YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】 作:柳瀬塔矢
ここに来たのは五騎のサーヴァント。反転したジャンヌ、槍の老人、荊の魔女?あとは十字架もってるから聖女か?んであとはレイピア持ってる・・・これ性別どっちだ?ベル薔薇かよおい*1
「・・・っ!・・・なんて、こと!まさか!まさかこんな事が起こるなんて!ねぇ、お願い、誰か私の頭に水を掛けてちょうだい*2、まずいの、やばいの!本気でおかしくなりそうなの!だってそれくらいしないとあんまりにも滑稽で笑い死んでしまいそうだもの!ほら、見てよジル!あの哀れな小娘を!なに、あれ羽虫?ネズミ?ミミズ?どうあれ同じ事ね!ちっぽけすぎて同情すら浮かばない!ああ、本当・・・こんな小娘にすがるしかなかった国とか、ネズミの国にも劣っていたのね!*3ねえ、ジル・・・って、そっか。ジルは連れてきてなかったわ」*4*5*6
・・・ははっ、やっぱりだ。となるとやっぱその方が合ってるよな?
「・・・ハハっ・・・あーやっぱ面白いなぁ歴史ってのは」
「この状況で笑うとか貴方正気?いえ、私達が言うのも違うとは思うけどそれでも聞くわ。あなた、なんで笑っているのかしら?というかその感じ、私の事も知ってるわね?」
「まぁな・・・あーまって腹痛ぇ・・・笑いすぎた・・・っと、とりあえず初めましてだな?ジャンヌ・ダルクのオルタナティブよ?まさか自分で召喚してバーサーカー付与なんて良く思いついたな?ジル・・・キャスターの入れ知恵か?」
「・・・えぇ、バーサーカーを付与するのはジルからの知恵なのは間違ってないわね。*7だから何?この戦力差は覆せないでしょ?」
「いやぁ滑稽だなぁって・・・だって俺達からしたらアンタの存在はただの蛇足に過ぎないんだよなぁ?まぁ正式な召喚故にあん時の記憶はないだろうが・・・一度見つけた答えとは違う答えを出されるとちょっとイラつくんだよなぁ・・・!」*8
「いいか?ジャンヌ・ダルクは聖女である。例え産まれが村娘でも。周りに担ぎ上げられてでも。彼女が成した事は間違いなく【救国の聖女】である。こんな国だろうとも、あんな愚者共だろうとも。救った事実は変わらない」
さらに続ける。このイラつきは言葉にしないと許せない・・・!
「主の声が聞こえない?当たり前だろう。世界の主は個人を見ても個人を愛さない。ましてやここは特異点。声なんてなくて当然なんだよ。こんなクソみたいな世界を運営するくらいには頭のおかしい神様なんだ。きっと暴れたら面白おかしく反応してくれるんだよ。だからアンタがやろうとしてる事は俺達が止める。主の世界は俺たちが守る。その止まらない憎悪に俺達が終止符を打ってやる」
「・・・驚いた。まさかそこまで分かってる人間が居たなんてね。もし会うのがもっと早かったらこんな事にはならなかったのでしょうけど悲しい事に私はもう止まらない。このフランスを沈黙する死者の国へと作り替える。それが私。それが死を迎えて成長し、新しい私になったジャンヌ・ダルクの救国方法です・・・まぁ、そこの人間はともかく。貴女には理解出来ないでしょうね。いつまでも聖人気取り。憎しみも喜びも見ないフリをして、人間的成長をしなくなったお綺麗な聖処女さまには!」
「なっ・・・!・・・貴女は、本当に私なのですか?」
「・・・呆れた。ここまでわかりやすく演じてあげたのに、まだそんな疑問を持つなんて。なんて醜い正義なのでしょう。この憤怒を理解できないのではなく、理解する気きえない。ですが、私は理解しました。今の貴女の姿で、私という英霊のすべてを思い知った。貴女はルーラーでもなければジャンヌ・ダルクでもない。私が捨てた、ただの残りにすぎません。私と同一の存在で、尚且つクラスも同じであるなら、何かしら感じ入るものもあったでしょう。ですが貴女には何の価値もない。ただ過ちを犯すために歴史を再現しようとする、亡霊に他ならない。バーサーク・ランサー、バーサーク・アサシン。その田舎娘を始末なさい。雑魚ばかりでそろそろ飽きたところでしょう?喜びなさい。彼らは強者です。私が召喚したサーヴァントの中でも、貴方たちは一際血に餓えた怪物です。勇者を平らげる事こそが貴方たちの存在意義。存分に貪りなさい」
「よろしい。では、私は血を戴こう。」
ランサー・・・なるほど、ランサーだな。槍持ってるし。だがアサシン?こいつが?なるほど、まぁアサシンなんか基本分からんか。
「いけませんわ
「強欲だな。では魂は?魂はどちらが戴く?」
「魂なんて何の益にもなりません。名誉や誇りで、この美貌が保てると思っていて?」
「よろしい。では魂を私が戴こう!皮肉なものだ。血を啜る
「ええ。だからこそ感動を抑えられない。私より美しいものは許さない。いいえ、それより・・・私より美しいものの血はどれほどわたしを美しくしてくれるのかしら?ああ、新鮮な果実を潰すのは楽しいわ。果肉は捨てて汁だけを嗜む・・・これこそ夜の貴族の特権。私の宝具で、一滴残らず絞り出してあげましょう」
「来るぞテメェら!構えろ!相手は正式なサーヴァント!冬木の時とは訳が違う事を頭に入れておけ!」
「ではまずは私が前に出よう。この槍の前に朽ち果てるが良い!」