YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】 作:柳瀬塔矢
タイトルは手抜き。
「・・・フゥ・・・シィハッ!」
うーん、微妙。やっぱ魔力使いすぎてんなこれ。*1
「柳星、起きてるかしら?」
おやマリー、朝に来るなんて珍しい。
「・・・なんか進展あったって事だな?*2管制室でいいか?先に行っておいてくれ」
「ええ、待ってるわね」
さて、出てくるのはなんじゃらほい。・・・ま、なんでもいいか。俺が勝ち、俺が全てを決め、俺が・・・*3いや、それじゃダメだな。俺はあくまで藤丸の補助なんだから。
「いつかは俺から独り立ちしてくれよ?藤丸立香」
というわけで管制室。みなさんお忙しいようで。
「おはよう、柳星。よく眠れたかな?」
「おう、ロマン。・・・お前なんだな。説明とかの役割はマリーだと思ってた」
「そうだよ。僕は今偶々ここに居ただけさ。時間になればブリーフィングが始まるから待ってるといいさ」
それだけ言ってロマンは他の職員のもとに向かっていった。まぁそりゃそうだよな。
「おはようございまぁす・・・」
「おはよございます所長」
「藤丸立香、マシュ・キリエライト。時間通りですね。ではブリーフィングを始めましょうか。まずは改めて確認ですが、今やるべき事は把握していますね?」
「えーと・・・特異点?の修正と、聖杯の調査、でしたっけ?」
「ええ、そうです。その地で何が起こって特異点になってるのかを調査、修正し聖杯を探索し持ち帰る。それが貴方たちに託されたミッションです。それとは別に、レイシフト後、貴方達には召喚サークルを確立してもらいます。冬木の時とは違い準備した上でのレイシフトなので念話による連絡はいつでも可能ですが補給物資の転送には召喚サークルが必要となってます。なのでまずは霊脈を探す事、いいですね?」
「はい!あの、ところでそこにいるなんか派手な人は・・・?」
「お、ダ・ヴィンチちゃんじゃないか。工房に引きこもってるのかと思ってたぜ」
「言ってくれるね無疆くん?」*4
「そうね、藤丸立香やマシュ・キリエライトは初対面でしたね。・・・というか柳星が知り合いなのが驚きなんだけど?」
「この前の説明会抜け出して歩いてたら遭遇したんだよ」
「・・・あれ?先輩、たいへんです。この方、サーヴァントです!」
「お、マシュも一目で気づいたか。やっぱ見る人が見れば分かるんだよなぁ」
「ま、サーヴァント同士は分かるからね。それじゃ自己紹介と行こうか!私こそルネサンスに誉れ高い万能の発明家!カルデア技術局特別名誉顧問、レオナルド・ダ・ヴィンチその人さ!気軽にダ・ヴィンチちゃんと呼ぶように。こんなキレイなお姉さん、そういないだろう?」
「おかしいです、異常です、倒錯です!だってレオナルド・ダ・ヴィンチは男性---」
「はいストップマシュ。レオナルド・ダ・ヴィンチが男?そんなのサーヴァントに関係あるか?冬木でもそうだったろ?アーサー王が女だったんだしサーヴァントって割とそこらへん自由なんだよ。なぁ?」
「そうだね。実は男だったとか女だったとか、そんなに重要?最初に言い出したのは誰なんだろうね、まったく。私は美を追求する。発明も芸術もそれは同じ。全ては理想を・・・美を体現する私だった。そして私にとって理想の美とはモナ・リザだ。となれば・・・ほら、こうなるのは当然の帰結だろう?」
「フォウ・・・」
「じゃ、私の紹介はこれで終わり。これからはおもに支援物資の提供、開発、英霊契約の更新等*5で君たちのバックアップをする。私はカルデアに召喚されたサーヴァントだからね。マシュのように各時代にそうそう跳んでいけない。でも藤丸君。君が正式に私と契約できたのなら話は別だ。その時は一介のサーヴァントとしてキミの力になる。そうなる運命を楽しみにしているよ、マスター?それじゃ、私も持ち場に戻るね。マリー所長」
「ええ分かりました。ではこれから跳ぶ時代について軽く説明します。場所はオルレアン。時代としてはジャンヌ・ダルクが処刑された1431年です。・・・柳星、なにか師範から聞いてたりしない?冬木じゃないから余りこれからは知識としては役に立たなさそうだけど一応聞いてみるわ」
「ジャンヌ・・・おおジャンヌってか?*6なら黒幕は1人心当たりあるぞ。
「そう。ならその方向性はある程度アタマに入れて行動してください。今回から藤丸立香。貴方と柳星の分のコフィンも用意してあるわ。レイシフトは安全、かつ迅速に出来るはずです。特異点は七つありますが今回はその中で最も揺らぎの小さい物を選びました。まずは向こうの時代に対応する事。それは忘れないでください。それでは健闘を祈ります」
「さて、準備は出来てるな?神などこの世には居ないんだから・・・いや、居るには居るか。ただ我等が言うべき神はいない。だからこそ祈るな。ただ目の前の事に勝つには実力が全てを物言う世界だ。・・・大丈夫。俺も居る。マシュも居る。カルデアスタッフのバックアップもあるんだ。なら・・・」
「高々一個の都市程度。我らが挑む本懐に比べたら小さいものでしかないだろう?」
「・・・うん。そうだね。言われてみたらそんな気がしてきた!」
『アンサモンプラグ スタート』
『霊子変換を開始 します』
『レイシフト開始まで』
『3』
『2』
『1』
『全工程
『グランドオーダー 実証を開始します』