修正しときました。
すませんした。
えー…終わりません!
もうしばらくシリアスSSにお付き合いください。
終わればまたほのぼの透き通っていくので。
「…ハァ……ハァ……そろそろ倒れてくれないかな☆」
「フィィ……ケヒャァ」
「そちらこそくたばってもらえないかしら」
戦いは拮抗、いやウィンチェスターが押され気味であった。
流石に分が悪すぎた。
寝室や廊下を駆け回り、二人を相手にしていた。
その姿はもう満身創痍という方が良く、アサルトシールドはとうに壊れ、ところどころ生体パーツが剥がれ、中から鉄血のものと思われる部品も露出している。
右足の関節パーツもやられてしまい、歩行が困難になっている。
同時にミカもツルギも随分削られているようである。
ふたりとも服は等にボロボロになり、負傷も多々見られる。
そしてツルギもミカも銃を壊され徒手空拳で戦うしか無くなっている。
ツルギもキツイのか地味に再生能力が追いついていないような傷もある。
そして何より、ウィンチェスターは右腕がやられていた。
ゴロンと彼女のそばには塗りつぶされた鉄血のマークのデザインの袖がボロボロの右腕を包んで転がっていた。
なら最後かと思い、彼女は隠し持っていた手榴弾に手をかけた。
「I'll be back!」
トドメと思って最後の一撃を加えようと飛んできたミカを巻き込み彼女は爆ぜた。
◇◆◇◆◇
「イテテ……右腕がやられたじゃんね」
「大丈夫ですかミカ様?」
「そういうツルギちゃんこそ痛そうじゃんね」
眼の前に横たわるウィンチェスターを見ながらそう会話する二人。
だがどこか彼女たちは曇った顔をしていた。
「私はナギちゃんを助けるためにここにいるけどツルギちゃんはどうしているの?」
「私達はティーパーティーの傘下ですから。ホストに言われれば嫌でもやるしかありませんよ。部下を守るためにも」
「そっか……こういうとき先生はどうするんだろうね。トリニティにいたけど」
「……少なくとも生徒みんなの笑顔を考えて動くでしょうね……」
「そうだよね……私達もしかしたら間違っていたのかな………?」
「それはわかりません」
「でも、この人形さんは先生の部下だし…私達先生に歯向かっちゃったのかな……」
「それは先生のみが知ることでしょう……それを抜きにして彼女の戦いようは凄まじかったです。まるで命をなんとも思わないような戦い方です」
重く、重くのしかかる雰囲気が彼女たちを包む。
二人は眼の前の美女を見てみる。
近距離で手榴弾を爆破させたことでミカ自身も手痛いダメージを負ったが、彼女はそれ以上である。
自身よりも美しいかもしれない顔つきだった顔は生体パーツが半分ほど剥がれギロリと機械の目が露出している。
顔以外もところどころ生体パーツが剥がれ機械の無骨な体が嫌でもこの美女は造られたものと思わせてくる。
そんな彼女を見ていると二人して何かを感じたようである。
「先生ならナギちゃんをなんとかしてくれるかなぁ……」
「確かにそうかもしれま…ッ!危ない!!」
そう話しているとツルギをミカを抱えてその場から跳んだ。
跳んだと同時に彼女たちのいたところに銃撃が見舞われた。
そして少女が飛び込んだ。
「G11!ちゃんと援護しなさいよ!」
「わかったよぅ〜」
一発がバカ高いケースレス弾の弾薬の雨をかいくぐるように入ってきた416はまだ息のあるウィンチェスターを回収し、ツルギの飛び込んできた穴の上で援護していたG11に投げた。
ミカたちの戦いのせいで別邸はもうボロボロになり、正実の生徒たちも数名を除きみんな退避していた。
そんな別邸では地下室から月が覗くほど天井も崩れていた。
「ナインお願いね〜」
「わかったよ!ナギサちゃんと一緒にヘリに回収するね!」
ウィンチェスターはUMP9に回収され別邸の空で待つヘリへと運ばれていった。
「ナギちゃん!」
その時ミカの目に映ったのはUMP9と同じような人形の手で運ばれている幼馴染の姿。
それを見てミカは飛び出したが容赦なく榴弾が彼女を襲った。
「あなた達の相手は私よ。聖園ミカ。覚悟しなさい」
「あんたたちナギちゃんを殺す気なの!」
完全に頭に血が登ったのか眼の前の416にミカが飛びかかった。
「バカね。毒の組成は突き止めた。あとは山海経の薬師がなんとかしてくれるはずよ」
そう言うと天井で援護に徹していたG11が煙幕を巻き始めた。
「こちら45ターゲットを収容、撤退して」
「了解。416、G11撤退する」
416はハナから戦う気はないようでとっとと自身も天井に飛び移り逃げていった。
ソレを見てG11も眠気眼を擦ってヘリへと走っていった。
◇◆◇◆◇
トリニティ上空では一台のヘリが飛んでいた。
中型の多目的ヘリには救護騎士団の鷲見セリナ、山海経の薬子サヤ、回収された桐藤ナギサ、ウィンチェスター、そして増援で駆けつけた404小隊の面々と最後にヘリの運転をしている先生である。
「コレで大丈夫なのだ!」
そういうのは薬子サヤ。
ナギサが接種した毒の抗体を打ち込んだ注射器を持っている。
同時にセリナはボロボロのウィンチェスターに対し応急処置をしていた。
「機械でできた人形さんにも応急処置って効くんですか?」
そう言いながらもセリナはしっかり包帯を巻いたりしている。
「生体パーツは自然治癒能力があるのよ。だから応急処置は大事なのよ」
UMP45がそう返す。
UMP9もそうだよーとにっこり笑って言う。
この二人とG11、HK416、薬子サヤの五名は先生が頼み込んで来てもらった増援である。
アリスクの手によって毒物のサンプルと作成者を確保し、組成の分析と抗体の作成をなんとかサヤにしてもらった。
で、サヤにはサンプルをもってトリニティに来てもらった次第である。
404の面々は何あったときの増援として待機してもらっていた。
”まさかヒフミも知らないような隠し部屋があったとは驚いたね”
「まぁ、突貫で作られたようだし、おそらく桐藤ナギサ自身も知らなかったわね」
「にしてもトリニティって怖いね45姉。だってウィンチェスターが二対一とは言え、ここまでボロボロなんだよ」
「それはあの二人がおかしいだけですよ!」
慌ててセリナが訂正する。
このままトリニティはゴリラしかいないと思われることは彼女にとっても心外であった。
”そういうセリナだって私が怪我したらどこからともなく現れるじゃん”
「あれはたまたま通りかかっただけですよ」
”ハイソウデスネ”
背筋に寒気の走った先生はすっと謝る。
君子危うきに近寄らずというやつである。
「ねぇ、薬子サヤだったけ?あんたなんかあのAR小隊のチビスケと似てるのよね」
「僕サマの声に似てる人がいるのだ?」
「ええ、”超強化〜!クリスマスツリ〜!”って言ってもらえないかしら」
「超強化〜!クリスマスツリ〜!」
「やっぱり似てるわね。カエデもそうだけど、どうして私の周りにはあのAR小隊と似た声のやつがいるのかしら……」
「そんなに似てるのだ?」
「ムカつくほどに似てるわよ」
「なんか褒められてるのかどうかわからないのだ」
そりゃ声帯が一緒だもんね。
そんな雑談を切るように45がふっと一言。
「そう言えば指揮官、明日は聴聞会のようだけど、なんとかなるのかしら?」
人ごとのように軽く訊く。
のように見えて心配しているのだろう。
”これで手札は揃ったよ。明日、すべてを終わらせる”
一筋の希望を乗せたヘリはトリニティの空を泳ぐ。
希望を絶やさないために。
☆塗りつぶされた鉄血のマーク(ドルフロ)
ウィンチェスターM1887が造られたコンセプトは”毒を以て毒を制す”
鉄血の技術で鉄血を倒すことにある。
ジャケットの袖のデザインであるこのマークはここから来ている。
☆ I'll be back
ターミネーターでは一二を争う名フレーズ。
T-800が溶鉱炉に親指を上げて沈んでいくシーンは記憶に残っている読者も多いハズ。
実は映画撮影当時、監督とシュワちゃんで”I'll be back”でいくか”I will be back”でいくかで喧嘩していた。
☆まるで命をなんとも思わないような戦い方(ドルフロ)
メンタルバックアップがあるため。
メンタルバックアップはドルフロが艦これとは違い轟沈に準ずるシステムが無い理由。
そんなんだからM16姉さんがひどい目にあったり、FNCがひたすらにジュピター砲にボコられるんですよ!(ドルフロ周回の闇)
☆超進化〜!クリスマスツリ〜!(ドルフロ)(ブルアカ)
M4 SOPMODIIの強化時のセリフ。
何が超進化で何がクリスマスツリーかは永遠の謎。
声優ネタ。
はい、あと二話で終わりです。
もしかしたら後日談でさらにもう一話取るかもしれません。
このキャラこんな口調じゃないとか、こんなキャラじゃないとかそんなご指摘お待ちしてます。
なおあまり強く言わないでくれると嬉しいです。
コメント、出してほしい人形や生徒、出してほしい人形と生徒の組み合わせとか待ってます。
次回は筆が乗り次第。
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ぶっちゃけブルアカとドルフロやっている?
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両方やっている!
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ブルアカはやっている!
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昔両方やっていた!
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昔ブルアカやっていた!
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昔ドルフロやっていた!
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