YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】 作:柳瀬塔矢
現在ジキル邸。何故間を描かないかと言われると「なんかなし崩し的にそうなった」から*1
「ほう、なかなかいい隠れ家じゃないか。気に入った。俺は隣りの書斎をいただこう。荷物を解いてるから、何かあったら声をかけてくれ。ああ、入る時はノックを忘れずにな」
「・・・あー、疲れた。お荷物のおかげで二倍疲れた。三倍疲れた!」
そう言いながら割と質のいいソファにドカッと座るモーさんや、攻めてくる
「また、僕の個人用ソファを乱暴に・・・できればそっちの来客用にして・・・いい。もう、いい。そのままでいい。聞いてくれ、そっちの3人もだ。
ジャック・ザ・リッパー・・・あの小娘か。アサシンなのは分かるしどうやら記憶を改竄する系の何かも持ってるけど素の力に関しては弱いんだよな・・・*3
「あいつか!!やっと出てきやがったか、あの野郎!」
「知り合い?」
「ああ、あいつはサーヴァントだ。クラスはアサシン。霧の中で何度かやり合ったんだが・・・毎度、逃げられちまう。仕留めきれねぇ。霧の中に逃げられる!おまけに顔も姿形も具体的能力も、何も思い出せやしねえ。あーもう、苛つくぜ・・・!切り裂きジャック、って名前を聞けば『ああそうかあのアサシンか』とか思うので精一杯だ!ああ、くそ、もやもやしやがる!あの野郎───」
「マシュ君たちも以前に遭遇しているかも知れないね。どうだい?
「あ・・・そうです、そう言えば・・・アサシンだったような気がします。奇襲・・・を・・・そう・・・奇襲を受けました。今、唐突に記憶がわたしの中に蘇ってきています。殆どのことを思い出せずにいました。でも、サーヴァントであるなら理由は絞られる───」
「宝具か、スキルだね?」
「はい、先輩。そうですね。スキルか宝具、どちらかに依るものでしょう・・・そういえば、思い出したついでに。確か柳星さんは影響を受けてなかったと思うのですが・・・」*4
「だな。ただ・・・ほら、俺は『自分だけ対処できる』であって、『他人まで救える』わけじゃないから。そこ注意な」*5
「奴は逃げ足が速い。急がないと逃げられるな、行くぞ!」
「なに、外出か?ならそう言え。土産は・・・そうだな、スコーンあたりが欲しいな」
「おまえは来ないのかよ!いや、来られても別に役に立たねぇか・・・行くぞ、おまえら!」
「全速力で行くぞ。マシュ、立香を抱えてやれ。時間との勝負だ。人間の足に合わせる暇が惜しい。
「あ、俺はどうせ並走出来るからお気になさらず。というかおまえらより速いからね。マッハだぜマッハ。まぁ目的地分からんから並走するしかないんだけど!ハッハッハッ!」*6
「なんかテンション高くないですか!?」
「眠いんだよ!魔霧でカバーしてるとは言え移動中は魔術の連続に次ぐ連続行使!幾ら効率良い魔術選んでるとは言ってもそろそろ限界近いんだよ!ハイテンションじゃなきゃやったらんねぇっての!ざっけんなこの野郎!」*7
「じゃあとりあえず帰ったらジキルさんに休憩でも申し入れましょう。流石に帰還直後の出動が多いのでここら辺で一度休憩挟みたいのは同意です」*8
『移動中すまない。ダ・ヴィンチちゃんからホットな報告だ。所長にも今資料渡して読んでもらってるから君たちへは僕が報告するね。例の、装甲に覆われた大型の怪ロボット。ヘルタースケルターについて、解析結果を伝えておこう。正確にはまだ解析途中なんだけど、現在わかっているところによれば、だね。まず、ゴーレムではない。魔術的な仕組みや痕跡は映像情報では確認出来ない。純粋な機械・・・としても何だかよく分からない。蒸気機関を用いているらしい、以上のことが不明でね。どうも、僕らの2015何の時代には現存していない技術のようなんだよね隠された、もしくは、失われた何らかの技術によるもの───まるで、僕らの世界とは
「おい待て、つまりそりゃあ碩学って奴じゃあねぇのか?アレ確か生まれるだけ生まれて進歩しなかったろ。アレが蒸気機関とかやってるなら納得いくんだがどうなんだ、そこらへん」*10
『碩学か・・・生憎分野じゃないからすぐにどうこうっては言えないけど確かに一考の余地はあるかもね。オッケー、ダ・ヴィンチちゃんに伝えてみる』
さてさて、ヤードってあとどれくらいで着くのかね?