YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】 作:柳瀬塔矢
右ストレート、盾で受けられる。2度打ち。マシュが飛ぶ。
骸骨兵に紛れる。骸骨兵が俺を狙う。なら骨取ってマシュに投げる。
「どうしたマシュ!お前の盾は誰の為に、何の為にある!?」
もう敵兵居ねぇじゃねぇか!
「中止だ中止。敵がいないなら今は休憩だ」
「はぁ・・・はぁ・・・戦闘、終了です・・・」
うーん、体力無いなぁ*1
「とりあえずまともな被弾も少なかったし及第点とするか」
っと、少し手が震えてんな・・・そんなに俺と相性悪い盾なのかよアレは*2
「それではとりあえず近くを調べましょうか。その間にロマニが霊脈を見つけてくれるでしょうしね」
「あ、あのゆるふわってロマニって名前なのか・・・前会った時は名乗ってなかったから分からなかったな」
すると音声だけ響く。なるほど、これで通信してるのか
『確かにあの時は名乗る余裕がなかったからね。改めて、僕はロマニ・アーキマン。カルデアの医療スタッフのリーダーだ。今後ともよろしく頼むよ』
移動中、マリーが「そういえば」と突如何かを思い出したかのように話題を切り出す。
「ところで藤丸立香、キミ、サーヴァントがどう言ったモノなのか、知識はあるんでしょうね?」
・・・いや、あったら戦闘プログラムの影響受けないと思うんだけどなぁ、魔術世界に慣れてない証拠だろ・・・
「いやぁ、全く知らないんですよね・・・そもそもカルデアにも突然運ばれてきたので魔術とか言われてもさっぱりで・・・」
やっぱりな!ほぅら見た事か!まぁだからここに居るんだろうけどな
「やっぱり。仕方ないわ、移動がてら教えてあげる」
とマリーの講義が始まった。
「サーヴァントとは魔術世界に於ける最上級の使い魔と思いなさい。人類史に残った様々な英雄、偉業、概念。そういったものを霊体として召喚したものなのよ」
と、ちょっと補足するべきだな。
「その反面弱点とか死因とかも反映されるから相手の武器や言動からまず俺達人間は相手の真名を推測するのがセオリーだ。その点マシュはまだ俺達ですら真名を知らないからアドバンテージはリードしてるって言えるな*3」
と、マリーがなんか睨んでる・・・話を戻してあげようか
「分かった?キミが契約したのはそういう、人間以上の存在であるけれど人間に仕える道具なの」
「だからその呼称を【サーヴァント】というのよ。たとえ神の一因であろうともマスターに従うものにすぎないんだから」
・・・本当か?割とそれは嘘じゃないか?
「所長、所長の考えは極端なんじゃないか、とわたしの細胞が抗議しています」
「・・・フン、という事は、アナタと融合したサーヴァントは『地』属性の英霊ね、きっと」
「マリー、俺もその考えって違う気がするんだが・・・」
お、良い石発見*4
「良いか藤丸、俺が持ってる石をナイフと仮定しろ、お前が召喚したサーヴァントがキャスター・・・その辺の説明はマリーにしてもらえ。・・・とにかくキャスターとする。だがそのキャスターはナイフを扱うのに長けているキャスターだ。そうなるとお前は召喚した直後に殺される事になる。何故か分かるか?」
とナイフを振る動作をしながら問いかける。・・・マリーも分かってないのかよ
「答えは単純。自力で現界する為の魔力リソースの確保が出来るならマスター・・・というよりも令呪という存在が邪魔だからだ。なにせ意思に反して行動しなくちゃいけないからな。だからこそ令呪が0画になったら大体のマスターは即座に殺される。まぁそれこそ魔力源にしかしてない上でサーヴァントの意思を尊重してたりしたなら・・・もしかしたら殺されないのかもしれないが・・・基本ないとは思え。マシュは別に殺してきたりはしないだろうがな。今後普通のサーヴァントと契約するなら初撃は躱せるようにしとけよ」
まぁほんとに『令呪を持って命ずる、俺への叛逆を禁ずる』とかって言ってる間に3〜5回は攻撃出来るから機嫌は損ねない方が良いんだよな
「んじゃマリー、クラスについて説明してやってくれ。俺はそういう知識系は説明苦手だからな」
マリーは溜息をしながら「分かったわよ」と言って藤丸に「いい?」と前置きする。
「サーヴァントには七つの霊基があって、英霊達の逸話・能力によって変化する。英霊を丸ごと霊体として再現するのは難しいのよ。人間の魔術師ではリソース、メモリが足りないの。だからその英霊が持つ一部の側面だけを固定化する。それが七つのクラス【
「補足だが」と割り込ませて貰う。知識としては与えた方がいい部分を教えておこうか
「その他にエクストラクラスと呼ばれる物もあるんだが、マシュのような【
「ちょっと待ちなさい何それ!?聞いたことのないクラスしかないんだけど!?」
「あ?・・・あ、師範経由だからマリーは習ってないのか」
「あのスケベジジイ!?確かになんかヤバい事知ってるなっては思ってたけどどれだけの事知ってるのよアイツは!・・・っと、敵襲よ!対処しなさい!」
「ついでに試練だ。受け流し禁止で立ち向かいな。藤丸は常にマシュの後ろにいる事。守る事の難しさをまだ分かってないっぽいからな」
師範、何者なんでしょうか。ムーンキャンサーやフォーリナー、ビーストを知ってる理由はちゃんとあるんですけどどうやってプリテンダーやアルターエゴについて知ったのか・・・その答えを求めて私達はジャングルに向かった・・・(第七特異点並感)