Fate/Pseudepigrapha   作:アマノオーカ

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7ページ目 ケモノ

 

「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。

降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」

 

暗い空間、血液、水銀、溶解された宝石によって描かれている魔法陣の前で鮮やかな白い長髪に雪原のような肌、赤く燃え盛るような瞳の美女が詠唱を唱えている。周りには白のマスターやサーヴァントがこの儀式を見守っている。

 

「ますたーよ、本当にこんなので呼び出せるのか?」

「分からんが今の揺らぎなら出来るらしい」

「できるって、まあよい、失敗したらそれまでのこと。精々今回の現世を楽しむだけのことよな」

「牛鬼さんに『黒鳥』さんも今は真面目な空間ですのでしっかりしてください」

「だらしないのうますたー」

「クリームつけている蜘蛛が何か言っているな」

 

後ろで牛鬼と『黒鳥』はキャスターに作ってもらった菓子を片手に雑談しているところに当のキャスターから注意されている。事実『隠者』やセイバー、ファウンにランサー他屋敷の世話係のホムンクルス数十名がこの儀式を真剣に見守っている。だがグラニダはこの場には来ず、アーチャーはこの前の青のライダー、ガイセリックを取り逃がした責任として外の森の中で警備を志願した。

 

「しっかしあの人形の娘は何だ?ここに来てから吾は初めて見たぞ。例の“姫”か?」

「いや、二人いる騎士の一人だ。『黒鳥』も詳しく知らないがどうやら例のイギリスの大乱で没落したアインツベルンのホムンクルスの生き残りだ」

「今まで私たちと会ってくれなかったのは何でですか?」

「調整と警護だな。後は『黒鳥』達を警戒していたのもあるが、現れたということは信用してもらえたということだろう」

 

そう菓子を食べながら『黒鳥』は詠唱している白い女。イネスフィール・アインツベルンのことをそう言い表した。

 

「汝三大の言霊を纏う七天、

抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!」

 

詠唱の締めの部分が終わる瞬間に魔法陣が光り輝き始め、そして辺りを光で埋め尽くされて何も見えない状態へとなる。

 

「僕の助けを呼んだのはそこの君かな?」

 

光の中心で何者かがそう呼びかける。声質からして少年か少女の様に感じる。

 

「そうだ。私が貴方のマスターだ」

「了解了解。それじゃあ自己紹介へといこうか」

 

目の前のサーヴァントに対し自分がマスターだと分からせるようにイネスはそう高圧的に答える。それを聞いた存在は満足気に言うとそれに応えるが如く辺りの光が収まっていき魔法陣に立っている者が見える。

 

稲穂の様な輝かんばかりの金色の髪、白い陶磁器の様な肌に紅玉みたいな紅い瞳。まだ14、15程の少年か少女の様にしか見えない出立ちをしているが、その身から漂う王風はこの場にいる全員がたじろいてしまうぐらいに溢れている。そして何よりも。

 

 

 

「僕はライダー。真名は………あれ?」

 

 

 

威勢よくクラスと真名を答えようとしたが、ありていに言って不純物に見える不釣り合いの頭についている捻じ曲がったヤギの様な小さな角に気づくと、思考が止まったかのようにぺたぺたと触っていた。

 

 

 

「ちょっと!ねえ!君ら僕召喚する時になんかやったでしょ!?まだ小さくて幼体だからサーヴァントの判定だけどこれついてて召喚されたって事はとんでもなく不味いんだけど!」

 

さっきまでの神性的な風格は消え去り、周囲の全員の唖然とした雰囲気が漂っている中、角をぺたぺた触りながら大慌てで周りに問い詰める。

 

「驚いたな、まさか二体目の獣が呼び出されるとはな」

「二体目?まさか僕以外にもいるの!?………いるんだけど………どうしようなんで二体もいるの?」

 

『隠者』が驚愕して思わず溢した一言にライダーは驚き、更に感知したのか絶句する。

 

「………ライダーなぜマスターである私を無視する」

「あ、ごめんね無視するつもりはなかったんだ。ちょっと不味い事が起きちゃったから混乱しちゃって」

 

中心であった自分がサーヴァントであるライダーに無視されたことによって不機嫌になったイネスを大急ぎで宥め始めるライダー。すると愉しげな笑い声が響き始めた。

 

「なんだ、すました奴が来たかと思えば、ようやっと成人した娘みたいな姿形をした奴だな」

「君は」

「吾はあさしん、真名は牛鬼よ。隣にいるのはきゃすたー、のんきに洋菓子を食らってるのは吾のますたー、『黒鳥』だ」

「余計なことを言うなアサシン。まあ、ようこそ白へと言っておこう、歓迎するぞライダー。召喚されて疲れただろう、貴様の部屋を準備しておいたからひとまず休め」

「準備したのは僕なんですが。僕は『F』、またはファウンです。ランサーのマスターです、よろしくお願いします」

 

笑いながらライダーを歓迎する牛鬼と『黒鳥』。ファウンに周りのホムンクルス、他のサーヴァントの空気が張り付いてたのが緩和していく。

 

「ところでお前、魔の気配がするがそれと同時に解脱者の匂いも感じ取れるな、あと女の情念が漂いすぎるわ」

「ああ、まあ彼とは色々あってお願い事もあったからね。あと彼女とは純愛だから」

「待ちなさいライダー、貴方まだ真名を言ってないでしょう。後私がマスターなのだから勝手に指示なく動かないで」

『そうだぜ相棒。俺様の自己紹介もまだしてねえぜ』

 

『黒鳥』に連れられて地下室の儀式場から出ようとしたところいじけていたイネスがライダーの元に近づいて聞き忘れた真名を問いてきた。すると何もないライダーの隣から偉そうな声が響いた。

 

『へへっ、それにしてもラッキーだな。相棒のマスターが綺麗な姉ちゃんなんて。顔がきつめっぽいのと無理に大人びている以外は全て、アガッ!!』

「ごめんマスター言いそびれてたね。僕の真名は………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここがライダー、貴様の部屋だ。好きに使うがいい。ああ後ついでにキャスターの作ったケーキだありがたくいただけ」

「お風呂とか入りたかったら場所を教えておきますね。お食事の際は案内しますので」

 

儀式場である程度自己紹介が終わり、『黒鳥』に連れられて入った部屋はきれいに片付けられており、新居のような感じのするところであった。左端に寄せられた冷蔵庫にケーキを入れながら『黒鳥』とファウンはライダーに説明する。

 

「なにからなんでもありがとね『黒鳥』、ファウン。マスターはどこに?」

「イネスでしたらお嬢様のところに向かってますね」

「お嬢様?あーねー、多分だけど僕と同じ感じのサーヴァント?のマスターの所にいるのか。それだったらちょうどそのサーヴァントに会いたかったところなんだ」

「それなら案内しましょうか?」

「大丈夫大丈夫、魔力を辿っていけばすぐに会えるから気にしなくても平気だよ」

 

気楽にこたえながら鼻歌交じりにひと昔に流行ったアニソンやら洋曲を歌いながら歩いて行く。暫くして歩くと先ほどの地下室にいなかったサーヴァントがこっちを見つけると大急ぎで走り込んできた。

 

「よお!テメエが今日こっちに来たライダーか。オレはアーチャー、よろしくな」

「初めましてだねアーチャー、僕はライダー。真名聞きたい?」

「当たりめえじゃねえか。オレは言わんけど」

「ちょっと、それはないんじゃないかい」

「全然知らん名前だったらこっちも教えてやるよ」

「それなら分かったよ。僕は◼️◼️、もしくは◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️。知ってる?」

「あ?◼️◼️、◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️?知ら………いや待てお前◼️◼️◼️◼️とも呼ばれねえか?」

「まあ、そう呼ばれることはあるけども」

 

会って直ぐに意気投合する二人。ライダーの真名を聞いたアーチャーは知らないと言おうとしたが思い当たる節があったか別の名を出す。

 

「そっかそっか、じゃオレの真名話すのは無しな」

「待て、それは僕の一側面みたいなのだから違うでしょ」

「いーやオレが知ってるって言ったら知ってるんだよ。まあ青と戦う時は宝具を使うことがあるかもしれんからそん時に推察してくれ」

 

納得がいってないライダーを見ていじめっ子のように笑うアーチャーだったかふと気になったことがあるのかライダーにあることを聞く。

 

「そういやテメエは神代の英霊なんだよな、しかも正直に言って神霊以上だろ。なんでサーヴァントとして呼ばれたんだ?」

「僕はちょっと特殊で、神代の頃に色々あって1年に1日だけこっちに来れるんだよ。だからサーヴァントのなれたんだ。コレが生えてるのは知らん。なんで生えちゃってるの?」

「意外と愛嬌あると思うけどなそれ」

 

そこからライダーの愚痴の始まり、暫く聞き役をやっていたアーチャーと別れて屋敷の奥に進む。一見すると電気はついていて普通に見えるが、奥に進むほど微かずつだが瘴気が強くなり始め、ある部屋の前では分かりやすくなるほど強まっていた。目当ての部屋を見つけたライダーは一度コンコンとドアを叩いて挨拶をする。少しすると驚いた表情のしたイネスがドアを開けた。

 

「ライダー貴方なんで」

「いや一度みんなに挨拶しに行こうかなって思って、まだ会っていないバーサーカーとそのマスターに挨拶しようとこっちに来たよ」

「ちょっと待って今は不味いから少しだけ後にして」

だいじょうぶだよイネス、ぼくもマスターもへいきだぜ。

 

イネスが大慌てでライダーを制止しようとしたが、何処からか声が響いた瞬間部屋の奥から黒い影が出てライダーを包み込んだ。

 

暫くして黒い幕が消え辺りが見えるようになると、ライダーは小さい公園の中におり目の前には黒い角の生えた影法師がブランコに座って漕いでいた。

 

やあはじめましてだねライダー。ぼくは、まあいまはバーサーカーとでもいっておこうかな

「やっぱり君が、そしてそれは」

ああこれ?これはまあくそみたいなれんちゅうからつけられたしろものでね。こいつらのせいできがるにだれかとふれあえなくなっちまったんだ

『平気かよオイ、そんな泥みてえな腐肉が付いててよ』

 

そう言いながらバーサーカーは右手の手をブラブラさせながらライダーと姿を現さない存在分かりやすいようにに見せる。黒い影法師に見えたのはまるで世界を呪う泥のような赤黒い腐肉がバーサーカーの全身に接続どころか融合しているかのようだった。

 

それでライダー、わるいんだがマスターにあうのははんにちぐらいあかしてほしい。

「どうして?」

いまからはなすことにかかわりあるからいっしょにはなすよ

「この大分おかしい聖杯大戦のこと?」

そうだけど、まだちょっとちがうな。もっといえばそもそも………

 

 

 

 

 

 

 

「成る程ね。それなら今の僕や君が呼ばれる訳だ」

ぼくだけでもさきにあまりすすめないほどこれをおもいついたやつはとんでもなくあたまがいいばかやろうだね。そもそもぼくだけでことがたりるはずだがきみがよばれたことでかくしんにかわった

「多ければ多いほどいいんだろうね。それで僕たちの役目は」

ぜんりょくでたたかうこと。まあおたがいのマスターもどうしてもなねがいをもってるからそれもかなえたいね

「良い話が出来て良かったよバーサーカー」

こちらこそライダー。おたがいがんばろうな

 

話し合いが終わり、また黒い影が覆い被さって気がつけば先ほどまで消えていたライダーが目の前に現れ、驚いた表情をしているイネスがいた。

 

「やあマスター、僕がバーサーカーのところに連れ去られてから何分経った?」

「ライダー貴方バーサーカーのところに行ってたの!?1分も経ってないわよ!」

 

ライダーの感覚では10分程度ぐらい滞在していたが、イネスがいうには1分もかからずに目の前に戻ってきたとのこと。

 

「ライダー貴方バーサーカーと何を話していたの」

「んーまあバーサーカーとはこの聖杯大戦でどういう風に振る舞ったらいいか相談し合ってただけだから別にそい大したことはないよ」

「ほんとにあの爺とはそれだけなの?本当なら良いけど」

「ほんとだよほんと。それじゃあマスター、一緒にご飯食べに行こうよ。ファウン君が作ってるからさ」

「ちょっと待って!………もう行っちゃった。本当にあのサーヴァント?にしては大分子どもみたいな言動をするけど、まあアレを使役していたから本物みたいね。まあ今は追いかけましょうか」

 

子どもみたいに動き回るライダーを見てイネスは自分が呼んだサーヴァントは本当にそうなのかと呼んで早々に疑問符を浮かべるがあの触媒に間違いはないと言い聞かせて少し口元をほころばせながらライダーの後を追って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「凌駕さーん!そっちの方はどうですか?私たちの方は幾つか隠れ家を見繕いましたわ」

「こっちは、何とか、ガンドを、覚え、られたよ。ちょっと、見てて」

 

ガイセリックが来てから4日目の昼。来たるべき決戦の準備として屋敷が無くなってもいいように隠れ家の選定をしていたカミラはそれを終わらすとジェイコブとキャスターに魔術を教えて貰っていた凌駕に向かって行って上達したかと聞いてきた。凌駕はジェイコブとキャスターと一緒だけでなく何故かセイバーもいたが、両者揃って目が死んでいた。

 

「ガンド」

 

機械的に指を拳銃のように見立て、両手で構えながら鉄板に描かれた目印に向けて呪いの魔弾を放つ。放たれた魔弾は目印に当たり鉄板を四方八方に粉砕した。

 

「……………あっれー?四日前までは人一人吹き飛ばすぐらい、いやそれも一時間ぐらいでそれはおかしいですわ」

「ほんと、地獄、だった」

「何を言っている凌駕よ。こんなものは我が師からの修行に比べれば己のは天国だ」

「え、ほんとに何やってたんですの?」

「1日目は身体作り。屋敷の周辺に人払いをかけてから100キロ走らせて体力を作らせる。体や脳の疲れは霊薬で回復させる鬼畜仕様。2日目は1日目に200キロに増やして更に身体に強化魔術をかけて走らせ、魔力回路を限界どころかその先まで酷使。勿論霊薬などで冷却させる。3日目は更に幻術による脳内シミュレーションだがセイバーと一緒にキャスターと模擬戦、流石に死の感覚は味合わせない仕様になっていた。結果一回も勝てずに何万回もキャスターに殺され続けると。今日は3日目の訓練を終わらせている。俺何もやってねえから無罪だぞ」

「それ修行ではなく虐待ではないんですか?霊役万能すぎませんか?神代やべえですわそりゃ超英雄が量産されますわ」

「きゃ、キャスター。流石に今日の訓練は無いよね?ボクたちもう霊薬飲みすぎてお腹タプタプだよ」

「安心しろ今日はもう終わりだ」

 

修行(神代の更に極悪基準)から解放されたセイバー組はそのまま全速力で部屋に駆け戻って行った。恐らくそのままベッドで眠るつもりだろう。走り去った後にエプロンを付けた花音がやってきた。

 

「あれ?リョーガとセイバー見てない?」

「さっきキャスターの修行(苦行)を終わらせて全速力で眠りに行ったな」

「そうか〜お昼ご飯作ったのに残念だな」

「あっ全速力で戻って来ましたわ」

「あの修行終わりの食い意地と地獄耳、弟弟子を思い出すな」

 

花音がお昼ご飯とつぶやいた瞬間、廊下の奥から足音を立てながらセイバーと凌駕が戻ってきた。

 

「オイオイオイ、そんなに腹ぺ」

「全員伏せろ!!北に来る!!」

「「「え?」」」

「分かった!感謝する!」

 

鬼気迫った顔つきをして叫ぶ凌駕。意図を見抜いたキャスターはすぐさま黒と紫の模様が描かれた弓に矢を構え一瞬で部屋の窓を破って放つ。

 

 

 

窓の外には見た者を思わず平伏させてしまうような荘厳で今にも身を委ねてしまいたい程に慈愛に満ちているような光の壁が形成されて、そこから更に数千の光線が発射されていた。キャスターが撃ち放った数千の矢は光線と相殺するばかりか壁までに届いた。一時的に壁を半壊させたが瞬く間に修復する。

 

そして一瞬見えた先には二百を超える軍勢と数十のキメラが隊列を成して開戦の時を待っていた。

 

 

 

「なに、あれ」

『館内放送!白の陣営が攻めて来ましたわ!屋敷にいる者は皆ランサーと共に地下から外に逃げるように!繰り返しますわ!白の陣営が攻めて来ましたわ!屋敷にいる者は皆ランサーと共に地下から外に逃げるように!』

「カミラ!俺は花音を連れてランサーの元に行く!お前は!?」

「アナキンと一緒に迎撃しますわ!凌駕さんセイバーさんはキャスターと一緒に玄関で向かい撃って下さいまし!それではご武運を!」

 

そう会話を終わらすとカミラ、ジェイコブ、花音はそれぞれ走って行った。残ったのは凌駕、セイバー、キャスターだけであった。

 

「私たちも早く行こうキャスター」

「…………………ぜだ」

「おいどうしたキャスター?」

「何故だ、何故貴方が獣になっている!?貴方はそれをあの時捨てた筈と聞いていたぞ!?」

 

喘ぐような、懇願するような、絶望の声を放つキャスター。その目は上空のある光り輝く星を見つめていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まっさか君が呼ばれてるとはね。シヴァの秘蔵っ子が相手とは骨が折れるよ」

「どうする相棒?俺様達じゃないと自由に動けるようになったバーサーカーですら引き潰されるぞ」

 

半壊させられた壁を修復させながら冷や汗をかいているライダーが向こう側から出現した。もう一つの荒々しい声はライダーがまたがっている白く、神々しい先ほどの声とは不釣り合いな神馬が発していた。白のライダーが青のキャスターを見張っているとイネスとアーチャーから念話が入った。

 

『ライダー!さっきの馬鹿げた矢の宝具撃ってきたの見つけた!?』

「見つけたよマスター、知り合いだったからちょっと気まずくてね。後あれ宝具じゃないよ」

『はあぁ!?』

『こちとらアーチャー!何だあの矢は!?こっちにも数十発ぶち込まれた!幸い負傷者は少数で抑え込めれたがあんなんがアーチャーじゃなくてキャスターなんて詐欺だろ、イカれてやがるわ!』

「気をつけてねアーチャー。キャスターは僕たちが抑え込んどくから他の皆の指揮お願いね」

『了解だ!聞いたかテメエら、目標は青の壊滅と小聖杯の確保、これより侵略を開始する!草原の覇王の力、味合わせてやらぁ!』

『ライダー負けるんじゃないわよ!』

「了解マスター。それでは僕達も行こう、久しぶりの戦争だ」

 

念話が終わるや否や壁の向こう側から雄叫びは聞こえずとも闘志が膨れ上がる気配が起こった。舞台に役者は揃わずとも、もはや戦は止められない。青と白の全面戦争の火蓋が切って落とされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回「第二次聖杯大戦・起」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「や、やっとここまで来れましたわ。皆さんお久しぶりですわー!カミラとー」

「花音とー」

「「なぜなに?サーヴァント!はっじまーるよー!」」

「遂に始まっちゃいましたねカミラ先生。聖杯大戦が」

「こっちまだアーチャーさんがいないのでもう少しだけ待って欲しかったのですわ。まあ楽屋裏で言っててもしょうがないので今日は白のアーチャーさんのステータスを見てみますわ」

「白のアーチャーって草原の覇王と言っていた人だね。流石にキャスターみたいにアホアホステータスじゃないよね?」

「流石に嘘みたいなステータスではないのですが、まあ見てみますわステータス、ドン!」

 

 

白の陣営

真名 ◼️◼️◼️◼️

 

属性 秩序、中庸 人

 

好きなもの 内政、測量

嫌いなもの ただの馬鹿

 

ステータス

筋力:C+

耐久:B

俊敏:A+

魔力:D

幸運:A

宝具:A++

 

保有スキル

単独行動:B

対魔力:B

 

固有スキル

???:A+

仕切り直し:A

始まりの帝国:B+++

二重召喚:B

騎乗:A+

 

宝具

???

ランク:B

種別:対人、対軍宝具

 

???

ランク:C

種別:対人宝具

 

???

ランク:A++

種別:対軍宝具

 

 

「おおっ、ステータスが魔力以外全部高い正統派なサーヴァントですね!これはかなり手ごわい」

「それでは解説、先ずはスキルからですわ

最初に仕切り直しからですわ。仕切り直しとは戦闘からの離脱や状況をリセットを機を作ることができる使い勝手最高なスキルですわ。Aランクという高さから大魔王から逃げられますわ。

次に始まりの帝国。これは帝国を作り上げたというよりも社会システムを作り上げ、更に刷り込ませた功績から得た特殊スキルですわ。このスキルは地脈を自分の国にしてステータスを上げるだけでなく、少しだけですが地脈を傷つけずに歪められることが可能ですわ。

そして二重召喚。ダブルサモンと呼ばれて二つのクラススキルと特性を手に入れられる極めて稀少なスキルですわ。今までの聖杯戦争の記録でもイギリスの大乱の赤のアサシンしかありませんわ」

「宝具はどう?」

「1番目のがアーチャーの宝具で残りは全部ライダーですわ」

「これこそ詐欺じゃん!えー本当にアーチャーなの?」

「私もアーチャーとライダーが逆じゃないかと思いましたが、肝心なのが強いということですわ」

「そうだね、わたしもリョーガやカミラちゃんみたいにマスターになれればいいのに」

「大丈夫ですわ私も凌駕さんも、セイバーさんにアナキンも他の皆様も強いから誰一人欠けませんわ。そろそろ時間も来ましたしまた次回」

「またね」

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