YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】 作:柳瀬塔矢
あの後、俺たちはエジソンと協力することになった。その後、霊脈の位置を教えてもらい、霊脈支配に成功。*1通りすがりの
ちなみに霊脈支配時には異聞帯の王について少しばかり言及された。人理修復後、一度故郷に戻る必要性が出てきたからまぁ良いかなと思いつつ。ちなみにに何故かナイチンゲールは俺に随伴してる。なんで?
「・・・そういやなんで俺についてきてんの?エジソンの所で患者の治療してればよかったんじゃないの?」
「いえ、カルデアの方からかなり無防備になるとの報告を受けていましたからそれならば誰かしらが随伴する必要があると感じ、付いてきました。実際、かなり無防備でしたよ」
「まぁなあ・・・そこら辺今後の改善点にしなくちゃか」
「それと、別の理由もあります。エジソンについてですが」
「あー、確かに変だよな。発明王なら気づいて当たり前の事に気付いてない。アレは一種の熱に浮かされてるだろ」
「ええ。なので帰還後一度彼を治療したいと思います。協力してくれますね?」
「勿論。そろそろ言うべきだと思ってたからな」
「ハサン様、ナイチンゲール様、帰還おめでとうございます。大統王がお待ちです」
「分かった」
「戻ったぞ、エジソン・・・さて、そろそろアンタには言っておいた方が良いことがあると判断した」
「トーマス・アルバ・エジソン。貴方は熱に浮かされています」*3
「な!?どこをどう見たら熱病など!このはち切れんほどの肉体!まさに健康そのものではないか!なぜ私の正しさを信じられないのだ!さては陰謀説に浸かっているのか!?エジソンは資本主義の権化だ、とか!真の天才は商売などに傾倒しないのだ、とか!」*4
「ミスター・エジソン。陰謀論に振り回されているのはそちらではないかと。私は貴方に知性の光を感じた事はありませんが、貴方の発明が素晴らしい物であることは知っています。ですので、そのような風評とは別の所で、私は貴方を病んでいると判断しているのです」
「ええい、言っている意味が分からん!ナイチンゲールよ、統計学の才女よ!なぜバーサーカーなどで現界したのか・・・ッ!私は、知性無き獣と話すつもりは無いというのに!」
「・・・はあ。では柳星、オペの準備を。まずはベッドで安静状態にしてから、話を聞かせる他ありません」
「おう」
まぁこうなるだろうなぁ・・・
「強気ねフローレンス。それはもしかして、戦って勝つということかしら」
「ええ、それ以外では話を聞いてくれそうにないので。戦って、殴って、勝ちますが」
「わかりやすくて好きよ、そういうの。戦いは嫌いだし苦手だけど・・・ま、今回はそういうことを棚上げしますか。ミスタ・エジソン、準備はいい?」
「う、うむ!?ああ、できている。現時点での最大電力で迎え撃ってやるのだとも!そして、真に知らしめよう。この発明王の発明が、如何に偉大なのかを───!直流こそが、やはり王道なのだ!」
「うっせぇなぁ!?魔導交流こそ最強だろうが!せっかくの魔素を使わん手はねぇよなぁ!?今回はある程度暴れても治せるから・・・これだな、乱王塵殺!」
「ぬ、ぬぉぉぉぉぉ!!??何が起こった、何が起こったというのだ!?私の直流機構が、動かない!?」
「俺の相手は多岐にわたってるからな、たかがただの直流での機械なんぞ余裕よ。ついでに肉体の機能も幾つか
「おお・・・おおおぉおおお!まだだ、まだ敗北しない!私は屈さない!戦士として及ばないというのであれば、この身を科学に捧げるまで!トーマス、大変身、大改造の時である!この人間味あふれた紳士の身体を捨てて、今こそ、今こそ獣の如き
しかし、その瓶はカルナによって砕かれたのだった。・・・確かにアレは失敗しそうだよな、俺の薬とは訳が違う
「ごはっ!?な、なにをするのだカルナ君!私の超人薬を床にぶち撒けるなど!?」
「・・・いや。悪いがエジソン、ここまでだ。それ以上、滅びの道を歩ませる訳にはいかん。それに、第一。間違いなく体に悪いぞ、その薬は」
「まぁ魂の知覚も出来てないのに肉体の変革とかやろうとするのは失敗しかゴールがないからなぁ・・・」
「ノー!良薬は舌に苦いものだ、心臓が爆発するくらい耐えてみせるとも!ここで私が踏みとどまらなければ、誰がこの国を守るというのだ・・・!」
うーん、一体いつそんな話になった?*5俺達はただちょっと思考間違ってるから少し休まない?って言おうとしただけなのに・・・*6いつの間にやらこんなでかいスケールに・・・
「───守る、ですか。その割りには随分と非合理的な戦いぶりですね、エジソン」
「な、に・・・?今・・・今、私を非合理だと言ったか?」
「ええ、極めて非合理的だと」
「私は常に合理的である!この国とこの私は、論理から産み落とされたもの。非合理でなどあるはずが───」
「・・・
「・・・何?」
「彼らケルトは、生きて死ぬまで戦いに明け暮れた怪物です。この時代の人間は、スタート地点からして引き離されている。まして彼らが敬う女王メイブは聖杯を所持し、無限に戦士を生み出している。だから勝てない、勝てるはずがない。彼らの増殖には聖杯以外の資源が必要もされない。数で勝負する、という発想が既に間違いなのです。ですが貴方はそれを譲らなかった。いえ、その仕組みにおいては負けたくなかった。何故なら───
さてさて、ちゃんと聞いてくれるかねぇ・・・?
師匠って誰なんやろなぁ・・・師範とは別人です
今日の技紹介
【三極氷解・牢獄ノ永果】(さんごくひょうかい・ろうごくのえいか)
所謂制圧技。【機械】・【身体機能】・【魔力回路】の三つを焦点に当てて放つ技。壊れた機械を治してみたり、逆に壊したり。身体機能も使えるようにしたら使えなくしたり。魔力回路を無理矢理閉じることすら可能な技。調整が必要だからまだ本格的には放てない。