YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】   作:柳瀬塔矢

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1-3 そして彼らは旅を始める

 

燃えている。いやまぁ爆発してたから燃えてて当然なんだけども。それでも燃えていたら驚くだろう?んで持って更に驚いたのは・・・

 

「ゆるふわ!?テメェもここに居たんか!」

 

そう、ゆるふわがここに居た事だ。

 

「うぇっ!?・・・えぇ!?なんで君がここにいるのさ!?」

 

「そりゃ燃えたからに決まってんだろ!んで、状況報告!」

 

「・・・生存者はいない。無事なのは管制室に居なかった僕達と少しの職員くらいだね。ここが爆発の基点と見て間違いなさそうだね。これは事故ではない、人為的な破壊工作だ」

 

動力部の停止を確認

 

どうする?どうすればいい?どうすればここを守れる?

 

発電量が不足しています

 

マリスビリーさんが残し、マリーが繋いだここをどうやって守る?

 

予備電源への切り替えに異常があります

 

・・・俺が過去に向かう?あり得る。可能だろう。レイシフトは出来るはずだ。出来なくちゃあおかしい。

 

職員は手動で切り替えて下さい

 

「ゆるふわ!施設の維持は可能か!?少なくともレイシフトは行いたい!」

 

隔壁閉鎖まで40秒。中央区画に残っている職員は速やかにーーー

 

「・・・分かった。ボクは地下の発電所に行く。カルデアの火を止める訳には行かない」

 

なら問題ないな。・・・そういや寝てたあいつも来てるのか。まぁそりゃ無事だったろうけどこんなところに来るとは【人間】してるじゃないか!

 

「いいか藤丸君。キミは急いで来た道を戻るんだ。まだギリギリで間に合う。いいな、寄り道はするんじゃないぞ!外に出て、外部からの救助を待つんだ!」

 

そう言い残してゆるふわは地下に向かっていった。しかし藤丸とやらは何かを迷っていた。まるでここに残ろうかと思っているような・・・

 

「藤丸、と呼ばれてたな。迷ったら動け。止まるな!きっとその先に掴むべき未来があるはずだ!」

 

俺は持ち込んだ道具の確認をしておくか。仮面、拳銃、弾丸二種、ヨシ!いつでも行ける・・・!

 

「え、ちょ、拳銃!?なんでもってるの!?」

 

あ?・・・あ、藤丸って呼ばれてたならそりゃ日本人か。日本語だしな。そりゃ日本人だ。

 

「そりゃこんな所に来るんだから自前の装備くらい持ってくるべきだろうよ。今街も海も化物だらけだぞ?」

 

システム レイシフト最終段階に移行します

 

やっとか。だが藤丸は逃げる気配を見せない。強いんだな、きっと

 

座標 西暦2004年 1月30日 日本 冬木

 

「ねぇ、やっぱり生存者を探すべきなんじゃないかな?」

 

ラプラスによる転移保護 成立

 

「何当たり前なこと言ってんだ?そりゃここから出る必要がないんだから装備の確認が終わった今、死者と生者を区別する事は最重要事項だろうがよ」

 

特異点への因子追加枠 確保

 

「お前はそっち側半分の確認!俺はこっち側半分を確認する!」

 

アンサモンプログラム セット

 

「分かった!」

 

マスターは最終調整に入ってください

 

「・・・あ、」

 

声!?マシュとやらの声だな。あいつ、巻き込まれて生き残った・・・だと!?いやまぁサーヴァントとやらなら生き残るだろうが半魔だろうが!?

 

「しっかり・・・今助ける・・・!」

 

「その意義だぜ、藤丸。よかったなマシュ、俺はまだ今日一度も動いてない・・・【俺は彼女の負傷を拒絶する】」

 

とたん、彼女から流れていた血は止まり、目に見えている範囲の怪我は治っているように見えるが・・・、どうしてもこう言う使い方だと効果は悪くなる。多分全快はしてないだろうな

 

「今は目に見えている範囲だけ治した。残ってる怪我の範囲と重さは?」

 

「複雑骨折多数と・・・すみません、多すぎて把握が困難で・・・」

 

ふむ・・・もう助からないが・・・この半魔、まだ覚醒はしてないな?そこに賭けるか

 

「いや、いい。藤丸、そばにいてやれ。俺は引き続き捜索に戻る」

 

観測スタッフに警告

 

もうこれで47人、確認終了。

 

カルデアスの状態が変化しました

 

死亡者も多いが気絶・・・いや、昏睡と言うべき人も多かったな

 

シバによる近未来観測データを書き換えます

 

コールドスリープ系の技術がここにあるならまだ助けられるかもしれない人が多いのはいい事だ

 

近未来百年までの地球において

 

まぁ1年以内に目覚めるかは微妙だけどな

 

人類の痕跡は確認できません

 

100年か・・・

 

人類の生存は確認できません

 

確かに現行の人類は滅んでそうだな

 

人類の未来は確認できません

 

だがそれは今見た結果だろう?そもそも【ハサン】を確認できなかった人類か導いた結果なぞ穴があるんじゃないか?

 

中央隔壁、封鎖します

 

「フォウ!」

 

館内洗浄開始まで あと180秒です

 

「お前、マシュのとこの獣!?フォウって呼ばれてたか。お前は爆発に巻き込まれてなかったんだな」

 

コフィン内のマスターのバイタル、基準値に達していません

 

「お前もレイシフト出来るのか?いやまぁ出来るんだろうな」

 

レイシフト、定員に達していません

 

「フォウ!」

 

該当マスターを検索中・・・発見しました

 

・・・あ、まだ未確認の人影がある・・・!

 

適応番号48 藤丸立香をマスターとして再設定します

 

「おい嘘だろマリー!なんで死んでんだよ・・・!」

 

また、適応番号00 無疆柳星を特殊随行員として追加設定します

 

「アンタは・・・ここで死ぬような人じゃあ無いだろう!?」

 

アンサモンプログラム スタート

 

「まだ、死なせはしない・・・!俺の前で・・・!大事な人は殺させない・・・!」

 

霊子変換を開始します

 

「【我ここに在りしは拒絶の頂】」

 

レイシフト開始まであと3

 

「【眼前の死を拒絶し魂を肉体と縫合する】」

 

2

 

「【喪うは瞳、景色、それで充分だと星は嘆いた】」

 

1

 

確か最後は・・・この一言だ

 

全工程 完了(クリア)

 

「宝具・展開【原初の一は全てを否定する(ファースト・マギカ・リジェクション)】」

 

ファーストオーダー 実証を開始します

 

 

 

 




宝具【原初の一は全てを否定する】-ファースト・マギカ・リジェクション-

主人公が現行の人類で最強であると言える理由。かつ、未完成の【魔法もどき】である。故に1日に2度しか使えない上に2度目でなければならない、という制約もある。まぁもっと制約は多いが、全てはまだ書かないでおこう。

効果としては単純である。指定した事象を否定し、否定後の現実との齟齬の修正まで指示を出せる。というものである。今回はオルガマリー・アニムスフィアの死を否定し、死んだことによって得た【レイシフト適正】や【マスター適正】をそのまま肉体を得た後も扱えるように魔術回路を調整した。つまりどう言うことか。二部ってU-オルガマリーが出てくるらしいけどそこどうなんの?である。作者も知らない!
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