ドールズ・アーカイブ   作:あっぷる⤴ぱい⤵

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後日談ですわ。
そういやネタがいい感じに湧いてきたのでペース上がればいいかな〜多分(保険)


マルティニ・ヘンリーと百合園セイアと平和な日

例の聴聞会から数日立ち、トリニティの空も変わらず青い。

あれからティーパーティーはごったごったの日々を過ごしていた。

ナギサはまだ使い物にならないし、頼れるのはセイアぐらいとなかなか辛い局面に突き当たったが、シスターフッドの手助けもあり、なんとかなった。

 

例の聴聞会のあと、正実はフィリウス分派の副首長に、被告追求人、陪審員の身柄を押さえ、事情を聞いている。

世間では間違いなく聴聞会がまた開かれるともっぱらである。

やはり毒殺未遂となれば矯正局行きは免れないだろうか。

そんな京雀たちがピーチクパーチク鳴いているトリニティの一角、今回の件の渦中となったクレー射撃場を見てみよう。

 

あの後クレー射撃にはバッシングも集まり、クレー射撃の立場自体が怪しくなったがスポーツとしていい具合に収まったようである。

同時に政治的な影響力もなくなり、純粋にクレー射撃を楽しめる場となった。

 

「15枚。いいんじゃないセイア?」

 

「君にそう言ってもらえるとは嬉しいね」

 

「でもまだまだレフトの対処が甘いわね。要改善よ」

 

「やはりか……」

 

頭にシマエナガを乗せセイアは図星を疲れウッとなる。

セイアは事後処理も終わり今日久しぶりにクレー射撃場に顔を出した。

あのクレー射撃場を開けた頃のように和やかな様子を見てセイアも思わず破顔した。

 

「ティニーさん。ラピッド用の発射装置はどこだった?」

 

「ラピッド用は第三倉庫にしまってあるわ。この調子で頑張って頂戴」

 

「ありがとう。では失礼する」

 

このクレー射撃場には従業員もいる。

さっきの錠前サオリをはじめとしたアリウスの生徒たちである。

指名手配犯とは言え、案外マスクを取ればバレないものである。

彼女らも先の一件にはハラハラさせられたがうまく収まって満足げである。

 

「相変わらずあんたすごいわね。ライフルでダブルトラップを全部落とすのは人間業じゃないでしょう?」

 

「人形ですから」

 

「アメリカンにトリプル、ラピッドもあるけど、どうする?」

 

「ここまで来たら制覇しましょうかね?」

 

なんだかんだ裏側で頑張ってくれていたスプリングフィールドも顔を出していた。

シングルトラップにスキート、ダブルトラップをみんなパーフェクトで終わらせた彼女はここでできるフィールド以外の種目の制覇を目指している。

しかしまぁ、ライフルで一番苦戦しそうなダブルトラップを余裕でこなした彼女にとっては簡単であろう。

 

”すごいね、スプリングフィールドは”

 

「先生こそ、19枚はなかなかでは?」

 

”アハハ…ありがと”

 

「指揮官はライトに弱いわね。後でコツを教えてあげるわ」

 

フフンと胸を張るマルティニ・ヘンリーを先生は和やかに見ていた。

やはり、自然体な笑顔が彼女の魅力であると再確認したかのような笑みであった。

 

「ミカさん、あなた殴ってばかりで銃の撃ち方を忘れましたか?」

 

「7枚のナギちゃんに言われたくないじゃんね☆」

 

「私はまだ車椅子ですからね。本調子じゃありませんよ」

 

「なら治ってからもう一回するじゃんね☆格付けを済ますじゃんね☆」

 

ナギサもなんとか病床から出て、車椅子だがトリニティの政務から離れ静養している。

そんな幼馴染の姿を見てミカも随分嬉しいそうである。

 

「あっ!隊長!」

 

「ん?FNCじゃない。どしたの?」

 

「隊長もクレー撃ちに来たんですか?」

 

「ここに来る以上撃ちに来たに決まってるでしょう。ほら、あんたの友達、待たせてるわよ」

 

「そんなこと言ってスコアを見られたくないんじゃないかしら?た・い・ち・ょ・う?」

 

「表でなさい。隊長の威厳を見せつけなくては行けないようね。57」

 

放課後スイーツ部の面々と撃ちに来たFNCに正実でお世話になっているFALに57。

このあとここで揉めだしたFALと57はしっかりスプリングフィールドに〆られていた。

放課後スイーツ部もスイーツを食べた後の運動がてら撃ちに来ていたようである。

 

 

平和なクレー射撃場を見下ろしながら三人の女性が昼間っからトリニティ総合学園の屋上を貸し切ってBBQに興じていた。

 

「やはり、スプリングフィールドのガーリックシュリンプは勝利の美酒を別次元のものに昇華させる一品だな。コレに比べると指揮官のガーリックシュリンプはカスや」

 

「そうね、メンタルバックアップを引き出したかいがあったものよ」

 

「スプリングフィールドの仕事はカイザーの会談をブッチしてでも受けるものだな。こんな美味い報酬がもらえるんだ。そして、トリニティの金の眠る金庫から少し拝借もできたしな」

 

そう言うM16、ウィンチェスター、コルト・ウォーカー。

仲良く酒瓶を開けている。

ウィンチェスターの素体にはまだまだ痛々しい後が残るが大事がないようで良かった良かった。

実はあの後ウィンチェスターと拳を突き合わせた二人が随分気に病んでいてそのメンタルケアに先生が頑張ったのは別の話である。

 

 

◇◆◇◆◇

 

 

今日もトリニティは変わらず一日が過ぎる。

 

vanitas vanitatum, et omnia vanitas

 

みんな辛い日々を歩いたが、今、こうやって明るい今日を歩んでいる。

希望さえ捨てなければ明日は明るいのであろう……。

                                     

 

END.




長編SSはコレで終わりです。
長い間ありがとうございました!
このキャラこんな口調じゃないとか、こんなキャラじゃないとかそんなご指摘お待ちしてます。
なおあまり強く言わないでくれると嬉しいです。
コメント、出してほしい人形や生徒、出してほしい人形と生徒の組み合わせとか待ってます。

次回は筆が乗り次第。

ここから評価!

もう、先生を守る方法は無い。○○先生。これで……これで、全部……終わるはずだから。

ぶっちゃけブルアカとドルフロやっている?

  • 両方やっている!
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  • 昔両方やっていた!
  • 昔ブルアカやっていた!
  • 昔ドルフロやっていた!
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