YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】 作:柳瀬塔矢
やはり俺の腕は鈍ってねぇよな。ここまで
「しっかし、まさか異界化してるとはなぁ・・・ま、進むしかないか」
・・・っと、通信?今?
「どうした、カルデア」
『とりあえず知らせろとの所長からの伝言です。藤丸立香が完全に目覚めたようです。そちらへ投入出来る状態ですが、如何しましょうか』*2
「要らん。こちらも最終局面まで引っ張ってきた。ただ失敗したら長引くからそん時はこちらから要請する。通信切るぞ」
『了解しました。ご武運を』
んじゃ、行きますか・・・!どうせ一度は身体をリセットするなら*3アレ使うか。中にサーヴァントが・・・四騎か。内二騎は知ってる気配、内一騎は
「乱王塵殺・裏」
くっ・・・!やっぱりコレは身体にキく・・・!*5だけど・・・
「なっ!?」*6
「どこだっ・・・!?」*7
その分、即殺には適してる・・・!時間勝負だ・・・!
「───よう」
「ちっ、間に合わなかったか・・・!」*8
結局、大事な時には間に合わないのが俺だもんなぁ・・・まぁ、それを覆す為の魔眼と魔術類なのであって。・・・ああ、こんなにも哀しい相手なのか。クー・フーリンって・・・*9
「さて、殺し合うか・・・!愉悦を抱けない、いや・・・抱かない、の方が合ってるかな?自らを檻に閉じ込め、代わりに【王】という
「黙りなさい、暗殺者」
「愉悦を感じないが故に自動的、機械的に戦える。そうしなければ、王であり続けられない。そんな魂してるぜ?」
「黙れって、言ってるでしょ!?」
「───魂、魂か。なるほど、それが見えるならオレがどんな存在なのか分かってんだろ?───クー・フーリン。推して参るぜ」
「・・・行くわよ、クーちゃん!我こそはコノートの女王メイヴ。貴方なんかに、遅れは取らない・・・!」
「俺は【簒奪のハサン】無疆柳星。さぁ、アンタらの首とって世界を返してもらうぜ!」
槍っ!けど、
「目覚めろ、シバルバー!」
いいね、槍だ。鞭に対しても強く出れるところが最高っ!
「なんだなんだぁ!?女王っつってもこの程度かぁ!?」
「煩いわねぇっ・・・!」
・・・?なんだ・・・?
「嘘っ、効いてない・・・!?」
「あー、なるほど?なら残念だったな、
さぁ、まだ何かあるだろう?ソレを見せろ、ソレを見せろ、絶対のカウンターで崩し切ってやるよ・・・!
「じゃあ・・・これならどう!?特別に・・・見せてあげる!あらゆる力が私の力・・・人を総べる王権、人を虐げる鋼鉄、人を震わす恐怖!」
来た来た来た来た・・・!大当たり!絶対の一撃!
「乱王塵殺・・・」
・・・やはり、この程度か
「あ───く───」
とりあえず消滅するまでは好きに会話すれば?という雰囲気を出しておく。俺もそこまでは外道ではないのよ
「・・・チ。酷い有様だな、メイヴ」
「ええ、クーちゃん。私、今にも死にそうよ。でも、役割は果たしたの・・・本当、本当よ。・・・褒めて、くれる?」
「───そうだな。おまえさんにしては、よくやった。女王として自分の国を守る。やればできる女だよ、おまえは」
「・・・うれしい。私、その一言が聞きたかったの。それだけ、それだけで救われたの。私の願いは叶った。やっと、貴方は、私のものに───なってくれた」
「ふっ・・・さぁ、女王メイヴ!お前は最期に何を魅せてくれる!?」
「そう!我が名はメイヴ!女王メイヴ!私の伝説に刻まれた最高傑作をご存知かしら?その名は
「・・・で、それなら呼べばいいじゃないか」*12
「・・・あはは・・・違うの、ぜんっぜん違うの。あなたが思っているものとは、何もかも!何もかも、全く違うの!」
・・・あー、この感じ・・・
「・・・逝くか?」
「ええ、逝くわ。聖杯は、貴方に託します。さようなら。クー・フーリン。いつか、どこかで、また───」
「サーヴァント・ライダー:【コノートの女王】メイヴ、退去を確認」
「テメェ、焦ってないな。
「いや?それは考える必要がないな。何故なら
「・・・そんな事が出来るとは思えないが?」
「おいおい、お前がソレを言うのかよ。神代のルーン魔術を知っているお前が」
「なるほどな、確かに【絶対的な不可能】では無えな。じゃあならやり方を聞いたら聞かせてくれるのか?」
「まぁ言っても分からんと思うから言えるんだよな。ただ霊脈支配してる土地に魔神柱顕現に反応して顕現を拒絶出来るようにしたんだよ、なら魔神柱なんて現れないだろ?」*14
そういや説明してなかったなと思うので今回説明
【双棲裏反・告解ノ體脉】《そうせいりはん・こっかいのていみゃく》
一撃重視のカウンターだが、二発に分けて撃つ。一撃目で相手を止めて二撃目で吹き飛ばす。ヒットストップを利用する格ゲーみたいな動きをします。割と使いやすい技。突っ込んできてくれると凄い助かるから大当たりなのです
【零迷帰還・反毒ノ衰龍】《れいめいきかん・はんどくのすいりゅう》
唯一の乱王塵殺の【裏】。まあ基本威力や効果はさておいて生き残る為に使用する為の技で、これは別。死地と定めた場所でのみ使用するべしとされた技。純粋な体力だけでなく生命力や寿命までもを減らして使う為、一般的には解除なんて出来ない。まぁその分世界からも認識されない程の隠密と攻撃性能の上昇が恩恵としてあるので、今回のようなアサシネイトには有効でした。まぁ減った寿命も生命力も実は別の場所にあるので取り返そうと思えれば取り返せるのですが、自動的に発動するようにしてる魔眼のせいでそんな事には気がつかなかったり。・・・魔法使いは基本不死身だし寿命なんかないからね。