ダンジョンで思い付き短編を書くのは間違っているだろうか   作:ミストリアン

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ポンコツ過ぎるおねショタ幼馴染狙い珍道中な女神を書いていたら、
こっちの可能性もあり得そうなのでやってしまった…


逆光兎のためになら① 別Side

「ーーー異端児(ゼノス)、人造迷宮、そして穢れた精霊…これらの言葉は全て、彼からもたらされたけど、マジであるとはね」

「ああ、間違いないが…神ヘルメス、貴様はその情報をどこで…」

「なぁに、ちょっと前にあったあの道化師(ジェスター)君から取引で受け取った情報だよ」

 

 

 

…ギルドの地下にある、大神ウラノスの祈祷の間。

 

 

 大神の近くで、神ヘルメスと…かつては賢者、今はフェルズと名乗っている者たちは話し合っていた。

 

 

 

「道化師…ふむ、その話は前に、オラリオ内で聞いたことがある。だが、不思議なことに誰もが忘れている(・・・・・・・)。彼の容姿等…記録していたはずだが、何故か神々は覚えているようだな」

「そうなんだよねぇ。いやはや、まったくカオスのやつも妙な仕事をしたなぁと思うよ。まぁ、そのおかげで、アストレアママ率いるファミリアが無事生存できそうなのは良かったけどね」

「ママ呼びはいらないのでは…?」

 

 

 

 オラリオ内を騒がせ、そして闇派閥から一人戦っていた道化師(ジェスター)の存在。

 

 フェルズもまた、情報をしっていたのだが、他の人の例にもれず彼に関しての集めた情報の記憶が所々抜け落ちていた。

 

 そんな中で、ウラノスに接触したヘルメスから情報を聞き、カオスと呼ばれる存在が関わっていたことを知ったのである。

 

 

 

「…ああ、間違いないだろう、フェルズ。カオスは、我々神々でさえも把握できぬ、時間も空間も、世界すらも調整した大いなる存在…そして同時に、もたらされた未来の情報は、驚くべきものではあったがな」

「そうだな、ウラノス…まさか、よりにもよってこの腹黒優男にまで伝わってしまったとはいえ、未来で異端児(ゼノス)たちの存在も触れるものがいたとはな…」

「さらっと酷いこと言ってない?」

 

 

 先ほどの発言はさておき、フェルズに対してツッコミを入れるヘルメス。

 

 そんなことはどうでも良いほど、ウラノスもフェルズも、その得られた情報に内心驚愕させられていた。

 

 

 

 

 

 

異端児(ゼノス)…理知を兼ね備え、殺戮衝動に襲われず、憧憬をもつモンスターたち。

 

 その心はもはやモンスターにあらず、人に近いモノであり、人との共存を夢見る者もいる。

 

 

 だがしかし、今までいくつかの冒険者が接してきても、最後は我が身の可愛さで裏切られることもあり、完全に無理かと思われていたが…

 

 

 

「ウィーネ…ああ、まだ生れ落ちていない、未来の異端児(ゼノス)か。彼女をきっかけにして、その道化師…もとい、ベル・クラネルとの交流により、関係を持ったか」

 

 

 きっかけが何であれ、異端児(ゼノス)とふれあい、そして絆を持った未来の冒険者。

 

 

 その希望の光があるのならば、やってきたことは無駄ではない。

 

 

「しかし、今の…この世界のベル・クラネルがどうなるかはわからないぜ。未来に、このオラリオに訪れるだろうから楽しみだけど、ちょっと変わったからなぁ」

 

 

 未来は全て、同じ方向に行くものではない。

 

 カオスの干渉により、世界そのものも枝分かれをして…今のオラリオは、道化師がいた未来とは異なる道を行くもの。

 

 

 それゆえに、異端児(ゼノス)の扱いがこの世界でどうなるのかは予想ができない。

 

 しかし、希望が無いわけでもないともいえるわけで…ならば、この世界なりにその光を増やす方法を模索すべきだろう。

 

 

 

「ふむ…なるほど、しかし幼い子供との交流でか…いや、待てよ…ならば‥?」

 

 その方法を考える中、ふとフェルズはある妙案を思いついた。

 

 

「…ヘルメス、一つ聞いて良いだろうか?」

「ん?なんだ?」

「神々には、我々下界の子供たちにはまだ早くとも、それでも感覚で納得するようなものがあると聞く。その中で…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ーーー『幼馴染』とシて、その子と交流セよ?」

「ああ、その通りだレイ。君たち異端児(ゼノス)に対する思いは人々にとっては恐怖も多いだろう。だがしかし、ここで幼馴染とやらになって、小さい時から交流すれば…」

異端児(ゼノス)への忌避感を薄れさせて、地上の方tふれあいやすくなるってことですね!!ナイス考えですよ、フェルズ!!」

 

…ダンジョンの中にある、異端児(ゼノス)たちの隠れ里の一つ。

 

 そこでフェルズは思い付きを、異端児(ゼノス)たちに話していた。

 

 

 

 

 そう、その妙案こそが、幼馴染と言う考え方。

 

 

 

 

 なお、偶然にもどこかでとある女神もその結論に至り、実践しようとして華々しく鐘の音色と共に吹っ飛ばされている時であった。

 

 

「なるほど…しかし、それってうまくいくか、フェルズっち?言うのもなんだが、ちっせぇやつらが、皆驚いて、幼馴染になるどころじゃねぇんじゃねぇの?」

「幼馴染、クダランナ」

「もう、何を言うんですが、リドにグロス!!幼馴染こそ、地上の王道神話(ラブコメ)!!それが異端児(ゼノス)に適用されれば、あっというまに異類婚姻譚(ラブ・ロマンス)!!やってみないと、わからないじゃないですか!!」

「オ、オォゥ?」

 

 

 ふんすふんすと鼻息荒く、力説する言葉に、押される石像。

 

 

 

「でも、問題は誰がそれをやるかですね」

「ふむ、確かにそうだな。幼馴染としては、出来れば優しく…そうだな、敵意を抱きにくそうなものが良いだろう」

「当たり障りが良くて、警戒させづらくて、非常時には逃げることが…空にとかが良いかもしれねぇけど」

「ソウナルト、テキシテイルノハ…」

 

 色々な条件を考え、そして異端児(ゼノス)たちはとある一点に目を向ける。

 

「…エ?私、でスか?」

 

 回答として、出されたのは…優しさもありつつ、いざとなれば人には追いにくい空にも逃げられ、機動力のあるものとして、歌人鳥(セイレーン)のレイが選出されるのは当然のことであった。

 

 

「いヤイやいや!?無理デすっテ!?」

「大丈夫ですよ、レイ!貴女ならきっと、幼馴染になれますよ!!」

「そんナことヲ言われましても!?」

 

 

 

 

 

「まぁ、唯一の心配は、逆に堕とされないかだが…大丈夫だろう、多分」

 

 




…ポンコツ系投下
まぁ、こっちはこっちで成功するかしないかと言えば…するんじゃない?


でもそうなると、幼い時からの異端児(ゼノス)の幼馴染がいる身での、
あの騒動にか…より地獄かな
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