YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】   作:柳瀬塔矢

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5-2 レイシフト:状況確認・2

 

気配がする、何処か見知った気配である。しかしどこで?*1

 

「───誰だ?」

 

「・・・なんだ、おまえら?」

 

白い鎧に赤い線、金髪の髪は赤い紐で纏めている・・・アルトリアと同じ顔?てことは円卓か?*2まぁいいか。

 

「え・・・と、はい、わ、わたしたちは───」

 

霧の濃い場所(こんなトコ)で息吸ってくたばらずに平然と・・・してないヤツも1人いるが、*3それでも死んでない上に今は平気なんだろ?どうせまともな人間じゃないんだろ。じゃあ、どっちだ。敵か、味方か」

 

「・・・ブーメランじゃねぇか?*4こんな事言っちゃあアレだが、()()()()()()()()()この魔霧に対してほぼ対策無しで歩けてる・・・お前もマトモじゃねぇだろ」

 

「ハッ、それもそうだな。まぁ襲ってこないなら、まあ、どうでもいいや。こっちも別に用はない。邪魔したな。ここらは霧が濃い。さっさと移動した方が身の為だぞ?」

 

「おう、そうする」

 

「ああ、じゃあな」

 

「あっ───行ってしまいました・・・北方向の路地・・・特に濃い霧の中へ、ひとりで堂々と」

 

『柳星、良いかしら?』

 

「ん、なんだ?」

 

『こちらでは彼?彼女?が何なのか()()()()()()()()()()。貴方なら何かわかったのではないのですか?』

 

「あー、そりゃ分かったけど。だけどこれを言っていいものか・・・*5どうせ敵じゃあ無さそうだし。そしたらいつか俺が言わずとも分かる時が来るだろうし・・・」

 

そう、()()はサーヴァントだ。それは見た時に分かった。・・・オケアノスで英霊化した影響なのか相手のクラスまで分かるようになったのは見識が深まったからなのか、セイバーなのも分かったが、だからなんだ的な・・・

 

「またそうやって隠すの?柳星」*6

 

「んー、まぁまずは追いかけようぜ。そしたら俺が関与する前に分かるだろ」

 

てことでやってきました。路地。*7

 

「・・・なん、でしょうか。音が聞こえます」

 

『こちらでは生体反応はないです。しかし動体反応は複数ありますね。魔力反応は・・・ダメね。相変わらず霧に紛れて感知不能です』

 

「あー・・・これ生き物じゃねぇな。()()()()()()()()()()()()()。つまりまぁ・・・生き物じゃないから突破してよし!*8ってことだな!」

 

調整中に気づいた事なんだが、どうやらこの霧は魔力の様なんだよな。つまりどう言うことかって?こう言うことだ・・・よ!

 

「俺の合図で走れよぉ・・・3,2,1・・・0!」

 

土の角・空中版(エアーズ・ストーン・スパイク)*9

 

「いやぁ、楽しいねぇ!無限に近しいリソースって点では聖杯クラスに潤沢だからな、この特異点は!アッハッハッハッハッ!」*10

 

「先輩、先輩!柳星さんがこの上なく上機嫌です、珍しいです!」

 

「電池の切れないゲームを貰ったみたいな感覚なのかなぁ・・・」

 

「とにかく、突破しました。なんとか、囲まれずに移動できたようです」

 

『霧の中にあんなものがあるなんて・・・なるほど、誰1人として建物から出て来ないわけです。魔霧のせいもあるのでしょうが・・・ですが、扉や窓が壊れている形跡は見当たりませんね。つまりアレらは建物への侵入はない、ということですね』

 

「そうですね、接敵した感覚ですが・・・確かにアレらに生物的感覚はありませんでした。アレらは恐らく自動人形(オートマタ)ですね。残骸の構造に見覚えがありました*11。一部、この時代の機械が使われていましたので」

 

『正直に言いましょう。こちらでは事前感知は出来ません。魔力関係の反応感知は完全に混乱状態に陥ってます。せいぜいが動体検知のみです』

 

「わたしも同じです。まるで、この都市と同じよう・・・です。霧、煙。そういった、靄に・・・掛かっているかのようで・・・」

 

『・・・動体反応を検知しました。その路地の曲がり角から出てきます』

 

「んー、俺がやるか。マシュの感覚がどうもズレてる。今はそのズレを直せ」

 

「分かりました・・・任せます」

 

反応はさっきと変わらずだな。自動人形(オートマタ)

 

「さて、土の角(ストーン・スパイク)でも良いんだが・・・多分こっちの方が効率いいよな。・・・霧の刃(ミスト・カッター)*12

 

自動人形(オートマタ)か駆動系の存在ならそりゃ断ち切れば即止まるよな、と思った一撃だが、有効だったようだ*13

 

「ん。何かの・・・気配、というか・・・なんでしょう、この感じ・・・」

 

どうしたのだろうか。こちらからは何も感じないんだけどなぁ・・・

 

『どうしたのかしら?マシュ・キリエライト』

 

「複数の気配を感じるのですが・・・でも、音はしません。人形たちじゃない・・・?」

 

『え?・・・あー、検知しました。動き方が自動人形(オートマタ)とは違いますね。これは()()()()と言っていいでしょう。来ます』

 

おっと、こりゃあ・・・どこかで見たような、見てないような・・・

 

まぁ殴れば効くみたいだし・・・そしたらまぁ苦戦はしないかな。サーヴァントクラスどころかシャドウクラスでもなければ俺にダメージは通らんよ

 

「んー、弱いな。この程度で人理ってのは乱れるのか?」*14

 

「お疲れ様です。身体の異変は調整しました。見た感じ人形たちとは違うようですね。でも恐らくは人間とも言い切ることはできない。恐らくですが、ホムンクルスの一種なのではないのでしょうか?」

 

「ホムンクルス?」

 

「あー・・・なるほど、ホムンクルスか。確かにあり得そうだな」*15

 

「はい。主に魔術的な手段で生成された生命、人造人間・・・と言えば分かりやすいでしょうか。柳星さんも知ってたんですね」

 

「そりゃホムンクルスと言ったら一番最初に思いつくのは聖杯の器だしな。ドイツだかの名家たるアインツベルンがホムンクルスを利用して疑似的に小聖杯を作ってたはずだ。まぁその結果短命だけどな。身体も成長しないし。だからこそ俺はあの一族は微妙だと思ってる。まぁサーヴァントのシステムを遺したのは功績だと思うけどな。冬木の聖杯はアインツベルンが器だし」*16

 

あそこ関連俺あやふやなんだよなぁ・・・

 

「そうなんだ・・・まぁとりあえず探索を続けようよ」

 

「だな」

 

 

*1
魂に刻まれた記憶ってどこ産まれなのか分からないよね

*2
師範「アルトリア顔は円卓の可能性が高い」柳星「ほへー」

*3
血ってあまり落ちないよね

*4
なにせそんなまともな人間がいない場所にいるんだもんね

*5
そりゃ言うのは楽である。彼女がサーヴァント:セイバーだと。だけどそれを伝えて何になる?何にもならんよなぁ

*6
ジト目

*7
函館イェー

*8
生き物だったとしても人型じゃないなら容赦なく突破してたし人型でも意思疎通出来なさそうなら何も考えない模様。意思疎通ができたら?押し通る!するだけ

*9
鬼滅の刃の浅草ニードル的な

*10
ハイッ!って奴ダァ!

*11
どれだけの知識を授かってるのか、我々はソレを調べる為にAmazonの奥地へと向かった

*12
必中・回避不可・確定クリティカル・即死率80%的な。魔霧のおかげである

*13
自動人形(オートマタ)特攻(150%)的な技になった

*14
乱れない。この霧単体ですら乱れるかは謎だからね

*15
SNのセラとリーズリットだっけ?イリヤ付きの2人。あの2人の戦闘力高いからね

*16
ユスティーツァ・フォン・アインツベルンが器となっているんだっけ?

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