YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】   作:柳瀬塔矢

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奏章どうしようかな、という今の作者の悩み。二部は大体の方向性決まったんですよね。ただ奏章は今の所未定。というか外伝の時系列も南米以降ってしか決めてないからなぁ・・・


7-33 共闘・西:3(半裏)

 

「率直に言いますと、山の翁の一人が敵に捕らわれているのです。これが他の山の翁であれば心配はありませぬ。敵に捕らわれた時点で命を絶っていましょう。ですが今回囚われた山の翁は歳若く、また、自分で自分を殺せぬ厄介な体質───救い出さねば、いずれ我々の情報を漏らすかもしれないのです」*1

 

「しかし、あの者が収容された砦は円卓の砦。攻め落とす事は難しいのだ。少数精鋭による侵入も試みたが、帰ってきた者はいまだにいない・・・」

 

まぁ、そんな事を言われて即決するのが藤丸立香と言う人間なのだ。というか断る理由も特にないんだよね。

 

「よし、任された!」

 

「くっ、即決か!」

 

「おお、それは頼もしい。そう言ってくださるとこの呪腕、確信していましたぞ!で、どうだ百貌の。立香殿が信頼出来ないと言ったな?我らの窮地を二度も救えば文句はなかろう。いや、すべてはこの後の仕事によるが」*2

 

「・・・人質を一人、用意してもらおう。助ける、と言って逃げる輩も多い。ここに貴様らの仲間を一人、置いていけ。砦に捕らわれた山の翁と交換だ。それなら私も異論はない」

 

その申し出は妥当なものである。しかしこちらには置いて行ける人材が一人いる。そう、ベディヴィエール卿である

 

「それではベディヴィエール卿を人質としましょうか。厳重に見張ってくれればそちらとしても納得が出来るはずです」*3

 

「うむ。あの円卓の騎士か。それであれば釣り合いがとれような」

 

「話は決まりましたな。では立香殿?」

 

「うん。少数精鋭で行こうか。俺とマシュとアルトリアさんとハサン二人。それで行くよ」

 

 

Now loading・・・一方その頃とも言う・・・

 

 

ここはどこかのテント。目覚めた男がここに一人。

 

「ん・・・」

 

ん?なんだここ。テントか?

 

「おう、目覚めたか兄ちゃん」*4

 

「ここは・・・エジプト側か」*5

 

「そうだな。しっかし驚いた。アンタ1週間も眠ってたんだぜ?」*6

 

「マジか。うへぇ・・・ん?そういやここ一体なんなんだ?」*7

 

「んー・・・ここの主人今は居ねぇんだよな・・・」

 

「なら会わなくていいな。*8帰ってきたら伝えてくれ。会えてよかったってな*9・・・行ってくる」

 

 

Now loading・・・

 

 

「では行くぞ。砦には私が案内する。丸一日はかかるが・・・その前に軽い準備運動だ。幸先が良いのか悪いのか・・・賊に囲まれた。迂回する時間も惜しい。蹴散らして進むぞ!」

 

まぁただの賊に追い込まれるほど弱くもなく。さらっと進んで砂嵐が出てきた辺りまで戻ってきたのだった。

 

「風が出てきたな。ククク。我らにとって砂嵐など揺籃の習い。まさに吉兆よ」

 

「ああ、分かりづらくて申し訳ない。百貌めはこう言いたいのですよ。『砂嵐であれば聖都の兵に見つかるまい、我々はツイている、今のうちに急ごう!』と」

 

「いちいち通訳せずともよいわ!」

 

「わたしたちだけでは迷子になる砂嵐ですが、ハサンさんたちがいるなら安心ですね。*10これなら聖都軍に接触する事もなく、速やかに砦まで行けそうです」

 

そんな時ドクターがなんか唸ってた。なんでだろう?

 

『ん・・・んんん?』

 

「どうしたの、ドクター?」

 

『んー・・・いや、とりあえずサーヴァント反応が()()あるんだよね。進行方向に一騎と、別の方向に一騎。その内別方向のサーヴァントはよくわからない*11んだよね・・・ただ進行方向のサーヴァントは面白い反応してるよ』

 

「サーヴァント反応だと・・・!強いのか!?Aランクの猛者か!?」

 

『なんていうか、キラキラしていて、それでいてふわふわしていて、でもガッシリしてる!円卓の騎士ではありえない、カラー豊かなサーヴァントの反応だ!』

 

「それって色モノって事じゃ・・・」

 

そんな時、悲鳴が響いた。この悲鳴は余り強くない人の悲鳴だ。なんとなぁく直感的にそう思った。

 

「きゃああああああああーっ!助けてぇー!誰か何とかしてぇー!」

 

「聞こえました、女性の悲鳴です!マスター!」

 

「助けにいこう!」

 

「フォーウ!!」

 

「なっ・・・相手の力量も計らないうちに助けに向かうというのか、あの愚か者は!」

 

「いやいや。今回は本能より理屈が上回った見える。人助け、という理屈がな。立香殿はあれで危険感知は一流だ。勝ち目のない戦いであれば、もう少し躊躇するぞ?」*12

 

 

*1
まぁただあのハサンはハサン史上トップクラスだからそんな事はないんだろうけど。

*2
まぁただ失敗するとは考えられない。このメンツだしねぇ

*3
元々アーラシュが戻ってるからアーラシュ関連のセリフ全消滅である

*4
お前は!?

*5
魔素濃度で測る。それが可能な程に濃度が違う

*6
各試練毎に1日と少しだと想定してる。つまりどう言うことか。描いてない部分の戦闘がクソ長い。

*7
エジプト側に拠点構えるって割と危険なことやってるからその危険に見合うほどの何か途轍もないメリットがあるのかもしれないがそれが何かはわからない。なおランスロット関連なのかな、とは薄々思ってる

*8
今は会いたくないとも言う

*9
想定:ランスロットでいいかな、という投げやり

*10
なお簒奪めに関しては砂嵐は意味がない模様。というかアイツ目の前で暗殺するとか出来るし見つかってもいいかな、という緩みもある

*11
なおエルロンさんとかムニエルとかは「あれこれ柳星ってぽくない?」ってなってるからカルデア内は大騒ぎ

*12
なお躊躇するだけである。挑まないとは言わない。というかイド見る限り藤丸って止まらないよね。一時的な退却とかはしても絶対に逃げないのはすごいな・・・ただブレーキ消えるとその一時的な退却もなくなるのヤバいね

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