YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】   作:柳瀬塔矢

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7-42 魂の牢獄/霊廟アズライール・1

 

「私はここから別行動を取る。荒野に戻り、聖都攻略の準備を進めておく。・・・まだ脈のある集落が幾つかあるのでな。何としてもあと千人、戦士を募ってみせる。いずれ東の村で落ち合おう。呪腕の、後は任せたぞ」

 

なんてことがあったのが二日前。その間割とずっとこの特異点の調査と修正をしていた訳だけど。何してんのあのバカ*1は。なんで枝葉なんか作ってる訳?*2お陰でアンティオキアのポカも考慮しなくちゃならないんだけど?まぁ()()()は今攻略するものじゃないしあの時見えた()()()()()も何が何だかだから後回し。*3なんか嫌な予感がするのはしょうがない。そこはもうそう言う土地ってことで。

 

まぁこの特異点が既に人理から離れてしまってるから後はどう決着を付けるか、と言う点のみに注力すればいいのは楽だけどさ・・・太陽王?アイツは余裕だろ。キングハサンのアサシネイトが通じてる時点でじゃあ俺のザバーニーヤ・・・アズライールも通じるよな?ってなってるし。誰も気付いてないけど。*4

 

「そういやお前らってこっちまでどうやって来たんだ?確か報告では空飛んできたって聞いたけど」

 

そう、こいつらの移動手段が不明瞭なんだよ。何だよ空飛んだって。俺じゃあるまいしこいつらにその手段ってなくない?

 

「そんな手段があるなら帰りもそれで良くない?二日かかる距離を一時間足らずで行けるんだろ?」

 

「だけど却下されたんだよなぁ。無念だ。まぁ実際の話、今回は前より人数が多いからな。途中で失速して不時着する可能性はあった」

 

ん?て事はまさか弓で飛んだ?マジ?

 

「マジかぁ・・・いや、確かに不可能ではないんだろうがキツくね?と言うかよくそんな手段取ったな?」

 

「あはは・・・アレをもう一度っていわれても断るよ、俺は」

 

「確かに時間は貴重ですが安全面の方が大事かと・・・」

 

あのマシュが引いてる・・・どんだけやばかったんだよ

 

「マシュ殿の言う通り。慎重を期せば敵に遭うことも無し。さあ、我らの村が見えて来ましたぞ!」

 

てことで帰ってきたのは東の村。まぁ俺は初めて来るんだが。なにせここに来る途中で自爆したからね!と言うかよく俺も生き残ってるな。流石アロンダイトだぜ。刃毀れしない聖剣の名前は伊達じゃないか。

 

「おかえり、マシュお姉ちゃん、立香兄ちゃん!」

 

「ひゃあ!」

 

「フォウ!」

 

「はっはっは。これルシュド、気持ちは分かるが物陰から飛びかかるのは良くない。これで相手が静謐や三蔵殿であったらお主、一日はものが通らぬ体だったぞ?」

 

んー、それは確かに。静謐は毒で、三蔵は・・・なんだろ、これまでの行動的にやりかねない、というのがあるな。ただ流石に玄奘三蔵なんだし諭しはすれども暴に頼るか?*5

 

「そこは大丈夫!人を選んでやってるからね!」

 

「うむ、ならば良し。穏やかな者と乱暴な者、その目利きが出来るのであれば今後も安心だ」

 

そう言う問題か?そうなんだろうな。俺にはよく分からん領域だ

 

「あの・・・それでもいきなり抱きつかれるのは驚くといいますか・・・でも、ルシュド君が元気なのは何よりです。ただいま戻りました。村に変わりはありませんか?」

 

「うん、ないよ!アーラシュ兄ちゃんと頭目さまが居なくなって、みんな不安がってたけど!」

 

「・・・うむ。皆には苦労をかけてしまったか。だが今回はいい土産がある。藤太殿。ほれ。アレをやってください、あれを。前の宴から二日、既に充電出来ているのでは?」

 

「うむ、任されよ!前回ほどではないが蓄えていた所だ!いくぞ!美味しいお米がどーん、どーん!」

 

あー・・・この距離でも微かに感じるのは神の気配。というかなるほど、これが()()()()()か。なるほど・・・んー、どうするか

 

「わああああ───!すごい、この兄ちゃんすご───い!同じ弓の人だけど、アーラシュ兄ちゃんよりすご───い!」

 

いや、弓の実力単体で言うならアーラシュの方が凄い*6んだけど・・・どんだけ信用ないんだよお前は・・・まぁここら辺の土地でアーラシュって言うと伝説たるアーラシュ・カマンガーが先行しちゃって本人なのに別人に見えてしまうってのはしょうがないんだけどさ。

 

「ああ、トータ殿はまさに救いの神だからな!俺も見習いたいもんだ!」

 

 

 

と、少しばかりの休憩もせずに歩き進むことにしたのである。まぁ時間は惜しいよね。

 

「・・・さて。本来であれば村で一晩明かし、疲れを癒す所ですが・・・今回はこのまま村を通過致します。我らが目指すはこの村より更に奥、深き幽谷。山の民でさえ近寄れぬ、アズライールの廟までご同行願いたい」

 

『アズライール・・・?もしかして死告天使───』

 

邪魔だ。*7

 

「って何で通信切ったのさ!?」

 

「いやここから先マリーならともかくロマンは邪魔だろ。相手が相手だし。あと普通にハサンの秘密とかもあるしで・・・なら通信切った方がスムーズに事が動くだろ。まぁ移動しながら軽く説明だけしておくからとにかく行くぞー」

 

マリーは無駄な口を挟まない。というか驚きと焦りはあれども現場は掻き乱さない。けれどもロマンはそう言う所が欠如してるからなぁ・・・なので暫く休んでて貰います。

 

 

*1
フランチェスカ/フランソワの事

*2
緩衝材にソロモン特異点を巻き込まないでくれる?ってなってる。いや、そもこの特異点は未来史(アーケード)でエルサレムとしても機能してるから恐らく【概念としての聖地】である特性があるんだろうけどさ。

*3
藤丸はマシュの夢を見る。それは契約してるから見る。なら星と契約してる柳星は当然星の記憶を見るって事で神性の欠片が浮き出て来ましたね。異なる位相だろうと認識できてしまうのはノイズの元になります。ノイズだと?歌わなくちゃ・・・!

*4
アズライールについての説明を誰にもしてないのが原因です。

*5
どうだろ?頼りそうとも言えるしでも結局説教で済ませそうだな、とも言える。

*6
まぁ本気で撃つと自爆してしまうから本気を出せないアーチャーと分かりやすい結果を出せるアーチャーだったら子供の目には後者の方が凄く見えるんだろうな

*7
通信切断。物理的にもまじゅつてきにもきった




イベントと並走しながら書いてます。フリクエでLv.90超えてくるととりあえずスイートレモン原田左之助を使って挑んでみるのがマイブーム。後衛無し、お供にLv.1、アペンド未開放、スキルレベルは10の藤堂を置いてサポは水着ティアマト。多分ここに他のLvが低いサポ置けばもっとちゃんとした単騎挑戦になるんだろうけど。めんどいからね。
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