サブタイトルを見てみんなが思ったことを当ててやろう。覇王出てくるの早くね?って思ったでしょ?安心してください。俺も思った。
※いろいろ指摘を頂いたので訂正しました
俺がこの世界に来てから一体どれほどの時間が過ぎたことだろうか。もう何人アカデミアの兵士を倒したか覚えていない。どいつもこいつも大した実力がないし、ろくにカードの効果を記憶していないのに変にドヤ顔しては瞬殺されていく。
一度だけ敢えて俺にとって不利な状況を作って、そこから逆転したこともあったな。あんなにもつまらないデュエルは人生(前世込み)で初めてだ。
もっと強いやつとデュエルしたい。そしてもっともっと強くなりたい。俺の中の闇を、力を……全部全部叩き出せてしまいたい。
「まぁ、そんな奴がいないから俺も俺で暇してるってわけなんだが……」
【ボクとのデュエルは退屈かい?】
「……いや、退屈じゃないさ。ただ、俺にとって心躍る強者がユベルしかいないってのも考えものかなって」
刺激的なデュエルをさせてくれるのが今のところユベルしかいない。アニメ本編の融合次元の登場人物であるユーリやセレナともまだ出逢っていないから、デュエルができないし。
負けるかもしれない。勝てないかもしれない。それでも勝ちたい。コイツに勝ちたい。そんな気持ちにさせてくれるヤツらなんて、この世界じゃあその二人くらいだろう。
え? エドは違うのかって? うん、違うな。アイツは……まぁ、強いっちゃ強いんだが……ぶっちゃけGX世界のエドのほうが強いと思う。
「どっかにいないものかなぁ……俺の心の渇きを満たしてくれる奴」
「だったらボクが相手してあげるよ」
思わず呟いてしまった本音に帰ってきた言葉。振り返った先にいたのは紫と赤い髪の少年。桜の花びらのような麻呂眉、そして傲岸不遜な表情が特徴的な少年がコツコツと靴音を立てながら建物の中に入ってくる。
「なんだ? もしかして迷子か?」
「んー、どうだろうね。そんなのどうでもいいことなんて気にしなくていいじゃないか」
まるで軍人のような服を着ている少年。その後ろにはアカデミアの紋章の入った中世時代の騎士を思わせる服装に、オベリスクの巨神兵を模したような厳つい仮面を被っている数人の男――オベリスクフォース達が少年の護衛するようについてきていた。
【十代……彼らはもしや】
「あぁ、わかってるさ」
小声でユベルと話す。確実に頭おかしいやつって思われるだろうし、さすがにいつもの声で話すわけにはいかないからな。流石に初対面のやつにそんな扱いはされたくない。
「君はどうやら退屈みたいだからね。ボクでよければ相手になってあげるよ」
「それはどうも。だけど、上から目線でそう言われて素直にデュエルしたい! だなんて思えないな」
「へぇ~、でも君の瞳は燃えてるように見えるけど?」
「あぁ、そりゃあもちろん燃えるさ。なにせ、こんなにもワクワクしそうな奴が相手なんだ。燃えないほうがおかしいってもんだろ」
デュエルディスクを構え瞳をギラつかさせる。そうだ、こういう強いやつが欲しかったんだ。その熱意が伝わったのかは分からないが、少年はやれやれと苦笑いしたような動作で同じようにデュエルディスクを構え――
「ユーリ様、このようなやつ、我らが潰してみせましょう!!」
空気の読めない輩が邪魔してきやがった。
「はぁ?」
ユーリと呼ばれた少年は少し不機嫌そうに顔をしかめ、邪魔してきたオベリスクフォースの一人を睨みつけた。
「え、なに? 君たちさぁ、ボクの楽しみを奪いたいわけ?」
「い、いえ……そのようなわけでは」
「もういいよ。近くにいられても邪魔なだけだし帰ってくんない? 本当ならカードにでもさせてやるところだけど」
その言葉にオベリスクフォースの3人は一気に顔を青ざめこの場から出ていく。
「よし、これで何も気にせずにデュエルできるね」
「あ、あぁ……そうだな」
正直驚いた。ユーリがあの場であの3人を許したこともそうだが、彼にとって楽しいカード化をしなかったことが。俺の知るユーリなら邪魔になれば相手が誰であろうと遠慮なくカードにするような人間だ。だからこそ邪魔をされて不機嫌になりながらもカードにしなかったことが驚きだった。
「ほら、何してるのさ? 早くやろうよ」
「……そうだな。ごちゃごちゃ考えるのはやめた」
改めてお互いにデュエルディスクを構えて起動させる。デッキからカードを5枚抜き取り、あの言葉を口にする。
「「デュエル!!」」
遊城十代VSユーリ
「先行はいただくよ。ボクのターン。ボクは手札から
捕食植物オフリス・スコーピオ
効果モンスター
星3/闇属性/植物族
攻撃力1200 守備力800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。デッキから「捕食植物オフリス・スコーピオ」以外の「捕食植物」モンスター1体を特殊召喚する。
捕食植物ダーリング・コブラ
効果モンスター
星 3/闇属性/植物族
攻撃力1000 守備力1500
「捕食植物ダーリング・コブラ」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
①:このカードが「捕食植物」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「融合」魔法カードまたは「フュージョン」魔法カード1枚を手札に加える。
「ダーリング・コブラは捕食植物の効果で特殊召喚したとき、デッキから
デュエルディスクが自動で特定のカードを選出し、それをユーリが引き抜く。ということは早くも融合召喚が来るのかもしれないな。ユーリのエースモンスターか、それとも別の融合モンスターか……。
「続けてボクは先程手札に加えた融合を発動! 手札の捕食植物ビブリスプと捕食植物コーディセップスで融合召喚! 現れよ、レベル5! 捕食植物アンブロメリドゥス!」
捕食植物アンブロメリドゥス
効果モンスター
星5/闇属性/融合 /植物族
攻撃力1000 守備力2500
「捕食植物」モンスター×2
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。自分のデッキ・墓地のカード及び自分のEXデッキの表側表示のPモンスターの中から、「捕食植物」モンスター1体または「プレデター」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
②:相手フィールドの捕食カウンターが置かれたモンスターまたは自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをリリースし、デッキから「捕食植物」モンスター1体を特殊召喚する。
かなり厄介なモンスターが現れたな。しかも守備表示。まぁアンブロメリドゥスは守備力が高いモンスターだから守備表示で特殊召喚するのは普通なんだが。
「このカードが融合召喚に成功した場合、自分のデッキ・墓地のカード及び自分のEXデッキの表側表示のPモンスターの中から、「捕食植物」モンスター1体または「プレデター」魔法・罠カード1枚を手札に加える事ができる……ボクが手札に加えるのは
これまた厄介なカードを手札に加えたな。あのカードは手札に存在する捕食植物モンスターの数まで相手のモンスターに捕食カウンターを置くという効果。厄介なのはその捕食カウンターが置かれたレベル2以上のモンスターはレベル1になってしまうということ。
シンクロやエクシーズみたいなレベルによる特殊召喚が主なデッキに対して、流れを乱すことができる。まぁ、俺のHEROデッキには関係ないんだが……それでもユーリのデッキは捕食カウンターがあると面倒になる。
【十代、これは少しまずいかもしれないよ?】
わかってるさ……そんなことくらい。でも、それでもやっぱり燃えてくるぜ。
「そしてボクは融合素材として墓地に送ったビブリスプの効果を発動。デッキから「捕食植物ビブリスプ」以外の「捕食植物」モンスター1体を手札に加える。ボクが加えるのは捕食植物サンデウ・キンジー!」
流石アークファイブのキャラだな。デッキの展開が恐ろしく早い。そしてその展開力はいつも戦ってた雑魚どもと全然違う。
「先行だしボクのフィールドにいるモンスターは守備表示だからバトルはできないからね。ボクはカードを1枚伏せてターンエンドだよ」
ユーリから俺のターンへと変わる。その瞬間、俺の中の闇が強く鼓動を打つ。俺は瞼を閉じる。
「……ん?」
そして瞼を上げた俺の瞳は、青と黄色のオッドアイに変化していた。正直ここでこの力を使うことになるとは思ってなかったけど、手加減してデュエルできるような相手じゃない。ならば、全力で叩き潰すしかない。
「……俺のターン、ドロー!」
デッキからカードを引き抜き、手札に加える。
改めて手札にあるのはイーヴィルフュージョン、E-HEROマリシャス・エッジ、E-HERO アダスター・ゴールド、覇王城、ダーク・コーリングの5枚。そしてさっき引いたE・HEROネオス……よし、潰すか。
「……俺は手札からフィールド魔法「覇王城」を発動」
「……ふぅん」
俺たちの周りにGXでもトラウマイベントの一つとなった舞台である覇王城が顕現する。今俺たちがいるのはその覇王城の中であり、分かりやすく言えば覇王十代とオブライエンが決着をつけた場所。
「手札よりアダスター・ゴールドを捨て、効果を発動する。E-HERO アダスター・ゴールド」を除く、「ダーク・フュージョン」またはそのカード名が記されたカード1枚をデッキから手札に加える……俺が加えるのはダーク・フュージョンだ」
「E-HEROにダーク・フュージョン……聞いたことのないカードを使うみたいだね。それにボクの知ってるHEROとも少し違うみたいだし。ククク、面白い……面白いよ君ィ!! 」
なんだコイツ……なんか興奮してるんだけど怖っ。
「俺は悪魔族専用融合カード「ダーク・フュージョン」を発動。手札のE-HEROマリシャス・エッジとE・HEROネオスでダークフュージョン! 世界を常闇に変えるHEROよ、闇を持って正義を貫け! 現れよ、E-HEROマリシャス・ネオス!!」
E-HEROマリシャス・ネオス
融合・効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/
攻3500 守3000
「E・HERO ネオス」+「マリシャス」モンスター
このカードは「ダーク・フュージョン」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した時、相手フィールドのカードを全て破壊し、破壊したカードの合計×100のダメージを相手プレイヤーに与える。
②:フィールドのこのカードは戦闘・効果では破壊されない。
③:このモンスターは特殊召喚したターンに攻撃できない。
闇と光のHEROが混ざり合い、至る所から黒いトゲを生やし、青かった球体を赤く染めたネオスが出現する。なんか融合する瞬間に「闇になどなりたくない!! 嫌だぁぁぁ」とか聞こえた気がするが、おそらく気のせいだろう。俺が最も信頼するエースモンスターがそんな情けない事を言うはずがない。
「マリシャス・ネオスの効果を発動。このモンスターが特殊召喚に成功したとき相手フィールドのカードをすべて破壊し、破壊したカードの枚数×100のダメージを与える。お前のフィールドにはカードが4枚、よって400ダメージを受けてもらおう」
マリシャス・ネオスから黒い電撃が周囲に走り、貫通したカード全てを破壊していく。だがその瞬間、ユーリのフィールドから植物を思わせる蛇のようなものがマリシャス・ネオスに巻き付く。
ユーリ
ライフ4000−400=3600
「驚いかい? ボクは伏せていたカード……
「……それがどうした? 手札よりダーク・コーリングを発動!! 墓地に送られたE-HEROマリシャス・エッジとE・HEROネオスをもう一度融合させる!! 現れろ! 最凶のE-HERO! マリシャス・デビル!!」
E-HEROマリシャス・デビル
融合・効果モンスター
星8/炎属性/悪魔族
攻3500 守2100
「E-HERO マリシャス・エッジ」+レベル6以上の悪魔族モンスター
このカードは「ダーク・フュージョン」の効果でのみ特殊召喚できる。
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手バトルフェイズの間、相手フィールドの全てのモンスターは、表側攻撃表示になり、攻撃可能な場合はこのカードを攻撃しなければならない。
覇王十代のエースモンスターにして当時GXにて最凶の強さを見せたカード。俺にとって最大最凶のモンスターが2体フィールドに揃った。
「バトルだ! マリシャス・デビルで攻撃!!」
「ぐっ……はぁ!!」
マリシャス・デビルの鋭い爪がユーリに突き刺さり爆風を起こして吹き飛ばす。ユーリは空中で宙返りを行い綺麗に着地する。
「やってくれるじゃん」
額に青筋を浮かべたユーリが俺を睨みつける。
ユーリ
ライフ3600−3500=100
「……次のターンで仕留める。カードを1枚伏せてターンエンド」
「ふふ、このターンでボクを倒せなかったこと、後悔するかもよ?」
「御託はいい。お前のターンだ」
少しどころかかなりイラッたとしたような表情を浮かべながらユーリがデッキに手を添える。
「あっそ! じゃあ遠慮なく君を叩き潰してあげるよ!! ボクのターン! ボクは墓地に存在する捕食植物コーディセップスの効果を発動! 墓地に存在するコーディセップスを除外して、墓地のレベル4以下の捕食植物モンスターを2体特殊召喚できる。ボクが特殊召喚するのは捕食植物ビブリスプと捕食植物オフリス・スコーピオ!」
墓地に眠っていた2体の捕食植物がユーリのフィールドに召喚される。
「さらにボクは手札から2枚目の融合を発動! 魅惑の香りで虫を誘う二輪の美しき花よ! 今一つとなりて、その花弁の奥の地獄から新たな脅威を生み出せ! 融合召喚! 現れろ、餓えた牙持つ毒龍! レベル8! スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン!!」
「来るか……!!」
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン
星8/闇属性/ドラゴン族
攻撃力2800 守備力2000
トークン以外のフィールドの闇属性モンスター×2
①:このカードがフィールドのモンスターのみを素材として融合召喚に成功したターンに発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、
相手フィールドの特殊召喚されたモンスターの攻撃力の合計分アップする。
②:1ターンに1度、相手フィールドのレベル5以上のモンスター1体を対象として発動できる。
ターン終了時まで、その相手モンスターの効果は無効化され、
このカードはその対象の相手モンスターの効果を得る。
③:このカードが破壊された場合に発動できる。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て破壊し、
その攻撃力の合計分のダメージを相手に与える。
体の一部は食虫植物の形状をした宝玉を持つ紫のドラゴンが雄たけびを上げながら出現する。毒々しいその見た目を持つドラゴンは地面に降り立つと、紫のオーラを身に纏う。
「融合召喚したスターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴンの効果発動! 特殊召喚された相手フィールドのモンスターの攻撃力合計分アップする。君のフィールドにいるのはネオス・ロードとマリシャス・デビルの2体! つまりスターヴ・ヴェノムは6000アップするってわけ」
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン
攻撃力2800+2500+3500=8800
「……」
「おやぁ? まさか怖気ついたって言わないよねぇ? そんなわけないよねぇ? だってボクを仕留めるんだもんねぇ?」
ニヤニヤと俺を笑うユーリに、横で観戦していたユベルがブチギレそうになっている。だがそんな挑発に乗るはずもない。
「安い挑発はいらない。さっさとしろ」
「やれやれ……じゃあお望み通り、ぶっ潰してあげるよ!! バトルだよ。スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴンでE-HEROマリシャス・デビルを攻撃!!」
捕食者の如く涎をダラダラと垂らしたスターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴンが襲いかかってきたその瞬間、俺は伏せていたカードを発動する。
「フッ! 掛かったな! トラップカード発動! イービル・フュージョン!」
「なんだって!?」
イービル・フュージョン
通常トラップ
自分・相手フィールドもしくは墓地から、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、「ダーク・フュージョン」の効果でのみ特殊召喚できるその融合モンスター1体を「ダーク・フュージョン」による融合召喚扱いとしてEXデッキから融合召喚する。
「お前のスターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴンと俺のE-HEROマリシャス・デビル、そして墓地に眠るE・HEROネオスを素材にして、ダークフュージョン!! 血濡れた闇深きHEROよ、今目覚めよ!! E-HEROブラッド・ネオス」
ネオス・ロードに似た刺々しい見た目をした漆黒の鎧を身に纏い、赤い血で濡れたマントを靡かせたネオスが、闇のオーラを纏わせた漆黒の大剣を担いで現れた。
E-HEROブラッド・ネオス
融合・効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族
攻3500 守2100
「 マリシャス」モンスター+「ネオス」モンスター+レベル5以上のモンスター
このカードは「ダーク・フュージョン」の効果でのみ特殊召喚できる。
①:フィールドのこのカードは戦闘・効果では破壊されない。
②:このカードが攻撃する時、エクストラデッキからモンスターを任意の数まで除外し、相手フィールドのカードを除外する。
③:このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
「嘘、だろ……! こんな事が、こんな事があり得ないよ」
「悪いな。お前がアカデミアの人間である以上、俺は容赦しない!」
「くっ……ターン、エンドだ」
血が出るほど拳を強く握ったユーリが悔しげにターンを終了させる。
「俺のターン、ドロー。トドメだ。E-HEROブラッド・ネオスで攻撃! ブラッド・オブ・ヘル・ネオス!」
「ぐっ…、あぁ、うあああぁぁぁああああああ!!」
ユーリ
ライフ100−3500=−3400
ブラッド・ネオスが大きく跳躍し大剣でユーリを切り裂く。ユーリはダメージによる爆風で吹き飛び、建物の外へ飛んでいった。
デュエルが終わったことでフィールドにいたブラッド・ネオスが消滅し、ユーリが吹き飛んでいった方に顔を向ける。するとオベリスクフォースの奴らに肩に担がれたユーリが凄い形相で俺を睨みつけていた。
「絶対に、絶対に今度はボクが勝つ……こんなことは許さない」
そう言って去っていくユーリを見て、俺は溜息を吐いた。
「結局楽しいデュエルなんてできなかったな……」
【まぁ、そうだろうさ。融合次元で君の望むようなデュエルはできないと思うよ】
「……そうだろうな。やっぱり早いこと他の次元に行こっかな」
【十代、強さだけを求めても意味ないよ】
ユベルの説教じみた言葉を聞き流しながら俺は拠点にしていた建物を出る。もうここには居られない。だから新しい拠点を見つけなければいけない。
転生十代のヒロイン
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天上院明日香
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セレナ
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早乙女レイ
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ユベル