YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】   作:柳瀬塔矢

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4-20 逆鱗

 

ここは別の海賊船

 

「失礼します。お邪魔しますね、マスター」

 

「おお、どうしたのかな!愛しい君よ!」*1

 

「ヘクトールさまから連絡がありました。エウリュアレを確保したそうですよ」

 

「そうか!そうか、そうか、そうかあ!やった!あの御方の言った通り、エウリュアレを捧げれば更なる力を得ることになる。この私が!誰よりも強く、無敵の存在となる!素晴らしい事だと思わないかい!」*2

 

「はい。とても。素晴らしいと思います、マスター」

 

「いい笑顔だ。君の笑顔はまるで太陽のようだ。いつでも私の胸を満たしてくれる。ああ、でも少し疲れているようだね?大丈夫かい?なにしろ長時間、この船の動力源になっているんだ。辛くなったら言って欲しい。ほら、ほんの少し、ほんの少しくらいなら休憩も考えてあげるからね」

 

「あ、ありがとうございます・・・!でも大丈夫です、そのお気持ちだけで頑張ります!」*3

 

「ああ───そうだね。君はそうでなくちゃ。素直で可愛い私の妻になる(ヒト)よ。それではヘクトールが戻り次第、【あれ】を探しに行こうか。まったく、どこにあるんだか。神託はまだ下らないのかい?」

 

「はい。恐らく、ヘクトールさまが帰還すると共に向かうべき先を示した神託が下るのだと思います」

 

「なんだそりゃあ、回りくどい・・・オレの足ばっかり引っ張りやがって・・・あ、いや、すまないね。彼らを悪く言うつもりはないんだ。だが、私だって神託を受ける権利はある。なのに、どうして君だけが───」

 

「・・・?なんですか、マスター?」

 

「いや、なんでもない。急いでは事をし損じる、というヤツさ。そうだね、その通りだ。今は君の神託を信じて、船長として最善を尽くすよ」

 

「ええ、それでこそ。さあ、ヘクトールさまを迎えに行きましょう。我らアルゴナイタイのメンバーは、絶対不敗の英雄たち。寄せ集めの彼らに勝てる道理はありませんもの」

 

「そうだね、その通りだ!我々は最強だ!間違いなく、文句無しに最強だ!何しろ、世界最強最大の英雄と魔女がついている!ああ、1人どうしようもない女がいたが。ふん、月女神(アルテミス)なんぞに純潔の誓いを立てて、私の誘いを拒むとはな。*4今頃は鮫に喰われている頃か。いい様よ。さあ、諸君!出立の準備だ!【契約の箱】(アーク)を!【契約の箱】(アーク)を手に入れよう!それは黄金の羊など歯牙にもかけぬ究極の財宝。私は聖杯と、【契約の箱】(アーク)でもって、この四海(オケアノス)の王となる!」

 

 

場面を戻そう

 

 

「・・・ちっ、ここにきて嵐かよ!」

 

『ねえ、戻りなさい!貴方1人でどうにか出来ると思ってないでしょうね!?』

 

「うるせえ!アイツは俺の逆鱗に触れた・・・!ならば俺が滅ぼす!」

 

「あらら、単騎で突撃してくるとか・・・英雄舐めてるでしょ?」

 

「知らんな。どうせ死んだ相手だ・・・テメェは殺す。ただしタイミングは俺が決める・・・逆流:腐海*5

 

「オオオッ!?身体が動かせない・・・まったく、嫌になっちゃうねぇ」

 

「・・・船、本来の船の位置を探れ・・・!どうなったっていい、どうせこの特異点も後少しだ・・・!」

 

見つけた・・・!サーヴァント反応もある、当たりか!

 

「死ぬぜ!受身取れよ!」

 

ヘクトールを無理やり吹き飛ばし、サーヴァントの中でも特段巨体の奴に当てた。しかし、そのサーヴァントはよく知ってる相手だった。冬木のバーサーカー。雪に包まれた最凶。

 

「───ヘラクレス・・・?」

 

「ふん、まさか知ってるとはね。だがそうだ!そのヘラクレスだよ!今から君が倒そうとしている我々に味方しているのはそのヘラクレスだ!敗北などなく、最後は神にまで至った男!ソレがヘラクレスだ!君のような二流三流以下とは訳が違う。無造作に引きちぎられるが、雑魚敵の宿命だ!もっとも、サーヴァントとして召喚された彼には二つ掛けているものがある。知性と品性だ。今のアイツは、獰猛な野犬に過ぎない。いい様だとは思うがね。さて、エウリュアレをこちらに渡せ・・・そうすれば、ヘラクレスをけしかけることだけは、止めておいてやってもいい。どうかな?」

 

「黙れ・・・!海賊としての海で、船長自らが表に立たず何もしないクズが・・・!テメェのその在り様はこの海を汚した!だからここで俺がぶっ潰してくれる・・・!」

 

この感覚、魂の輪郭を抱いて見えるこの感覚・・・サーヴァントと同一・・・!乱せ、乱せ、乱せ・・・!師範は言っていた、英霊なんぞ混ざって当然だと!*6ならば!こいつら相手は当然得意だよなぁ!?

 

「ハッハー!そうかそうか!君は勇気があるな!とても、とても、とても気に入ったよ!」

 

・・・見えた、魔神柱の痕跡!俺を舐めるなよ・・・!

 

「まさか天使擬きと戦える時が来るとは思って無かったが*7いいだろう!」

 

「・・・我が、名は。」

 

アーサー

 

十三拘束解放(シール・サーティーン)───決議開始(ディヴィジョン・スタート)───同時詠唱、この身体は剣で出来ていた(unlimited・blade・works)*8

 

「な、なんだ!?何をしようっていうんだ!」

 

心の善い者に振るってはならない(ガレス)

 

「I am the bone of my sword.

 

是は、生きるための戦いである(ケイ)

 

Steel is my body, and fire is my blood.

 

是は、己より強大な(ベディ)者との戦いである事(ヴィエール)

 

I have created over a thousand blades.

 

是は、人道に背かぬ戦いである(ガヘリス)

 

Unknown to Death.Nor known to Life.

 

是は、精霊との戦いではない事(ランスロット)

 

Have withstood pain to create many weapons.

 

是は、邪悪との戦いである事(モードレッド)

 

Yet, those hands will never hold anything.So as I pray,

 

是は、世界を救う戦いである事(アーサー)

 

UNLIMITED BLADE WORKS

 

「輝けるは命の奔流、星々を照らす命の輝き」

 

 

【約束された勝利の剣/制限解除】(エクスカリバー)

 

海は我が心、ならばこの海そのものをリソースとした大規模固有結界の再現*9・・・ヘラクレスだろうと8()()()()()()だろうよ

 

「蘇ろうとしたな?それは拒絶させてもらおう。アンタは既に12回死んでるさ」

 

 

*1
うーん、この

*2
魔神柱にはなりたくないかなぁ

*3
なんなんだよこの2人

*4
でもその相手が恋愛脳(スイーツ)だからなぁ

*5
ナウシカの腐海は下から上に向かうものだからね

*6
プリテンダーが混ざってたりオルタとアルターエゴに違いはなかったり。

*7
描写してないからだけど今柳星の背中には翼が生えている。トロンヌ?なんのことやら・・・

*8
十三拘束解放(シール・サーティーン)の詠唱そのものは本人が詠唱しているわけではないからできること

*9
流石にエミヤと同じ結界は作れない。だがしかし同じ効果の結界は作れる。それを逆転させた為に結界としてはなんの作用もしないが、海をリソースとして武具の作成をかのうとした




えーと、ぶっちゃけこれは今回限定技です。理由としてはいくつか在りまして。ソレらはEX回で語ろうかなと。まぁこんな複合ではなくとも軽い範囲だけなら今後も再現してくる可能性はあります。

ヘラクレスに対してエクスカリバーは6回殺せる、というのが本来ですがそれは【イリヤがマスター】かつ【拘束解放】してない状態です。イリヤはヘラクレスの狂化のランクを上げて使役していました。それならば本来よりも堅かったと考えられるでしょう。さらにエクスカリバーの拘束は途轍もないため、解放できた場合さらに威力が上がるのは必然です。それならば8回というのは少なく見積もっての回数です。12回死んでるさのセリフはブラフなんですけどソレを見抜ける人はいません
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