YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】 作:柳瀬塔矢
「起床!寝たな・・・*1あー、カルデアーカルデアー応答せよー」
『おっ起きたね。*2朗報だよ、魔霧計画のPこと*3パラケルススは柳星が寝てる間にマシュ達が倒したよ。*4退去も確認済み。そんな彼らは新たにサーヴァント・シェイクスピアを確保して帰還のち、早朝の哨戒に向かったよ』
「おけおけ。何気に魔力が回復してないのは・・・なるほど、うわぁこりゃご愁傷様だな」
『え、なになに。まさか使用魔術から状況を把握してるとか・・・言わないよね?ね?』
「は?出来るに決まってるだろ。*5ヘルタースケルター祭りたぁ、こりゃ相手もかなりガチになってきたな」
降りるとジキルが居た。まぁいるよな*6
「よう、おはよう・・・おはようかな?」
「朝だからおはようでいいんじゃないかな?」
そうか、そういやそうだな。
「あ、あの薬だけど今くらいしか細かく見れないから解析して良いか?もしかしたら俺の役に立ってくれるかもなんだよな」
「そうなのかい?だとしたら君はどれだけ複雑な魂をしてるのやら・・・」*7
・・・っと、これが薬なのだけれども
「霊基確立:独立=解析→果て見て《訳知らず》此処に有り=反転→英霊化/座に干渉・・・あー、なるほど。なら・・・」*8
魔術式、改造するか。多分俺には反転英霊化*9よりも
「霊基確立:独立=魔力編纂/並列起動→霊格混同=英霊化/人理に干渉。登録霊基→無効/画一的な編纂の却下=魂への負荷→軽減」
あと少しだな。・・・なにやってるか分からないって顔してるな、ジキルよ。そりゃそうだろ。特殊な言語回ししてるのは理解してるんだからな。
「・・・うん、これでいいかな。さて、ラストォ」
あとは魔力浸して・・・名付けだな
「
「これは・・・もはや僕の薬とは別物じゃないかな?」
「だろうな。だって俺とアンタじゃあ英霊化の手法が違うだろ。アンタは自分自身に宿る謂わば別人格のようなものを呼び出す。だからあんなシンプルな薬だった。だが俺は違う。魂の形、在り方を変えて英霊と同じ状態にする。勿論その英霊については詳しくないといけないし毎度毎度指定、変更が必要だけど・・・まぁこの特異点で一回は使っておきたいな」*10
「その薬って僕も使えるのかい?」
「んー、飲めはする。死にはしない。ただし何も起きない。なにせお前らは魂の輪郭を認識出来てない。それが俺とお前らの差だ。*11諦めな。というか例え英霊を知ってても成る相手がいないだろ」
「それもそうだね」
『今僕は何か凄いものを見た気がする*12けど・・・どうしよう、医療のトップとしては効果の確立されてない薬の服用はやめて欲しいんだけど*13英霊化の代償をかなり軽減出来てるなら止める理由はないし・・・まぁその薬に掛けた魔術は今でも送れるでしょ?送ってよ柳星。解析して問題なさそうなら使用許可出すよ』*14
「へーい」
っと、魔術式はこんな感じですよー・・・特殊だろ?俺もそう思う
『ウゲ、やっぱあの山頭おかしいって。なんでこんな魔術式使ってるのさ。古代も古代なんだけど???あーもう、資料探すところから始めなくちゃだよ・・・』
ウケケ・・・っと、立香達がいつの間にか帰ってきてるぞぉ?
「お、いつの間に帰ってたんだよお前ら」
「薬の服用・・・の所からです、柳星さん。おはようございます。魔力の回復度合いはどれほどで?」
「とりあえずまともに動けはする。ただヘルタースケルターが多かったせいで若干想定よりも回復してないのが現状。どっかで無茶する必要はあるだろうな」*15
「そうですか。それで、薬とは何のことでしょうか?確か柳星さんは薬を服用してるとは聞いていませんが・・・」*16
「あ、それ俺も気になった」
「ほら、オケアノスの最後の方で翼生えたり角生えたりサーヴァントの模倣してたろ?アレって魂を直接変えてるからかなり命懸けだったんだけどさ、ちょっと思いつきで魔術式にしてそれをただのカプセル剤・・・ああ、ジキルが持ってたんで強請った。*17とにかく、そのカプセル剤に魔術式付与して代償の大幅な軽減出来ないかなっていう」
「それで、出来たの?」
「おう、今魔術式をロマンが解析してるところ。ほら、俺の魔術式は頭おかしいだろ?だから時間掛かるってさ」
「確かに。見たことない形式の魔術ですよね、柳星さんの魔術は。故郷で習ったと聞きましたがわたしの知る中では西暦以前の超古代魔術が一番近いと思ったのを覚えてます」
「まぁ俺もどうやってコレが産まれたのかは知らんけどな。でもまぁ慣れると色々出来るから楽しいぞ?現代という科学の社会に真っ向から殴りにいけるからな」
『ああ、起きたのね柳星。*18では良い機会ですし今後の方針でも決めましょうか。何かこちらに有利な情報でも見つけられると良いのだけれど』
「んー、とりあえず確定してるのは【魔霧計画陣営は魔霧の範囲のみ観測できる】ことだな。じゃなかったらここの召喚サークルがバレなくちゃおかしい」
召喚サークル・・・ん?なんか忘れてる・・・
「あああ!?そうじゃんココイズロンドン!時計塔あるじゃん!」*19
『時計塔・・・確かにこの地に存在はしているけど・・・協力してくれるのかしら?私が言うのもなんだけど彼らが協力してくれるとは思えないのよねぇ・・・』*20
「まぁ居ないのは知ってるけどな。霊脈支配になんのジャミングも無かった*21時点でもうとっくに壊されてるだろ、そうだろ?ジキル」
「うん、そうだね。リージェントパークからウェストミンスターにかけて地下にある魔術協会、そこはモードレッドが現界してすぐに調べたけど入口である大英博物館ごと
「まぁだからどうしただな。俺達にとっては人手よりも情報。魔術協会の入り口なんざ最悪虚数潜航でもして見つけるから問題ない」
んじゃ、レッツゴー時計塔ー!