YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】   作:柳瀬塔矢

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さぁ、オルレアンも終盤ですね。ただし切るタイミング的にここが最適だと思うので短めです


2-18 オルレアン・1

 

「“竜の魔女”と決着をつけに行ってきます」

 

「マスター、わたしたちも向かいましょう!この場は他のサーヴァントに任せ、“竜の魔女”を追跡すべきです!」

 

「ま、これくらいならアンタらなら出来るだろ?」

 

「そうだな。ここは任せて欲しい。清姫とエリザベートを連れて行け」

 

「承りましたわ。よろしくお願いいたしますね、マスター」

 

「それはいいけど。ねえ、どうして私たちなの?」

 

(宝具を使われると耳が痛くて・・・清姫は敵味方関係なく炎を吐くし・・・)

 

(両者共に宝具が・・・)

 

(エリザベートのあれは世界最低の宝具だ、と断言したい)

 

「???」

 

「はて・・・?」

 

「コホン。い、行きましょう二人とも!」*1

 

 

一方その頃・・・

 

 

「ファヴニールは滅び、ワイバーンたちもこのままでは・・・」

 

「わかっています。新たなサーヴァントを召喚しましょう」

 

「おお!」

 

「ジル、その間は貴方に守りを任せます。頼みますね」

 

「かしこまりました。我が宝具『螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック)』で時間を稼ぎましょう。何、その間にゆっくりと強力なサーヴァントを召喚するとよろしい。アーサー王などいかがでしょう?」*2

 

「イングランドの騎士が召喚に応じるとは思えませんが*3・・・やるだけはやってみます。では、武運を」

 

「ええ、ジャンヌ。どうかその栄光が、穢されることありませんように」

 

 

Now loading・・・

 

 

「急きましょう!遅れてしまえば、また新たなサーヴアントが召喚されてしまいます!」*4

 

「わ、わかってるってば!でもほら、この城ちょっと見所あるっていうか。なんていうの、趣味が、ほら?」

 

「ああ、最悪だ!」

 

「ですわね、血腥いったらもう。片付けもせず、洗浄もせず、何とだらしない。こんな城を好ましく思うのは、血に餓えた野蛮人くらいのものですわ」

 

「まぁこんなのに住みたいとは思わんよなぁ」

 

「・・・そ、そうよね!よくないわよね、こういうの!」*5

 

「マスター、敵です!迅速に片付けます!」

 

「魔力余ってんだ・・・って雑魚じゃねぇか。マシュ!タックルしとけば勝てるぞこいつら!」

 

「了解です、柳星さん!」

 

『おっと、その先にサーヴァントがいる!注意して!』

 

「───おやおや、お久しぶりですな」

 

「ジル・・・!!」

 

「まさかファヴニールを倒し、このオルレアンまで乗り込んでくるとは・・・正直に申し上げまして、感服致しました。しかし!しかしだ!ああ、聖女よ!そしてその仲間たちよ!何故私の邪魔をする!?私の世界に土足で入り込み、あらゆるモノを踏みにじり、あまつさえジャンヌ・ダルクを殺そうとするなど!」

 

「その点に関して、私は一つ質問があるのです。ジル・ド・レェ。彼女は本当に、ジャンヌなのですか?」

 

「・・・何と、何と何と何と許せぬ暴言!聖女とて怒りを抱きましょう、聖女とて絶望しましょう!あれは、確かに紛れもないジャンヌ・ダルク。その秘めたる闇の側面そのもの!」*6

 

「───そうですか。ではいずれにせよ、闇ではない私は彼女と対決しなければ」

 

「ジャンヌ。たとえ貴女といえどもその邪魔させませんぞ!」

 

「数だけが多いなら・・・まぁ、発動すらも邪魔するけどな?許せよ、キャスター。お前は所詮その程度なんだから」*7

 

「この程度なら・・・!」

 

「しかし、数が多いですね・・・!このっ・・・」

 

「そんなことより、この巨大ヒトデは何なのよ!*8やだもー、ヘンな液が服に掛かる!掛かるーっ!」

 

「汚らわしい。マスター、わたくしの身をお守り下さいませ」

 

「サ、サーヴァントとしての役割をちゃんと果たして下さいね!」*9

 

そして聞こえてくるのはもうこの特異点では聞き慣れた鳴き声である

 

「へ?この啼き声って・・・」

 

「敵、視認しました!今度はワイバーン・・・!?」

 

「まったくこの狭い城内で、器用なことね!」*10

 

「まぁ来るとは思ってたが・・・んー、赫雷(あかみかずち)使うのもなんかなぁ・・・」

 

「とか言ってなんでそんなに器用に倒してるのよ!*11本当に人間!?」*12

 

「おのれ、おのれ、おのれ・・・!ならば、私が相手だ!盟友プレラーティよ、我に力を!・・・何故だ!何故発動しない!」

 

「そりゃそうだろ。どんだけアンタから魔力奪ってると思う?そりゃこの程度の妨害、出来て当然だろうよ」

 

「クッ・・・!それでもここを通す訳には行きません!」

 

「このサーヴァントは我々が抑えます。マスター、貴方たちは先へ!」

 

「そうね、ラスボスとの決着をつけてきなさい!」

 

「応援、感謝します・・ジャンヌさん!」

 

「・・・」

 

「ジャンヌさん、先ほどからどうしたんですか?」

 

「いえ、少し気になることがありまして・・・何でもありません、大したことではないので。それより、“竜の魔女”との対面です。最早、何も邪魔はないはず。行きましょう!」

 

「・・・こいつら、気づいてないのかよ・・・まぁいっか。忘れてることだってあるしその場の流れって大事だからな」*13

*1
語っちゃいけない事実もある

*2
やっぱりお前Zeroの頃の記憶ない?

*3
オルタなら来そうな気がする

*4
その確信はどこから来るんだろ。まぁ確かに召喚されるけど

*5
まさか全否定されるとは思ってないあたりやはりこいつはカーミラだよなぁって

*6
でもその側面を作ったのお前だろ?という視線が・・・

*7
螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック)の召喚に使用する魔力をガッツリ奪っての妨害。これによってかなり魔力が溜まるのだ

*8
さぁ・・・?

*9
正論である

*10
それな!

*11
首を折りながら他のワイバーン二体以上にぶつける実に効率的な戦法

*12
マーリン「まぁ彼ならこれくらいやってのけるよね」

*13
ラスボスがジルの可能性高いってそういやオルガマリーしか知らなくね?伝えてないのをわすれてるのかこいつ

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