ダンジョンで思い付き短編を書くのは間違っているだろうか 作:ミストリアン
さぁ、うまくいくのか、逆光源氏計画ならぬ…
「…良し、色々と手続きはした、ギルド長もあれでごまかした、ヘルンにヘイズ、その他団員の皆さんにもしっかりと説得して…いけるかな?」
…オラリオから離れたとある村、その一角。
新しく建築された小さな一軒家の中で、フレイヤ…もとい、一人の娘の姿になったシルは鏡の前で念入りに自身の姿もチェックしつつ、イズンからもしっかりと聞いた幼馴染の心得100のメモも読み直していた。
あの街中で出会った、強く、透明で、輝く魂の持ち主だった
未来と過去、ほんの少し影響しあうだけで、その道のりは変わるだろう。
ヘルメスから聞いた話ではもう、あの未来のベルはこの世界の者とは違うようだが…それでも、可能性は秘めているのは間違いない。
まだ弱く、幼き存在。
それでも、魂の色を見通せるフレイヤの目をもってすれば、間違いなく同じものだと見抜けるだろう。
(…いえ、彼と違うと言っても、あそこにいる
事前調査時にこっそり調べた際に、分かった驚愕の事実。
アストレア・ファミリアによって討伐されたと思っていた静寂のアルフィアが、まさかここで生き延びていたのだ。
そのうえ調べれば、どうも彼女の妹の子供が彼らしく…時たま村に音が響けば、
正直言って、甥を溺愛する姿を見るというのは想像しきれておらず、あの場で調査報告を聞いたオッタルたちも、「マジか」と言わんばかりの表情で驚愕していたのは少し面白くもあった。
何にせよ、そんな
特に、
でも、諦めきれるわけが無く…そこで先日思い出し、イズンに教えてもらったのが、『幼馴染概念』。
「そう、イズンの言うことに頼るのは癪だけれども…幼馴染こそ、ヒロインとしては中々手堅いアオハル☆って聞くのよね」
教えてもらった後、誰に試すのかわかりきりつつもしつこく聞いてきたイズンは、丁寧にZOUKINN☆SIBORIに処したが…幼馴染概念は、確実に役に立つ。
例え金髪美女が出ようが、正義を志すエルフがいようが、妹系小人がいたとしても、幼馴染と言う概念であればかなり強固なはずである。
それに、今の彼の年齢差を考えるのであればお姉さん側…そう、いわゆる『おねショタ』とか言われる要素も加わり、より強固な勝利の方程式が築き上げられるのは間違いなしのはずである。
『ふふふ、でもフレイヤちゃんがやるにはちょ~っと見た目が、シルちゃんなら良いけど、その姿でやっちゃうとキッツって、おぐっぇぇっぇ!!』
さて、どこかの哀れなメンタル最強女神が最終的に天井に打ち上げられて深紅のシャンデリアにされたのはさておき、やって損はない。
ただし、注意したいのはやり過ぎると『負け属性幼馴染』とかいうものになりかねないというリスクもあるようだが…そう陥ることはないだろう。
「それじゃ、始めましょうか。えっと、最初に言うのは…レッツ、アオハル~☆」
「…そこで何をしている、ベルに手を出そうと企んでいる
「え”っ、ちょっと、まっ」
「『
「あぁぁっーーーーー!!」
ドォォォォンッツ!!
同時に、そんな
「お
「む?大丈夫だベル、こいつはあの
「出しちゃいけない類だよね!?と言うか、玄関先でおじいちゃんが頭から埋まっていたのってやっぱりやってたんだよね!?」
…幸か不幸か、そのおかげで偶然にもベルとの接点を得られたが…その背後には、無数の吹っ飛ばされたフレイヤ・ファミリアの護衛達がいたのも言うまでもない。
…ちょっぴり成功?