YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】   作:柳瀬塔矢

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短め


4-15 前略 ドラハン・3

 

「・・・なるほどねえ。大まかな事情は分かったよ」*1

 

「ふーん。じゃあこの世界って永遠?えたーなる?」*2

 

「・・・仮にこの時代はそうであっても・・・いえ。外枠がなくなれば消滅すると思われます。*3そうなってしまえば、我々の敗北であり、人類史の終焉です」*4

 

「・・・ちぇー」

 

「お前、この世界で永遠に暮らしたいとかそういうことを考えていただろう」

 

「やだ、私の思っている事を言い当てるなんて、相思相愛っぽい・・・素敵・・・」

 

永遠(とわ)の世界で生きるくらいなら、地獄で死んだ方が何ぼかマシだ」

 

「先輩、先輩。わたし、この2人・・・1人と1頭?の関係が微妙に釈然としないのですが・・・」

 

「んー、確かに言われてみれば・・・なんで()()()がメインで現界してるのかも謎だし・・・」*5

 

「何よ。私とダーリンはどこをどう見てもサーヴァント界一のカップルじゃない」*6

 

「うーん、第三者の目からはぬいぐるみに語りかける痛い女にしか見えないんだろうなぁ・・・」*7

 

「ん〜む。ねえ、どうするダーリン?」

 

「どうするも何もなぁ、人類史が滅ぶ時点で協力する以外の選択肢があるか、バカ!」*8

 

「バカじゃないもん」女神様だもん!」

 

「ええい、駄女神めが・・・!ぺちぺちぺちぺちぺちぺちっ!」

 

「あう、DVだっ!DV事案って言うんだよね、これ!」*9

 

「物凄い勢いで、話が進まないわね・・・」

 

会議は踊る。されど進まずみたいな状況だよなぁ。誰も踊ってないけど。まぁ、お遊び程度に掌の上でダンサンブルして貰ってはいるけれどもな*10

 

「・・・ところで、女神様。アンタ名前は?」

 

「ん?分からんのか?オリオン関係の女神なんざ一柱だけだろ、なあ?アルテミスさんよ?」

 

「ええ。そうよ?私がアルテミスだけど」

 

「はぁ!?」*11

 

「フォウ!?」*12

 

『何ぃ!?』*13

 

「・・・」*14

 

「う・・・?」*15

 

「とんでもない大物が出てきたね・・・カタリでもなさそうだし、どうしたもんか」

 

「それで何度か彼が言ってるから分かると思うけど、こっちが私の恋人、オリオンよ・・・召喚されるって聞いて、不安になったから私が代わってあげることにしたの!」*16

 

『な、なるほど。神霊のランクダウンによる代理英霊召喚か・・・そう言う例はないでもないらしいが・・・』

 

「オリオンです。聖杯戦争に召喚されたら、変な生き物になってました・・・ヘンな生き物に・・・ヘンな・・・あ、ちなみに俺は限りなく役立たずなので。彼女に超依存しなければ生きていけないので」

 

「うふふ。もっと依存してくれていいのよ、ダーリン」

 

「自立したいなぁ・・・」*17

 

「コホン。では、共に戦いましょう。アルテミスさん、オリオンさん。早速ですが、船の補修材料として竜の鱗が必要です。全員の力を合わせて、掻き集めましょう!」

 

 

移動中・・・移動中・・・

 

 

「おう、こっちこっち。竜の巣*18ってのは、大体こういう荒涼とした場所にあることが多いんだ」

 

「ダーリン、博識♪」

 

『オリオン君の言う通りだ。竜の反応が多数ある』

 

「んじゃアンタらは出来るだけ近いのを頼むわ。俺はガッツリ遠い所から焼き落としていく。んで、その回収はアルテミスの担当で。オリオンのクラスで考えるとアーチャーだから遠距離だけど今回はそのスタミナの持続性を活かして行く感じで」

 

「それではサーヴァントの皆さん。レッツハンティングです」

 

「スゥ・・・」

 

霊脈、確認。地理関係、掌握。広範囲使用確認、支配権限によってスキップ。全認証

 

「焦げ堕ちろ!逆流(あかみかずち)()赫雷(リバース)!」

 

さてさて、どれだけ落ちたかなっと・・・

 

「あら凄いわね、今の一撃で10頭近く死んでるわよ」*19*20

 

「んじゃその回収始めるかね」

 

「・・・あら、全て貴方が殺すわけじゃないのね」*21

 

「そりゃ全て俺がやってたらアイツらは成長しないだろ?」

 

「それもそうね。人理修復なんて普通の人類なら発狂しそうな事に対してあんなに真面目に挑めるのだもの。*22あと彼らに必要な武力の面を鍛えられるチャンスは逃しちゃいけないわね」

 

「そゆこと」

 

「なら貴方は何故こんな事をしてるのかしら?」*23

 

「ん?死にたくないから。それだけで今は充分じゃないか?何もしないで死ぬよりも抗って抗って、その果てに僅かでも生き残れる可能性があるなら挑むべきだ。*24どうせ滅ぶ世界だけどな*25

 

「あらそう。でも気を付けなさい。貴方はいつか必ず自らの運命から目を背けてはいけない時が来るわ」*26

 

「そんときは・・・まぁ、そん時だな」

 

「柳星さん、とりあえずあと5頭と言う所まで集まりました」

 

「暑い、疲れた、くたびれた、酒が欲しい・・・」*27

 

「だらしないわね。船長は」

 

「アンタさっきから何もかもアステリオスに任せきりじゃん・・・」

 

「いいのよ、それで。私が指示して、彼が動くんだから」

 

「それで、目に見える範囲だと見当たりませんが、どうですか柳星さん。反応は」

 

「んー、あと少しって所だな。離れてる個体がいるからそいつらが戻ってきたら〆って感じでいいかもな。それに大きめの個体も釣れたし」

*1
世界の破壊者だったら何も理解できてなさそうと思うのは俺だけだろうか

*2
ここが地獄である事の否定はしない

*3
外枠消滅の前に宙の光輪帯が起動したら終わりでは?柳星は訝しんだ

*4
一応とっくに終焉ではある。カルデアだけが生き残ってるだけで。もしかしたらカルデアそのものは人類史に存在しない可能性はあるから

*5
アルテミス名義じゃなくてオリオン名義だから現界出来た説はあると思う

*6
それはどうだろ?

*7
それはそう

*8
協力しない選択肢取ってるのがイアソン達であり、黒王であり、術ジルであり。だから協力する以外の選択肢もあるよ?ただその場合世界は滅ぶけどってだけで

*9
言わないと思う。ぬいぐるみに殴られました。ただし神性でダメージカットされた結果0ダメージです。だからね。なに?神性はダメージ追加?関係ないやい。超人オリオンにはダメージカットあるやい

*10
真の竜種についてずっと黙ってる

*11
こんな恋愛脳(スイーツ)がアルテミスである衝撃byマシュ・キリエライト

*12
こんなのが神格なの!?という驚きbyビースト:Ⅳ

*13
こんなに頭のネジ緩んでるのに神格なのかい!?という驚きbyソロモンロマニ・アーキマン

*14
驚きで言葉が出てこないbyエウリュアレ

*15
そんなエウリュアレを心配しているbyアステリオス

*16
そこは聞いてないけど説明ありがとう

*17
かなり遠い目

*18
53秒(あやふや)=3分間なあのジブリではないよ?

*19
Q.よく見えるね

*20
A.女神ですもの

*21
純粋な疑問

*22
本来ならもっとSAN値が削れるべき所業だよね。だからこそ二部が辛いのだけれど

*23
人なのか怪しいのに人理の修復しようとする意味を問いてる

*24
Apocryphaだかでジャンヌが裏側に行けた理由みたいな

*25
漂白化を指してる訳ではない

*26
女神からの忠告

*27
それこそ聖杯つかっちゃだめなの?

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