ベルが、メレンの街にやって来てから数日が経過した・・・
メレンのギルドの受付さんに、オラリオで冒険者登録とファミリアに所属している事を説明したら、メレンでの冒険者活動は問題無く行えるようだ・・・
メレンは、港町なので主なファミリアは漁業系のファミリアらしい・・・
ダンジョンが無いメレンでは、ベルが活躍できる環境は無いので・・・メレンの外でモンスターを倒したり、素材の採取を主に行う事した・・・
ベル
「薬草採取だけでも、案外お金になるもんだね」
「ダンジョンは無いけど、新鮮な海産物が食べられるのは港町の特権だね」
「よいしょっと・・・今日の分の採取は終わりっと」
「今日の分を換金して、宿で休もうかな」
今日の収穫をギルドで換金して、夕ご飯の食材を買って帰る・・・
次の日・・・
ベル
「・・・何だか、最近遠くから誰かに呼ばれてるような気がするんだよね・・・」
「向こうの方からだな・・・メレンに滞在中は何をやる事は無いし・・」
「探検するのも面白いかもね」
ベルは、いつもダンジョン探索に行く格好をして・・・声のする方向に向かった歩き始めた・・・
ベル
「自然が豊かな場所だけど・・・何だか、変な気配はするし」
「この先に何が有るのかな~」
ベルが歩いていると、フードを深く被った人が話しかけてきた・・・
???
「そこの少年・・・」
ベル
「はい、何でしょうか」
???
「ここから先は、危険だ」
「あまり、子供の行く所ではないぞ」
ベル
「ご心配なく。ボクは、それなりに経験は積んでいるので」
???
「とてもそうは見えないがな」
ベル
「人は見た目じゃ分からないって事ですよ」
「でも、この声・・・さっきから呼ばれてる声に似てるかな」
ベルとフードを被った人が話していると・・・周囲の木から、モンスターが現れた・・・
ベルは、一瞬で切り伏せると・・・フードの人は驚愕していた・・・
???
「今の動きは・・・」
ベル
「オラリオやメレンでは、見た事の無いモンスターだな・・・」
「一応、紙に書いてギルドに報告しておこうかな」
ベルが、紙にモンスターの特徴と見た目を書いていく・・・
???
「彼なら・・・」
ベル
「さて、モンスターの特徴を紙に書いたし・・・まだ声がする方に行ってみようかな」
???
「少年・・・君の力を貸してほしい事が有る・・・」
ベル
「厄介事はお断りしますよ」
「ボクは、暫くの間は隠居生活するって決めてるんです」
「オラリオに戻る迄は、ダンジョンに行かずに修行をしながらスローライフを楽しむんです」
???
「待ってくれ・・・私の話を聞いてくれ」
ベル
「・・・聞くだけですよ?」
それから、ベルは話だけを聞いていく・・・
???
「私の名は、アルテミス・・・月を司る主神の一人だ」
ベル
「神様でしたか・・・ボクは、ベルです」
「でも、普通は神様は一人で行動はしませんよね?」
アルテミス
「・・・これには、色々と事情が有ってな・・・」
ベル
「まぁ、深くは聞きませんけど」
アルテミス
「・・・一度、私と一緒にオラリオに戻って欲しい」
ベル
「さっき言いましたよね・・・ボク、今はメレンで隠居生活をしてるんです」
「オラリオには、暫くの間は戻りませんよ」
アルテミス
「・・・では、変装して一緒に行って欲しい」
ベル
「・・・はぁ、本当は鏡花水月の始解は使いたくないんだよなぁ・・・」
「でも、何かしらの事情が有りそうだし・・・神様を助けたら、何かしらのご利益が有りそうだし・・・」
「今回だけですからね」
アルテミス
「ありがとう、ベル」
仕方なく、アルテミスと一緒にオラリオに戻るベルでした・・・