「ねえ!聞いて聞いて“まっくろくん”!」
曇り空の中、誰もいない公園でブランコに座って漕いでいる頭に2本の曲がった角を生やした影法師にまだ九、十歳程の少女が息を絶え絶えにしながらも呼びかけた。影法師はブランコを止めると少女の方に目を向けた。
「あのねあのね、わたしお母さん達がやっていた糸がやっと出来るようになったの!これもそれも夢の中で“まっくろくん”がお母さん達にもう一度あえるようにしてくれたおかげだよ。だからね」
少女は嬉しそうにそう答えて手にしていた赤色の針と糸を影法師に向けて近づこうとしたが、影法師が右手をブランコから離して制止するように動いた。
「どうして“まっくろくん”?その黒いところいつも苦しそうだよ」
少女がそういうと影法師の右腕がぐにょりと揺れ曲がり、元に戻った時右手の部分だけが白い肌が顕になる。そして大丈夫だと伝えるかのように五本の指の平で少女の頭を撫でた。
「むー、また私にごまかして」
そう言いながらも頭を撫でられてご満悦の顔をしていると遠くから少女を声が聞こえてくる。
「お母さんの声だ。じゃあね“まっくろくん”!」
バイバイと手を振りながら家へと帰って行く少女の後ろ姿を見送りながら影法師はまたブランコを漕ぎ始める。
「バーサーカーよ調子はどうだ」
暫く漕いでいると誰もいない筈の公園に黒いローブを纏った男『扇動者』が人知れず現れた。側にはセイバーや『黒鳥』はいない。
きいたよ、ライダーをよぶんだろう
「ああそれでお主に聞きたいのだが我らが目当てのサーヴァントを幾らあの大聖杯でも呼び出せるか不安でな」
あんしんしなよそこはぬかりはないさ。とはいえちゃんとさいくをしたとはいえ、ぼくみたいにはんえいれいもいいところなサーヴァントがあのゆがんだせいはいにてをくわえたらまずいことになるけど。
「だからこそだ。あの正体不明なキャスターに打ち勝つためにはあの王の力が必要なのだ」
でもだいぶぼくらあくやくくさいぜ。そのおうさましらべてみたらがちがちのぜんおうだからゆうこときいてもらえないとおもうけども。
「安心しろ。マキリの秘伝と“他の世界”も見たことで貴様にも通用する令呪を作成することが出来たからな」
ふーん。それならいいけどマスターにへんなきをおこしたらゆるさないからね
「案ずるな、元よりその娘の抜糸の才と貴様の宝具が必要なだけだ。後はそうだな、貴様が見つけた青のライダー、奴に此処がバレたから大聖杯を移動する。中にいる貴様も移動出来るように準備しろ」
それだけ言うともう用が済んだのか元来た道に戻っていった。するとしばらくして今度は白い雪の様な肌と髪をした女が影法師、バーサーカーの元に現れた。
おどろいたね、きみもここにくるってことはなにかてつだったほうがいいのかい?
「あの死徒の仲間が持ってきた聖遺物で呼ぶライダーのマスターに私が決まったわ。その時ちゃんと呼べるように貴方の力を借りたい」
じっこうびは?
「明日」
はやっ!?ちょっとあいつせっかちすぎない?
「大分青のキャスターの幻術に行き詰まってるらしいわね、あそこまで腕が良いと小聖杯の在処までバレそうなのが嫌らしい」
まえからおもってたけどなんでしょうせいはいをあらかじめかくほしてないんだ?
「さあね、貴方が分からないなら私にだって分からないわよ。後でファウン達が来るから接続準備しときなさい」
おーらいわかったよまかしておきな
そう言うと白い女は『扇動者』と同じ道を通って戻って行った。残ったバーサーカーはまた一人で退屈を紛らそうとするようにブランコを漕ぎ始めた。
青の陣営、六騎目のサーヴァント、ライダーガイセリックが仲間になった夜。
ガイセリックは己の保身のため都合の悪いことはそれほど言わず、白の陣営のサーヴァントやマスターの情報を包み隠さず話して晴れて仲間入りした。現在、会議室で対白の陣営の作戦会議が行われている。
「えーまず今日ウチに来たガイセリックさん、貴方が調べてきたサーヴァントの真名のうち私達が初めて知ったもの」
セイバー、ゴーティエ・サンザヴォワール
バーサーカー、ザッハーク
「ごー、てぃえ?」
「ザッハークは何とか」
「カミラお前さんは俺たちのリーダー、盟主だから解説は任せろ」
「いいえ大丈夫ですわ、こういうのは大抵友達が魔術師だった枠の私が相応しいですわ」
ザッハークはともかくゴーティエ・サンザヴォワールという聞きなれない名前に困惑する高校生二人、すかさずカミラとジェイコブが蘊蓄を自信満々に垂れ流すという割と美味しい役目を得ようと睨み合う。
「ゴーティエ・サンザヴォワールというのはゴーティエ無産公、無一文のゴーティエとも呼ばれた11世紀後半のフランス北部出身の騎士で第一回十字軍で民衆十字軍を率いた指導者の一人よ」
「「あ!!ずるいぞ/ですわ!!」」
二人が睨み合って牽制してる途中で埒が開かなくなったためマリアが二人に解説し始めた。
ゴーティエ・サンザヴォワール
1095年11月、ローマ教皇ウルバヌス二世がクレルモン教会会議での説教でムスリムが支配するエルサレムへの軍派遣とキリスト教徒への奪還を呼び掛けた。エルサレムへ向かうことで罪が許されるという説教に対し、西欧の庶民や諸侯は熱狂した。この時ゴーティエはエルサレムに向かう隠者ピエールという僧が率いる一団にいた。その途中、ドイツ人にも参加を呼びかけたが、一部のフランス人はドイツ人の合流を待ちきれないとしてピエールらを置いて出発。その指導者がゴーティエだった。
ゴーティエ率いる先発隊はドイツとハンガリーでは事もなく通過したが、ハンガリーと東ローマ帝国の境界に当たるゼムンとベオグラードで略奪行為を行い、その報復を受けた、コンスタンティノープルに到着。そこでピエールの本隊と合流した。ボスポラス海峡を渡り、小アジアに到達した民衆十字軍は略奪を繰り返しながら進軍。だがニカイア近郊でルーム・セルジューク軍と戦闘となり、壊滅。ゴーティエもこの時に戦死している。
「あの目が血走ったセイバー略奪しかしてねえじゃねえか!」
「わ、わあ中世の軍隊って相手ではなく味方にも略奪するの?」
「残念なことに」
「今と比べて物資と食糧がな」
「略奪しないと軍隊の士気はどん底になるからな。というか俺その略奪の代名詞にもなっているぞ」
「無論支配下に置く場合は兵站を破壊する行為にもなるため全力で重罰なりで軍の規律を緩まぬようにしているが、こればかりは減らすことはできても無くすことはどうしてもな」
「そもそも食糧とかが用意出来ぬ場合もあるのがな」
「私がいた時代の戦場ではそういうことは少なかったが、他では酷かった所もあったからな」
ゴーティエの経歴にドン引きしている二人に対してセイバー、ランサー、ガイセリック、キャスター、テュルパン、アナキンのサーヴァント全員があっけらかんに言い放つ。略奪行為は現在では禁止され、戦争犯罪にも問われている。しかし歴史上、戦争で勝利した軍隊が略奪を行うことは普通であり、近代でも普通に行われていた。歩兵にとっては、略奪は貴重な補給源であり収入源だった。古代ローマではでは略奪の延長として凱旋式が行われており、チンギス・ハンのように征服した敵から富を奪うことを最大の幸福とみなした人物も珍しくない。 また孫氏は古代では交通網が未発達であることを理由に敵国への略奪で兵糧を賄うべきと称している。にしてもゴーティエの略奪は見境がなくやり過ぎであり、ホワイトボードに書かれている通りにベオグラードでは、大軍勢の到着にベオグラードの東ローマ帝国の司令官は驚き、このような場合の対処に関する命令もなかったことから市内立入を拒み、十字軍の群衆らは食糧の補給を絶たれたという事情があったとはいえ彼らを制御せずにそのままにしたため、農村を略奪しはじめ、やがてベオグラードの兵との小競り合いを起こすという無駄な衝突を起こし、更にはゼムンではゴーティエの部下16人が市場を略奪したことで捕まり、脱がされた甲冑や服を城壁の外に吊るされるという事態を引き起こした。
「セイバー、ゴーティエ・サンザヴォワール。腐っても騎士で初期の民衆十字軍の指導者であるため油断は禁物ですわね、やはりセイバーにはセイバーを打つける。もし戦う際は凌駕さんにセイバーさん、お願いできますか?」
「いけるかセイバー?」
「任せておいてくれマスター。あんな強盗騎士もどき、ちょちょいのちょいと蹴散らしてみせよう」
ゴーティエと相対する役目をカミラからお願いされた凌駕はセイバーに確認を取る。快活に答えるセイバーだったが、軽薄な口調とは裏腹に並々ならぬ気迫が感じ取れた。
「では次に」
「バーサーカー、ザッハークについて解説しますわ。古代ペルシャの叙事詩『王書』(シャー・ナーメ)などに登場する両肩に蛇を生やした悪王ですわ」
「一説にはゾロアスター教に登場する悪竜アジ・ダハーカと同一視されており、『この世全ての悪』をその身に宿すとも云われているな」
続いてバーサーカーのザッハークについて解説しようとするマリアにカミラとジェイコブが割り込んできたが、お互い解説役を譲るわけがないため部屋の隅で寝っ転がっての殴り合いになった。結局またマリアが解説することになった。
ザッハーク
マルダースという砂漠の王の息子として生まれたが、悪霊イヴリースに父王殺害を唆され持ち前の野心もあり父王を殺害。自身が王として君臨した。次にイブリースは若者の姿に変身すると、王となったザッハークの元を訪れ、自分を給仕として雇ってもらった。この給仕は、それまで人々があまり食べなかった動物の肉を美味しく料理し、毎日異なる献立で王に提供した。ザッハークはこれらの料理を気に入り、4日目には給仕を呼んで、望むものを褒美として与えると告げた。給仕が望んだのはザッハークの両肩への口付けであった。肩に口付けたとたんに給仕の姿が消え、直後に、悪霊の呪いによってザッハークの両肩から2匹の黒い蛇が生えてきた。それは切っても切っても次々生えてくる蛇であった。国中から医者が呼ばれたが誰も蛇を無害化することができず、再び現れたイブリースが、今度は医者に変身して「その蛇に毎日2人の人間の脳味噌を喰らわせて養ううちに蛇が死ぬだろう」と助言した。もはやそのようにするしかなかった。しかしてザッハークは毎日国民から二人の生贄を選んで食し、後に英雄フェリドゥーンに倒されるまで国を恐怖で治めたという。
「なーんで俺たちの相手はそんなにヤバいサーヴァントなんだよ………」
「己とガイセリックも正直言って反英雄に区分されかねないがな」
「勝った!ってあー!!もう解説終わっちゃってますわー!!」
小技昇竜でカーペットにジェイコブを沈め無意味な争いを終えたタンコブだらけのカミラが勝利の歓声を上げたが既に解説は終わっていた。
「ザッハークなら儂に任せてくれんか。流石に倒せるかどうかは答えられんが相性はそれなりに良いと思うぞ」
「テュルパンさんなら確かにスキルや宝具の相性がいいですわ。ですが足止め、もしくは倒そうとすけべ心は出さずに逃げることを厳守してくださいまし」
「心得た」
ザッハークと相対するのにテュルパンが名乗りを上げた。テュルパンのスキルの一つである“洗礼詠唱”、効果はキリスト教における“神の教え”を基盤とする奇跡ー魔術ーである。その特性上、霊的・魔的なモノに対しては絶大な威力を持つため、『この世全ての悪』を背負うとされるザッハークには特攻だろう。
「おいガイセリック、残っているアーチャー、ランサー、キャスターについてお前の見解を教えろ」
「すまんが話せれるのはあの確実に性格が終わっているアーチャーしかいなくてな。あいつのスキルか宝具かは知らんが白の陣営の森でちょっと遊んでやった時に矢の威力が並みの宝具レベルに凄まじかった。あれは恐らく自陣限定で奴を強化出来るのだろう」
ガイセリックが話したアーチャーに対する見解をカミラと花音がホワイトボードに書いていく。
「つーことはアーチャーを自陣の森から出てきた時に倒さないといけないのか」
「まあ正直森で戦うことになってもキャスターさん、件のライダーでキャスターさんが封じられてもランサーさんの宝具でイージーウィンですわね」
「それちょっと舐め過ぎでは!?」
「えどっ、どうなの二人とも!?」
「まあ己は自慢ではないが敗死するまでは常勝だったから生半可なサーヴァントには絶対遅れを取らない自信はあるぞ」
「最悪的に相性が悪くなければ宝具を使えばいけるな」
自信満々に勝ったと言い放つカミラにツッコむ凌駕と花音だったが自信満々に太鼓判を押されたキャスターとランサーは謙遜しながら言うも満足気だった。事実彼らは戦士であり自身の技量には高いプライドを持っているため、味方から期待を受けるのはとても嬉しいことだろう。
「ランサーとキャスターはマジで分からん。どっちも見たことない格好していたしな」
口惜しそうにガイセリックはそう言う。まだ見ぬライダーに黒く燃える蟲を操るキャスター、まだ戦闘を行っていないランサー、そしてサーヴァントでも負ける可能性がある死徒と不確定要素はまだまだある。会議には暗い雰囲気が漂い始める。
「正直俺がバレたことで居場所を変えたこともあるからな」
「ライダーについても花の柄がついたカーペットのような聖遺物という情報しかないから判断がつきにくいわね」
「あのキャスター一体何者なんだよ……」
「まさか本当に一般人?でもサーヴァントになれる筈ないんだよね」
「…………まさか、いや己が呼ばれているなら………」
「お嬢様、如何なさいますか?」
「決まりましたわ。凌駕さんと花音ちゃんは一週間ぐらい学校サボって我が家で待機。夜の哨戒は基本的にランサーさんとテュルパンさん、場合によってはガイセリックさんにもお願いしますわ。キャスターさんは召喚された白のライダーさん対策を考えてください。私は我が家が襲撃されてもいいようにお父様とお母様と一緒に喧嘩売ってきた魔術師から没収した屋敷から幾つか見繕っておきますわ。今夜は一旦此処までにして皆様ちゃんと疲れを取ってくださいまし」
夜も更けて生身のマスター組の判断力が鈍ってきており、キャスターの独り言にも気づいていない。そのためカミラは不毛になってきた会議を終わらせて各々に警戒と休息を取るよう指示した。
「モリエそろそろ日本に着くよ」
〈じ、時差ボケが酷くて、もう少しだけ〉
「だから昨日夜更かししないよう言ったのに」
聖堂教会に戻った後、局長と一緒にある探し物を調べ終わった後、教会が保有する聖別されていない日本行きの船に乗って早一ヶ月。半年に渡って異常気象が続いているため教会の人間からは行くのは危険だと忠告されていたが、不思議なことに一ヶ月間快晴が続いていた。
〈しっかし便利だね〜デジテリウスのソレは〉
「まあ船の安全は日本における僕の伝説で引っ張り出せたのだからね。日本に一回行った時に調べておいて良かったよ。そして見えてきたよ」
デジテリウスがそういうと前方に港が見えてくる。一応この船は人払いをかけているため一般人どころかベテランの魔術師でさえも気付かれない程強力である。デジテリウスは聖ブレンダンに関係する奇跡で人知れず船を泊める。他にも乗っていた教会の人間に別れを告げて降りる。一応奇跡は一ヶ月分は続くため心配することはないだろう。
「さてと、千鶴市までは」
「おい待てそこの男!!」
千鶴市行きの新幹線に乗ろうと駅を調べようとした時、いつの間にか後ろにいた警官にいきなり大声で怒鳴られ肩を思いっきり掴まれる。
「わわわ!ちょっと!いきなりなにす……………え、なんでいるの?」
いきなり肩を掴まれて抗議しようとしたが、警官の側にいた青年に気づくと驚いたのか硬直する。
「へっへ〜ん、実はですねえ!」
「フ◯◯ク!!なんであのサーヴァントが日本にいるんだ!!」
「先生大変です!あのバカが“親愛なる友人ル・シアン君へ。教授へ伝えてください。色々あって日本の千鶴市で聖杯大戦に参加しているカミラちゃん達を助けに行きます。応援よろしくお願いします”と書き置きを残して日本に向かいました!」
「何やってんだあのバカはーーーーーー!!!!!!」
時計塔、ロンドンに拠点が置かれている魔術師たちの巨大学院。その現代魔術科の一室にて黒電話に勢いよく受話器を置いた赤い服の男が顔を顰めながらそう叫んだ。
次回「ケモノ」
「やっばいですわ!お金が延々に手に入りますわカツアゲが楽しすぎますわ!」
「シャア!!やっとシヴァが倒せた〜!!………次は人修羅かあ」
「シバブーシバブーバインドボイスからのファンド、たまりませんわ〜〜」
ヒューーーーーーーー!!!!
「アバァ!!」
「ヘブシ!!」
「いったいよ!なにするの………あやべカミラちゃ、カミラ先生!!」
「わ、わ、忘れてましたわー!!いきますわ、カミラとー!」
「花音のー!」
「「なぜなに?サーヴァント!はっじまーるよー!」」
「先生!久しぶりのなぜなにサーヴァントですが今回は誰を解説するんですか?」
「今回は青のキャスターさんについて解説しますわ」
「おお!なんかこっちでもあっちでも強いといわれてる人じゃないですか!」
「それじゃあステータス、ドン!!
青の陣営
真名 ◼️◼️◼️◼️◼️◼️
属性 秩序、悪 地
好きなもの 家族、師、義妹、妻
嫌いなもの 特にない
ステータス
筋力 B
耐久 A
俊敏 A++
魔力 EX
幸運 D
宝具 A++
固有スキル
陣地作成:EX
道具作成:B
保有スキル
???:A-
幻術:A+
???:EX
単独行動:B+
対魔力:A
神性:D
宝具
???
ランク:A++
種別:対界宝具
???
ランク:A+
種別:対人、対軍宝具
???
ランク:A++
種別:対人、対軍、対国宝具
???
ランク:A+
種別:対人宝具
「待って待って待って待って待って待って!!!!なにこの『ぼくがつくったさいきょうのサーヴァント』は!?こんなのFGOでもアルジュナオルタやククルカンみたいな異聞帯の王レベルじゃないですか!?逆にキャスターを倒せるといわれるライダーって何者!?」
「ええ、まあ、言いたいことは分かりますわ。私も初めてこのステータスを見た時に勝った!!って思いましたわ」
「と、とりあえずカミラ先生解説お願いします」
「ではスキル説明
陣地作成とは魔術師として有利な空間を作り出す「工房」を作成することができますわ。キャスターさんの場合は宝具の力と適切な霊脈が確保できれば「神殿」を超えた「聖地」を一時的にですが作ることが可能ですわ。
次に道具作成とは魔力を帯びた器具を作成可能でAランクとなると、擬似的な不死の薬すら作成可能ですわ。キャスターさんは伝承で何も作ってないのですが作ればそれなりに良い物は何でも編み出せるのでBですわ。
???は置いといて幻術、人を惑わす魔術。精神への介入、現実世界への虚像投影などを指しましてAランクともなると精神世界における悪夢はもちろん、現実においても一つの村程度の虚像を軽く作りあげ、人々を欺く事ができますわ。キャスターさんが言うには『幻術においては己は花園の夢魔であろうと負ける気は一切ない』と豪語する程自信がありましたわ。
最後に神性、その身に神霊、神性属性を持つかどうかの判定で高いほどより物質的な神霊の混血で肉体的に増強されますわ。キャスターさんは元は神の一族ですが悪魔として零落された存在でありますので低くなってますわ。」
「四つの宝具、どれもA超えてて高くない?」
「全部が全部ネタバレになりかねないのでうまく言えませんが、その内の一つがキャスターさん版『射殺す百頭』」
「ねえこの人?もうキャスター詐欺じゃん!いや魔術も凄んだけどさあ!大丈夫?聖杯大戦壊れない?」
「スノーフィールドでは英雄王とその親友が遊びの余波でクレーターを作っていたからセーフですわセーフ、たぶん。ではそろそろこの辺でまた次回!」
「待ったねー!」