剣士ベルの冒険譚   作:暁海斗

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暇を頂きます

 

 

 

 

 

 

 

今日、ベルは神妙な顔つきでアストレアの所に来ていた・・・

 

 

 

アストレア

「それで、話が有るのよね?」

 

ベル

「・・・アストレア様、暫くの間・・・お暇を頂きたいです・・・」

 

アストレア

「・・・参考に聞くけど、理由は何?」

 

ベル

「・・・前日の一件から、アリーゼさん達のスキンシップが激しすぎるんです・・・」

 

「アリーゼさんは、ボクが家のお風呂に入っていると・・・タオルを巻いて入ってきます・・・」

 

「ライラさんは、良くご飯をご馳走してくれるので嬉しいです」

 

「輝夜さんは、ボクが寝ている間にベットに入ってきます・・・」

 

「はだけた着物が艶めかしくて、非常に目の毒です・・・」

 

「リューさんは、何故か遠くから凄い形相で睨んできて怖いです・・・」

 

「なので、暫くの間・・・オラリオから離れる為に、お暇を頂きたいんです」

 

アストレア

「・・・アリーゼ達が迷惑を掛けて御免なさいね・・・」

 

「ライラは、ベルを普通に可愛がっているのね」

 

ベル

「ライラさんは、弟が欲しかったそうで・・・」

 

「ボクを弟みたいに可愛がって、満足みたいです」

 

アストレア

「・・・分かったわ」

 

「期間はベルに任せるから、少しアリーゼ達から距離を取った方が良いわね」

 

「最悪、改宗も視野に入れましょう・・・」

 

「定期的に手紙をくれると嬉しいわ」

 

ベル

「分かりました」

 

「明日の早朝にでも出発します」

 

アストレア

「出発する前に、一緒にオラリオを歩きましょう♪」

 

 

ベルと女神アストレアは、束の間の逢瀬を楽しんだ・・・

 

 

 

夜が明ける前・・・

 

 

アストレア

「ベル、行ってらっしゃい」

 

ベル

「アストレア様、行ってきます」

 

アストレア

「アリーゼ達には、徹底的に言い聞かせておくから」

 

ベル

「・・・お願いしますね」

 

「アストレア様、昨日お店でアストレア様に似合いそうなブレスレットを買っておきました」

 

「ボクの代わりだと思って、身に着けてくれると嬉しいです」

 

アストレア

「・・・身に着けさせてもらうわ」

 

ベル

「もし、大変な事が起きたらボクを呼んでください」

 

「可能な限り、早く駆け付けます」

 

アストレア

「えぇ。本当に困った時はベルを呼ぶわね」

 

 

女神アストレアは、ブレスレットを着ける・・・

 

 

 

ベルは、メレンの街に向かう馬車に乗って旅に出た・・・

 

 

 

アストレア

「さて、アリーゼ達はお説教ね」

 

「朝起きたら、徹底的にお話をしましょう」

 

 

 

その日の朝・・・

 

 

アストレア

「アリーゼ♪輝夜♪リュー♪」

 

「今朝から、何かいつもと違うと感じる事は無いかしら?」

 

ライラ

「・・・ベルの姿が見えないぜ?」

 

アリーゼ

「ベルの家に行きましょう!」

 

アストレア

「ベルの家に行っても居ません」

 

「ベルには、暫くの間は暇を出しました」

 

輝夜

「・・・暇を出したのですか」

 

リュー

「何故・・・」

 

アストレア

「ベルから、私にお願いをしてきたからです」

 

「アリーゼ、貴方はベルがお風呂に入っている時を狙って、バスタオルを巻いてお風呂に入って来たそうね」

 

アリーゼ

「何でそれを!?」

 

アストレア

「ベルから私に報告してきたからに決まっているでしょうが!!」

 

「輝夜!!貴方は、ベルが寝ているベットに潜り込んで・・・ワザと着物を着崩して、ベルの貞操を狙っていたわね!」

 

輝夜

「・・・そこまでは狙っていなかったが・・・」

 

アストレア

「リューは、遠くから凄い形相で睨んできて怖いと言っていたわよ!!」

 

リュー

「私は、睨んでなどいない!!」

 

ライラ

「いや、ありゃあ睨んでるって言われても仕方ないだろ」

 

アストレア

「ライラは、ベルの事を可愛がっていたのね」

 

ライラ

「ベルみたいな弟が欲しかったからな!」

 

アストレア

「当分の間は、ベルはオラリオには帰ってきませんからね」

 

ライラ

「ベルには、ゆっくり過ごしてもらえば良いな」

 

アリーゼ

「・・・ベルは、私と一緒にお風呂に入るのは嫌だったのかしら」

 

「スタイルも良くて、喜んでくれると思ったんだけど」

 

ライラ

「お前は馬鹿か・・・」

 

「ベルは、思春期真っ只中の11歳だぞ」

 

「風呂に痴女が入ってくりゃ、驚くだけだろうが」

 

アリーゼ

「私は、痴女じゃないわよ!!」

 

ライラ

「バスタオル一枚で、ベルに近づく時点で十分な痴女だろうが」

 

輝夜

「私は、痴女ではないぞ」

 

ライラ

「着物を着崩して、ベルと同じベットで寝ようとしてる時点で重罪だ馬鹿」

 

輝夜

「同衾では無いんだ・・・何も起きていないぞ」

 

ライラ

「行為自体が問題なんだよバカタレ!」

 

「それとリュー!!」

 

リュー

「な、何だ・・・」

 

ライラ

「お前は、まだベルの事を嫌ってんのかよ・・・」

 

リュー

「わ、私は嫌ってない・・・」

 

「だだ、如何話しかければ良いのかが分からないんだ!」

 

ライラ

「何で、エルフはポンコツが多いんだよ・・・」

 

アストレア

「ライラ、ベルが居ない間はアリーゼ達の事をお願いね」

 

ライラ

「流石に、1人じゃ厳しいっての・・・」

 

 

ライラが頭を抱えている頃・・・ベルは、無事にメレンの街に到着した・・・

 

 

ベル

「無事に到着かな・・・お母さんに手紙を書いて送っておこうかな」

 

 

 

ベルは、卯ノ花お母さん宛に手紙を書いて送った・・・

 

 

 

ベルのメレンでの一人暮らしが始まる・・・

 

 

 

 

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