YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】   作:柳瀬塔矢

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死の鏡、槍の舌抜き、河渡り

 

あれから大体一日経った。その間どの陣営も特に争いとかはなく。俺は陣地を山全般に広げることが出来た*1

 

「うむ。完成なり」*2

 

さて・・・

 

「んで、こっからどうします?」

 

「俺の役目は獣を斬ることだ。それ以外は任せよう」*3

 

つまりビースト案件って事・・・!?いや、確かにそうなんだけど。焼却に用いられてるのはソロモン(1stビースト)の聖杯、空想樹に用いられるのはMALICE(LASTビースト)の聖杯*4・・・アレ(カルデアス)が獣かはさておくけど。*5んで冬木のはこの世全ての悪(アンリマユ)の聖杯。うーん厄ネタのパレード。

 

「んじゃここまでに判明してるサーヴァントのデータ渡すんで未来の関係者なら教えてください。真名が分かれば確実に殺せます」

 

「逆に言って仕舞えば、真名が分からねば殺せぬ、と?それがハサンの姿か?」*6

 

「あぁ、いえ。真名は別に分からなくても良いんです。確実性が上がるってだけで。誰にでも通せるけど通し方が変わるんですよ、俺の技は」*7

 

「・・・俺が居る時間にお前は居ない。ログを参照した事もあったが、お前は死んだわけじゃない。呼ばれてないのだ」*8

 

「へぇ・・・」

 

んじゃ一つずつ確認していこうかね

 

「まず一騎目。黒のインナーに赤い服。持ってる刀は属性的に冥府や地獄関連だけど・・・どう見てもオルタなんだよなぁ・・・」

 

「そうだな、このサーヴァントは紅閻魔・オルタだ。過去に記録があった。だが霊基の形としては異常だな・・・この姿はあの異聞帯だからこそ為せたものだと記録されていたはずだが」

 

「そっすか。紅閻魔なら正面から勝てる*9からいいや。次、何故かアーチャークラスのスカサハ師匠について。・・・何やってんの?」*10

 

「スカサハか・・・あの女王にアーチャークラスの適正があるとは思えないがどうなっている・・・?」*11

 

・・・もしかして・・・?いや、だとしてもありえないだろ。

 

「アーチャーは『何かを飛ばす』クラス。そして師匠はルーンも飛ばすしゲイボルグも飛ばす。ならアーチャーになってもおかしくないのか?」

 

「ふむ・・・カルデアのクラスシステムは偶に杜撰だからな。あり得る話ではあるだろう」

 

だとしたらウケるんですけど。・・・師匠はどうやって殺そうか・・・直死が通じるとも思えないしなぁ・・・*12

 

「次、この妙に派手な女。ライダーなんだが・・・」

 

「南米の女神、ケツァルコァトルか。*13確かルチャに目覚めたとか記録に残っていたな」

 

ルチャ!?何故!?踊り食いから派生したの?

 

「へぇ・・・まぁ神霊に正面切って挑めるのは珍しい機会だ。挑む価値はありそうだな」

 

「それは任せる。あくまで俺は獣を斬るだけだ」*14

 

何なのコイツ・・・!?流石にウケるんだけど?

 

「んでニトクリスはスキップして。*15なんなのこの黒いバーサーカー」

 

「む・・・アルジュナ・オルタか。異聞帯の王の一人だ。当時のカルデアも苦戦したと記録に残っている」

 

へぇ・・・ん?

 

「じゃあ今の俺が戦っちゃダメじゃね?今俺が戦ったら異聞帯での戦闘で苦戦しないと思うんだけど・・・」*16

 

「なに、ここは一種の夢現だ。ここから帰還した際に一部の記憶は欠落するだろうな。苦戦したと言うことはそう言うことだろう。そして恐らくこの会話も、な」

 

「そうか・・・それはなんと面白い・・・!」

 

んで。八騎目が見当たらない。*17まぁいなくても良いんだけど多分居るんだろうなぁとは思うよ?まだ現れてないのか俺が捕捉できてないのか。それはおいおいだな。

 

「んじゃ今晩から挑みに行くぞ。殺しやすいのはニトクリスだな。だから今晩はニトクリスを殺すだけに留めるか。余裕があれば他のサーヴァントにもちょっかいかけるのはアリだな」

 

「そうか。しかし、相手のマスターはどうするというのだ?」

 

ん?あぁ、確かにそれぞれの陣営のマスターも捕捉してるけどあまりこの時代とかは覚えてないのよね。だから顔見ても「あ、こいつだ」とはならない訳で。それだとしても俺の中には一種の確信があるんだよ

 

「ああ、俺に勝てるマスターとか居るわけないじゃないか。現代でもあるまいし。*18この時代、この国で強い魔術師が居るわけないだろ?そりゃあ、デカい家の魔術師なら話は変わってくるが、事魔術については俺は強くてね。二対一でも俺は負けねぇよ」

 

「その自身、聞いた通りの人格だな。お前は」

 

「だろ?俺ってば一応人類最強の一人だと自負してるからね」

 

んー、ニトクリスか。マスターはパッとしない男だが。さて、どう殺すべきか。この地にピラミッドはない。つまりビームも無ければラムセウム・テンティリスも来ない。が、それはそれとして冥府の兵士どもは使ってきそうだな。さて、どうするべきか・・・

 

 

*1
まさかここまでスムーズに陣地を広げられるとは思ってなかった

*2
焼き魚〜

*3
これだからピース絶対殺すマンは・・・

*4
この時点でMALICEが解析の獣である事にはまだ気づいてないです。しかし空想樹には聖杯を作る機構(システム)が存在しており、空想樹が一種のテクスチャ上書き装置である事には気付いているため柳星はコレを【確実に最後の獣になる】と定めました。実際獣が何体居るかは分かってません

*5
マリスビリーはYAMAの空想樹【ザババ】を元に「如何に空想樹を展開するか」を考えた時にカルデアスを思い付きました。更にカルデアスが128の棺で組まれているのに気付いてしまった為に、コレを害意の無い悪意であると断定、MALICEと呼称しています

*6
ハサンを継承し、アズライールを名乗る技を持っておきながら、相手の名前を理解出来なければ殺せないのか?と思ってる。そうだよね、本来相手の名前とか知らなくても殺せるもんね

*7
禍葬冥府(ザバーニーヤ)は相手の魔力回路にダメージを与える技だからなぁ・・・

*8
なんと【狭間の一秒】出禁。でもコイツある程度冥府関係とも繋がりがあるからゴッフの様に時間制限付きの呼び出しはしなくていい。呼ばれたら行けるし帰らなくて良い。でもコイツにはアポカリプスワールド方面を担当して貰います。ゴッフと一緒にね

*9
嘘つくのがアウトなだけだからハッタリとかフェイントはアウトになる可能性あるけどそんなん使わなくても勝てると踏んでる

*10
本当にね。思いついた時の作者の気持ちでもある。何してんの?でもしょうがない。そう言う()()()に遭遇したんだから・・・

*11
ほらー、アズニャンもこまってるジャーン

*12
恐らくこの特異点最強の敵

*13
ククルカンじゃないの?と言う問には「そもそも南米の神は大抵死の神でもあるやろ」で通させてもらいます。ケツァルコァトルもククルカンもテノチティトランもテスカトリポカも死の側面あるやろ。

*14
まさかの通常戦力としては価値0。でも本気で苦戦してたら「手を貸そうか?」とは言ってくれるかな。パストでも言ってくれたし。

*15
知ってるサーヴァントだし。というかマスターもよく呼べたね・・・いや、それは全員に言えることか

*16
2回目の戦闘では絶対に苦戦しない、それはそもそもの大前提だと思う

*17
アンリマユとかジャンヌとかイシュタルとかの枠

*18
現代だと割と対等なマスターも多い。キリシュタリアとかオフェリアとか舐めプ無しのベリルとか天使化デイビッドとか躊躇いの消えた藤丸とか制限無しサビ子とか超拡大解釈衛宮士郎とか




剣:日本:紅閻魔
槍:ウルク:エレシュキガル
弓:北欧:スカサハ
騎:南米:ケツァルコァトル
殺:中東:アズライール
術:エジプト:ニトクリス
狂:ヒンドゥー:アルジュナオルタ
乱:ギリシャ:???

となりました。ちなみに初期案ではライダーはオジマンディアス(ピラミッド持ってるなら死の関係者やろ)だったのですが、「そもそも縁召喚するかランダム召喚じゃないと召喚=死じゃん」というのと「というかニトクリスが居るんだからダメじゃん。この二人がチーム組むと女神ロンゴミニアドと同等になってしまうんだから」というのでケツァルコァトルになりました。
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