YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】 作:柳瀬塔矢
ヘラクレスってキャスター以外適正あるんですって。だからなんだよって感じな作者です。これの執筆開始の直前に新宿クリアしてアガルタ始めました。いつかこの作品が追いつきそうで怖いです
「彼らは眠りましたか?」
「えぇ、慣れない野宿でしょうにあっさり」
「な訳ないだろ、俺は寝れてねぇよ」*1
「柳星さん?貴方が1番寝るべきでは?」*2
「あのなぁマシュ。俺が寝る理由は魔力の使いすぎのみなんだよ。・・・ってそれは言ってなかったか。*3俺は色んなものを自分で拒絶してる。生殖機能だったり三代欲求だったりな。*4だから俺は基本寝なくても良いんだ。*5まぁ敢えて寝るって事をする時も多いが・・・まだ
「そうですか・・・」
「んでジャンヌさんよ、何か隠してるよな?何を隠してる?」
「そう、ですね。分かりました。告白します。私というサーヴァントの召喚が不完全だったせいでしょうか、それとも・・・本来の私が数日前に死んだばかりだからでしょうか。何というか、今の私は
「新人、ですか?」
「はい。英霊の座には過去も未来もない。ですが、今の私にはその記録に触れる力すらもない。故に、サーヴァントとして振る舞うことが難しい。まるで生前の、初陣のような気分なんです。先ほどの魔術師さん・・・彼女は私を救国の聖女だと言いましたが、その名を期待されても、私にはその力はありません。*6ですので、その。私の方こそ、貴方方の足手まといになるのでは、と」
ふむ・・・
「まぁそれはしょうがないというか何というか・・・座のシステムのバグみたいなもんだしなぁ・・・」
「どういうことか知ってるのですか?・・・ええと・・・」
「柳星でいい。まぁ今のジャンヌの状態は前例があるからな。カルデアの初陣、冬木にいたセイバー。アーサー王もといアルトリア・ペンドラゴン。彼女は冬木に召喚されている。*71度目も少しおかしい召喚だったが2度目は期間が短かったからなのか1度目の記憶が残ってる上*8に召喚されたタイミングがセイバー目線カムランの丘の戦の後。ベディヴィエールに聖剣を託す前だったんだよ。それはつまり死ぬ直前だ。まぁつまりどういうことかって言うとだな・・・んー・・・まぁ、その状態は寧ろ普通かなって。*9ただしくコレが初陣なんだろって。ま、俺はともかく、藤丸は当たり前のようにこんな戦争に首出してんだから・・・まぁあいつの事は信用してやってくれな。俺はほら、人類の為じゃないから。究極的な所だとな。んじゃちょっと目ぇ休めてくるわ」
「え、えぇ分かりました・・・?」
・・・ったく、柄にもないな。しかも言葉の混濁まで起きてるか・・・こりゃ、最悪の状態かもなぁ・・・*10
翌朝。いきなりオルレアンはキツイかなって事でまずは近くの街から情報を集めることにした俺達はラ・シャリテへと向かうことにした。その間にロマンもあいさつしてたけど「夢見がちな人ですね」には思わず笑ってしまった。許せ*11
「もうすぐラ・シャリテです。ここでオルレアンの情報が得られない場合、更にオルレアンへ近付かなければいけませんが・・・なるべく、そうならないように済ませたいですね。今の戦力で彼らに打ち勝てるのかどうか、その確証が持てない限り、攻め入る訳にもいきませんし」
「冷静なんだね」
「・・・いえ、正直焦っています。もう一人の“私”は、どう考えても正気ではない。そんな怪物が人を支配して、何をするかなどー想像するのは容易いのです。圧倒的な力、圧倒的な憎悪は、どれほど高潔な人間でも、簡単に壊してしまう」*12
『む、ちょっと待ってくれ。君たちの行く先にサーヴァントが探知された。場所はラ・シャリテ。君たちの目的地だけど・・・あれ、でも遠ざかって行くぞ・・・あぁ、ダメだロストした!速すぎる!』
「フォウ!フォーウ!」
「なんですかフォウさん、急に頭に乗って。向こうの空を見るんだ、ですか?・・・!?街が・・・燃えてる・・・!?」
「急ぎましょう!」
んー・・・まぁ状態探らなかった俺の落ち度なのか?いや、それはないな。街を守りながらじゃ俺はあまりにも動けなさすぎる。だが・・・生きてる魂ももうほぼ0だな・・・
「っち・・・生存者0か・・・!」
「まだ誰か生きてるかもしれません!」
「そんなん居ねぇよ、見りゃ分かる・・・まぁ、火葬くらいはしてやるか・・・離れてろお前ら」
「火よ、炎よ、焱よ・・・彼らを許したまえ。その死を許したまえ。それは彼らへの埋葬である。故に我は彼らの肉を葬る。せめて魂が天に還るように」
来たか、ワイバーン。魔力漏れてるぜ?・・・その遠くにサーヴァント計5体か?そんくらいもするな・・・もう少し贄足して*13魔力抑えるか
「天に還れ、円環の元に集え、我ら願うは火垂る星である、彼らの裁きが天へと届く為である」
・・・魔力消費も・・・うん。想定内で収まった。コレの詠唱は毎回即興で組まなくちゃいけないのが辛いところだよなぁ・・・*14
「・・・」
「ジャンヌさん?」
「これをやったのは、恐らく“私"なんでしょうね。その確信が私にはあります・・・わからないのは一つだけ。どれほど人を憎めば、このような所業を行えるのでしょう。私にはそれだけがわからない」
『待った!先ほど去ったサーヴァントが反転した!まずいな、君たちの存在を察知したらしい!おい、冗談だろ・・・!?数は五騎!速度が迅い・・・これは、ライダーか何かか!?と、ともかく逃げろ!数で勝てない以上、逃げるしかない!数で勝てない以上、逃げるしかない!数が同じだったら勝負を挑んでもいい!だが、戦力的に君たちの倍近くある相手と戦わせる訳にはいかないだろう!?撤退しよう、こんなの普通なら誰だって逃ける!三十六計さんもそう言ってる!』
「それは無理な相談だな、ロマン。お前はもう少し歴史を学び直すべきだ。ここにいるのはジャンヌ・ダルクだぜ?ここで逃げるようなら救国なんか出来るわけないだろ!それにせっかく敵の姿が分かる機会なんだぜ?なら姿を見てからでも
「分かりました、マシュ・キリエライト、迎撃に徹します!」
「真意を問い質さなければ・・・!」