ダンジョンで思い付き短編を書くのは間違っているだろうか 作:ミストリアン
こっちの可能性もあり得そうなのでやってしまった…
「ーーー
「ああ、間違いないが…神ヘルメス、貴様はその情報をどこで…」
「なぁに、ちょっと前にあったあの
…ギルドの地下にある、大神ウラノスの祈祷の間。
大神の近くで、神ヘルメスと…かつては賢者、今はフェルズと名乗っている者たちは話し合っていた。
「道化師…ふむ、その話は前に、オラリオ内で聞いたことがある。だが、不思議なことに
「そうなんだよねぇ。いやはや、まったくカオスのやつも妙な仕事をしたなぁと思うよ。まぁ、そのおかげで、アストレアママ率いるファミリアが無事生存できそうなのは良かったけどね」
「ママ呼びはいらないのでは…?」
オラリオ内を騒がせ、そして闇派閥から一人戦っていた
フェルズもまた、情報をしっていたのだが、他の人の例にもれず彼に関しての集めた情報の記憶が所々抜け落ちていた。
そんな中で、ウラノスに接触したヘルメスから情報を聞き、カオスと呼ばれる存在が関わっていたことを知ったのである。
「…ああ、間違いないだろう、フェルズ。カオスは、我々神々でさえも把握できぬ、時間も空間も、世界すらも調整した大いなる存在…そして同時に、もたらされた未来の情報は、驚くべきものではあったがな」
「そうだな、ウラノス…まさか、よりにもよってこの腹黒優男にまで伝わってしまったとはいえ、未来で
「さらっと酷いこと言ってない?」
先ほどの発言はさておき、フェルズに対してツッコミを入れるヘルメス。
そんなことはどうでも良いほど、ウラノスもフェルズも、その得られた情報に内心驚愕させられていた。
…
その心はもはやモンスターにあらず、人に近いモノであり、人との共存を夢見る者もいる。
だがしかし、今までいくつかの冒険者が接してきても、最後は我が身の可愛さで裏切られることもあり、完全に無理かと思われていたが…
「ウィーネ…ああ、まだ生れ落ちていない、未来の
きっかけが何であれ、
その希望の光があるのならば、やってきたことは無駄ではない。
「しかし、今の…この世界のベル・クラネルがどうなるかはわからないぜ。未来に、このオラリオに訪れるだろうから楽しみだけど、ちょっと変わったからなぁ」
未来は全て、同じ方向に行くものではない。
カオスの干渉により、世界そのものも枝分かれをして…今のオラリオは、道化師がいた未来とは異なる道を行くもの。
それゆえに、
しかし、希望が無いわけでもないともいえるわけで…ならば、この世界なりにその光を増やす方法を模索すべきだろう。
「ふむ…なるほど、しかし幼い子供との交流でか…いや、待てよ…ならば‥?」
その方法を考える中、ふとフェルズはある妙案を思いついた。
「…ヘルメス、一つ聞いて良いだろうか?」
「ん?なんだ?」
「神々には、我々下界の子供たちにはまだ早くとも、それでも感覚で納得するようなものがあると聞く。その中で…」
「ーーー『幼馴染』とシて、その子と交流セよ?」
「ああ、その通りだレイ。君たち
「
…ダンジョンの中にある、
そこでフェルズは思い付きを、
そう、その妙案こそが、幼馴染と言う考え方。
なお、偶然にもどこかでとある女神もその結論に至り、実践しようとして華々しく鐘の音色と共に吹っ飛ばされている時であった。
「なるほど…しかし、それってうまくいくか、フェルズっち?言うのもなんだが、ちっせぇやつらが、皆驚いて、幼馴染になるどころじゃねぇんじゃねぇの?」
「幼馴染、クダランナ」
「もう、何を言うんですが、リドにグロス!!幼馴染こそ、地上の
「オ、オォゥ?」
ふんすふんすと鼻息荒く、力説する言葉に、押される石像。
「でも、問題は誰がそれをやるかですね」
「ふむ、確かにそうだな。幼馴染としては、出来れば優しく…そうだな、敵意を抱きにくそうなものが良いだろう」
「当たり障りが良くて、警戒させづらくて、非常時には逃げることが…空にとかが良いかもしれねぇけど」
「ソウナルト、テキシテイルノハ…」
色々な条件を考え、そして
「…エ?私、でスか?」
回答として、出されたのは…優しさもありつつ、いざとなれば人には追いにくい空にも逃げられ、機動力のあるものとして、
「いヤイやいや!?無理デすっテ!?」
「大丈夫ですよ、レイ!貴女ならきっと、幼馴染になれますよ!!」
「そんナことヲ言われましても!?」
「まぁ、唯一の心配は、逆に堕とされないかだが…大丈夫だろう、多分」
…ポンコツ系投下
まぁ、こっちはこっちで成功するかしないかと言えば…するんじゃない?
でもそうなると、幼い時からの
あの騒動にか…より地獄かな