YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】 作:柳瀬塔矢
・・・P.P.P.って最初【paradigm.Past.Pillar】だと思ってたんですけど、これもしや三女神それぞれの【P】が当てはまるのでは?
ところで二部が終わる頃には「この時空二部入れんのか?」と思ったんですがいざ新章始まると「この時空でお前の入る隙あるのか?」になりますね。ほら、柳星って時空関係に於いては(二部五章終了後からは)神霊以上だから・・・(クロノスとか)
ここまで割とスムーズに来ることができた。道中で遭遇したトリスタンには元々の作戦通り山の翁達がぶつかってくれた。だからこそ、今俺達は獅子王と遭遇することができた*1
「問おう、貴殿らは何者か。何の目的で此処に来たのか。此処は最果て、世界の終端そのものである」
「・・・俺達は、まだ貴方と分かり合えると思うんです!確かに、この特異点は既に聖杯の回収だけでは済まない事態になってます。だけど、貴方がやってる事って本当に意味があるんですか!?」
「意味、意味か・・・善なる人間を保存し、人理の価値とするのは無意味と言うのか、貴殿は」
「・・・人間の価値って、どの時代でも善悪両面あると思うんです。これまでレイシフトして色んな時代、色んな国を見てきました。その上で良い人も居れば悪い人も居ました。それら全てを引っくるめて【人の価値】だと思うんです。もし善性しか見ないのであれば、それは【それ以外の人理は無価値】って言ってるのと同じだと思うんです。誰よりも人理を評価し、守ろうとしてる貴方が・・・その人理を否定するんですか!?」
「その疑問は最もだと言っておこう。しかし無意味だ。悪なる人に生み出せる価値はどこにも無い。為した悪行が伝説故に悪人ですら英霊になるのであって、【悪人だから】と言う一点で英霊になる事はあり得ない。*2しかし、善なる人間はどうだ?それだけで聖人と祀り上げられ、英霊となる可能性が生まれる。つまり、人理をより強固にするには善なる人間のみを集めた方が効率的になる。わかってくれたか?」
「・・・っ!でも、だからって・・・!」*3
「お待ちを、マスター。此処からは無意味です。お互いの言い分は言ったのです。理解はすれどもお互いに譲歩する気は皆無、ならば後は武力で全てを決めるのみ」
「・・・貴、様は・・・!」
「初めまして獅子王、私は騎士王・・・使った武器が違うだけの同一人物ですが・・・」
「その、剣は・・・私が・・・私だった頃の・・・!」*4
「マスター、マシュ、お二人は下がっていてください。一対一で決着を付けます」
「任せるよ、アルトリアさん」
「来い・・・ロンゴミニアド!」
「今の私は完全体・・・槍や盾こそ使えずとも、この身は剣であるが故に
「聖槍、抜錨。空の彼方、大地の向こう、其は世界の果てに立つ、光の楔」
「輝けるは命の奔流、星々を照らす命の輝き」
「完全な互角・・・か」
「しかし、こちらの勝ちです。貴方のロンゴミニアドは最果てであるが故に同格は
「・・・そうだな。貴殿らは良くやった。よくぞやり遂げた。なれば帰るが良い。私はこのままこの土地と共に消えようではないか」
・・・さて。
「アイツらは帰還したかな?」*7
「・・・貴殿は」
「二度目だね、逢うのは。一振り目の聖槍所持者?」
「なるほど、やはり貴殿が二振り目の所持者か。村に放った我が聖槍の二発目を防いだのも貴殿だな?」
「だな。一発目は俺じゃなくてアーラシュだけど・・・さて、俺の悪巧みの時間だ」
・・・っと。概念欠損が起きてる程度で聖槍としては壊れてないのか。なら楽だな
「と言っても貴殿は何をしようと言うのだ」
「このまま行くと人理は複数パターンの未来がある。その全てをカバーするためにあんたの人理の果てたるこの聖槍を活用して人理の隔絶された空間を作り上げる」
「・・・つまり今後人理が焼却されてもこの聖槍が崩壊しない限り人理が崩壊することもなくなる、と?」
「そうだな。それに俺の見えてしまった未来だと焼却以外の人理崩壊があるっぽい*8し・・・そっちもカバーしておきたいってのもある」
さてさて・・・あーなるほど、これならこっちを弄れば・・・
「っと、俺以外に客居るの?」
「王、よ・・・御無事ですか・・・」
「ってアグラヴェインじゃん。マジで?ランスロットに勝ったの?アンタも最後の最後に自身の伝説を塗り替えたのか、やるじゃん」*9
「貴様、は・・・何を、している・・・?」
「俺?人理を確定させようかなって。この聖槍が千年王国になる事はないけど、その代わり【この聖槍が人理が存在した証明】とする為に弄ってるのさ」
「千年王国・・・か。確かに私はその為にこれまで邁進してきた。誰もが平和に過ごせる千年王国を作る為に・・・」
「・・・それだとそもそも無理じゃないか?」
「何・・・?」
「いや、俺のいた国が同じ王族が二千年は続いてるくらいの国だけどさ、そんな国ですら内紛は数百年単位であったんだぞ?平和なだけだったらとっくの昔に滅んでた*10し。だから真に千年王国を作るならもっと武力も必須だったんだよ。アグラヴェインは【千年の間皆が幸せになる】ためだけじゃなくて【千年の間諸外国に侵略されずに居る】と言う条件も考えてみろよ。じゃなきゃその王国は侵略されて終わりだぞ?」
「は、はは・・・それは、そうだな・・・」
「それとアグラヴェイン。そろそろ休むと良い。卿は少々働きすぎなのが玉に瑕だ。それに此度も随分と働いただろう?ならば私が許す。少し休むと良い」
「それは・・・いえ、王のお言葉ならば。それでは、お先に・・・」
アグラヴェイン、退去確認
「よし、これでオケ。んじゃ俺も去るわ。此処に来るのは・・・後三回、かな?それくらいら来ると思うけどまぁ気にしないでもらって」
てことで帰還
「遅い!今まで何してたのよ!モニターには映らないし!通信は切れてるし!レイシフトは拒絶するし!何してたのよ!」
「んー・・・最悪の為の布石敷いてた。起動しないといい布石だな」
「それって起動したらどうなるのよ」
「その時はアレよ、俺らが全員死んだら発動するから・・・」
「本当に最悪ね!?*11じゃあとりあえず貴方も解散!次のレイシフトまで通常業務に戻る事!」
「あ、騎士王ってどうなったの?」
「騎士王・・・あぁ、アーサー王ね。彼女は藤丸と契約したサーヴァント、こちらから命令出来ないので彼女には自由に動いてもらうことにしたわ」
「オケ。ならさっさと【冬木のサルベージ案件】も終わらせなくちゃな」
「それなんだけど、ちょっと問題が起きてるっぽいのよね。ダ・ヴィンチがここ最近ずっと悩んでるから後で聞きに行きなさい」
「りょーかい」
さてさて、次の特異点は何かな・・・あ、マーリンいるのか。そういや。てことはアルトリア連れてくとおもろそうだな?まぁそこはあの人に任せるしかないけど・・・さて、冬木のサルベージに問題ぃ?何があるのさ