YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】   作:柳瀬塔矢

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名前が思いつかなかった


4-13 ドラゴンをハントする。つまりドラハン・1

 

「さて、こうやってどこかの島に流れ着いた訳だけど」*1

 

「これからどうしようかねえ。あの船、砲弾が効かないんじゃいつか押し切られるよ」

 

「しかも最悪なことに何故かこれ以上この船が動く気配がしない」

 

「それは俺の落ち度だな。爆破までは防げたんだが【壊れた】のは気付かなかった」*2

 

「そのことに気がついたアステリオスさんが運んでくれたおかげで修繕作業は開始出来ますが・・・」*3

 

「だけど材料が足りないねえ。まあ幸いこの島には森があるようだし、幾つか木を切って材木にするしかないか・・・」

 

「その前に、森の魔物を片付けた方がいいんじゃない?ほら、あれ」

 

あらほんと。魔物が湧いてるのかこの島

 

「遠距離海の刃(メイル・カッター)ーっと、消えるタイプの魔物なのね。オケオケ」*4

 

「船の性能に違いは無かった。問題はあの装甲の厚さかねえ」

 

「はい。こちらの砲弾は全く通用していませんでした・・・ドクター、黒髭について詳しく教えてください。私も知識がありますが、カルデアの方が正確なデータを持っているでしょう」

 

「あ、ついでに戦闘してた時の俺のデータも全部送ってくれ。魔力の遷移とか全部確認できるからな、一応」*5

 

『分かった。データは今送るよ。そして黒髭、彼の説明だけど。そこにいるフランシス・ドレイクの百年後に生まれる海賊だ。本名はエドワード・ティーチ。カリブ海を支配下に置いた海賊の1人。船を襲う際、抵抗しなければ無傷で解放したが対抗すれば皆殺し。ナッソーを拠点とした彼はヴァージニアからホンジュラスまでの海域を愛用の船で荒らしまわった、という海賊だね』

 

んー、なんかあの時見落としてた気がするんだよなぁ・・・

 

「愛用の船・・・確か名前がありましたね」

 

『そう。【女王アンの(クイーン・アンズ・)復讐号】(リベンジ)という。彼はそこに三百人の手下を乗せた。その船を中心に大船団を築き上げた彼は、まさに最強最悪の海賊の1人として君臨したのさ。とはいえ、結局は首を刎ねられたんだが・・・そんな大海賊が、ねえ。まさか、ねえ』

 

・・・なんの違和感だ・・・?*6

 

「・・・その先は言わないで下さい。あまり思い出したくないサーヴァントなので」

 

「脳内から、アレの姿は消去したわ。はて、何かあったかしら?」

 

「ああ。海賊ってのはみんなクズだが、その中でもさらにクズ。キング・オブ・クズ。それがアレ。みんな、すまない。同じ海賊として本当にすまない」

 

「ああーーー!!分かった!そういう事か!」

 

「フォーウ!?」

 

「なになに、何か分かったの?」

 

「多分この仮説なら通るぞ・・・ひゃっほー!」

 

「ああ浮かれてます!とんでもなく浮かれてます」

 

『柳星、浮かれるのはそこまでにしておきなさい・・・ハァ、折角休憩しに戻ってきたらこの惨状。心臓に悪いわ全く・・・』*7

 

「ん?マリーか、いつのまに」

 

『ついさっきよ。貴方が叫んだあたり。それで、何が分かったのかしら?』

 

「ん?黒髭に大ダメージ与える方法探してたんだよ。いろんな方向性から見るべきだからマシュ達の戦闘記録も見ながらな。*8そしたら一個確定したことがある。そこから割り出したのさ。黒髭の宝具をな」

 

『いいわ、語りなさい』

 

「まず黒髭の宝具は船そのものだ。これは魔力波からみて間違いない。しかしこちらの砲弾が弾かれちゃあおしまいだ。だがあの船は一度弱体化し、その後戻っていない。さて、弱体化したのはいつだと思う?」

 

『そうね、こちらから見る限りバーサーカーのサーヴァント・・・エイリークと呼ばれたサーヴァントが退去した時かしら?』*9

 

「正確。つまりまず確定するのは【サーヴァントが退去すると弱くなる】ってことだ。ここからは仮説でしかないが・・・アイツの船は【乗員の強さ】で変わるんじゃないか?だからサーヴァントを欲している。*10聖杯を欲している。どうだ、何か反論は?」

 

『いえ、こちらから軽く確認しても結論は同じね。つまりあの船は()()()()()()()()()()()()()()で確定。向こうのサーヴァントは残り四騎・・・いえ、【アン&メアリー】は二人で一組のサーヴァントだからあと三騎ね。引き離せるかしら?』

 

「無理だな。女二人の方があまりやる気がないから船から離れず槍のおっさん*11が狙いが別にあるようにみえるから多分船から離れない。つまりこちらから攻めるしかないと思う」

 

『そう、なら急ぎなさい。彼らに他の島を探索されてサーヴァントを増やされるとこちらの不利に繋がるわ』

 

「だな」

 

『にしてもこんな純粋な邪魔者は初めてだ。何の事情も知らないクセ*12に聖杯探索を阻むなんて!』

 

「まあ、海賊なんてそんなもんだけどねぇ。相手がどんな善人であれ、関係なくお宝を奪うんだし」

 

「・・・ん?ちょっと待て。おかしくないか?」

 

「え、なにが?なにかおかしい所あるかな?」

 

「何故槍のおっさんは海賊じゃないんだ?」

 

『え?───ああ、なるほど。確かに言われてみれば・・・』

 

「どういうことか説明してくれないかい?」

 

「サーヴァント、えーと【大砲を受けてもピンピンしてる超人】と呼んでた俺達視点での過去の*13英霊達だが、基本的にその場所に基づいたサーヴァントが召喚される。黒髭やエイリーク血斧王は海賊やヴァイキング。アン&メアリーもだな。エウリュアレは・・・多分神話時代島に住んでいたのが理由だな。ただし若干の縛り的に連鎖召喚されたのがアステリオスだ。だがあのおっさんはどうだ?海賊じゃないだろ?」

 

「確かにそうだね・・・だとしたらなんなの?」

 

「多分、居るぜ?本当の敵が。んでおっさんはその陣営だな。*14てことでロマン、神代クラスに古い所からリストに上げてくれ。海賊に限らず【海に関係あるグループ】を」*15

 

『こりゃめんどくさい*16・・・まぁ分かったよ。調べてデータ送っておくね。にしても攻撃は最大の防御ってヤツか。うん?その島に幾つかの生体反応があるね?』

 

「マジか。探ってみる・・・うぉっ!?*17あーマジかマジか・・・!大当たりだこの島・・・!*18とりあえずワイバーンが近づいてるからその対処するぞマシュ!」

 

「あ、はい!」

 

 

 

*1
原作との乖離点その1.アステリオスが黒髭邂逅時点で無傷の為船を運んだ時に傷が開かない。つまり逸れない

*2
これについては運命の修正力ですね。なのでアステリオスが船を運んだ、という事実は残ります

*3
アステリオスを無理やり休ませる理由がなくなってる

*4
エトナ火山周辺の霊と同じ感覚

*5
視覚情報とかも再確認できるようになってる。何故かって?特注なんだよ、これ

*6
相手の魂を認識できるなら宝具の魔力も認識できる。こいつは一体なんなんだ・・・?

*7
オケアノス初登場の所長

*8
こ、こいつ、何気にマルチタスクゥ!

*9
いつマリーが確認してもいいように殴り書きだけどオケアノスにレイシフトしてからのある程度が記録されているホワイトボードがある

*10
多分趣味も混ざってるしなんならそっちが本音なんだろうけどそこには目を瞑る

*11
宝具も魔術も使わない、槍も普通の槍、なら何も分からないから槍のおっさんである

*12
いや、聖杯欲してるって事は聖杯の効果については知ってるのでは?

*13
黒髭はドレイク視点未来だから。SNのエミヤみたいなもんだから・・・一纏めにしたらエミヤが可哀想だな・・・

*14
流石に陣営の名前までは分かるはずがない

*15
何故個人じゃないのか。それは個人単位の場合絞れない+ドレイクも黒髭も大枠のリーダーとしてならば他の陣営も大枠のリーダーがいるはずだから。

*16
本音漏れてるぞ

*17
この時色々と気付いたけど言うのは辞めた

*18
そりゃアルテミス(ガチの神格)とオリオン(グラ鯖)に真の竜種までいるんだから大当たりだよな

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