剣士ベルの冒険譚   作:暁海斗

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オラリオに帰還

 

 

 

 

 

 

女神アルテミスを救った後・・・・ベルは、女神アルテミスと一緒にオラリオに戻って来た・・・

 

 

 

アストレア

「・・・それで、何故アルテミスも一緒に居るのかしら?」

 

「しかも、ベルの腕に自分の腕を絡ませて・・・」

 

アルテミス

「私は、オリオンに心を奪われてしまったんだ」

 

アストレア

「・・・貴方、天界では恋愛など不純だ!!って叫んでいなかったかしら」

 

アルテミス

「人は恋をすると変わると言う事だな」

 

アストレア

「ベル、私の隣にいらっしゃい」

 

ベル

「・・・はい」

 

 

ベルは、大人しくアストレアの隣に座る・・・

 

 

アルテミス

「単刀直入に言おう・・・ベルを私のファミリアに改宗する事を許可してもらいたい」

 

アストレア

「駄目よ」

 

「ベルは、私がスカウトしたの」

 

「こんな可愛いベルを、恋愛警察のアルテミスに渡す事なんて許しません」

 

「それで、メレンの街で何が有ったの?」

 

ベル

「えっと・・・メレンでは無いんですけど、南の大陸の果てに有るエルソスの遺跡って言われる場所が有りまして・・・」

 

 

ベルは、一連の出来事をアストレアに説明する・・・

 

 

アストレア

「ベル、貴方は素晴らしい偉業を成し遂げたのね」

 

「主神として、こんなにも誇らしい事は無いわ」

 

ベル

「えっと・・・恐縮です」

 

アルテミス

「それでだ・・・あの子達との約束も有るのだ」

 

「故に、オリオン・・・ベルを私のファミリアに改宗させてもらいたい」

 

アストレア

「駄目♪」

 

「ベルは渡しません♪」

 

「まぁ、ヘスティアがお願いしてきたら聞くかもしれないけれど・・・」

 

「ヘスティアは、まだ下界には来ていないけれど・・・」

 

「アルテミス相手なら、交渉する必要もない訳だし」

 

 

ガチャ!!!

 

 

アリーゼ

「ベル~!!帰って来てたなら早く言いなさいよ~♪」

 

「もう可愛いんだから~♪」

 

輝夜

「ベル、今日は久しぶりに私が食事をご馳走してあげよう」

 

「どうだ、何でも好きな料理を言っても良いんだぞ」

 

ライラ

「ベル、痴女2人は放っておいて・・・アタシと一緒に飲み行かないか?」

 

「まだベルは酒を飲めないが、飯と酒が美味い店を知ってんだよ♪」

 

リュー

「・・・クラネルさん、折角の機会ですし・・・一緒に食事に行きませんか・・・」

 

アストレア

「ベル、オラリオを一時的に離れてたからアリーゼ達もベルと一緒に過ごしたいみたいね」

 

「何処かで、みんなで食事をしましょう♪」

 

ベル

「分かりました」

 

「その前に、お母さんに会いに行ってきます」

 

アストレア

「えぇ。顔を見せてあげてね」

 

アルテミス

「む、オリオンの母君が居るのか・・・」

 

「では、挨拶に・・・」

 

アルテミス

「何をしようとしてるのよ」

 

アルテミス

「オリオンの母君に結婚の挨拶を」

 

アストレア

「そんな事を許す訳無いでしょ!!」

 

アリーゼ

「ベルは、みんなで可愛がることに決めたのよ!!」

 

「他所の主神が入り込む余地は無いのよ!」

 

輝夜

「一度助けられたくらいで調子の乗らないで貰おう」

 

ライラ

「アタシ達は、ベルに窮地を助けて貰ってんだからな!」

 

リュー

「クラネルさんは、渡さない」

 

アルテミス

「・・・予想以上に障害が多いわね」

 

アストレア

「大人しく、諦めて南の大陸に戻って新しいファミリアを作れば良いじゃない」

 

アルテミス

「それでは駄目だ!」

 

「一度惚れてしまったからには、諦めることは出来ない!」

 

ライラ

「・・・聞いた話だと、天界では恋愛アンチの神様だったらしいぜ」

 

アリーゼ

「恋愛アンチなのに、一回助けられたら惚れるなんて・・・チョロいわね」

 

輝夜

「恋愛アンチと言いながら、恋に焦がれる乙女だったと言う事か・・・」

 

「処女神の名が廃るぞ」

 

リュー

「・・・折角、クラネルさんへの想いを自覚できたんだ・・・」

 

「他所の主神には渡さない」

 

 

アストレア・ファミリアのホーム内で女性同士の表層バトルを繰り広げている頃・・・

 

 

ベルは、卯ノ花お母さんに会いに行っていた・・・

 

 

 

卯ノ花烈

「そうですか・・・誰かを助ける為に、黒棺を使ったのですね」

 

ベル

「あの時は、黒棺を使うのが良いと思って・・・」

 

刀鍛冶

「まぁ、結果良ければすべて良しってな」

 

「細かい事は良いじゃねえか」

 

卯ノ花烈

「ベルを責めている訳ではありませんよ」

 

「黒棺を使うほどのモンスターが居た事に驚いているのです」

 

ベル

「その・・・神の力を取り込んでいて、最後の悪あがきで神の力を暴走させていたので、黒棺で存在を抹消しました」

 

卯ノ花烈

「その判断は正しかったですよ」

 

「主神の持っている神の力は、常識の範疇では考えられませんからね」

 

「周囲への影響は計り知れません・・・ベル、とても頑張りましたね」

 

 

卯ノ花お母さんは、ベルの頭を優しく撫でる・・・

 

 

頭を撫でられて、ベルも嬉しいが・・・少し恥ずかしくて俯いている・・・

 

 

刀鍛冶

「おやま~。親子の初々しい時間ですな~」

 

 

報告を終えて、アストレア・ファミリアのホームに戻ると・・・

 

 

アストレア

「アルテミス、いい加減に帰りなさい!」

 

アルテミス

「断る!!」

 

「オリオンを私のファミリアに迎え入れるまでは帰れないんだ!」

 

 

ライラ

「さっきから、ずっと言い合いのケンカしてるんだぜ?」

 

輝夜

「ベル、何か心に深く突き刺さる棘の有る言葉を言ってやれ」

 

アリーゼ

「さっきから、埒が明かないの!!」

 

リュー

「クラネルさん・・・一体、何をすれば主神があんな風に壊れるのですか・・・」

 

ベル

「ボクが一番分かりませんよ・・・」

 

アストレア

「ベル、お母さんに報告は済んだのかしら?」

 

ベル

「はい、一連の事は報告してきました」

 

「良く頑張りましたねって褒めて貰いました」

 

アストレア

「なら、みんなでご飯を食べに行きましょう」

 

「ライラ、オススメのお店を予約して貰えるかしら」

 

ライラ

「合点承知だ!」

 

アストレア

「アリーゼ・輝夜・リュー・他のみんなはアルテミスを南の大陸まで強制的に送ってあげましょう」

 

アルテミス

「まだ話は終わっていないぞ!」

 

ベル

「ボクは、今の所は改宗する気は有りません」

 

「アルテミス様は、ご自分のファミリアの再興を優先してくださいね」

 

「ボク以外のメンバーで」

 

アルテミス

「・・・今回は引き下がるが、オリオンの事は諦めないからな!」

 

ベル

「諦めてください」

 

 

ウダウダ言っているアルテミスを南の大陸方面に行く馬車に詰め込んで、送り出したベルとアストレア達は、ライラのオススメのお店で美味しいご飯とお酒を楽しんだのでした・・・

 

 

 

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