YAMA育ちが行く人理修復の旅【現在一部五章完結済み】 作:柳瀬塔矢
あまりキャラに愛着湧かない(平等に見た上で若干の優劣をつけるのみで収まるのが普通だった)作者に取って心にキたキャラTOP2です。もう1人?CoCのとあるNPCだよ・・・あれはシナリオ全体って感じでもあるけど。
『気をつけて、大型が一体観測されました。人間にはあり得ないサイズですね、大型の車輌ってことでもないでしょうし・・・何か感じますか?』
ブロロロロロロロロロロ・・・・・・
「・・・機械駆動音。大型です!」
「んー、ぶっ壊すのも一苦労って感じだな。マシュ、剣製」*1
「了解です」
さてさて出てきたのは何だこりゃ・・・ロボット?この時代に?*2まぁそりゃね?
「さて、どんな敵なのかねっと」
攻撃方法は・・・?銃火器と手に持ってる鉈か。それだけならまぁ楽だな*4
「マシュ、もういいぞ・・・合わせろ」
「はい!」
マシュと同時に叩き込んだ剣戟はロボットの動きを止めるに至った。
「・・・敵性体、動作停止しました。強力な敵性体でしたが・・・何、だったのでしょうか。ゴーレム?機械人形?」
「うわぁ凄い・・・ロボットだ・・・」
「まぁ浮かれる気持ちは分かるが切り替えろよ立香ー。とりあえずデータ送るから解析しといてくれ。ロマン辺りは暇してるだろ」*5
『暇してるわけじゃないからね!?霧の成分調査とかしてるからね!?』
「でもやっといてくれ。こっち優先な」
「柳星さん、何か、奇妙な・・・破損している金属装甲の一部が腐食しています。*6大半の部分は何ともありませんが、鉄と思われる部分が、腐食状態に・・・なっている・・・」
ん?何か引っかかるのか?
「ん?誰も酸による攻撃はしてないもんな、つまり俺達以外が原因なんだが・・・心当たりはないんだよなぁ」*7
「ねぇマシュ。柳星は何で悩んでるのかわかる?」
「いいですか先輩。産業革命期のロンドンでは、蒸気機関から発する大量の排煙が社会問題となっていました。排煙に含まれる亜硫酸ガスが冷たい霧に阻まれ、滞留して濃縮され硫酸の霧となって・・・んん?」
「どうしたの、マシュ?」
「いえ。待ってください。確か、そう・・・【硫酸を吸い込んだような】・・・?以前、何かの記録を・・・そういう・・・そうです。そう。だってこの時代は───」
!?俺の検知を擦り抜けた!?アサシンか!当たればいいな、の・・・
危ねぇな、ギリギリ間に合ったか
「・・・ッ!敵性体の襲撃を受けました!奇襲!?何も、感じなかった・・・!」
相変わらず霧のせいで上手く姿を捉えられない。いや、にしても妙なくらいだな。認識阻害系の何か持ってるのか・・・
「・・・あなたは、ねえ、なんだろう。人間?それとも魔術師?魔力の霧の中でも平気で動いてるし、
「あなたはサーヴァントなのですね。
あー、名前は聞いたことある。名前だけ。そんな奴なんだ・・・
「わたしたちのこと、知ってるの?ふうん、うれしい、うん・・・うれしいな。じゃあ・・・わたしたちがあなたに何するかも、知ってるよね?うれしいな、うれしいな。うれしい・・・な!」
おっと、そんな急に突進されたら俺はついつい殴り返しちゃう。*8・・・逃げた?早くね?いや、もっと粘れよ*9
「拍子抜けたぁこの事だなぁ・・・まぁアサシンなら初撃必殺が基本だからその逃走な判断は責めれないけどさぁ・・・」
『あまりにも短い時間でしたからこちらも確証はありませんが、この霧の一部はあのサーヴァント、【ジャック・ザ・リッパー】の所有する宝具である可能性は高いです。しかし、この霧の大元・・・というか2種類の霧っぽいんですよね。あのサーヴァントの出してる霧とロンドンに充満してる霧が。にしても、通常の現象としてはありえないほどの、高濃度な硫酸が含まれているのは厄介ですね。そして厄介と言えばもう一つ』
「はい、わたしの記憶に変質があるようです。たった今接敵したばかりの相手・・・なのに・・・記憶が、ぼやけています。覚えているのは、ひとつです。あれがサーヴァントであるということだけ。姿、名、それから・・・何か、それに関連する記憶があったはずなのですが」
『ええ、私も似たような状態です。時代を超えて作用するとは、認識阻害系の宝具の可能性が高いですが・・・』
「はぁ・・・とりあえずさっきのロボットのデータ。そっちに届いてると思うんだけど?」
『そうでしたね。ええ、確かに受信しました。解析はロマンに回しておきます』
「ああ、よかった。柳星さんは記憶への影響が薄いようですね。先輩はどうでしょう?」
「ロボットについては覚えてたからマシュや所長よりかは影響が薄いみたいだね」
「あ、俺は完全に覚えてるぞ?」*10
「「『えっ』」」
そんなに驚くことか?
「説明がかなり感覚的なところになるんだが・・・所謂経験や知識は確かに脳、に貯まる。だから認識阻害系は基本脳へ作用する。だけど本来経験も知識も魂に蓄積されるんだよ。取り出せるかどうかは別としてな?そんで俺は自分の輪郭を弄れるが故に維持することも可能。つまり俺は普通の認識阻害に抜けられても記憶干渉方認識阻害の影響は無いってわけ。分かったか?」*11
「んー、なんとなく。ところでこのロボットはなんて呼べばいいんだろうね?」
・・・この気配、さっきのサーヴァントか
「ああ、そいつか───鋼鉄の塊だろ。そいつ、オレたちはこういうふうに呼んでる───