ダンジョンで思い付き短編を書くのは間違っているだろうか 作:ミストリアン
内容:競技内容に、水泳があるのは間違っているだろうか
分からなくとも、ここでちょっと各自の説明が大雑把になっているため、
お楽しみいただければ幸いです
『さーて、哀れな第一級冒険者の女神埋め尽くしによる救護テント送りになったところで、次の種目だぁ!!』
『今ばかりは、本当に心の底から
様々な騒動がありつつも、どうにかなった借り物競争。
痛ましい犠牲が発生しつつも、今は一歩白組がリードしている状況であった。
『さて、今度の競技はなんと特設会場でのもの!!本当は、ダンジョン内にある例の大滝の場所を使いたかったですが…まぁ、流石にリスクヘッジを考えて、オラリオの水路を活用した水泳になりまぁぁす!!』
モンスターが出てくる可能性を考えれば、流石にダンジョンでやるのは避けたい。
そのため、急遽利用されることになったのが、オラリオの各所を巡れる水路であり…並ぶのは、この競技に出る選手たち。
「ふははは!!水連の類は特異分野でござる!!運ばれたベル殿には悪いが、組での勝利のためにもっと点数差を稼ぐためにやるとしよう!!」
「がんばれー命ちゃん!!」
「へっへー!私だって水泳は得意だよ!」
「同じ組だけど、これは負けないわよ、ティオナ。ああ、でも一生懸命やったら、団長が褒めてくれそうな、そのままベッドで乾くまであったまって…」
『今さらっと怖いこと言ってないかい?』
『
「あわわわわっ…り、リヴェリア、私、出ないようにしてたのに、何で…」
「この機会に、しっかりと見に付けてもらおうと思ってな。ガクブル震えるな、アイズ。私だって、この格好はちょっと羞恥を感じているんだ」
「…それもそうかも。神様たちが用意した、スクール水着とかいうの…リヴェリア、ちょっときつ」
ゴガンッツ!!
「ぴぎゃっ!?」
『おっと、各選手中々のやる気だぁ!!…ところで、フィンさん。なぜ女性陣ばかりなのでしょうか?』
『それに関してだけど、提案者のコメントだと「野郎の水泳なんぞ見ていて楽しいのか?」と言う事らしいよ。どう思うかはノーコメントで』
「「「ひゅぅうう!!」」」
出てきた水泳の提案者のコメントに関して、黄色い声援が上がり、女性陣からは零度のまなざしが向けられる。
とはいえ、それでもやる気に満ち溢れているのであれば、やらなければいけない。
『と、とりあえず各自、位置について!!それと注意事項だけど、もしかすると水に住み着いているモンスターもいるかもしれないから、戦闘になったらいったん中断もあり得る!!そこも心にとどめて…よーーーい!!』
『ドンッツ!』
ザッバァアアアアンッツ!!
合図とともに、盛大に水しぶきが上がり、各自が一斉にスタートした。
オラリオ路の水路を利用した水泳ではあるが、その距離もそれなりに長い。
けれども、冒険者たるもの、水の溢れる階層なんぞで戦うこともあるがゆえにこの程度の水路では…
「ぶくぶくごごぶぐ!!」
「アイズうううううううううう!!」
…速攻で、溺れる者もいた模様。
流石に全員が、この水路で普段の実力を発揮しきれないようだ。
「だからこそ、ここは水泳系のスキルを持つと有利なんだよねぇ~」
「でも油断はしないわよ!!」
『おーっと、早くもティオナ&ティオネが先に出ている様子!!』
『続けて他の各面子も出ているが、それでもこれはちょっと有利か!!」
さっそうと前に躍り出たのは、ロキファミリアのアマゾネス姉妹。
彼女たちならば、この水路でも素早く動くだろう。
それならば、後は二人での争いかと思えば…思いがけない伏兵は、直ぐ後に来る。
ゴゥォウウウ!!
「え!?」
「何、後ろからすごい勢いで追いかけてきているのは…!!」
爆音を立て、まるで水上ジェットスキーのごとく水しぶきを豪快に噴き上げ、水中を…いや、水上を爆走しているのは…
「はぁぁぁっつ!!アリーゼ、貴女が昔やった水蒸気爆発走行、今なら役立ちます!!」
『おーーーーっと!?アレは謎のどこの疾風か、何リオンなのか!!』
『あれは…そうか、スキルで炎のエンチャントを身に纏って、足を付けた場所から水蒸気爆発で、無理やり加速しているのか!!』
「それってありなの!?水泳じゃないじゃない!!」
『オラリオの水路をめぐっての競争なので、ルール的にはありです!!』
「がばがばなルールじゃん!!」
水上を疾風のごとく爆走するエルフの姿に、思わず文句が飛び出てくるのだが、誰もわざわざ水の中を泳ぎ続けるだけとはルールづけてはいない。
あくまでも「水泳」であり、水を泳ぐだけではなく、水の上を泳ぐように駆け抜けるというのも、蟻と言えばありなのだ。
「っつ…いや、ならばこちらもだ!!」
『うぉっと!?今度はリヴェリア様が魔法を!!』
『水路を凍らせて、氷上スケート走行だ!!いや、きみがそんな無茶をしてどうするんだい!!』
これもある意味、
一度ルールの穴を見つけてしまえば、誰も彼もがそこを突きまくり、一瞬にして水泳はさらなる進化を…いや、もはやそう言えなくなっているようだが、各々の持てる技や技術を活かして駆け抜けるさまに、より一層歓声が大きくなる。
当初の目的とは異なる水泳競技ではあったが、これはこれで芸術点などが付けられそうであった…
リクエスト、ありがとうございました
…水泳?な状態になったけど、まぁこうなる可能性もあったということで…
他にやれたかもしれない、ルール破りの無茶苦茶な方法だと、
重量魔法での妨害もしくは進行方向へ進めての加速、二重詠唱での魔法加速、オートヒールでの回復任せのごり押しなど…
まぁ、やり過ぎると確実に水着の方が持たなくなって
途中で爆散ポロリとかあったかも…そこまで書けって?