YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】 作:柳瀬塔矢
「・・・ふう、戦闘終了です、マスター。今回もなんとかなって安心です」
「お疲れ様、マシュ」
何にも見えねぇな、普通なら霊脈とか見えるんだがやっぱり現代じゃないのが原因なのかねぇ?
「・・・ねぇマシュ。あなた、もしかして宝具を使えない?」
そのマリーの問いかけにマシュは顔を暗くした。半魔・・・いや、デミ・サーヴァントなら何が混ざってるのか分かっててもおかしくないんだがなぁ、引っ込んでるのか?
「・・・そのようです。わたしはわたしに融合してくれた英霊が誰なのかもわかりませんし、その英霊が持つ切り札ーーー【宝具】と呼ばれるスペシャルアーツの性能を発揮できません」
「先輩、説明が後になって申し訳ありません。サーヴァントには【宝具】という固有の特殊技能が備わっています。英雄達のそれぞれの伝承、偉業にちなんだ、かっこよかったり微妙だったり*1する切り札です。ですが、私はその宝具を上手く扱えません。・・・宝具そのものは何とか扱えるのですが、出力は低下していますし、真名解放による真価も発揮出来ません。そもそも私のこの武器が《何に由来するものなのか》さえ分からないのです。ですので、わたしの事は欠陥サーヴァント、もしくは成長性と可能性に満ちた出来る後輩、とご期待くださいわたしが融合した英霊の情報をリード出来ずとも、先輩がマスターとして成長すれば自ずとわかります」
「そうね、マスターは契約したサーヴァントのパラメーターやスキル、情報を解析できる。*2藤丸・・・契約者が一人前になればマシュのサーヴァント情報も解析出来るでしょう。この先、他のサーヴァントと契約した時も同じよ。まずはサーヴァントの真名と宝具を知ること。信頼が増せば増すほどそのサーヴァントの能力は上がって行くわ。*3まぁ、アンタなんかにそんな才能はないでしょうけど・・・ないわよね?*4まぁ、マシュをうまく使えないのもその証拠よ。カルデアのレイシフト機能が回復すれば一流のマスターをレイシフトさせるわ。そうなればアンタはお払い箱よ。柳星はともかく*5、実戦経験もない一般人の素人はカルデアの隅で震えてなさい*6」
「さて、ここからは俺からの補足だな。サーヴァントの宝具や、真名をどうやって調べるかだが、割とこれは難しい。宝具が分かれば珠数繋ぎのようにジャラジャラジャラーって分かるんだがその宝具も英霊達は簡単には切らない。なんなら師範の見てた方の聖杯戦争でも一般人・・・一般人・・・?*7まぁ特に魔術について学べなかった*8マスターもいたがそいつのサーヴァントは真名を伏せたからな。マスター経由でバレないようにするために。と、このように意図的に伏せられる時もあるからまずは【宝具を切らせる】、それを耐えてから*9真名を看破、そこから弱点を探るって感じだな。英霊なら大抵何で死んだかまで記されている。つまりその死因の再現が出来れば容易に勝てるんだ」
「さてマシュよ。お前は盾の英霊。つまりはかなり数も減るんだが・・・敢えてそこには触れずにそこの骨たち*10をお前にぶつけるからまた耐えてみせろよ!今度は藤丸も狙うからな!」
「うぇっ!?」
「ちょっと柳星!こんなんでも藤丸はカルデア現状唯一のマスターよ!?なにかあったらどうするのよ!」
「マシュなら防げるだろ!信用しろよ、カルデアの人道もクソもなかったお前らの召喚に応じて態々混ざってくれたんだ。そいつが認めてるマシュの守護する思いを信じてみせろよマリー!」
ふぅ・・・さっきの通常戦闘では宝具が出てくる気配もなかったからなぁ、もう少し威力上げるか。
《炎の霊、地の霊、我に混ざりてここになせ》
《円環はここにあり。故に我は人を捨てる》
《我が身体は炎、我が魂は宙である》
「第二形態、炎人!*11行くぞマシュ、藤丸!」
「マシュ、戦闘準備!」
「はいマスター、マシュ・キリエライト、戦闘を開始します!」
火弾、受けられる。足元に地雷、効果なし。
骸骨どもの弓、意味無し。殺さない程度に放っておくか。意味はなくとも避けなくちゃならないし藤丸に向かう分は防がなくちゃならない
サークル。収束。貫通。
「
「グゥゥゥゥゥゥ!!!」
耐えた!?いやまぁ耐えられるとは思ったが物理の盾じゃあないな!?
「マシュ、宝具には名前が付きものなんだ。名前を叫ぶから力が出るんだ。さぁ、その名前を叫べ!次の一撃は・・・さっきより重いぞ!」
「この盾の名前・・・守る、守り倒す。その為のこの盾の名前は・・・!」
「サークル、収束、重複、霊脈奪取、宝具・擬似展開、拡散、貫通、威力低下、代償に魔力。
「
目の前にあるのは絶対の盾か。うっすらと見えた白亜の城*12・・・なるほど、お前か?中にいるのは。となると俺は黙ってたほうがいいか。マシュの精神性と藤丸の人間性に希望を見出したんだろうからな。ならば俺はソレには口を出さんよ。
っと、骸骨兵どももいなくなりやがって。
「戦闘終了だな。よく宝具を擬似名称で出せたなマシュ!」
「マシュ、今の盾凄かった!これからもよろしくね!」
偽物の太陽/偽物の太陽・多重展開-フェイク・ノヴァ/フェイク・ノヴァ・クロススケール
ぶっちゃけた話ゲーティアの光輪、アレの超々下位互換。1発目の方だと聖剣一本分程度の火力であるが多重展開した場合威力はなぜか格段に跳ね上がる。例にもれず一箇所につき一発のみかつ一日一回。
サークル、収束←光輪が出現
重複←5〜6本が重なる
霊脈奪取←この時点で【一箇所につき一発】の制約をかける。これによって発動を可能にしてると言っても過言ではない。つまり神代なら・・・?
宝具・擬似展開←なんとなくつけてる。宝具ではないから撹乱目的でもある。必殺技の一つではあるから宝具っといったらまぁ宝具かな?となる
拡散、貫通←サークルを収束させた後の直後の一撃の状態指定。これがないと不発になる。
威力低下、代償に魔力←威力低下はしないといけないって師範が言ってた。その分の制約に魔力使ってるのです。この制約を取っ払ったらまともに頭おかしい火力が出る。
多分制限無しの火力はロンドンのゲーティアが出てくるタイミングが初になるのかな?オルレアンでもセプテムでも出す必要ないしな・・・。あ、ローマはワンチャン出るのか?ただ貯め時間がいるしなぁ・・・