ダンジョンで思い付き短編を書くのは間違っているだろうか 作:ミストリアン
「…マジか、妹よ。ここはどうやら、未来のようだぞ!!見ろ、この未来の日付を!!」
「おとなしくしてください、兄さん…!!ここで迂闊な騒動を起こせば、どう考えても厄介事になりますよね?」
…オラリオの一角にて、ローブを身を隠した男女。
その容姿を見れば、とある冒険者たちに似た姿なことに気が付くだろう。
「ふははは!!『ミノタウロスを倒し、姫とスキスキラブチュッチュな日々を築き上げていた道化師は、哀れ妹のハリセンで、未来へ渡った!!』どういう喜劇なのか、口にしてもわからんなぁ!」
「だからおとなしくしてくださいってこの馬鹿兄さぁぁんっつ!!」
ドゴスンッツ!!
「あべっしっ!?」
姿を隠すべきなのに、大声を出して喜劇の役者のようにふるまう彼に対して、強烈なツッコミが腹部にめり込む。
「…わぉ、まるでアルゴノゥト君につっかかるときのレフィーヤみたい」
「私、あんなのじゃないですよ!?いえ、でも彼を兄と呼ぶの…いやぁぁぁ!!」
そんな二人の様子を見て、そうつぶやくのは偶然にも買い物でその場を通りかかったレフィーヤとティオナ。
何やらおかしな漫才を繰り広げている姿を見つけ、こっそり見ていたのである。
「でも、なんだろう?私、気のせいか見覚えがあるような無いような…?」
「ティオナさんがそういうなら、どこかの知り合いですか?この間のアマゾネスの…いえ、男の人?らしいのがいるのなら違う…のでしょうか?」
声がどこかで聞いた気がしなくもない。
昔どこかで巡り合ったのか、疑問に思う中…そこに、風のいたずらが吹いた。
ヒュオォォォォ!!
「っと、しまったな、風でフードが…」
「何やっているんですか、兄さん!!ここ、早々に私たちに似た人がいるらしいから念のために隠したのに…って、私もですか」
さらりとその場に露わになった二人の素顔。
その顔を見て、思わずレフィーヤとティオナは、驚愕のあまり目を見開く。
「ふぇ?‥‥え、アルゴノゥト君?」
「ええ?‥‥わ、私!?」
見えた姿は、彼女たちにとってなじみあるモノ。
しかし、だからこそどういうわけなのか驚愕させられる。
まだ、彼女たちは知らないのだ。
この世界に飛ばされてきた、過去からの、喜劇の縁者たちの姿を。
物語としては伝わっていても、その活躍がおとぎ話のようになっていても、そしてその生まれ変わりがこの世界にいたとしても、初めての出会い。
「ふははははは!!まぁ、良いじゃないか!!姫のもとへ帰るために、いっそこの天高い場所で見ているであろう神々へ宣言しよう!!未来だとしても、必ず喜劇の土産話を持ち帰らんと、このアルゴノゥトが叫ぼうぞ!!」
「いいから黙ってください、この大馬鹿兄さんがぁぁぁああああああ!!」
ドゴォォォォンッツ!!
「オベェェロォンッツ!?」
とりあえず今は、勢いそのままにアッパーカットでふっとび、空中できりもみ回転しながら墜落するその姿を見て、ティオナとレフィーヤは
「いえ、この方法はありかも?気が付かれる前に仕留めれば、アイズさんに近寄らせずに…」
「何考えてんの、レフィーヤ?」
ちょっと短いけど、喜劇の話
これはこれで、あっちこっちでやらかす気しかしない
魂が同じ、過去からの旅人が来たら…さて、皆どう反応するのやら
一応、リクエストも対応はしていたりする
色々あるから遅かったりしますが、ご了承をお願いいたします