバケモンや。隊長一人でなんとかなるもんちゃうで!?」
「そうですわ。それに逃げ切れる確信はありませんし……」
「そうよ!私はこの前のメンタルアップグレードでバックアップは取ったわ!だから私が殿をするから隊長が退きなさいよ!ここ最近バックアップも取ってないんでしょ!?」
「いいから!!隊長命令よ。軍人なら上官には絶対服従。基本よ」
アビドス砂漠の一角で戦術人形の少女たちは蛇と向き合っていた。
アルマゲドンではなく……デカグラマトンの第三の預言者ビナーと向き合っていた。
だが、見たところ少女たちが劣勢のようでボディは傷が目立ち、もう撃破は諦め撤退に舵を切っている。
「早く逃げなさい。私のメンタルのバックアップはある。昨日のよ。
「そんなわかる嘘をつかないの!私は残るから!」
「……逃げるで。みんな。
「……わかりましたわ。どうか、ご武運を。隊長。いや、ネゲヴ」
ダボールと呼ばれた女性はもがくウージーを小脇に抱えあてもない砂漠をもう一人の少女、ガリルと共に駆け出した。
そのたくましい背中を眺め残った少女、ネゲヴは自信を鼓舞する声を張り上げた。
「掛かってきなさい!クソ蛇!スペシャリスト舐めんじゃないわよ!じきに砂に沈めてあげるわ!!」
イスラエルの砂漠の名を冠する人形と砂漠を住処にする大蛇がぶつかった。
◇◆◇◆◇
少し前、アビドス砂漠に二台の四輪駆動車が走っていた。
一台は先生が運転し、もう一台はスプリングフィールドがハンドルを握っている。
目的地はいつもよりも遥かに強いビナーが暴れる現場。
シロコ*テラーことクロコの話によればおそらく戦術人形が交戦しているらしく、そのクロコがアビドス高校へ走り、シャーレにその情報を伝えてからの戦況は不明。
だが、間違いなくいつものビナーより遥かに強いことは間違いないらしい。
”ミカ、速度をまだあげるからしっかり捕まってね”
「う、うん」
ミカと呼ばれた少女は少し真剣な顔つきでアシストグリップを握る左手に力を込める。
その時、先生の端末が震えた。
誰かからの着信である。
”悪いけど、ミカ、出てくれない?”
「わかった」
「………はい、分かりました………先生も今現場へ向かってますよ。そちらもですね。…わかりました、伝えておきますね!」
ミカが電話を切り、先生の方をちらりと伺う。
「アビドス高校の面々と、クロコちゃん、それに戦術人形の二人も向かってるんだってさ。現場までは私達の方が早そうだよ」
そう先生に伝言を伝えた。
”ありがとう、ミカ。あの娘達も無理しなければ良いんだけどね……それにしても…ミカ。ミカってあんな風に話せるんだ。私と話す時は随分気分屋が服を着ている感じなのに……”
「むぅ…私だって元はティーパーティーの首長だよ!これぐらいの腹芸はできるよ!」
プンスカとミカが助手席で怒る。
が、これも一種の愛嬌であり、先生は何食わぬ顔で微笑んでいる。
そんな様子を見てミカはドライブデートも悪くないが、こういう相棒同士の気のおけない会話みたいなものも悪くないなと、表情を綻ばせた。
そんな様子をサイドミラー越しで見ていたスプリングフィールドは手元のブラックのコーヒーを一口、嚥下した。
その味はいつか飲んだペルシカのコーヒーを思い出す味だったそうな。
「あらら、いつの間に砂糖入れましたっけ?」
そんなつぶやきが砂漠に消えていった。
◇◆◇◆◇
先生たちやアビドスの面々が車をとばす中、ネゲヴはあいも変わらずビナーと向き合っていた。
ネゲヴはビナーから放たれるレーザーでの素体の火傷や、ミサイルの爆風によるダメージが蓄積し、傷が目立つ体であり、そのことから依然厳しい戦いが伺える。
しかし、ビナーもネゲヴの5.56mmの弾丸を無数に浴び、純白の装甲の所々に傷が伺えるが、やはりこちらの方が有利、それに尽きるだろう。
「あんたなっかなかやるじゃない。この戦闘のスペシャリストにここまでダメージを与えたのだからね。もちろん誇っていいわよ……地獄でねッ!!」
重量のあるマシンガンを担いでネゲヴは戦場を駆け回る。
そして限りある弾薬が底をつかないよう、ヒット・アンド・アウェイでの攻撃を続ける。
「チィッ!ついに万事休すね……」
5.56mm弾がふんだんに詰まったアサルトポーチはついに底をつき、ネゲヴの愛銃はただの鉄くずへと成り果てた。
そんなことはビナーにも伝わったのか、ここで決めると言わんばかりに攻撃を仕掛けてきた。
この手の巨体からは思えない速度で砂漠を泳ぎ、ミサイルを放つ。
ミサイルの合間にその尾でネゲヴを仕留めにかかる。
チャージして撃っていてはあの人形には当てられないとわかっているのか一切レーザーを使わず、手数でネゲヴを押し始めた。
「ッッ!!……あんた鉄クズにしては頭はあるようね………」
ついにミサイルがネゲヴの左足を捉えた。
生態パーツが吹き飛び、内部の機械パーツが左足から露出している。
「……ハァ……こうなったら降参よ。好きなように吹き飛ばしなさいな。だけど、戦術人形は蘇るものよ。次こそその無駄な脳ミソ、吹き飛ばしてあげるわ……!!」
そんなネゲヴの眼前でビナーはネジ一本も残さないとばかりにビナーは己の最高火力であるレーザーのチャージを始めた。
そして、その地面を軽く抉り取る火力のレーザーが放たれた。
◇◆◇◆◇
”………ネゲヴ!………ネゲヴ!………ネゲヴ!!”
何処からか指揮官の声が聞こえる。
懐かしい声だ。
今の指揮官の声ではなく前の、愛しいあの人の声である。
「……うぅ………し、しき、しきk……………?」
頭が回らない。
戦術コアがイカれたかのように体が言うことを聞かない。
”ミカ、そこの代替コアをネゲヴに繋いで”
私の顔をピンク髪が覗き込む。
そいつは胸元を開け、私にコアを接続している。
やはり戦術コアがイカれていたのね……
………ふぅ……大丈夫。演算能力は戻ってきた。
「……し、しき、指揮官。ここは…………」
”演算能力は大丈夫のようだね。ゆっくりでいいよ。とりあえず、今、あの蛇は45たちが押さえているから”
「……あのまな板が………」
”こら、事実陳列罪だよ”
気分は悪いけど随分楽になったわね………
視覚モジュールも片方がイカれたのか視界は狭いがそれ以外はあるていど正常に動いているようだ。
視界に映るのはあの蛇に降り注ぐ弾幕の雨。
メイン火力はあのミニガン、サブにショットガンかしら……あの装甲をアサルトライフルの小口径弾ごときでは抜けないわ。
だけど、今の私には随分心強い援軍ね。
「大丈夫ですか!?」
「隊長!スマン!ホンマにスマンなッ!」
「申し訳ありませんわ……!」
「ゴメン!ゴメンね!!」
スプリングフィールドの声や、私が見送ったみんなの声が聞こえる。
保護、されたのだろうか……?
「乗ってください!!」
今度はヘリが降りてきた。
側面には見慣れた五角形のグリフィンの紋章ではなく、円に十字、天使の輪が刻まれたかのような、ちらりと見えた指揮官の腕章と同じ紋章が見える。
”よいしょっと……”
そんなことを思っているとふわりと浮遊感が感じられた。
よく見ると体は先生にお姫様抱っこで抱きかかえられてそのままヘリへと乗せられた。
一部視線がキツくなったけどこれも役得、かしらね……
特に後ろいるピンク髪からの視線がすごいわね…
全員が乗ったのかヘリはバララと上空へ飛び上がる。
そして私も起き上がれる程度には回復してきた。
ムクリと体を起こす。
”大丈夫かい?ネゲヴ”
「…ええ、大丈夫よ。ちょっと手こずってただけだから。補給だけしたらあの蛇、潰せるわよ」
”無理しないの……それにまだ現状が飲み込めてないんでしょ?”
強がったけど、お見通しのようだ。
するとダボールやスプリングフィールドが現状の話を始めた。
…………ハァ?
◇◆◇◆◇
ハァ……異世界にやってきたか……んな事あるのね………
でもまぁ、指揮官もいるしいいか……
「で、このヘリはもちろん蛇を潰しに行ってるのよね……?」
”ネゲヴがこんなだし修復施設だよ”
「ふざけないで!あの蛇から逃げるのかしら!?悪いけどアイツの装甲はミニガンでも怪しいわよ!おそらく電磁的な何かで弾丸の勢いを殺しているのよ!」
あの蛇に弾丸が当たる時、露骨に勢いが殺されていたし、おそらく新型兵器の類だろう。
それじゃなくても不可視の力が働いているのは間違いない。
倒すのは非常に難しい獲物よ。
なら、逃げても何処まで追ってくるかわからない以上、玉砕覚悟で戦ったほうが良いわ。
それにUMP45が来ているなら電子戦であの機械の蛇のシステムを一部ハックできればただの的になるかもしれないわ。
勝機はあるのよ。
「UMP45があの蛇のシステムを喰らうことができたら勝機は十分よ。いけ好かないけど、あいつ、電子戦に置いてはグリフィンでも随一よ」
「先生。一理あるかと思いますよ。確かアレもAIの一種でしたよね。なら電子戦はできるはずですよ」
「先生。私はその電子戦とかはわからないけど……最悪、一発二発殴ることはできるよ」
ヘリの座席で指揮官が頭を捻る。
だけど、流石に戦場いるためすぐ結論を出した。
”……わかった。45には電子戦を仕掛けさせる。ビナーのシステムをハックできたなら攻撃を仕掛ける。無理なら大人しく全員撤退。あのビナーの対処は追って考えるよ”
指揮官が無線でおそらく45に電子戦を司令する。
その隙に私達も踵を返し戦場へ戻る。
窓からはあいも変わらず暴れまわる蛇が見える。
それをまだ若い高校生たちが押さえている。
つくづくおかしなところね。ここ。
視線を横にやると隊のみんなが銃をメンテナンスしていた。
攻勢の時弾が詰まったとかにならないよう、メンテナンスをしっかりしているのは隊長としては誇らしいわね。
まぁ、あの人の請け負いだけど……
「隊長、無理させたな。後はMOD持ちに任せとき」
「ええ、隊長が手柄の独り占めも面白くありませんもの」
「そうね。ここで活躍すれば大きい顔もできるし」
生意気なこと言うわね、こいつら。
後で活け締めにしなくちゃね。
さて、私もやるわよ。左足がなくても戦術人形は指揮官を守らなくちゃだからね。
◇◆◇◆◇
『指揮官!あの蛇をハックするのは無理!鉄血とかネイト相手のクラックとはわけが違うわ!第三世代人形でも厳しいわよコレ!』
入ってきた無線は悲痛な叫びだった。
ネゲヴを回収し、シロコたちアビドス高校の面々に時間稼ぎを任せて、45がクラックを仕掛けたのは良かった。
でも、相手のプロテクトはどうやらあの45ですら敵わないようなものらしい。
やはり、随分普段のビナーとは違いスペックは格段に上がっているようだ。
”45もシロコたちも私達も全員撤退。撤退先はシャーレオフィス。総員行動開始”
彼女らには一度高校を捨てるというキツイ指示をしなくてはいけなくなった。
特にホシノにとってはずっと守り続けてきた高校を一時的に捨てさせたのだ。
先生としては失格とも取れる行動なのかもしれない。
だけど、あの娘達の命を守るためにも、悲痛な声に目をつぶり、私は指示を出した。
”ゴメン。みんな……”
だけど、反省は後だ。
撤退完了次第、あの蛇を沈める方法を練らねければ……
「先生!誰かがこのヘリのシステムをクラックしています!操作不能です!」
不幸は重なるもので運転手がそんな絶望的なことを言った。
その証拠に随分運転は荒くなり、何処かへヘリが飛んでいく。
ビナーはそんなことまでできるようになったのか…!?
”シロコたちは撤退を続けて!私達も後で合流するから!良いね!?特にホシノ!”
大丈夫?という無線に応える。
おそらくホシノぐらいが心配で来ようとするけど、ミイラ取りがミイラではダメだ。
そんな時ナインからの無線が来た。
”ナインいわく、45がこっちのシステムをなんとかしてくれているらしいけど、どうなるかはわからない!”
”だからみんなは衝撃に備えて!ネゲヴは私に捕まって”
また一段とミカの視線が怖くなったが気にしない気にしない。
なんでかわからないけど………
何にせよ45がやってくれるけど、厳しいものはある。
だから別の手段での撤退を考えなくてはいけない。
”もしもしリンちゃん……”
だから一応、連邦生徒会の応援を呼ぶ。
最悪この娘達だけども撤退できればいいけど……
To Be Continued………
☆ビナーくん(ブルアカ)
いい感じに威厳を取り戻せたと思う。
あのネゲヴを追い込めれば株も上がるでしょう。
もちろんネゲヴも株も下げるつもりはありませんよ!
☆メンタルアップグレード(ドルフロ)
戦術人形の強化の一つ。
した人形のことを〇〇MODと言う。
ブルアカで言うところの神秘解放的なやつかな……?
ブルアカと違いメンタルアップグレードはすべての人形でできるわけではない。
一応弱キャラ救済的な面もあると思うシステム。
☆代替コア(ドルフロ)
育成素材。
だけど、ダミー人形のコアだし戦術コアよりかはスペックが低くてもアシスト的なことはできるのではないかということでの描写。
世界観にもっと詳しい指揮官がいたら教えて。
☆まな板(ドルフロ)
貧乳人形を指す言葉だが、UMP45、AR-15の両名によく使われる。
本国でAR-15それぞれの胸元がデザインされた洗濯板とUMP45、AR-15両名の胸元の平べったいクッションが販売された。
だから公式ネタだね。
板々しいとはまさにこのこと。
前後編があるタイプのやつです。
後編もじきに出したい。
話は変わりますが作者はIWS2000のメンタルアップグレード実装を切に願っております。
頼むぞ羽中。
ついでにブルアカとドルフロのコラボも願っております。
過去のしがらみもあるとは思いますが一度で良いから実現してほしいですね。
このキャラこんな口調じゃないとか、こんなキャラじゃないとかそんなご指摘お待ちしてます。
なおあまり強く言わないでくれると嬉しいです。
コメント、出してほしい人形や生徒、出してほしい人形と生徒の組み合わせとか待ってます。
次回は筆が乗り次第。
ここから評価!
「さあ、成長を開始しましょう。」
ぶっちゃけブルアカとドルフロやっている?
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両方やっている!
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ブルアカはやっている!
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ドルフロはやっている!
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昔両方やっていた!
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昔ブルアカやっていた!
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昔ドルフロやっていた!
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両方やっていない!