YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】 作:柳瀬塔矢
「ふう......。やっと、落ち着いたな」
「すさまじい人の賑わいでした。お祭りのような。先輩、もみくちゃにされていましたね?ですが、それほど不快なようではありませんでした。ああいうのがお好みですか?」
「まあね」
「・・・なるほど。お祭りというのは、誰もが親しくなる催しなのですね」
「山降りないと祭りはやってなかったからなぁ・・・楽しそうだったっては覚えてるぞ」
『はは、まんざらでもなかっただろう。あれが勝利の美酒の味わいってヤツさ』
「ほほう。姿なき魔術師殿。まるで、味わったことがあるかのような口ぶりだな?」
『ははは、ボクは想像力豊かな方だからね。おかげで色んな目に遭ったけど』
「マシュは見事に身を守りきっていたな。人に触れられるのは苦手か?流石は盾の猛将、余以外に貞操が堅いのはよいことだ。いっそう気に入ったぞ」
「あ、ありがとうございます。恐縮です・・・」
「なんでこっちを見る・・・?」
「ん、なんか走ってくる音聞こえるぞ」
「恐れながら皇帝陛下に申し上げます!特別遠征軍、首都ローマへ帰還の途にあるとのこと!」
「なに───あの者たちが帰ってきたか!」
「はっ、将軍、両名ともご健在!しかし現在、連合の大攻勢に遭って足止めを受けているとのことです!」
「それはいかんな。すまぬ、柳星、マシュ、立香!」
「はい。先輩、指示をください」
「そんなの決まってる。助けに行くよ!」
「はいはい。とりあえず準備だぞ。将軍の特徴について聞いてもいいか?」
「うむ。あの2人の容姿は正反対と言えよう。片方は白き服を身に纏った美少年、目は細く髪の色は黒。そうだそうだ、白い花の髪飾りをしておったからすぐに分かると思うぞ」
「んじゃもう1人の将軍については?」
「うむ、赤と金をメインの色にした鎧を纏った筋骨隆々の武人だ。その反動なのかスパルタクス以上、もしかしたらあの島に居たタマモキャットとやらよりも言語が理解出来ないがそこは美少年の方の将軍が通訳してくれるから安心してくれ」*1
「そうかい。それだけ分かれば探せるな・・・なあ、アンタ!」
「はっ!」
「大攻勢の中に【皇帝】を名乗る者や一騎当千の将の存在は確認されてるか!?」
「いえ、そのような報告は受けておりません!」
「ふむ、分かった。ありがとう」
「いえ、では、失礼します!」
「・・・つまりサーヴァントは居ないって見積もっていいのかな?」
「油断は禁物だがそこまで身構えなくてもいいってだけだな。全力で兵士を守ればあとは俺がどうにかするからよ」
「うん、頼りにしてるよ」
「■■■■■■■■」
「見事に囲まれたな。周囲は敵、敵、敵。雲霞の如し。私たちは取り立てて問題はないだろう。しかし・・・」
「■■■■■■■■」
「ああ。ネロ・クラウディウスから預かった兵たちを失うことになる。なるべく、それは避けたいな。死中に活あり───私や貴殿はそれが叶うだろうが、彼らに対してそれを強いるのは酷、というもの。どうしたものかな・・・ん?」
「■■■■■■■■」
「援軍、か。
「い、居たぁ!」
「・・・荊軻さんですね。聞いていた特徴と一致します。わたしたちは合流できたようです、マスター」
「良かった」
「とりあえず一掃し始めるぞ、いいか!?」
「うんお願い!」*2
「見ない顔だ。しかし、敵ではないようだ」
「はい、首都ローマから援軍として来ました。ええと、あなたたちは───」
「話は後だ。君も
「ええ、私も最初は驚きました」
「まぁいい。ならば、共に活路を開こう。出来れば多くの兵を生かしてローマへ帰したい」
「はい。マスター、多人数戦闘です。指示を!」
ヘラクレスとか呂布とかってどうやって翻訳してるんでしょうね?まぁSNのヘラクレスは狂化のランクが引き上げられてるみたいなんですが呂布ってあれ自然体ですよね?どうやって翻訳しているのか、流石荊軻さんと言うべきなのか・・・