YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】 作:柳瀬塔矢
追伸:何故かクーフーリンが出てた箇所があったので修正しました。なんで出てきてんだよアイルランドの獅子よ・・・
「敵性生物、排除しました。それで、まとめられましたか?」
「あー・・・よし、まとまった」
「俺の居た山は一般的には観測できない秘境になっていたんだ。だからこそ入れるのはあの秘境産まれか、招かれた人くらいだったんだ。マリスビリーさんとかは後者だな。んでロマニは【秘境生まれと誤認される特殊体質】*1だったんだ。偶に居るんだよそう言う人。だから少しの間秘境にいて、あの山の秘密を知っている。マリーは・・・一度だけ見たことあるか」
「あの、なぜ秘境と呼ぶのでしょう?土地には名前が付いてると思うのですが」
「名前?無いなあそこには。言葉には魂が宿り、名付けは星が認識するのなら我らはこの地に名前を付けず隠れるのみであるってのが理念だからな。お陰でカルデアスには反映されなかったみたいだけど・・・話戻すぞ」
「とにかく、あの山には化物が住んでんだよ。名状したくない*2本当の化物。強さで言ったらここでの戦闘が片手間で済むくらいの相手が。名付けして紐付くのを避ける為に既存の他の生物の名前にしてるけどな。
「ということは真名を理解していると?」
「ノーだな。理解してた人は今は死んでるから・・・今じゃ存在の確立すら危ういんじゃないか?知ってるのが俺とロマニだけで、真名は誰も知らない。まぁ外来生物っぽいから原種がどこかで生きてたら生き延びるかもだけどな」
「ではそれがどう今回の件と繋がるのでしょうか?」
「簡単だ。今の軍隊にあの化物は倒せない。なにせ俺ですら核以上の火力を限定的に出せる*4のにそれ単品では倒せないのが山の化物どもだ。まぁそれらを押し留めるのが俺達秘境の民の役目だが、俺達も確実に後少しで滅ぶからな。俺は産まれた反動で子供を残せず*5、あの秘境で今後子孫繁栄ができる人は居なくなったからな。そんで現代人にあの秘境は任せられない。時計塔は信用ならんから・・・な?滅ぶしかないだろ?」
「つまり今回の件が解決しても結局人類は滅ぶって事?」
「どうだろうな。まぁ最悪山の化物共を絶滅させればいいだろ。師範曰く未来の為の布石であり過去に対向するための汚点らしいし。きっと今回の為に敢えて残してたんだろうな。千里眼持ちがかつて居たらしい*6からきっとこうなること知ってて指示したって考えれば納得は行くからな」
「そういえば聖杯戦争が起きたってさっき言ってたけど聖杯ってなんなの?」
「いい機会ね、説明しましょう。この年、この地にて特殊な聖杯戦争が確認されてるのよ。聖杯については柳星は知ってて藤丸立香は知らない*7、マシュは知ってるかしら?」
「所有者の願いを叶える万能の力、あらゆる魔術の根底にあるとされる魔法の釜・・・?あの伝説に残されてる聖杯ですか?」
・・・まぁここの聖杯って特殊すぎるから全部終わってからの解説でいいか。
「えぇ、その聖杯です。冬木の街にいた魔術師たちが聖杯を完成させ、その起動の為に七騎の英霊を召喚したーーーそれが聖杯戦争の始まり。この街では人知れずサーヴァントが呼ばれていた。冬木の聖杯戦争のシステムは単純よ。七人のマスターがそれぞれ競い合い、最後に残った者が聖杯を手にする、と言うシステム。カルデアがこの事実を知ったのは2010年。お父さ・・・いえ、前所長はこのデータを元に召喚式を作った」
って事にしたいんだろうが、でもその事実も嘘だぜ?さっきネタバレしちゃったからだけど英霊召喚の儀が出来るのは聖杯戦争に勝ったからだしな。
「それがカルデアの英霊召喚システム・フェイト。ラプラス、カルデアスに続く第三の発明ね」
「第三?近未来観測レンズ・シバは違うのですか?」
「あれはレフ教授の発明だから。まぁわたしとの共同開発ではあるけど。ともかく、ここがサーヴァント発祥の地なのよ。かつてここで七騎のサーヴァントが競い合い、セイバーの勝利で終わった。街は破壊されずサーヴァントの活動は人々に知られる事なく終わったはずなの。なんだけど・・・」
マリーは俺を睨んで指を突きつけてきてる
「どういうこと!?キャスターの勝利!?お父様がマスターだった!?1994年にも聖杯戦争があった!?聖杯の泥!?なに観測できてない事実ばっかり貴方は言うのよ!しかも貴方の性格的にここで嘘つく事なんてないだろうし混乱しっぱなしよ!説明しなさい!貴方の知ってる事を!ある程度全部!」
「んじゃ一問一答形式にするか。敵襲きたらそこまでな」
「では私から。聖杯についての説明って所長の説明であってるのでしょうか?どこかツッコむべきか迷ってるように見えましたので」
「聖杯について?間違ってはないぞ。正しくもないけどな。聖杯とは即ち【第三魔法】そのものであり、本来存在してはいけないもの。円卓の聖杯で終わってれば良かったんだよ本来は。魂を呼び、争わせ、その反動で溜まるエネルギーで願いを叶える。その反動は即座に現れるべきだよな。勿論溜まっていたエネルギーですむならそれでいいんだ。マリスビリーさんの願いとかがいい例だな。あの人の願いは聖杯が反動を必要としない願いだった。サーヴァントが何を願ったのかは知らないがな」
「んじゃ俺もいいかな。柳星」
「どぞ、藤丸。何が知りたい?」
「なんで柳星の知ってる結末と所長の説明にあった結末が違うの?普通こういう結末って変わらない気がするんだけど」
「それはこの特異点が本当の意味で特異点だからだな。所謂この特異点は1994聖杯戦争・・・【
「あのスケベジジイ、第二魔法使えたの!?よく封印指定降りなかったわね!?」
「そりゃそうだろ。マリスビリーさんは隠してて、一般・・・魔術世界的にも認識されてない俺達をどうやって指定すんだよって話だろ?」
「あ、それもそうね。話を戻しなさい。その並行世界ではどうなったの?」
「主に三つだな。・・・一つはカルデアでも確認された【
「ちょっと待ちなさい!アンリ・マユ!?この世全ての悪とも言われたあの!?」
「まぁそうなんじゃないか?じゃないとこうならんだろ。聖杯の反動にしては人理に影響出すぎだしな。師範の見てた世界だとアンリ・マユが聖杯の器*13に憑依した事で安定したんだしその器がいないならこうなってもおかしくはないと思うぞ?」
まぁだとしても影響出すぎだけどな!*14
「んじゃ敵襲来たしここまでだな!んじゃ藤丸、掛け声よろしく!」
「マシュ、戦闘準備!」
「はいマスター!マシュ・キリエライト、戦闘開始します!」
UBWのAUO、乖離剣取った直後に腕切られてんの流石にウケるんですよ。幾ら衛宮が見た瞬間に構造把握出来るからってそのことをあのAUOが忘れるか?って。まぁ雑種だし贋作者だからって慢心したんでしょうね。慢心、ダメ、絶対!
作者が好きな√はHFです。
ところであの秘境、マジで知られてたら秘境の民が全員、例外なく封印指定されるんですよ。何かしらには特化し過ぎてましたから。ただしそうなると人類は滅ぶしかなくなってしまうのをマリスビリーは理解してたってことですね。だから一方的に時計塔を知ってたし若干不信感が強い。