YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】   作:柳瀬塔矢

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あの。ええ。言いたい事は多いしおのれ未亡人なのですが(執筆時2025の12/21。つまりそう言う事)・・・二部消えた?置換出来ないじゃん。救っちゃったんだから。本来なら冬木で云々でも問題なかったっぽいけどさぁ・・・何してんだろうね!終章の舞台は当てたし衛宮生きてる理由も原作が教えてくれたけどさぁ!漂白出来ないじゃん!?何にしろオルガマリーが死ぬ必要あったんだから・・・はい。どうしましょ?とりあえず一部は完走させます。1.5はその時に決めます。二部め。おのれ未亡人。


7-36 鎖野郎って聞くと緋の目だよね

 

ところで。ベディヴィエールってサーヴァントじゃないから多分今頃消失してるんだよね。聖剣返還時に魂の劣化を感じたからさ。

 

「貴様が私の邪魔をしてた張本人か」

 

「ま、そうだな。アンタの邪魔したいんだよね。だって仲間が囚われてるんだもの、救いたいじゃん?」

 

・・・あの、なんでアンタのそばの兵隊が狂化されてるんです?

 

「ソレはそちらの都合だろう」

 

「だな。そう言う時は一択だよなぁ!?」

 

槍、まぁ弾かれるか。

 

「ヴェっ!?何その鎖!?」

 

「そう言いながらも弾いてる貴様も何者だ!」

 

どんくらい時間稼げば良いのか分からんのよなぁ・・・

 

「我が名はハサン・サッバーハ!現代最後の逃げ延びた山の翁なり!」

 

早めに戻ってこいよー?

 

 

 

SiDe:藤丸立香

 

「ここが地下牢・・・?自然の洞窟に見えるけど・・・」

 

柳星に飛ばされた先は洞窟のような場所だった。転移先を間違えたのかな?なんて思ったがどうやら違うらしい

 

「うむ。この地下牢、古くからあったものをそのまま使っていた様子。・・・よくないものが棲みついてる」

 

『ハサンくんの言うとおりだ!死霊系の敵性反応、多数確認!来るぞ!出来るだけ静かに、砦の兵士たちにバレないように応戦してくれ!』

 

「なに、怨霊?ならあたしの出番ね!まっかせて、立香!觀自在菩薩(かんじざいぼさつ)行深若波羅蜜多時(ぎょーじんはんにゃはらみったじ)照見五蘊皆空(しょーけんごうんかいくー)度一切(どいっさい)───」

 

立香はこの時、彼女に後光が指してるように見えた───らしい。

 

「さあ、みんなあたしに叩きつけなさい!どんな未練を残そうとも、まとめて成仏させてあげる!」

 

と、いうことで怨霊達は発見され次第成仏されたのだが───何故外に音が漏れてないのだろうか?地下牢としては音が漏れないのは素晴らしい事だが今だけはその遮音性のせいで発見が遅れてるのだからなんとも御労しい。

 

さて、明らかに元の空間よりも長い時間を歩いているが故にこんな疑問がマシュから出て来るのも当然だろう

 

「想像以上に広く、複雑な作りですね・・・もう砦の敷地以上は歩いているはずですが・・・」

 

───と。当然、その答えもまた存在しているし、答えられるのはハサンくらいだろう。

 

「うむ。陰湿な作りの地下牢よ。入ってきた者から捕らえる気のようだ。マシュ殿は気付いてないようですが、ここは既に地下三階だったりしますぞ?」

 

「そんな!?階段も坂道も無かったのにですか!?」

 

これには立香も「マジで!?」である。まさかそんな事になっていただなんて───!と。まるで少女漫画のようになっている。

 

「道そのものがはじめから傾いているのですよ。暗闇に慣れた者でなければ気が付きませぬ・・・これは既に地下迷宮。少々厄介な話になってきましたな」

 

「ところでさ、アグラヴェインって誰?」

 

「おや、リツカは知らないのですね」

 

『現代日本でアグラヴェインを知ってるのって真面目にアーサー王伝説を読んだ人くらいじゃないかなぁ?華々しい伝説を持つガウェイン卿やランスロット卿、パーシヴァル卿やらと比べると見劣りするけど・・・』

 

「アグラヴェイン卿は私の副官だった人物です。モルガンの息子の一人であり、円卓崩壊のきっかけを作った・・・と言えれば良いのですがアレは私にも原因はありますからね」

 

「系譜だけを見ればアーサー王に叛逆したモードレッド卿の異父兄でもありますし、忠誠を誓ったガウェイン卿の末弟でもありますね」

 

「彼はどこまで行っても真面目な人でした。こと国を運営する、と言う点だけ見るのならばその過程や結論が苛烈であったとしてもブリテンの国益に叶ったものなのですから」

 

「あれ、じゃあなんでこんなに警戒してるの?話し合えそうな感じがするんだけど」

 

「その点については円卓が崩壊した理由に似てますね。リツカは何故円卓が崩壊したか知ってますか?」

 

「うーん・・・なんか裏切られてー、みたいなふんわりした事しか知らないんだよね」

 

「円卓崩壊の原因は私の妻ギネヴィアとランスロット卿による不貞をアグラヴェイン卿が告発したことに始まります。アグラヴェイン卿はギネヴィアを不浄の女と罵り、ランスロット卿はその怒りでアグラヴェイン卿を斬り殺しました。それがきっかけで円卓は崩壊し始め、私のローマ遠征からの帰還時にモードレッド卿による叛乱にあって私はカムランの丘にてその生涯を終える・・・というのが結末ですね」

 

『あれ、そうなるとなんでベディヴィエール卿は聖剣を持ってたんだ?アーサー王伝説だと星の内海に返還してたはずなんだけど』

 

「実の所、聖剣の返還は私の生命には関係ないんです。死ぬ直前、私は星と契約しました。その結果とある聖杯戦争に巻き込まれたのですが───その時にマスターに聖剣の鞘(アヴァロン)を渡しまして。聖杯への願いも含めて、私は確実にあの場で死ぬことが確定していたのです」

 

「ふーむ・・・円卓の騎士の伝説など興味もありませんでしたが、こう聞くとアレですなぁ。騎士道だのなんだのと誇っておきながら、内実は世知辛いのですなぁ・・・」

 

「確かにアグラヴェイン卿はモルガンの目論見通り、アーサー王を冲殺した事になります。それも最小の発言で最大の効果を出したのですから・・・」

 

「フォーウ・・・」

 

 




なお、SN軸のアルトリアだから政略結婚だし身体の関係なんて皆無だったんだから不貞か?と聞かれるとかなりモニョる。ええ、ギネヴィアはやり方を間違えたんだよね。アルトリアにちゃんと相談してたらこんな事にはならなかったと思う、というのはたらればなんだけどね。




ところで。誰が思うよ。衛宮生きてる理由。まさか冬木が汎人類史と異聞帯が混ざった結果だし汎人類史の方はHFだって。そりゃ衛宮生きてるわ。なので何が起こるか。何が起こるんだろうね。もしや二部&奏章全スキップでの終章までありえるのか?なんて考えてるけどそもそもこれ書いてる時はまだレイドすら始まってないからね。なんならこれ出るの24だからどれだけ早くても終章は終わってないっていう。
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