YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】 作:柳瀬塔矢
んー、数が多い!殴っても殴ってもまだまだ数がいる。
「・・・そうだ、一個思いついた」
「何を思いついたのさ、柳星」
「こいつら壁にする!」
てことでレッツ
トンテンカン、トンテンカン、撃ち響くは鉄の音。
「さぁ、完成だぁ!
にしても読まなくちゃ出れない・・・というよりも持ち出せないってのは厄介だなぁ・・・
「あとどれくらいだー?」
「まだ時間かかりそうだねー。霊薬の出番かなー?」
「いや、要らん。
「そんで、これからどうすんだよ」
「そりゃ決まってんだろ、壁が破られたらまた殴って止めてまた壁作る。結局これが一番なんだよ」
「完了だ。目当ての資料はおおむね解読終了できた。それに、幾つか興味深い本もあった。個人的好奇心も充足したぞ。おまえたち、お手柄だ」
んー、これは作家だなぁ
「個人的好奇心・・・?」
「フォウ・・・フォ・・・」
「とりあえずさっさと逃げるぞ、殲滅は出来てないんだからな」
「そうだね、離脱だ。マシュ!」
「はい、先輩。ただちに地上へ帰還しましょう」
「改めてご苦労だった。アパルトメントに戻って結果を披露しよう」
さて、アパルトメントに帰還ナウ。てことで結果を聞こうジャマイカ
「と、言うわけで。だ───諸君らの尽力である疑問が解消された。改めて礼を言う。ありがとう、柳星、立香、マシュ、セイバー」
「お、おう」
お、モーさんやい、礼を言われて照れてやんの。慣れてないんか───危なっ!?いきなり殴ってくんなぁ!?*3
「まあ、懐が寂しいので一ペンスの謝礼も出さないが。そこはこの考察で相殺してほしい」
「フォウ」
「では。さっさと本題に入ろう。俺が気になったものはそもそも【英霊】と【サーヴァント】の関係だ。英霊とは人類史における記録、成果だ。それが実在のものであろうとなかろうと、人類があるかぎり常にあり続けるものだ。一方、サーヴァントは違う。これは英霊を現実に【在る】ものとして扱うもの・・・もともと在るのかないのか判らないものに、クラスという器を与えて【現実のもの】にした使い魔だ。だがジキル、そしてカルデアたち。そんな事が人間の、魔術師の力で可能なのか?英霊を使い魔にする───なるほど、これは強力だ。最強の召喚術だろう。だがそれは人間だけの力で扱える術式ではない。可能だとしたら、それは───」
『人間以上の存在。世界、あるいは神と呼ばれる、超自然的な存在が行う権能だ、と言いたいのかな?』
「そうだ。英霊召喚は人間だけの力では行えない。そこには何か、必ず他の理由が───他の後押しが必要なのでは、と俺は考えた」
「・・・あの。それが聖杯なのではないでしょうか?事実、これまで聖杯によって多くのサーヴァントが召喚されました」
んー、聖杯はサーヴァントにとって十分条件であって必要条件じゃないんだけどなぁ・・・
「そうだ。おまえたちは7つの特異点と言った。7つの聖杯が時代を狂わせていると。俺はそこで、ドクター・ロマンから聖杯について聞き出した。英霊召喚を可能とする聖杯戦争とは何なのか。それはどういう経緯で作り上げられたものなのかと」
『うん。詳しい資料はないけど、発端は日本の地方都市だ。最初に君たちが訪れた、あの炎上都市だよ』
「その都市では聖杯の器を作り上げ、聖杯の力で英霊を召喚し、サーヴァントとして競わせたという。俺が妙な引っかかりを覚えたのはそこだ。英霊同士なら戦わせる、というコンセプトに瑕がある。これはどうも、もう一段階、裏がある。そう考えて魔術協会で資料を漁った。結果は読み通りだった。降霊儀式・英霊召喚とは、もともと7つの力を1つにぶつける儀式らしい。決して、呼び出した七騎の英霊同士で競い合わせるものじゃない。【儀式・英霊召喚】と【儀式・聖杯戦争】は同じシステムだが、違うジャンルのものだと言える。【聖杯戦争】は元にあった魔術を、人間が利己的に使用できるようにアレンジしたものなのだろう。一方、その元になった【英霊召喚】は、【一つの巨大な敵】に対して【人類最強の七騎】を投入する用途の儀式だった」
「あー・・・んー・・・いや、うーん・・・」
「?何か疑問でもあるのですか、理由さん?」
「英霊召喚ってさ、確かにその用途なんだけどさ。これに関してはただの分別というか、区別なのでは?とか思ったんだよ」
「どういうことだ、言ってみろ」
「【儀式・英霊召喚】は現行の人類が立ち向かえない強大な敵を【座】から英霊を持ち出してぶつけるためのものだが、じゃあその【座】はどうやって認識してるのか。それは単純で【儀式・聖杯戦争】の魔法なんだよ。魔術じゃなくて魔法。第三魔法
「だからそう説明しただろ?話を聞いてなかったのか?」
「違う違う。アンデルセンは1つ読み忘れてるんだよ。それは【原初の聖杯戦争】と【現代の聖杯戦争】の違いだな。原初の聖杯戦争はそれこそ座から魔力を徴収する為に英霊召喚をしていた。しかしこれは1人の魔法使いが必要だった。*5だから聖杯抜きでも扱えるようにリメイクしたのが【儀式・英霊召喚】になるわけで。その後、先祖帰りなのかはしらんがユスティーツァ・フォン・アインツベルン*6が現代の聖杯な器を作ることに成功した。しかしまぁ神秘が薄まってしまってるからな。他に2つの・・・っと、ここら辺は関係ないな。*7んじゃ現代の聖杯戦争とはなにか。それは簡単だな。【儀式・英霊召喚】と【儀式・聖杯戦争】が歪に混ざった失敗作だ。*8聖杯戦争をしたい、だけど魔力がない。なら英霊召喚をすればいいってな。その結果聖杯から化物もといアンリ・マユが生まれるんだが・・・」*9
「つまり、どういうこと?」
「ん?ただのリセマラの繰り返しなだけのこの現象って別にヘルタースケルターとは関係なくね?という結論だな」
「当然だろう。俺は英霊召喚のシステムに引っかかりを覚えただけだ。仮に、我々が一つのシステムによって呼び出された通常の
「何者か・・・?」
『何だろう、時計塔の魔術師の生き残りかな。それともサーヴァント?』
知らんが・・・今表に出てこないってことは姿を隠したい人物・・・かつロンドンに召喚されてもおかしくないサーヴァント・・・1人くらいしか思い浮かばないが・・・おまえだとしたら何してんだよ*11
ちなみに作者は【FGO時空異聞帯説】派です。何故ならSN・Zero側が異聞帯だとしたら余りにも異聞帯になる理由が薄いからですね