YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】 作:柳瀬塔矢
「なんだか殺風景だねぇ。さっきの砦も人っ子ひとりいなかったし」
「そもそも、どうしてこの島に人工的な建物があるのかも謎*1です。あの様式は・・・もしかすると・・・うん?あの岩山、穴が開いていませんか?」
「お、やっとあったか。入り口」
入ってみたらなんとそこは白亜の壁が続く迷宮、ダンジョンってやつだった。ところでダンジョンって漢字でどう書く?俺は魔窟派。*2
「これは・・・」
「
「待ってください。規模がどの程度かも分かりませんし、一度撤退して───」
「撤退して、どうなる?どうせこの島にはここしかないんだぞ?撤退して何か進展するか?何も進展しないだろ。ならばここは進むしかないだろ」*3
「そうさね。それに、撤退したところでやることは変わらないさ。アタシと行動するってコトはこう言うコト。優等生の自分なんか仕舞っちまいな、マシュ!さあ進もう、財宝が待っているよ!」
「あ、ちょっとそんな強引に・・・!」
「ようし、早速ご登場だ。サクサクっと片付けちまおう!」
「ほい、
「ん?柳星のソレってもしや魔術かい?」
「だな。俺の本業は
「あー、失礼。それなら別に手を繋ぐ必要はないだろ。俺を頼れ。俺を」
「あ、なんとか出来るの?」
「ルーン魔術は万能なんだぜ?
「・・・ん?マシュに向かって線が見える」*4
「私からは見えてませんね」
「これは対象1人を最短で追いかけられるルーン魔術だ。対象はマシュにしておいた。そんでその光は俺と立香にしか見えてないからまぁ問題ないだろ」*5
「フォウ、フォウ、フォウ!」
「ん?ちょっと待ちな・・・何か、臭うな」
「ああ、こりゃ確かに臭ってる」
「え、何の臭いですか?」
「「血」」
「・・・ま。商売上どうしても嗅ぎ慣れてるからね。こういうのは」
「俺はほら、化物討伐こそ我が人生って感じだからな。そりゃ慣れてるって訳よ・・・っと、こりゃまた雑魚だな」
って、そんなバカスカと銃撃って弾薬は問題ないのか?
まぁ割と聖杯から補充できるしいいのか。
「いやあ、さっきの骸骨といい、人間以外と戦うことになるなんて、良い土産話が出来た。にしても、この手の連中でも鉛玉で撃てば死ぬんだね。いい勉強になるよ」
「いえ、普通は通じないです。ドレイクさんは聖杯の所有者ですから・・・【なんであれ銃撃は通じる】という願望を叶え続けているんだと思います」
「ちなみに俺の拳銃でも通じるけどそれは特殊な加工処理をしてるからだな。*6基本的に化物に神秘0で挑むと傷なんかつけられないんだぜ?」
「何だ、そういうことかい。やっぱり
「まぁ命を捨てる覚悟があるからこそアンタはその聖杯を入手し、選ばれたんだ。誇って良いと思うぞ?まともな聖杯に選ばれるってのは英雄でも望めないことなんだから」
ここには前の回に出てた少女と、もう1人がいる。もう1人はガタイの大きい男であった。
「ねえ、また来たみたいよ。全滅したと思ったのに・・・まったく、しつこいったらないわね。どうする?・・・そ。暴れたいなら好きにすれば?」
・・・誰か彼女に真実を教えてくれ・・・
「うーん・・・彷徨っている訳ではないんだけど、どうもイヤな予感だけはビシビシ刺激されるねえ」
「イヤな予感・・・ですか。お二人はどうでしょうか?」
「答え知ってるからなぁ・・・パスで」
「出会いの予感がする。しない?」
「・・・出会い?む、む、む。この
「・・・ッ!止まりな!予感的中ってとこだね。何か来るよ・・・!」
「これは・・・サーヴァントです!」
うーん、これがかのミノタウロスかぁ・・・なんか微妙?というかミノタウロスの側面じゃないのか、この感覚。*8
「・・・しね」
「で、でかっ・・・!?なんだい、コイツ・・・!」
「この、あすてりおすが、みな、ごろしに、する・・・!」
「エイリーク血斧王と同じくバーサーカー・・・!問答無用ですか・・・!マスター、気を付けてください。アステリオスとは、隠された本来の名前であり───一般的に知られている彼の名前は【ミノタウロス】。ギリシャ神話に伝わる怪物の1人です!」
さてさて、落ち着かせる必要があるな。
なんか懐かしい気配もするし・・・*9
「まぁ、ここでコイツを脱落させるのは忍びないしなぁ。狂化のランクも低いっぽいしいけるか。
「・・・と、止まった・・・?」
「ま・・・もる・・・!」
「おっとまだ動けるぅ!?流石神話生まれ・・・ならこの一撃で吹っ飛びな・・・!」
来ないのか!?来ないならこのまま吹き飛ばすぞ!?
「・・・お待ちなさい!」*10
来たぁ・・・!勝ち・・・!