YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】   作:柳瀬塔矢

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オケアノスがすごい短くなることが確定しました。これも全てカルデアに走ってきたのが原因です


4-17 急展開・0

 

「ようし野郎ども!あの黒髭野郎に復讐だ!心配するな、今度は大丈夫だ!アタシを信じて着いてきな!」

 

「ねーねーダーリン。あれやろうよ、あれ。船の帆先で両腕を伸ばすアレ」*1

 

「うん、やればいいんじゃない?1人で。カモメに気をつけてね」

 

「抱きしめてくれないの!?ひどい!」

 

「ぬいぐるみに無理言うなや!」*2

 

「あの、姉御。なんですか、アレ」*3

 

「無害な生き物だから放置しておきな。アタシはフォウの方が可愛いと思うけど」

 

「フォウ!」

 

「あの、フォウさんが一緒にすんな、と」*4

 

「あらあら、ごめんよフォウ。確かにアンタの方が品と華がある・・・さあて、出航するよ!鐘を鳴らせ!」

 

カルデア移動中・・・

 

「んー・・・やっぱりまだ違和感がある・・・」

 

「?何がですか?」

 

「あまりにもシバルバーが反応しない」

 

「えーと、シバルバーって先程言っていた通りあのハサンの仮面が反応しないと使えないんですよね?ならば逆では?」

 

「・・・あ、言い忘れてたのか。*5魔術的に縛ってんだよ、*6仮面を使う相手はシバルバーを使って問題ない相手である必要が最低限存在する。その上でハサンにも条件付けた。それが【先人であること】。まぁサーヴァント相手なら大体反応するんだけど・・・どうやらあまりにも反応しないらしい。*7まぁ冬木の頃から数えて特異点につき一回反応すればいいからな・・・」*8

 

「では今回はそのタイミングがまだ、というだけでは?というよりもシバルバーに頼らなくても攻略自体は出来てますからそこまで窮地、という感じはしませんが」

 

「それはそうなんだよな。ただ欠片も反応しないのが若干謎、ってだけだし。今度試してみるか・・・どうせあの槍のおっさん陣営の誰かに反応するだろ」*9

 

 

カルデア移動中・・・柳星は深海で採取中・・・

 

 

「もうそろそろ、ヴァイキングたちの地図も使えない、未知の領域に到達する。それは浪漫だからいいとして!問題は黒髭の船さね」

 

「サーヴァントの数が変わっていなくとも、四人・・・いえ、柳星さん曰く三人でしたか。*10まぁその数でも充分に脅威なのですが。下手に遠距離で遭遇すると、砲弾と銃撃でこちらの船が破壊されます」

 

速度(あし)なら圧倒的にこちらが速い。思い切って、衝角(ラム)でガツンと突撃ってのはどう?」

 

「この海には障害物がほとんどないようですから・・・前回同様、遠距離で遭遇する可能性が大きいですね。可能性があるとすれば、嵐の夜(ワイルド・ハント)ですが・・・向こうがこちらに気付かず、こちらが向こうに気付いて、尚且つタイミング良く嵐が来るというのは───」

 

「高望みしすぎだよねえ、まったく」

 

「っと、帰還したぞー」

 

「あ、お疲れ様です。収穫は後ほど。*11今はどう奇襲しようか、という話をしています」

 

「・・・船ごと海に沈める・・・?いや、試したことないからなぁ」

 

「なんだいそれは、沈没船ってことかい?」

 

「俺は魔術師としての側面の方が強いからな。その中でも使える範囲は歴史上でもトップクラスである、という自負があるからだが*12・・・ようは相手から見えない位置かつこちらが見える位置から奇襲したいんだろ?ならそりゃ空中か海中しかないよな」

 

「しかしどうやって潜るのですか?」

 

「はいマシュ基本情報のおさらい。第五架空要素、五つ全て答えよ」

 

「えーと、火、水、土、風、空ですね」

 

「そ。んで空とかなんじゃいってなった俺は閃いたのよ、『そうだ、空は空間、つまり空気と同じに出来るんじゃないか?』って。*13だから・・・ほら、海の中をご覧くださーい」

 

と、海中を見せるとね。存在するのは気泡の数々

 

「流石にこの大きさを包むのは時間が掛かるけど*14この船を気泡で包んで虚数空間を付与すれば斥力を無視、つまりは落ちるから海の中に潜れるって訳。*15さらに虚数ってのは謂わば影だからね、外側から見たら見えないけどこちらからは見えるって状態にできる。あとは水の透明度上げれば一方的に視認できる状態になるでしょ。*16ただし影ってことはこちらからも干渉は出来ない。つまり奇襲を始める時には虚数空間は外すことになるが、まあ気泡は壊れない上に一方通行とか付与できるし問題ないだろ・・・どれだけ時間掛かるかは分からんけどな・・・ドクター」

 

『はいはい、なんだい?こちらカルデア』

 

「今から魔術式のデータ送るから計算よろしく」

 

『急だねぇ!?・・・っと、届いたよ。ちょっと待ってね・・・』

 

「それで、奇襲の方法はどうするんだい?」

 

「それこそ女神二柱の弓でいいだろ。流石に気泡の調整しながら攻撃は出来ない」*17

 

『計算結果が出たから送るね』

 

「おう・・・あー、こうなる?二時間も有れば完璧に調整出来るが・・・このやり方でいいか?」

 

「それ、失敗しないでしょうね?」

 

「そんときは全員虚数空間に溶けることになるかな。まぁ、いいだろ。別に。そん時は2004年に吹き飛ぶだけ*18なんだから。そういや俺名前とかしか知らないからだけどさ、オリオンって何が出来るんだ?」

 

『・・・えーと、確か・・・海の上を歩くことはできるね』

 

「そういえば、あなた海神(ポセイドン)さまの子供だったわね。それで水面歩けるの・・・え、それだけ?」*19

 

「あの・・・もうちょっと、格好良い力が欲しかったよ俺だって!なんだよ、水面歩けるって・・・アメンボ?アメンボなの?脂足?」

 

「神の子が持ってる唯一のアイデンティティ的なその能力も俺使えるしなぁ・・・」

 

「うへえ、神秘も薄まってる現代の魔術師にすら使えるとか俺の存在意義、ドコ・・・?」*20

 

「苦悩するオリオン、素敵・・・ぎゅう〜〜と抱きしめたい、ぎゅう〜〜って・・・」

 

「マシュちゃん、その胸で慰めて!」

 

「お断りします」

 

「ぬぎゅぅっ」

 

「んじゃコーティング初めて行くぞ。一旦帆閉じて止まるように指示出しておいてくれ」

 

「分かったさね」

 

 

*1
でもそれだとこの船沈まない?

*2
身長差幾つだよ

*3
奇妙なものを見るような目

*4
そうだそうだ、と人理も言っている

*5
またか

*6
なお縛ることによる恩恵はないものとする。単純に心理的障壁用である

*7
理由としては後書きで。

*8
だけど実は2回使えたタイミングもある。ローマのアルテラ戦ですね。あの時も反応してましたが隕石に切り替えました

*9
反応するだろうね。イアソンは最古の海賊船なんだしその強さも上澄みと言っていいし

*10
サーヴァント毎に違うはずの霊基が同じだったから柳星は気がついた

*11
書くタイミング無さそうだから書いておくと魔力を染み込ませる程度のことはできた

*12
実際原作に於けるアベレージ・ワンが2人のみ、虚数属性の使い手も数少ない事を考えると多分一位と言って過言ではない。

*13
多分本来の使い方は違う

*14
アレよ、ワンピースのシャボンコーティング的な。

*15
なおこれの応用がゼロセイルであります。まぁゼロセイル見たから思い付けたのはあるけど

*16
その場合相手からも透明度が上がるため不審がられたらワンチャンバレる可能性があるが気付いていない

*17
出来てたまるか

*18
嘘である。虚数空間に溶けてBAD ENDである

*19
そこの魔術師も出来る事を?という顔

*20
そこに無ければないですねー




何故仮面が反応しないのか。簡単です。と、その前に相手の陣営の状態を再確認しましょう

黒髭の宝具は船そのものである

船の強さは乗っている船員の強さで決まる

はい。この二つ。つまり

黒髭の強さ=黒髭本体の強さ+船員の強さ

となるのですが、なんとここでバグっておりまして。仮面が反応するのが本体のみなので船員の強さが宝具に組み込まれてるせいで個人個人を認識できていません。ましてや黒髭本体は警戒心とかは強くても戦力だけで言ったら強くはないですからね・・・比べる相手が相手ですし。冬木では未使用、オルレアンではバサスロット、セプテムではカエサル。そこに比べたら黒髭は弱いですので・・・
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