はじめはペリー引くこと考えてなかったけど、イベスト読んで気が変わったから引いたのは良かった。
だかしかし、次のピックアップ用にためてた石もなくなった!
なんもかんもイベストが良かったのが悪いんだ……!
聞いているか羽中ァ!ありがとう。
私、歌住サクラコには悩みがあります。
先生にも相談し、色々対策も試しましたが解決のできていない大きな問題です。
アンティーク・セラフィムで少しはマシになっていれば良いのですが……
その悩みというのが……
「サクラコ様、このあとのご予定は?」
「……この後は”お茶会”に呼ばれましたのでそちらに。なんでも”いい茶葉が手に入った”そうで…」
といったことを言えば、少しすると救護騎士団のミネ団長が掴みかかってきて、
「あなたティーパーティーホストの首を自身の勢力拡大のためにすげ替えるつもりなんですか!?」
こういった具合に私の言葉に対し、周りから変な解釈をされてしまうことです
これは一例ですがなぜか私の発言は妙に曲解されて受け取られてしまいます。
そんな悩みを先生に打ち明け少しはマシになったかと思いたいですがいかんせんまだまだ私への誤解は解けていないようで、ミネ団長は依然として私に対し、警戒心高めで接してきます。
一体どうしたら良いのでしょうか………?
「ッゥゥウ……すみません!」
「イタッ!……すみません!」
そんなことを思いながら歩いていたため、曲がり角のところで人とぶつかってしまいました。
向こうは急いでいたのか結構派手にぶつかったようで尻もちをついてしまいました。
「大丈夫ですか?」
ぶつかってしまった相手の方が手を差し伸べてくれます。
その手を握り返しながらお礼を伝えます。
「ありがとうございます。大丈夫です」
ふと、ぶつかってしまった彼女と目が会いました。
ライムグリーンの瞳と茶鼠色の髪につばが黒の白いキャップを斜めに被った女性です。
そして何より少々近づきにくいオーラを放っています。
何なんでしょうね、コレ。
何やらシンパシーを感じそうなオーラです。
「すみません、ボーっとしていました……」
「すみません、私も少し考え事をしていました……」
そんなことを思っていると彼女が頭をペコリと下げてきました。
やはり彼女は少々オーラがきつく誤解されやすい人なのかもしれません……なにか同族の気配がしますね……
「不躾ですが……誤解される方ですか?」
思わず、口からそんなことが漏れてしまいました。
凄まじく失礼なことだとは思っていますが、なぜか口からポロリと出てしまいました。
「もしかして……あなたも?」
「ということは……」
「うん、同情するよ……」
おお…まさかの同じような境遇の方が……
服装を見てもあんまりトリニティでは見ない格好ですし、他地区の方でしょうか?
まぁ、そんなことより今は同じ悩みを持つこの人と交流を深めたいです。
っと、眼の前の彼女は何かを思い出したようにハッと目を見開きました。
「ね、ねぇ、あんたここの人?」
「はい、そうですが…」
「ならここはどこのグリーンエリア?もしかしてホワイトエリア!?」
「え?ええ?」
眼の前の彼女は私の両肩を掴みぐわんぐわんと揺らします。
なにか錯乱しているような気がします。
にしてもグリーンエリア…どこかで聞いたような……
「ねぇ、ここにグリフィンの基地ある!?」
ぐわんぐわんやめてほしいです……
え、えと、グリフィン…グリフィン……ああ!思い出しましたよ!
先生の前職ですね!
そう言えば最近戦術人形の方々がこちらにやってきているからサポートをお願いみたいな話を聞きました!
「え、えと、あなたは、戦術人形の方ですか?」
「そう!S09地区794基地のAR-57よ!」
「わ、わかりました!少々お待ち下さい!あなたの指揮官につなぎます!」
「わ、わかった!ありがとう!」
ようやく肩から手を放してもらいました。
はぁはぁ…酔いました。
ですが今は連絡ですね。
えとスマホスマホ……
◇◆◇◆◇
「うん、さっきはごめん。ちょっとおかしかった」
「大丈夫ですよ。誰でも見知らぬところにいれば驚きますよ」
「そう言ってもらえると嬉しいよ…」
あの後無事先生と連絡が取れ、AR-57も一安心できたようである。
一安心したところでサクラコとAR-57の姿はトリニティの大聖堂内にあるサクラコの私室にあった。
そこで二人はティーテーブルを囲んでアフタヌーンティーと洒落込んでいる。
某ライフル人形とは違い、AR-57は上流階級のアフタヌーンティーのマナーなぞ知るわけもなく、程々の作法で紅茶を楽しんでいる。
サクラコもそんなAR-57にマナーがどうたらということももちろんなく、ただ楽しく紅茶を飲んでいる。
「美味しい…合成品じゃできない味だ……」
「それは良かったです。いかんせん私自身流行りの茶葉などには疎くて……」
「この菓子も純正品か……いいところだね」
「ええ、なんでも他のシスターの流行りでは今流行ってるとか」
紅茶と菓子を少し楽しんでからサクラコは今一番聞きたいことを切り出した。
「ああ、一つ訊きたいことがあります…」
「どうした?」
「そう言えばAR-57さんは人から誤解されることがあると…」
「だねぇ…顔が怖くて、いつも銃をいじっているからよくバーサーカーって思われてるよ」
「バーサーカーですか……」
サクラコはその言葉を心の中で反復させる。
そして、彼女も彼女で酷い誤解をされているのだなと思った。
「そういうサクラコさんはどうなの?」
「私は…なにか一言言うと、それが最終的には私がこのトリニティ自治区を征服を企んでいるみたいな話になってしまうんです」
「はぁ…互いに苦労しているんだね」
「ええ…」
方やバーサーカーと勘違いされ、方やなにかするたび政権転覆を企てていると誤解される。
似たもの同士の二人は一つため息をついて紅茶を飲む。
美味しい紅茶のみが二人を慰めてくれる。
「で、サクラコさんはどういう対策をしてるの?」
「私は…というか私が所属するこのシスターフッドという組織自体が過去の悪行から悪い組織と思われているんです。だから、シスターフッド自体のイメージを良くさせるためにアイドルとか色々やってきたのですが…いかんせん上手くいかないんです……」
「なるほどね…そりゃ大変だね。だってサクラコさんそのシスターフッドのトップでしょ?すごいデバフだね」
「ええ、だからシスターフッドのイメージが良くなれば私への誤解も落ち着くのかなと思うのですが……それに、シスターフッドのイメージが良くなれば後輩にもいいことがありますし……そういうAR-57さんはどうしています?」
「私はこの顔が怖がられているから、なんとか顔を柔らかくしようとしてるよ。そのおかげか知らないけど、指揮官とか一部の人や人形にはなんとか本性を知ってもらえて普通に付き合えてるよ。要はなんとか私のメンタルを知ってもらえればあとは上手くいくよ」
「なるほど…メンタル…つまり心の中を知ってもらうと…」
「うん、そこまで行けばあとはスルッとわかってくれるよ。本来のサクラコさんはただの年頃の少女何でしょ?」
「そうですね。なんとか心の中を知ってもらえるようの頑張ってみます」
光明を見つけたようにサクラコが微笑む。
それを見てAR-57がああと言わんばかりに声を出した。
「うーん…私はサクラコさんの笑顔が怖いとは思わないけどね。でもまぁ、怖いと思うなら目元とかをほぐしてみたら?私はこの目でIOPから出荷されたから直しようがないけど、サクラコさんは人だからちょっと顔のマッサージとかで笑顔を柔らかくしてみるとかどう?」
「でもぶっちゃけ私のように顔というものはそうそう変わらないものなんだよ。だけどまぁ、普段の態度とか言動とかを変えると自然と顔の”印象”は変わると思うよ、うん」
「印象。ですか?」
あんまこういう話得意じゃないけどなーみたいな顔で頬を掻きながらAR-57は続ける。
彼女自身顔には苦労してきただけになんとかしてあげたいという気持ちがあるのだろう。
「うん。サクラコさんの言動を聞いているとどこか浮き世離れしているんだよ。そういうところが誤解を助長してるんだと思うよ。ギャルみたいにキャピキャピしろとは言わないけどさ、せめて上位存在みたいな言動はだめだよ。例えば…”今、トリニティの生徒ではそれ、が流行っているのですね……”みたいにイントネーションや区切りも含めて直してかなくちゃいけないよ。うん。あと野暮用とか諸用とかみたいに下手にぼかすのも誤解を加速させるんじゃない?」
「ぼかさず、浮き世離れした言動をしない、ですね」
「うん。しばらく頑張ってみたら?私もある程度は協力…できるといいけど」
「ありがとうございます。光明が見えました」
「うん、やっぱサクラコさんの笑顔って何も知らない人からすれば綺麗だよ。誤解を招く笑顔じゃないよ。みんなサクラコさんの前にシスターフッドとかあなたの言動を思い浮かべてあなたの顔が曇るんだ。だからまぁ、そのフィルターを取っ払うことができればなんとかなるんじゃない?」
同じ悩みを持つからこそ、説得力のある話である。
そんなAR-57の話にサクラコも深く頷いてから再び平和な茶会へと戻る。
サクラコは同じ目線で話す友達との出会いと、AR-57は珍しい純正品の菓子や茶を飲めることにも感謝し底が見える程度の量のティーカップに入った紅茶を仰いだ。
「じゃ、これから少し頑張ってみてよ」
「わかりました!」
悩める子羊は決意を胸に紅茶を片付け始めた
◇◆◇◆◇
後日……
「シスターマリー。この後のご予定は?」
「特にありませんが…どうしたんですか?サクラコ様」
「いえ、この後ミラクル5000にでもいきません?最近新作が出たようなので……」
そんな誘いを受けていつものマリーは少し考える。
上司の頼みとはいえ、サクラコ様相手との二人きりはなんか辛いものがあるから断ってしまおうか、と。
しかし、今日のマリーはそんなことはなかった。
最近サクラコ様が妙に柔らかくなったような気がするのだ。
言語化は難しいが、要は付き合いやすくなったような気がするのだ。
だからマリーは答える。
「わかりました!ご一緒させてもらいます!」
とびきりかわいい花の咲くような笑顔で。
眼の前の上司に負けないぐらいの笑顔で。
☆AR-57の意識(ドルフロ)
本編では怖がられること自体ショックは受けていてもそれを治すことにはあまり積極的ではない。
なんなら顔が怖いのはこんな顔で出荷したメーカーのせいで、銃を弄くるのは趣味だから仕方ないと開き直っている。
☆グリーンエリア、ホワイトエリア(ドルフロ)
ドルフロ世界で核やコーラップス液での汚染があんまりない地域のことを指す言葉。
分類としては汚染がひどい地域から
ブラックエリア(重度)、レッドエリア(重度から中度)、イエローエリア(軽度)、グリーンエリア(軽度から汚染なし)、ホワイトエリア(汚染なし)となる。
ちなみにキヴォトスはコーラップス液の汚染はおそらく一切ないため区分的にはホワイトエリアに当てはまる。
実際サクラコ様の誤解の理由って下手に言葉をぼかすところが大きいんじゃないかなぁって思って書いたSSでした。
次は山海経で一話書きたいですねぇ。
このキャラこんな口調じゃないとか、こんなキャラじゃないとかそんなご指摘お待ちしてます。
なおあまり強く言わないでくれると嬉しいです。
コメント、出してほしい人形や生徒、出してほしい人形と生徒の組み合わせとか待ってます。
次回は筆が乗り次第。
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昔両方やっていた!
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昔ブルアカやっていた!
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昔ドルフロやっていた!
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