YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】   作:柳瀬塔矢

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1-9 冬木・6

 

「どこまで行っても焼け野原・・・住人の痕跡もないし、一体なにがあったのかしら・・・そもそもカルデアスを灰色にする異変って何なのよ・・・未来が見えなくなるって事は人類が消えるという事・・・もしかして・・・特異点では抑止力が働かない?じゃあやっぱりボルトみたいなものなんだ、ここ・・・人類更に点在する致命的な滅亡の運択...

それを悪い方に間違えちゃったのがこの結果とか・・・*1

 

あー、また独り言始まったよ・・・

 

『おや、所長の独り言が始まったね。そうなると彼女は長いよ。藤丸君、この辺りは安全そうだし少しは休んだらどうだい?』

 

「ドクターに賛成です。先輩、無疆さん、レーション食べますか?」

 

「俺は遠慮しておくよ。藤丸が食べればいい。俺は別に数日なら食べなくても問題ないからな」

 

まぁ最悪霊脈から生命力貰えば良いしな。*2

 

「ありがとうマシュ、ところでマシュは疲れてない?」

 

「体、疲れ・・・もしかしてサーヴァントになって問題はないのか、という質問ですか?・・・それは、なんとか。戦うのが怖いくらいで、身体は万全です」

 

だろうよ。サーヴァントは常に劣化せずだからな・・・*3

 

「ところで、俺がマスターでいいのか?・・・ほら、柳星の方がまともに指示出せるし・・・俺は何もないよ?」

 

「いえ、それでも私に不満はありません。先輩はこの春No.1のベストマスターではないかと」

 

「ま、俺にマスターの適性はないからな。あってもソレはフォーリナー関連だろうよって師範が言ってたし・・・七天は契約できないだろうよ。そう考えるなら藤丸の方がマスターとして適正あるんだろ。自信を持ちな」

 

「なにやってるのよあなた達!敵!敵がすぐそこまで来てるわよ!?」

 

「了解です!マシュ・キリエライト、出ます!」

 

「今回は俺も出るぞ!いいかマシュ!骸骨兵は線よりも面で殴れ!」

 

さて・・・若干ストレス溜まってんだ・・・!

 

「火よ・・・!炎よ・・・!焱よ・・・!さぁ・・・燃やし尽くせ!」

 

天まで届け我が炎(ヘブンズ・フレイム)・・・!」

 

さて、これくらいで掃討完了かな?

 

「ちょっと柳星!?何今の魔術!山でも見たことないんだけど!?」

 

「そりゃそうだろ。普段は使わないんだから」

 

『ごめん、話はあと!すぐにそこから逃げるんだ4人とも!まだ反応が残っている!しかもこれはーーー』

 

「なーーーまさか、アレって・・・嘘でしょ・・・!?」

 

『そこにいるのはサーヴァントだ!戦うな、藤丸、マシュ!君たちにサーヴァント戦はまだ早い・・・!』

 

「そんなこと言っても逃げられないわよ!マシュ、戦いなさい!同じサーヴァントよ、なんとかなるでしょう!?」

 

「・・・はい、最善を・・・尽くします!」

 

仮面の使い時か・・・!?いや、まだだ・・・!だが俺の魔力回路もギリギリ・・・、行けるか・・・!?

 

「落ち着け・・・魔力が使えなくても・・・どうにでもしてきたはずだぁ!」

 

「柳星!?あなたもサーヴァントじゃないんだから下がりなさい!」

 

「下がれるか!それに・・・」

 

俺は拳銃を取り出す。弾丸は一発のみ。

 

「真名も解放できない、宝具も使えない泥のサーヴァントに送れは取らないさ!」

 

まずは突っ込む!武器は鎖!?ライダークラスか!

 

「冬木のライダー・・・2004ならその真名が解放されてないだけでもマシか!・・・マシュ!俺を上に飛ばせぇ!」

 

「はい・・・はい!?しかし了解しました!」

 

俺は未だ名前も知らぬ起源の影響で高い位置にいればいるほど魔力が自動回復する体質でね。こんなに高かったら・・・

 

「師範流ルーン文字*4ᛈᚱᛖᛗᛖ ᛋᚳᛟᛈᚢᛗ(必中)!喰らえや我が起源弾!」

 

ま、書いて字のごとく。放たれた弾丸はライダーの脳天に直撃、直後に座に還っていった。

 

「はぁ・・・はぁ・・・やっぱ極限の一撃は脳にクル・・・」

 

「絶対に勝てないっておもったのに・・・勝てた・・・!」*5

 

『ごめん、休んでる暇はないんだ、マシュ、柳星。今の反応と同じものがそちらに向かっている。・・・どうするべきか、言わなくても分かるよね?』

 

「えーーー同じ反応ってまさかーーー」

 

「なんでだよ!?聖杯戦争ならサーヴァント同士で戦えや!第三者に手を出すのはキャスターで充分だろうがよぉ!」*6

 

「藤丸、撤退よ!急ぎなさい!とにかくここから離れるの!」

 

「煙幕張ります!マシュは所長抱えて!俺は藤丸担いで逃げる!」

 

《我が煙は敵を欺く煙である》

 

「走れぇ!」

 

そして少しばかり走った。後ろなんか振り向けなかった。振り向く時間も惜しかった。だがまぁ・・・撒けたか?

 

「ハァ、ハァ、ハーーーあぁもうどう言うことよ!なんでサーヴァントが居るの!?」

 

「聖杯戦争が終わってないんだろ。もうこの聖杯戦争が普通じゃない。黒化というと・・・聖杯の泥(ケイオス・タイド)が何かやらかしたかぁ?」

 

『そうか、サーヴァントの敵はサーヴァントだ!』

 

そのロマニの発言にマシュは顔を暗くする。

 

「・・・じゃあ・・・私が居る限り、他のサーヴァントに狙われる・・・?」

 

「マシュは聖杯とは無関係でしょう!?アレはただ理性を亡くした亡霊よ!」

 

「ーーー見ツケタゾ。新シイ獲物。聖杯ヲ、我ガ手ニ!」

 

『サーヴァント反応確認!そいつはアサシンのサーヴァントだ!』

 

「下がってな、お前ら。コレは俺の獲物だ」

 

まさか【ご先祖様】にあうとはな。

 

「そのお面、あぁ知ってるとも。あんたの逸話も残ってるからな。片腕が肥大しているハサンなんか1人だけ。なら俺が適しているだろうよ」

 

俺は目の前のサーヴァントの仮面によく似た仮面を身につける。・・・やはりこの状態になると際限が取っ払われるのが助かるんだよな

 

「俺の・・・敵ではない」

 

ほら、もう死んでる。*7

 

「ハサンとして名前を引き継ぎ、翁の代理に選ばれてるんだぞ?さすがに俺に晩鐘の音は聞こえないが・・・道を外したハサンを殺すことなど容易よ」

 

めんを外すと相変わらずのこの怠い感じ。なれないんだよなぁ

 

「な・・・いや、ソレに関しては我々としても不問とします。そうしなければならないように感じました」

 

 

だが絶望は続くのだった

 

 

*1
ソレでも最悪ではないと思う。確か黒桜って一歩ミスればグラ鯖案件だったはずだから

*2
あとレーションはなんか嫌いなのもある。別にソレしか食べれないと言うなら食べるけど。

*3
もしやマシュの寿命が極端に短くなったのって戦闘の反動なのでは?作者は訝しんだ

*4
本来のルーン魔術の使い方ではないのは確か

*5
気にしなかったからだけど実は猛攻を凌いでるので防御面のMVP

*6
メディアに対する風評被害

*7
ある意味山の翁と変わらない。対ハサンってだけならね

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