YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】 作:柳瀬塔矢
「さて、武器持ち、感情があるタイプなんて俺も経験少ないからなぁ?どうするかは悩んでるんだが・・・」
相手はサーヴァント。ましてやバーサーカー付与とかいうカモ相手なんだよなぁ・・・
『ちょっと柳星、貴方もしやハンデ付けて戦う気!?』
「ふむ、それは些か我らへの侮蔑ではないかね?」
「それもそうだな・・・なら速攻で終わらせる。逃げるなら今のうちだぜ?」
「そう言われて逃げるとでも?」
「それもそうだな!んじゃ・・・行くぜ?」
足元、地雷。*1掛かったな?魔力放出、追いついた。*2っと、槍間に合うの!?*3流石の速さだっことで・・・あ、そこ隙。風よ!*4・・・うーん防がれる
「・・・ジリ貧だな。・・・マシュ!お前も来い!」*5
「あっ、はい!」
マシュの盾、槍当てて?あぁ、はい。弾かれるよな?*6ならそこに掌底。*7少し効いたかな?て事は次は更に魔力回すよな?*8あ、受け流してマシュが蹴った!?肉弾戦も覚えちゃって。俺ったらちょっと嬉しいよ*9
「あんな小娘と人間を仕留めきれないなんで・・・・•。もしや恩情をおかけになったのかしら。お顔に似合わずお優しいこと。“
『“
「・・・人前で我が真名を露わにするとはな。不愉快だ。実に不愉快だ」*10
「良いではありませんか。悪名であれ人々に忘れられないのであれば、私はそちらを選びます。それに・・・真名で謳われる方が、私の好みです。*11恐怖と絶望、そのスパイスに仄かな希望。いつだって一番良い声で啼くのは、
「最後の最後に、真に逃げ延びられた者の手で破滅に追い込まれたのは貴様の方だろう。エリザベート・バートリー。いやさカーミラよ。無惨にして何とも滑稽な最期だったのはな」
「・・・無粋な方ね。これだから根が武人な殿方は困ります。吸血鬼に堕ちていながら、高潔な精神に縋るなんて」
「私が、いまだ信仰に縋っていると?」
「おやめなさい。好きに貪れとは言いましたが、相手ぐらいは間違わないように。あなたたちが敵意を向けるのはそこの小娘たちです。仲間割れは後にして頂戴」
「まあ。誤解ですわマスター。私、先達としてヴラド公を密かにお慕いしていますのに」
「なるほど、初耳だ。慕う、とは暗殺する機会をうかがう事だったとはな」
「では、次は私の手番ね。お優しいブラド公と一緒に思わないでくださる?」
連戦かぁ・・・すっこしキツいが魔力はまだ余ってる。なら行けるだろ・・・!だがキツいなぁ・・・武器の相性が悪すぎる。*12拳銃メインになるか?そもそも普通の弾丸効くとは思えんのよなぁ・・・ましてや起源弾なんか限りがあるし・・・*13
「マシュ、時間を稼げ。詠唱に入る」
「あ・・・はい!わかりました!」
「ふぅ・・・届くかは知らんが試す価値は有りだな・・・」
「サークル、収束、重複、霊脈設置、宝具・擬似展開、貫通、威力低下、代償に魔力。
・・・よっしゃ掛かった!ぶっちゃけ狂化解除とかは出来ないから当たってくれて助かった!だけど倒れない・・・!?うわっマジかよ割とギリなんだぞ!?こちとら!
「・・・妙な違和感があります。ヴラド公が手を抜いたのはこういう事だった、のかしら?そちらのお嬢さん。貴女、イヤな匂いよ。年端もいかぬ少女なのに戦闘だけは熟練の技。矛盾しているわ。何者なのかしら?」
「・・・デミ・サーヴァントでしょう。人間とサーヴァントが入り混じた異質な存在です・・・そして私の失策でした。貴方たちは他の者より残忍ですが、だからこそ遊びがすぎる。あの小娘たちの始末は、遊びのない残り三騎に任せるとしましょう」
「待て。私もカーミラも共に本気ではない。聖女の血は我らのものだ。血の輝き、血の尊さを微塵も知らぬただの処刑人どもに譲るなど」
「黙れ。恥を知れ、ヴラド三世。生前、どれほどの威光と権威があったとしても、サーヴァントとして現界した以上、貴様たちは対等だ。貴様は彼女の血を吸うことを望むあまり、無意識に力を加減した。人間的成長がまるでない。私、そういう我が侭は嫌いなんです。だから反省して、今回は引っ込んでいてくださいね?」
「・・・!マシュさん、逃げて下さい!ここは私が食い止めます!」
・・・なんだ、この気配?新手のサーヴァント?だが挟撃なんて考えられる余裕はないよな?てことは第三者!コレはまだ使える・・・!・・・っ、70%も消費してたか・・・!
「・・・藤丸、俺ぁ後一発しかデカいのが使えん。今から乱入してくるサーヴァント頼りにしろ。いいな?」
「・・・分かった」
「・・・マスター、一か八か一点突破に掛けます・・・!」
「その意義だマシュ!こっからは俺を担いでの撤退戦だからな・・・!」
「えっ!?このタイミングですか!?・・・いえ、なるほど。分かりました。マシュ・キリエライト、タイミングを合わせます!」
「オッケーマシュ!俺を守ってろよ・・・!」
《炎の霊、地の霊、我に混ざりてここになせ》
《円環はここにあり。故に我は人を捨てる》
《我が身体は炎、我が魂は宙である》
《サークル・重複》
《霊脈奪取》
《宝具・擬似展開・
《
《都度五つ、我は述べよう》
《全てを貫き・満せ》
・・・ちっ
「誰も・・・消えねぇのかよクソが・・・」