YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】   作:柳瀬塔矢

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完全オリジナル。


7-49 燃える村/聖槍ロンゴミニアド・4

 

SiDe:獅子王

 

王城のバルコニー。そこで獅子王は遠くを見ていた

 

「やはりかの弓士は防ぐか。ならば事前に用意していた二発目を・・・」

 

しかしソレを止めたのはアグラヴェインである。

 

「お待ちを、獅子王。その二発目は虎の子。ここで使うよりも後に来る最終盤面での使用の方が効果的かと思われます」

 

しかしソレを獅子王は否定する

 

「いいえ。カルデアは最終盤面において生存を最優先にし、現地の他サーヴァントを全て見捨てます。ならば彼らを狙える今の場面が一番効果的なのです」

 

「成程・・・彼らに着いて見誤って居ました。申し訳ありません、我が王よ」

 

「構いません。貴方のその懸念もまた理解出来る事です。それに、ある種の我儘なのですよ、この二発目は」

 

そして魔力を貯める

 

「それでは始めましょうか」

 

 

 

SiDe:無疆柳星

 

ふと、空を見ると、光を感じた

 

『嘘でしょ!?直上に再度魔力の集まりを感知!今度は30000を基準にどんどん上がって行ってる!?どうなってるのよ!』

 

「はっ、ここで立香を殺すつもりか!いいだろう、乗ってやる!」

 

霊基編纂/伝承降霊:【獅子王】アルトリア・ペンドラゴン

 

「お互い全力だな・・・!?」

 

「「十三拘束解放(シールサーティーン)決議開始」」(ディシジョンスタート)

 

|「「共に戦う者は勇者でなくてはならない」」《パーシヴァル》

「「心の善い者に振るってはならない」」(ガレス)

「「この戦いが誉れ高き戦いであること」」(ガウェイン)

「是は、生きるための戦いである」 (ケイ)

|「「是は、己より強大な者との戦いである事」」 《ベディヴィエール》

「「是は、一対一の戦いである事」」 (パロミデス)

「是は、人道に背かぬ戦いである」 (ガヘリス)

「是は、真実のための戦いである」 (アグラヴェイン)

「「是は、精霊との戦いではない事」」 (ランスロット)

「「是は、私欲なき戦いである事」」(ギャラハッド)

「「是は、世界を救う戦いである事」」(アーサー)

 

「「聖槍、抜錨。空の彼方、大地の向こう、

其は世界の果てに立つ、光の楔」」

 

 

【最果てにて輝ける槍】(ロンゴミニアド)

 

「く、ォォォォォ・・・!!!」

 

こちらの槍と彼方の槍、ほぼ全解放みたいな感覚だったが・・・危なかったな。こっちの方が解放数が上だった。ただ一つ分くらいしか離れてないからその分を埋められかけたのは焦ったな・・・

 

っと、自動解除?

 

「魔力の使いすぎか・・・まぁしょうがないんだが・・・っと」

 

「大丈夫でござるか?」

 

「いや無理・・・運んでくれー」

 

「いやしかし驚いた。本当に現代の魔術師でござるか?」

 

「一応なー」

 

 

 

SiDe:円卓

 

「・・・破られましたか」

 

「なんと・・・!?王の一撃、それも拘束を解放した一撃を破るとは相手は如何なる手段を用いたのか、想像も付きませんが・・・宝具なのは確か。カルデアが我が王以上のサーヴァントを召喚出来たのか・・・?いや、だとしたら先の襲撃で報告があるはず・・・ならばなんだ・・・?」

 

「アレが二振り目の聖槍です、アグラヴェイン。持ち主に心当たりは?」

 

「・・・一人だけ、滑稽無糖かつ証拠も何もない直感による物ですが。居ます。一人だけ、思い当たる節があります」

 

「ならばその人物が我が聖都に攻め入る時にここに案内しなさい」

 

「・・・はっ、承知しました。我が王よ」

 

 

SiDe:藤丸立香

 

洞窟に逃げた後、光の槍は2回降って来た。最初の槍は弓矢が、二発目は同じ光の槍が貫いた。前者はアーラシュさんが、後者は柳星がやったのはすぐに理解できた。

 

「あ、藤太さん!それに柳星も!・・・あれ、寝てる?というか、アーラシュさんは?」

 

「柳星殿は魔力の使用過多が体に来たみたいでな。それでアーラシュ殿だが・・・」

 

藤太さんは全て話してくれた。それで一番泣いてるのは三蔵ちゃんだった

 

「酷いじゃない、酷過ぎるじゃない・・・!こんなの、御仏だって悲しいじゃない・・・!わーん、わーん!アーラシュさん、召喚されて嬉しいって───サーヴァントになれて良かったってあんなに言ってたのに、ばかー、ばか───!」

 

「落ち着け三蔵、童たちの手前ではないか。御主が号泣してはみな釣られて泣いてしまう」

 

「悲しいから泣いて何が悪いのよ───!そもそもトータは何してたのよ───」

 

「ううむ、それを言われては拙者も弱い。・・・せめて酒で見送った、などと死んでも言えぬか・・・」

 

「聞こえてるわよばか───!どうして男連中はそういう別れ方を選ぶのよ───!」

 

「藤太さん、ぽかぽか叩かれてるね・・・」

 

「・・・はい。アーラシュさんのおかげで村は守られました。でも、その代償が・・・」

 

『柳星は理解してた上で止めなかったみたいだけどね』

 

「そうなのですか?所長」

 

『ええ。アーラシュ・カマンガーといえば救国の英雄。その弓の一射で、ニ国の戦争を終結したとさえ言われてるわ。伝説において、彼が山頂より放った矢は遥か彼方の大地へと突き刺さったわ。その矢こそ()()()()一射。争いを終わらせる、流れ落ちる星の如きもの。矢の突き立った箇所は争うニ国の新たな国境になったと聞くわ。でも、それは人の身に耐えられる所業では無かったの。英雄の五体はその一射を放った直後、四散したの。大地を裂く不遜は人には許されない、って事ね。その戒めとして、英雄は自分の体を捧げたわけね』

 

「ハサン殿、西の村はどうなったのでしょう?やはり跡形も無くなって・・・?」

 

「もはや面影もありませぬ。しかし、以前の襲撃が幸いした。村人たちの大半はすでに別の集落へと避難して居たはず。百貌めはその為に残りましたからな。中には村を捨てられない者も居ましたがそれは信仰の話。我らが踏み躙る事はできませなんだ」

 

『私から所長として命令します。藤丸立香、マシュ・キリエライト、無疆柳星、アルトリア・ペンドラゴン、玄奘三蔵、俵藤太、以上六名は至急砂漠に向かう事。再会は何事もなければこの村ですること。さぁ、準備しなさい!』

 

「・・・はいっ!」

 

「了解しました、所長!」

 

 

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