ダンジョンで思い付き短編を書くのは間違っているだろうか 作:ミストリアン
内容:鬼ごっことか玉入れなどが悪魔合体した競技で…
『鬼玉入れ』と言うふざけた競技…だがしかし、ある意味これは、オラリオらしいものだとも言えるだろう。
ある意味では名物と言うか、既に何度も繰り広げられた逃走劇の一端が、この競技で見られるからだ。
…そう、例えどこかの白兎が犠牲になる形だとしても。
「『ファイアボルト』!!『ファイアボルト』!!『ファイアファイアファイアァァァァァァア!!」
『おおっと!?いきなりマインドを考えないファイアボルトの連発だっ!?どうしていきなり、ここで
『ふむ、どうやら私の言いつけ通り、あの侍従さんが手助けしてくれたようですねぇ』
全力で逃げようとする
しかし、初動でのまさかの魔法の連発で、一気にまずは距離が引き離された。
「ーーーっづ!!この愚図、贄兎、ド変態のマゾ鬼!!この私に、あのお方の魅了を使わせるなんて!!」
「僕が別に何か命じたわけじゃないんですけれども!?」
そう、ベルの急な魔法の原因は、回復するための手段として、自身のスキルを利用したため。
トリガーにされたのは、どこかの町娘に頼まれたせいで断り切れず、魅了をさせられ続けているヘルンである。
もちろん、納得できるはずがない。
というのもこのルール上、バフを行うためには、応援競技用のチアガール用マジックアイテム『ボンボン』で応援を使うのだが、チアガール衣装装備が必須であり…そのため今、彼の横でその衣装をヘルンは身に纏っているのである。
「いいぞーヤンデレっ子チアガール!!」
「もっといい感じにボンボンを激しく、せっかくの
「爆発白兎と言う以前に、後ろから刺されそうな必死さも良いぞーーー!1」
「ううううっつ!!この恥辱、視姦をする悍ましい愚物共の視線が、これもそれも全てあなたのせいで!!」
「そんなことないんですけれども!?と言うか何ですか、そのバチバチする玉は!!」
「これはフレイヤ様を惑わせる、愚兎爆殺用玉!!ええ、もちろん今は運動会の競技用として認められているマジックアイテムなので、問題は無いのです!!」
「な・ん・で・そんなものがあるんですかあああああああああああああああああああああああ!!」
一応、ルールとしてはベルが背負っている籠に玉を投げ入れてその点数で競うものなのだが、実は「玉」そのものには制限が無い。
そのため、例えマジックアイテムだろうと人だろうと、「玉」としての扱いを申請しておけば、実はどのようなものも使い放題だという、ルールの酷い抜け穴があったのだ。
そしてその抜け穴を使えば、こんな合法的な馬鹿も可能なのである。
「…女神のためだ。今一時、紅玉の玉として、籠に入れさせてもらっているぞ」
「おっもいんですけどオッタルさん!?」
「
「「「同時に合法的にボコれるチャンス!!」」」
「ぎゃああああああああああああああああああああああ!?」
紅組ではなく白組側のフレイヤファミリアの猛攻撃。
これもまたルールの抜け穴に等しく、玉を籠から出す手段として、攻撃を仕掛けられるだろう。
同時に、その籠を持っているベル自身も確実に巻き添えになるので、相当悲惨なことになる。
いくら魅了のスキルを受け続けることで、ベル自身の超回復を可能とするスキルが発動し続けたとしても、これはこれできつい。
同時にヘルンも思いっきり巻き添えになるが、それは仕方がない事…
「って、なんで私を抱きしめる形でかばうんですかこの万年発情兎!!」
「そういわれましても、ヘルンさんですし、今もスキルをかけられつづけているし、このまま猛攻に晒しても…!!」
「離しなさい離しなさい離しなさい!!いやっ、今下着がっつ!!」
「へぁっ!?」
「万年発動ド変態ドスケベ兎ベル・クラネルーーーーーーーー!!今すぐにその乙女を離さないと見敵必殺確殺アルクスレイです!!」
「ベル、その方を放さないと私は手加減が難しいアストレアレコード!!」
「ヴェルフ様、この魔剣を貸してくださいそして何やっているんですかベル様ぁぁぁ!!」
「ふふふ、大丈夫ですよ、皆回復させますから変わってくださいヘルンーーー!」
「へぇ、奪い合いなら良いねぇ、わかりやすくて!!」
「おっぎゃぁぁぁぁあぁぁぁあああああああああああ!?」
激怒する妖精の魔法が、身に纏う爆炎が、魔剣が、純粋な暴力が次々と降り注ぎ、その中を爆走させられる哀れな贄の白兎。
その凄まじい争いに周囲の者たちは歓声と嫉妬と怨嗟と、爆笑の声を上げていく。
『うわぉ、流石に普段、モテている冒険者。その奪い合いは苛烈すぎますが、いかがでしょうか、シルさん』
『ふふふ、ちょっといつもモテモテなのは、ちょっと許せないなーと思って、仕掛けたのですが…思った以上に凄いですねー。フレーフレーベルさん☆』
『あ、いつの間にかチア衣装に。いつ着替えられているんですか、それ』
…一人の町娘が軽く仕掛けたことで、どうやらさらに混沌の場が生まれてしまったようであった。
書いておいてなんだけど、実際にこれをやったらどうなるのか
実はすでに似たような事例がかつてダンまちのソシャゲにあったそうでな…鬼ごっこの類だったらしいが…
…いや、どこでも追いかけられているせいで、自然過ぎるな
でもオラリオらしくていいじゃない、兎の必死の逃走劇
リクエストも色々対応中
他作品やら何やら色々やって安定しないですが、
そのあたりはご了承ください
さらっとヘルンさんの格好がヤバいものになってますが、
思い付きのToLaveヘルン的な話がこっちの方でいいのか迷ったので、ここでちょっと肌色を出してもらいました