YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】 作:柳瀬塔矢
てことで砂漠に帰還だぜ。
「フォーウ!」
「外に出られてネコさんも大喜び*1ね。もちろんあたしも喜無量心、喜びで口がにやけるわ!」
「長い地下通路でしたからね。砂嵐も止んでいる様です。恐らく、アトラス院の真上だからでしょう。ここは太陽王の領域では無いわけですし」
はぁ・・・んー、最善か?RTAはアメリカだけにしとけ*2よな。何でTAさせられてんだ?
「そう喜んでばかりは居られぬようだぞ?出口で待ち伏せとは、まこと気の長い男よ」
てことでその場にいたのはランスロット。んー、出来ればもうちょいピラミッド側で会いたかったんだがこれは完全に私怨だしな。*3
「──────」
さて、とりあえず囲まれてみたが。
「サー・ランスロット・・・!マスター、包囲されてます!」
「逃走劇はここまでだ。もはや逃げ道はない。大人しく縛につけ。こちらもこれ以上時間をかける事はできん。抵抗するのなら、誰であれ容赦なく斬り捨てる」
「じゃあマシュ。行ってこい。・・・よくよく考えたら時間がないって言ってるしロンゴミニアドの真実は知ってんだろ。その上でこの場に居るのならとりあえず表向きは不忠はないって言ってる様なものだ。何も躊躇う事はない」
「は・・・はい!」
って初手不意打ち!?*4いや、幾ら戦闘スタイルを教えてきたって言ってもサーヴァント相手に不意打ちとかお前がするのかよ!?
「なに!?」
「マシュ!?」
「私のアロンダイトを真っ向から受け止める・・・!?いや、この盾、この気配・・・君は、まさか・・・!?」
「完全に怒り心頭です!私の中にもういませんが、きっと彼もそうだそうだと言ってます!ですので、代弁させていただきます!サー・ランスロット!いい加減にしてください!」
「い、いい加減にしてください・・・?まさか、私は叱られてるのか・・・!?」
流石に困惑するか。草
「いいえ、憤慨しているのです!それでもアーサー王が最も敬愛した騎士なのですか!?」
「王に疑いがあるのなら糾す!」
「王に間違いがあるのならこれと戦う!」
「それが貴方の
「待て。待つんだ。待ちなさい!親を親とも思わない口ぶり、片目を隠す髪・・・君は、もしや・・・!」
「もはや言葉は不要です、サー・ランスロット!改めて、貴方に決闘を申し込みます!」
「マシュ───!?」
「ご安心を、マスター!私は決して、あの人には負けませんっ!この盾が、この鎧が、この胸がそう叫んでいるのです!だって、だって───!」
「フォーウ!」
「───レディ。いえ、マシュ殿・・・!その姿は、まさしく・・・!」
「私はマシュ・キリエライト、与えられた英霊の
うげ、強すぎない?
「見ろよ、いつの間にあんなに強くなってたんだよ」
盾は守るためだけではないとは教えたしその為の小技*5とかは教えたけどさ。何でここまで一方的になってんだよ
「あ、投影魔術じゃん」
「いつの間にあんなの覚えてたの・・・?」
「時間ある時に少しずつ教えてたんだよ。マシュには明確な起源が無かったしなら鞘形式を取って盾に集中すれば投影魔術も使えるのでは?と思ったらドンピシャだったな。ありがとう士郎」*6
「・・・ああ。士郎が刀剣類の投影魔術だけ他とランクが違ったのは彼の中に私の鞘があったからなのですね」
「そゆこと。それのせいなのかお陰なのかで起源が剣に塗り替えられちゃったのよねアイツ」
ちなみに若干士郎の方が年上だったり。だって俺第五次のタイミングでまだ13とかだし。
「あ、蹴り飛ばした」
「良い蹴り入ったな。勝ちだ」
「くぅ・・・!この、肉体より骨格に響く重撃は、まさに・・・!」
「目は覚めましたか、ランスロット卿!これで分からないのなら、次はお城をぶつけます!」
「可能なの?今のマシュに」
「俺が予測してる宝具が宝具だから行けるんじゃないか?」*7
「・・・君の言うとおりだ、マシュ。円卓の騎士と戦い、敗れたのだ。もはや私は王の騎士を名乗れまい。私の愚かさが晴れた訳ではないが───君たちと戦う理由は、私にはなくなった」
「ようやく素直になったのね。ランスロット、どう見ても嫌々戦ってるんだもの・・・でも、あれだけ頑固な人が今回はあっさり負けを認めたわね。どうしてかしら?」
「んなのランスロットとギャラハッドが親子だった事がとりあえずの理由だろ。他に二つくらい思いつくけどな。」*8
「うそ!?親子なの、あの二人!?」
「フゥ〜〜、フォーウ!」
「いえ、ノーです三蔵さん。父に見えたのは子供の頃だけ。そうギャラハッド氏の霊基は証言したがっています」
・・・ん?何だこの気配。ギャラハッド、もしやどっかに実体あるのかもしや?・・・どこだろ。全く読めないのも怖い*9わ。覚えておくのも怖いし忘れておこうかな?
「実際、ランスロット卿とギャラハッド卿の仲はそう良くなかったはず。そうですよね、お父さん!」
「いや、私は上手くやっていきたかったのだが・・・すまない、その呼び方は心臓に悪い。心の準備ができてないとショック死しかねない・・・」
「まぁなんだかんだ予測通りに動いてくれた。てことでランスロット。お前今からこっち側な」
「ええ。騎士が負けたのです。勝者には従ってもらいますよ、サー・ランスロット」
「我が王・・・!?」
「そういやアルトリア的にはランスロットに迷惑かけられたの二回目か」
「・・・そういえばそうですね。聖杯戦争で一度彼には迷惑かけられましたし・・・」
「何があったの?」
「1994年に聖杯戦争があったんだよ。その時のバーサーカーがランスロットだったって訳。いやぁ、あの時はおもろかった。飛んでくる色んな武器を捕まえては投げ返し斬り捨て。あげくのはてに米軍の戦闘機乗っ取っての特攻だぞ。結局はガドリング撃ってたら負けたけど。アロンダイト使えよ。おい、とは思ったけどな」
「確かにあの聖杯戦争のランスロット卿は本人に結びつかない戦果が多かったですね・・・」
「あ、せや。あそこにも案内させるがいいな、ランスロット」
「あそこ・・・なるほど、君は気付いていたな、そういえば」
てことで移動開始。
「私兵団って言ってたよね。なんで柳星はその事知ってたの?」
「ほら、俺が自爆特攻したじゃん?あの後ランスロットに運ばれてたんだよな」
「彼程の戦力が獅子王に迎合される可能性は省いておきたかった。だが目覚めてすぐに離れられたのは驚いたがな・・・」
「しょうがないじゃん。対山の翁、対円卓を考えると俺がいたほうがスムーズだと考えたんだよ」
てことで到着。
「こ───こんな場所に野営地が!?それに、それに───」
「人がいっぱいいるわ!山の民、砂漠の民、それに聖地の人たちまで───!」
「それも昨日今日できたものではない!もうこれは難民たちの村と言えよう!」
「俺も驚いたよ。まさかこんな事してたなんてな。ランスロットはどの土地でもやっぱりアルトリアに叛逆する運命にあるんだなぁ、とはよく思ったもんだよ」
「・・・聖抜に選ばれてしまった者は聖都に輸送する他なかったがな。選ばれなかった人々をどうするかは私の自由だ。王は処罰しろ、とは命じなかった。それに、王命に背いて放浪する騎士たちも少なくはなかった。彼らにも居場所は必要だ」
「てことでマシュ。感想をどうぞ」
「穀潰し!顔に似合わずやりますね、お父さん!」
「だからその呼び方は止めなさいと・・・」
よし。ここの紹介もしたしならさっさとピラミッドに向かうか