オラリオの小さな一軒家が二軒並んでいる・・・
そこには、卯ノ花お母さんと刀鍛冶のお兄さんがそれぞれ暮らしている・・・
卯ノ花お母さんの家には、もう一人暮らしている・・・
???
「今日も良い天気ね~」
卯ノ花烈
「・・・貴方もオラリオに来る必要は無かったのですよ?」
???
「私は、黒龍に食べられた時点で一度死んでいます・・・」
「でも、ベル君に助けて貰いました・・・」
「あの時、娘に何もしてあげられなかった・・・」
刀鍛冶
「まぁ、天災が相手じゃ無理もないと思うぜ」
卯ノ花烈
「大精霊アリア・・・それが貴方の名前でしたか?」
アリア
「もう大精霊ではありませんよ」
「普通の人と変わりません・・・少し精霊の力が残っている程度ですよ」
刀鍛冶
「そんで、オラリオまで来て・・・何かすんのか?」
アリア
「・・・はぐれた娘を見つける事が出来れば良いと思っています」
卯ノ花烈
「それは微かな希望を掴み取るような厳しい道ですよ」
アリア
「私がしたいんです・・・どんな結果だろうと構いません」
刀鍛冶
「自分がしたいなら良いんじゃねえか?」
「誰かに迷惑を掛ける訳じゃねえし」
卯ノ花烈
「・・・あまり、1人でオラリオを出歩いてはいけませんよ」
「普通の人と変わらない貴方は、下賤な冒険者に狙われてしまいますから」
刀鍛冶
「しかも相当な別嬪さんだしな」
卯ノ花烈
「・・・虫よけを用意しないといけませんね」
卯ノ花お母さんに家に、同居人が増えました・・・
アストレア・ファミリアのホーム・・・
ベル
「アリーゼさん、自分の部屋の片付けは自分でやってください」
アリーゼ
「この状態がモノが有る位置が分かるのよ!」
ベル
「・・・こんな状態で良くそんな事が言えますね」
「お嫁に行けませんよ」
アリーゼ
「大丈夫よ!!」
「私は、絶世の美女だもの!!」
ベル
「・・・自分で言ってれば説得力が無いですよ」
ライラ
「ベル、アリーゼは放っておけよ」
「私生活はマジで駄目女だからよ」
輝夜
「こんな奴が団長だとは・・・アストレア・ファミリアも終わりだな」
リュー
「アリーゼ・・・醜態を晒さないで欲しい」
アストレア
「アリーゼ・・・もう少し、片付けを覚えなさい」
アリーゼ
「そこまで言わなくても良いじゃない!!」
ベル
「・・・ボクは、買い物に行ってきますね~」
「アリーゼさんの事はお願いしま~す」
ベルは、アリーゼを放置して買い物に出掛けた・・・
それから、輝夜達に若干罵られながら部屋の片づけと掃除を進めた・・・
オラリオのマーケット・・・
ベル
「今日のお昼ご飯は何を作ろうかな~
アリア
「ベル君~」
ベル
「・・・何で、アリアさんがオラリオに?」
卯ノ花烈
「何でも、やりたい事が有るそうですよ」
アリア
「ベル君もお買い物に来たの?」
ベル
「今日のお昼ご飯と夕ご飯の買い物です」
「最近、アストレア・ファミリアの食事が中々に酷い状況に気づいてしまったので・・・」
「当面の間は、ボクが調理を担当してるんです」
アリア
「・・・ベル君が言うって事は相当なんだね」
卯ノ花烈
「淑女なら、ある程度の家事能力は必須だと思いますよ」
ベル
「掃除・洗濯はある程度は出来ているので良いんですけどね・・・」
「ボクだって一人暮らししたいのに・・・」
アリア
「ベル君も大変ね・・・」
卯ノ花烈
「ベル、アストレア・ファミリアの家事能力を徹底的に鍛えましょう」
「地獄の家事訓練を行えば、あっという間に家事スキルが上達しますよ」
ベル
「・・・お母さんの家事訓練は、非常にオススメ出来ないよ・・・」
「絶対、阿鼻叫喚の絵面になるから」
アリア
「・・・専属の家政婦さんとか雇う?」
ベル
「・・・最悪、そうします」
卯ノ花烈
「・・・アリアさん、アストレア・ファミリアの家政婦をしてみるのは如何ですか?」
「その方が娘さんの情報が手に入るかもしれませんよ」
アリア
「でも、部外者を入れてくれるかしら・・・」
ベル
「ボクの親戚のお姉さんとでも言っておけば大丈夫ですよ」
アリア
「なら、お願いしても良い?」
ベル
「分かりました!」
それから、お買い物を済ませて・・・アストレア・ファミリアのホームに戻る・・・
ベル
「アストレア様、今日から専属の家政婦さんを雇おうかと思います」
アストレア
「それは願ってもない事だけど・・・大丈夫なの?」
「家政婦さんのご都合とか」
ベル
「住み込みで良いそうです」
アリア
「初めまして、アリアと言います」
アリーゼ
「とんでもない美人じゃない!?」
ライラ
「専属の家政婦が居てくれるのは助かるな・・・」
「アリーゼのポンコツ具合が酷くってよ・・・」
輝夜
「私達では手に負えないぞ」
リュー
「私は、人の事が言えない・・・」
ベル
「アリーゼさん以外も家事を覚えてください」
「ボクは、いつまでもアストレア・ファミリアに居るか分かりませんよ」
アストレア
「そうね・・・アリアさん、アリーゼ達に家事をお教えながら家政婦のお仕事をお願いしても良いかしら?」
アリア
「大丈夫ですよ」
「お仕事は、しっかりやりますね」
「家事の指導は、凄く厳しく行きますからね」
アリーゼ達の圧倒的な家事スキルの足りなさを補うために、専属の家政婦さんを雇いました・・・