Fate/Pseudepigrapha   作:アマノオーカ

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一ヶ月以上投稿期間開けてすみませんでした。ライドウが面白すぎる。


9ページ目 第二次聖杯大戦・承

 

「そもそも聞きたいのだがデジテリウス。なぜ貴方が聖杯大戦の監督役になったのだ?不躾な事を言えば貴方の正体からすれば聖堂教会には鼻つまみ者と扱われているはずだが。それに一度教会本部に戻った訳は?」

「うわっ、キツイ事を言うね。確かに私もそこら辺は疑問に思ったんだけど、局長から行ってこいって言われて叩き出されただよね。一回戻ったのは、まあ色々あったんですが、言えるとしたら好き勝手やっても良いかという許可を貰いたかったのと聖堂教会(うち)から裏切り者がいないかどうかという確認するためだよ」

 

千鶴市行きの列車に乗り込みながら会話をしているバーサーカー、ジャック・ザ・リッパーとデジテリウス。二人が真面目な話をしている隣で何処か子どもっぽい顔つきをしている金髪の青年、バーサーカーのマスターフラット・エスカルドスと10歳ぐらいの青髪の少女、モリエが眠っている。そもそもお互い見知っている理由は数年前に一度モナコで起きた騒動の時に知り合っており、それでちょくちょくフラットの方からだが交流がある。

 

「それにしても君らが時計塔からの援軍とはね。確かに彼の義妹は今回の聖杯大戦に参戦しているから納得だね」

「……………いや、どちらかと言うと我々は勝手に向かったんだ」

「え、何で?」

「イギリスでいきなり変な御老人に会ったらいつのまにか日本にいたのだ。そこでマスターに聞いてみたんだが」

 

 

『え、教授に黙って行く理由?死徒の友達から手紙貰ったんですけど、カミラちゃんと日本で出来た友達が危ないみたいなんで今すぐゼルレッチさんに会って向かうように書かれていたんですよね』

 

 

「という訳だ。因みに多分明日辺りにII世殿から怒りの電話コールが来るだろう」

「ご、御愁傷様」

 

その時の光景を思い出しているのか眉間を押さえているバーサーカーに対して同情してしまうデジテリウス。彼らが話している内に千鶴市の駅から2つ前の駅に着いた音が響いた。

 

「バーサーカーさん、デジテリウスさん降りましょう」

「フラット?いきなりどうしたんだい」

「まだ遠いぞ」

 

眠っていた筈のフラットがむくりと起きだして眠っているモリエを抱き上げると二人に降りるように急かす。疑問を浮かべる両者であったが。

 

「多分、早く行かないと不味い気がします。スノーフィールドの時以上の“何か”がこっからでも漂っているんです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「キャスター!おいしっかりしろ!」

「すまない凌駕。かなり、驚いた」

「キャスター、アジュルを放ってみたけど相手はこっちの数倍以上の軍勢だ。敵軍は正面から白のアサシン、牛鬼を先頭に約200ぐらいの本隊がこっちに進軍してきた。軍勢の後方に白のキャスターとおそらくアサシンの死徒、『黒鳥』がいるのが見えた。キメラとそれ率いていた白のセイバー、ゴーティエは見えないが、おそらく本隊から離れているがこちらと接敵した時に強襲するつもりだろう、距離は300から400辺りにキメラの一体補足した。確認出来ないのが白のランサーとアーチャー、『扇動者』、F。バーサーカーはガイセリックの話では聖杯の守護者をやっている為、ここでの戦闘には参加しないと思われる」

 

牛鬼の雷撃から少し前、光の壁を見て呆けていたキャスターを凌駕に元に戻しながらセイバーの報告を聞く。白の陣営は牛鬼を盾にして本隊を前進している。他のサーヴァントは牛鬼が青の陣営とぶつかった時に奇襲して参戦してくるだろう。

 

「セイバーと凌駕はゴーティエを探して打ち倒せ。己はライダーを何としてでも止める。ガイセリックは」

「分かってるぜ。俺は今すぐランサーとアーチャーを見つけてくる」

 

ガイセリックの声が外から聞こえ、窓から覗くと空を駆ける木造の戦艦がオールを漕ぎながら走っていた。先端の衝角にはガイセリックがこちらに手を振っていた。船が空を舞う。それを見咎めるかの様に先ほどの光の壁から数が減った数百の光線がガイセリックめがけて降り注ぐが、それをアーチャーが弓で防ぐ。

 

「悪いなキャスター」

「例なら早く自分の仕事を果たせ。凌駕、セイバー!己は今すぐライダーの元に行く!」

 

そう言うと、キャスターは跳び上がると足元に雲を形成させ、音すら置き去りにしてしまうほどの速度で足を引っ掛けて跳躍を繰り返しながら白のライダーが侘むはるか彼方へと上昇して行く。ガイセリックもまた何処かへと向かって行く。

 

「あそこまでマジになってるってことは相当ヤバい奴なのか」

「無駄口叩く暇はないよマスター。私たちも白のセイバーを倒しに行こう」

 

二人を見送ってからセイバーの宝具である雷鷲を先導させて両者は共に死地へと向かって行く。しばらく進むとセイバーが足をおそくして立ち止まった。

 

「来たか異教徒」

「来てやったよ似非騎士。片腕は治ったのかい」

 

森の木々からぬっと現れ、異教徒と呼ぶゴーティエに対しすかさず似非騎士と言い放つセイバー。斬られていた腕は痕なく治療されていた。返答は返されなかったが、周りからキメラの声が響き始めたことからその感情は察せられる。

 

「減らず口を、だが喜べ。この聖戦で流れた貴様らの血肉によって千年王国が一歩完成するからな」

「驚いたね。偽りの聖杯を求めていながらこの戦争を聖戦呼ばわりとは。貴様は信者としても落第かもしくはなんちゃってなのか?来るよマスター!」

 

セイバーの宣言通り、無言の殺意とキメラの突撃によって闘争の幕が上がる。ゴーティエはキメラの軍勢をセイバーに向けて解き放ち自身も突撃する。対するセイバーもアジュルを形成させ迎え撃つ。

地には人を喰らう獣が疾走し牙を奮い、天には黄金の雷鳴を轟かす鷲が敵対者を引きちぎらんと爪を光らせ、それぞれの主人の勝利のために力を奮う。剣士達も己の武器を振るって相手を切り据えんと刃をぶつけ合う。土煙が舞い、両者の権勢は徐々に変わっていく。筋力以外のステータスや実力、経験、知識はセイバーの方が上回っている。ゴーティエの方もその差を補うために剣を交わせんがらも巧妙にキメラを指揮してセイバーの隙を作りそうとしていたが。

 

(あの鷲、まさか守勢に長けているとは!)

 

ゴーティエがキメラの後隙を狩ろうと刃を向ける度に上空から雷の鷲が雷鳴や爪で牽制して邪魔をしてくる。お陰でセイバーの方には傷はなく、代わりにゴーティエの方が傷は増えていく始末だった。

 

「殺せッ!」

 

キリが無いと判断したゴーティエは数体のキメラをセイバーではなく側で見守っている凌駕へ差し向ける。思わず顔を自身のマスターに向けてアジュルでその牙を防いだセイバーの隙を見逃さない。あらかじめ先にキメラを囮に突撃させ、それを防ぐために体勢をよろめかせたところを強襲し、思いっきり振り下ろす。

 

「ガンド!」

 

自分を傷つけるに値しない存在だと意識を向けていなかった凌駕からの呪いの魔弾を受けてしまう。ゴーティエの対魔力はD。一工程(シングルアクション)によるものを無効化する魔力避けのアミュレット程度の対魔力である。そのため、一工程であるガンドは防げるはずであったが。

 

(何故だ!?何故当たる!?何故体が動かない!?そこまで……!)

「貰った!」

「ヌッ、グ、グォォォォォオオオ!!」

 

凌駕のガンドを受けたゴーティエの体は硬直してしまう。その隙を見逃さずセイバーは近寄って首を刎ねようとするが、主人を守るため飛び込んできたキメラの妨害によって出来たロスにより、無理矢理身体を逸らされ、左腕を犠牲に逃れられた。

 

「どうするゴーティエ。もう貴様のキメラも少なく、傷も深いぞ」

 

じわりじわりと周囲を警戒しながら近づいて行くセイバー。無言で痛みに耐えつつ刃を向けるがそれでもゴーティエの足取りは辿々しくなっている。そして決着の時は近づき。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒色の雷鳴が響き、悪の風が吹いてくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青のサーヴァントが迎撃と護衛に分かれて行動した後、青のライダー、ガイセリックは自身の宝具、『壊し破壊す嵐の大艦隊』(バーバリアン・フリート)を発動させ迎撃に向かう。

 

 

『壊し破壊す嵐の大艦隊』(バーバリアン・フリート)とはボン岬半島で東ローマに勝利した逸話と、生前変な洞窟に行った際に見つけた物質がいきなりガイセリックの肉体に付着し、取り込まれた時に増強された自身の神秘からの応用で生まれた宝具。戦艦を常時六隻迄なら召喚することが可能で、魔力を込めれば空に浮かばせることも可能である。船員はガイコツである。

 

 

(さてさて、キャスターは特記戦力のライダーと一対一で足止めしに。正面玄関から例の牛鬼が軍の盾となって進軍中。セイバー達は山岳方面の森から奇襲をかけようとしていた白のセイバー、ゴーティエ・サンザヴォワールと連れていたキメラ十数体と戦闘中か。見えてないのはバーサーカー、ザッハークとアーチャーにランサー。マスターは『扇動者』とデブ坊主か)

 

カミラ家の魔術師から貰った使い魔。それを各戦線に飛ばしながら得た情報を見ながら、一隻だけ出現させた戦艦に乗り込みながら相手の狙いを探る。そもそもこんな風に大攻勢をかけるということはおかしいのだ。普通、こんな大戦争を起こすということは自分達の方が相手よりも圧倒的に強くなければ自陣営に脱落者が出て割に合わない。相手にはマスターである死徒の魔力で普段使いのし易い神霊のアサシンに、やたらタフな蟲使いのキャスターを使って青のマスターを襲撃させればいいだけの話だ。

 

(何らかの時間制限があるのか?聖杯大戦というか俺たちサーヴァントが現界する時間があるなら説明はつくが、絶対それだけではないんだろうな)

 

聖杯戦争でのサーヴァントの現界時間、カミラからスノーフィールドで行われた時は大聖杯の不完全さゆえに、偽のサーヴァントと呼ばれる者たちは一週間ほどしか現界出来ないと聞いていた。しかし大聖杯を作って聖杯戦争を起こした側がそんなことになるとは思えない。

 

(となるとマスターを狙って吐かせた方がいいか?目標はランサーのマスターかキャスターのマスター辺りか。ひとまずはこの場を切り抜けることが最優先だな)

 

情報が少なく、この以上の推測は無駄になると判断したガイセリックは戦場に目を向ける。地上では本来の姿を露わにした牛鬼がアナキンによって立ち往生、別のところでは青のセイバーによって足止めされているゴーティエ。

遥か上空の成層圏では白のライダーと青のキャスターによって描かれる金と赤が流星の様に煌めきながら弾け合っている。そして。

 

「見つけたぞ」

 

偶然か必然か、森の木々に紛れていたが、白のアーチャーとランサーがライダーから見つからないように隠れながら戦場を見て回っているのが見えた。側にはランサーのマスターが見えない。

 

「おいおいおい、どうしたどうしたそんな簡単に姿晒してよ、わざわざ俺に殺されにきたのか、ん?」

「バーカ誰がテメェに殺されっかよ!こいよライダー、戦艦なんか捨てて掛かってこい!」

 

そう言うとアーチャーとランサーは一斉に馬を走らせて逃げ出す。

 

「オイオイオイテメェ馬鹿かよ!こんなあからさまな罠に乗っかるなんてよ!」

「無駄な挑発するでないアーチャー!あの空飛ぶ戦艦にオレ達に打つ手はないだろ!」

 

馬に乗りながら軽快に軽口を叩くアーチャーとそれに怒鳴るランサーに戦艦から容赦無く矢を放つライダー。

 

(おそらくだが俺を深追いさせてその隙に遠くに離れたマスターにランサーを令呪で呼び寄せる寸法だろうな。だとしたら何かがおかしい。何でアーチャーも一緒にいるんだ)

 

一方的な射撃戦の最中にガイセリックは思考を加速させる。俺をちゃんと釣るためか?だとしたらあんな馬鹿正直に罠だと言わない。他にも狙いがあるのか、そもそも的外れな考察なのか。そして。

 

「おい、宝具を使わねえのか」

「そうポンポン戦略級宝具とかがある訳ないだろう!!全く揃いも揃って平均的サーヴァントを何だと思っているんだ」

 

ガイセリックの戦艦に対抗するための宝具がないのか、アーチャーの返答はなく碌な抵抗が出来ないままガイセリックの戦艦から放たれた大量の矢によって傷がどんどん増えていく。しかしその目から戦意がなくなるどころかむしろ高まっている。

 

「おいガイセリック」

「何だアーチャー」

 

逃走していた2騎を追いかけていた最中に黙っていたアーチャーが話しかけて来た。口調からして焦りはなく、顔つきはふてぶてしかった。

 

「これ俺たちの勝ちだわ」

 

疑問はなく、虚勢はなく、ただただ当たり前のようにそう言い放った。そして、そして。

 

 

 

 

 

 

 

黒色の雷鳴が響き、悪の風が吹いてくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遥か上空1000km。地球の大気圏と宇宙空間の境界付近に位置し、熱圏と呼ばれる領域にて人智を超越した者達が会合した。

 

『よお!久しぶりだなヒトヅマニアの子の糞餓鬼!』

「………やはり、貴方だったか。魔王よ」

「久しぶりだね。シヴァの愛弟子、ラーヴァナの後継者、インドラに打ち勝った者(インドラジット)の名を手にしたラークシャサの英雄、“メーガナーダ”。何か聞きたいことでもある?」

 

青のキャスター。メーガナーダと魔王と呼ばれた白のライダーは、今から起こる戦いの前には似つかわない何処か親しげな、久しぶりに会った親戚と話すような和気藹々とした雰囲気を醸し出している。

 

「そうですね、それならば我が師やア、弟弟子は息災ですか」

「バリバリ元気だよ。この前なんか息子が遊びに行ってたからね。あーでもパラシュラーマ君の方はちょっと分かんないな。一応こっちにまだ居るとは思うんだけどね」

 

両者が面に向かってからは穏やかな状況が続いて行く。それはどこまでも続いて行くかに思われたが。

 

「じゃあ、お互い聞きたいことも喋らなきゃいけないことももうないだろうし」

「ああ、我が師シヴァ神と妻と妹達、まあ糞親父の名も含めて勝たせてもらう」

『オイオイオイ!まだ戦ってもいねえのにフラグを立てんのかよ!?』

 

ここに立っているのは各々のマスターに勝利と願いを託されたサーヴァント。例え修羅神仏が相手であろうとそのために戦う者達。メーガナーダは右手から赫き炎を立ち伸ばせ、形成させた黒と金が交わる長弓を構える。

 

「カッコいいねえ。では僕も此処に宣言しよう!僕はバリ。偉大なるバリ(マハーバリ)、三界を掌握し、遍く世界に光と富を溢れさせ、退廃(カリ・ユガ)すらも超越せんとした魔王の威光を超えてみせろ!」

 

 

 

 

遥か上空の熱圏では白のライダー、バリと青のキャスター、メーガナーダによって紡がれる白金と黒金が流星の様に煌めきながら弾け合い始めた。神代における超越者達の死闘によって描かれたそれは例え大嵐の中でも見えるほどの輝きであった。そして、そして、そして。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悪の風が吹き荒れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あんギャーーーー!!!不味い不味い不味いですわーーーー!!!ガイセリックさん何やっているんですの!何でランサーが此処に来たのですか!?死ぬ、冗談抜きで死んでしまいますわーーーーーーーーーー!!!アナキーーーーンーーーー!!!カムバーーーーーーーーック!!!」

 

 

吹き荒れる悪の風、病魔や呪いの類はないが、その風は戦況を動かした。200の軍勢を止めていた青の盟主は予期していなかったランサーの参戦によって防ぎきれずあえなく敗走。

 

 

「マスター!マスター無事ですか!無事なら返事して下さい!」

「追え!追え!追うのだ!神権(レガリア)を逃すな!Dieu le vult!Dieu le vult!」

 

 

ゴーティエを追い詰めていた青のセイバーは、吹いた悪の風とゴーティエの宝具によって暴かれようとされていたまだ天開凌駕であるのを抱き抱えて逃走。そして。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あばよガイセリック。バーサーカーを警戒していなかった、いや間違えていたお前の負けだ。授業料としてテメエの心臓を置いてってもらおうと思ったんだが、ケッ、危うく踏み倒されるところだったぜ」

 

右半分を消し飛ばされたアーチャーは、戦艦の残骸の近くで漂う黄金の粒子に向かって毒づきながらそのまま倒れて気絶していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「踊れ踊れ哀れな罪人達よ、お前達はもうすぐ救われる。主が降臨せし千年王国にてその罪は雪がれる」

 

その風を感じながら羅刹の英雄は自陣の勝利を願い、黄金の魔王は自陣の勝利を確信した。それは未だ戦場に姿を晒さない死徒が定めた覆せぬほどの決まり。運命に抗えるものなど何処にもいない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それって本当かいウェイバー!テュルパン大司教に会えるって!楽しみだなぁ〜!」

「だぁー!分かったから動くなアストルフォ!お前が要なんだぞ!」

「分かってるって!ふんふんふーん〜♪」

 

その運命に記されていない者たちを除いては。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回「第二次聖杯大戦・転、1」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待たせてしまいましたわー!カミラとー」

「花音とー」

「マハーバリとー」

『ウッチャイヒシュラバスのー』

「「ヒーホーブラザーズのー」」

「「「『「「なぜなに?サーヴァント!はっじまーるよー!/ホー!」」」』」」

 

「って、ええええええ!何でジャック・フロストとジャック・ランタンが此処にいるの!?うちとは世界線というか会社が違うんですけど!?」

「それはですねこの子達が私達のコーナーを視察しに来たのですわ」

「もう少し詳しく言うとオイラ達が出る作品とそこでこのコーナーと似たものをやる予定されていて」

「そのためにここにテキジョーシサクに来たんだホ」

「新しい作品?それってメガテン作品の何かを書くんですか?」

「詳しいことは話せないけどそう言うことだホ」

「そういう訳でさっさとお願いするホ」

「そっち終わったー?」

『オイオイゲストの俺様達を無視するんじゃねえぜ』

「もう大丈夫ですわ、時間をくださりありがとうございますわ。では、久しぶりのサーヴァント御本人を交えてのステータスや宝具、ユニークなスキルを全部解説させていただきますわ」

「おっ、問題児メーガナーダさんと同格とされているバリさん!またぶっ壊れステータスが出てくるのかあ。聖杯大戦壊れちゃうよ」

「ちょっと!普通ゲストにこんなこと言う司会者いる!?てか無法っぷりならバーサーカーやキャスターの方がもっと酷いよ!」

「まあまあ、それはそれではステータス、オープン!」

 

ライダー? バリ

 

属性 秩序、善 地

 

好きなもの 民の笑顔、家族、身内

苦手なもの 特にない

 

ステータス

筋力:A

耐久:EX

俊敏:A

魔力:EX

幸運:C

宝具:EX

 

固有スキル

騎乗:A++

対魔力:EX

 

保有スキル

獣の権能:-

単独顕現:-

ネガ・◼️◼️◼️◼️◼️:-

神性:A+

黄金の魔王:EX

聖仙の智慧:A+

コータヴィーの加護:EX

 

宝具

天翔ける馬の王(ウッチャイヒシュラヴァス)

ランク:A+

種別:対軍宝具

 太陽の馬、九つの頭を持つ馬の王ウッチャイヒシュラバスを呼び出す。性格は主人に似てお調子者で更に主人以外には傲岸不遜で助平という割と駄目な馬だが馬の王は伊達ではなく不死身かつ主人が自分で飛ぶよりも更に速い、おまけに何処ぞの神馬のように嫌な性格ではないという割と出来る馬。ぶっちゃけバリに勝ちたいなら馬呼ばれる前にシャクティ位の火力で倒すしかない。ちなみにコイツはビートルズのメンバーであるジョージ・ハリスンのレコードレーベルのロゴのモデルにもなっているため知名度は充分あり低確率だがコイツ単体で呼ばれることもある。なおコータヴィーに一回締められているため頭が上がらない。

 

三界照らす魔王の威光(トリムルティ・マハーバリ)

ランク:EX

種別:対界宝具

 

 

「成る程、バリさんやっぱこれちょっとダメでは?」

「ちょっと!開口一番ダメ出しはなくない!?」

「こんな見た目ブ●ジットと北条●行を足して二で割ってでっかい角が生えてる男の娘なのに、更に俺TUEEE系なろう主人公なステータスしてたらダメでしょう!色んな要素詰め込み過ぎですよ!」

「えー、いつも通りのイカれステータスへのツッコミありがとうございます。それでは解説を。

まずは黄金の魔王。これは過去に行った偉業の証でカリスマ:A+、魔力放出(魔光):A+、戦略:B、頑強:EXを常時発動中ですわ。

次に聖仙の智慧。自分の師であり家臣でもあるシュクラからの厳しい修行によって自身に刻んだ教えで高い魔力値もありたいていの事はBランク以上で習得できますわ。

そしてコータヴィーの加護。コータヴィーとはバリさんの妻の一人で自分の一族であるダイティヤ族の守護女神ですわ。夫婦仲はかなり良くて加護を受けている間バリさんの対魔力の向上とビースト化を防いでいますわ。なおこれはバリさんがサーヴァントとして呼ばれる際にビーストへと堕ちないように彼の身を案じたコータヴィーが念じて授けたもので、神代で神々をボコボコにしていた時は素の実力ですわ」

 

ドガーーーン!!!

 

「ヒホーーー!!い、いきなりカミナリが落ちてきたホ!」

「目がクラクラして何も見えないホ〜」

「見て、着弾跡に紙が置いてあるよ」

「どれどれ、『人間の小娘、間違った逸話を自信ありげに話すな。アレはアイツが神(オレ)から見て未だ子どもであったから手加減しただけだ。決して力負けした訳でもましてやワンサイドゲームもされてないからな。分かったら撤回しろ。後バリよ、あの事は話すなよ。アレはまあ神が悪かった部分があるとはいえあの時神が酔っ払っていたからで後はそこまで言ってない。という気がするからくれぐれも喋るなよ。ついでに神を舐めてるあの糞餓鬼を地べたにはいつくばせろよ』」

『…………コイツぁインドラからの手紙か。相変わらずというか何というか』

「う、うーん。カミラちゃん宝具の解説お願いしても良いかな?」

「そ、そうですわね。それでは宝具の解説に移りますわ。

まずは天翔ける馬の王(ウッチャイヒシュラヴァス)。太陽の馬、九つの頭を持つ馬の王ウッチャイヒシュラバスさんを呼び出しますわ。ウッチャイシュラヴァスさんは乳海攪拌の際に生み出された神馬で始めはインドラの騎獣(ヴァーマナ)だったのですが」

『正直相棒の方が面白そうだったからこっちにした!あっちにはアイラがいるし大丈夫だろ』

「インドラさん良く敵愾心向けませんね。てかどんな弱みを握ってるんですか?」

「まあアレは僕は気にしてないし昔のことを掘り出すのもないから気にしないで良いよ。続けて」

「ではウッチャイシュラヴァスさんの特徴は筋力:A+、耐久:EXのマッスルな不死に敏俊:A+++並みの飛行速度がうりですわ。後はビートルズのメンバーであるジョージ・ハリスンのレコードレーベルのロゴのモデルにもなっているため知名度は充分あり低確率だがウッチャイシュラヴァスさん単体で呼ばれることもありますわ」

「びー、とるず?」

「…………時代の流れは残酷ですわ。気を取り直して次にいきますわ

次は三界照らす魔王の威光(トリムルティ・マハーバリ)。世界を光で満たした魔王としてのマハーバリの在り方が昇華された宝具でして自身の背後に黄金の魔王の魔力放出(魔光)よりも更に強力な質量を持つ威光を顕現させますわ。これは翼にして飛行する。剣や槍、盾や鎧にして使用する。回復などにも使えますわ。本編で光の壁を作成して仲間を護ったり足場にできるなど極めて応用性にたけてますわ」

「ひ、光の鎧や剣を作れるのかホ」

「かっこいいホ!オイラもバリになってその力になってみたいホ!」

「うん。よし!バリさん、今から青のライダーに転職しない?こっちめちゃくちゃ不利なんで良いでしょ」

「駄目でしょ。何なら僕今メーガナーダ君とガチバトルしてるんだけど」

『いや〜余りにも俺様達が味方として出演できないぐらい強すぎてごめんなあ』

「しかし今回はビーストのスキルは使えなくなっているんで解説しませんでしたが、この黒字になっている部分は一体何ですの?」

「アレは気にしない方が良いよ。ぶっちゃけアレのせいでめっちゃゴタついたからね。僕にはビーストの称号は無理だよ」

「まあ本編で触れるかもしれませんので今は何も聞きませんわ。それではまた次回!」

「「『「「まったねー/なー/ホー!」」』」」

 

 

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